11 / 26
内緒のドリンクファイト 3
しおりを挟む
日差しって、こんなに眩しかったっけ?
休日は家でのんびりしているし、買い物に行くのも夜が多い。めいくんのおかげで、この週末は食後誘われるように昼寝をしてしまっていた。
買い出しを頼まれて、駅前まで来ていた。飲み屋街はいつもより落ち着いているものの、ランチタイムも営業しているところが多く、人もそれなりにいる。
どうせ昼休憩も兼ねて出てきたのだし、と言い訳して、あの雑居ビルの方へ寄り道をした。もうすぐというところで、見慣れた赤茶色が視界に映る。もしかしてと思った瞬間に目が合い、彼は昨日のように顔を紅潮させながら固まってしまった。
メイドではない、大学生の阿左美めいを、初めて見た。
白いシャツに黒のスキニーデニムと、彼らしいピンク色はどこにもない。接客中はコンタクトを入れているのだろうか、黒縁の眼鏡を掛けているが野暮ったいとは思えなかった。角度によっては涙ほくろが隠れそうなのが残念だが、知的な印象を与えている。
きっと、今の彼は格好良いと呼ぶに相応しいはずなのに、やはり可愛いがしっくりくる。垂れ目の中で忙しなく動く瞳も、何も言えずに開いた唇も、持ち手に力が籠もる指先も、動かなくなった足まで、全部が可愛い。
「なんで、やだ」
やけに拒絶の言葉ははっきりと聞こえた。でも、それが本当に嫌がっているわけではないと分かる。妹弟がぐずるときに反射的に飛び出してしまうものに、彼の音は似ていた。
「めいくん」
側へ歩み寄ろうとすれば、動き方を思い出したようなぎこちなさでビルの中に消えていった。無意識に伸ばした腕が、寂しそうにしている。苦しくなって、業務を放棄しそうになっていた自分を律するように、その腕で頬を叩いた。
珍しく、めいくんからメッセージは来なかった。
行くべきじゃないのかもしれないとも考えたが、身体は勝手にこのメイドカフェへ訪れてしまっていた。
何度か扉前の『おむ♡ふぁた~る』を読み上げたところで、恐る恐る店内に入る。昨日と同じナース衣装の彼がこちらを見て、目をきょろきょろと動かした。赤茶は昨日とは違うアレンジのツインテールとなっており、リボンだけでなくハート型のピンなどの装飾も多い。
「ご、ご主人クン、待ってた、よ~」
話し方も、歩き方も、違和感があった。ある程度近付いたところで停止し、早く来て~、と棒読みで案内される。俺達の距離は詰まることがなく、進む度に一定の距離を保つように後ずさりされてしまった。
めいくんはそのままキッチンへと消え、それでもちらちらとこちらを見ている。視線がかち合うと肩が上がり、パーテーションのようにお~くんさんを自分の横に立たせて、俺を切り離した。
「あっくんに何かしました?」
空いた食器を持ってカウンターに入ったりっちゃんさんが、呆れた表情でキッチンを見ている。ちょうど良い、とキッチン担当の彼に手元のものを預け、こちらに戻ってきた。
「何もしてないつもりなんだけど……」
「昨日今日のあっくん、すごく変なんです。しおらしいし、俺の言うことはきちんと聞くし。俺が来るや否や、とびきり可愛く、って恥ずかしそうにオーダーしてきて」
「あのツインテールのアレンジ、やっぱりりっちゃんさんなんですね。すごく似合ってる」
「そうでしょう、俺にかかればあっくんでもハーフツインが似合うんです」
自信満々に彼が頷いた。先輩後輩だというのが納得できる。二人はこういうところがよく似ていた。
「りっちゃんさんは、衣装を選ぶのも上手ですよね。きっと体型に合わせて手直しもしてるんじゃないですか? それに、色も皆さんに合っているなと思っていて。りっちゃんさんはどの色も似合いそうですけど、特に今日みたいな赤が似合いますね」
彼はめいくんのようにこちらへ衣装の全貌を見せてくれた。赤を基調とする以外作りは同じだが、小物やリボンの大きさはちょっとずつ違う。肩ほどの髪を白いカバーのようなものの中に仕舞っており、ナースらしい清潔感があった。大きめの赤リボンがその頂点にあり、回転に合わせてそよいでいる。
再び向き合うときには、赤く艶のある唇に堂々とした笑みがある。
「やっぱり俺は赤ですよね。こういう服が自分に一番似合うという自負もあります。それでも、人に改めて言われると、……嬉しいです。そういう言葉が自信になって、俺はもっと可愛くて綺麗になれるんです。手直しも俺がやってますし、み~くんが青なのは俺が選んだからです。悔しいですけど、彼は青がよく似合うので」
キッチンの方を一瞥し、ただ、と呆れたような寂しそうな表情を浮かべた。
「あっくんは、ピンクはあげない、って言ってきたんですよ。いつも通り失礼な態度で。その上で、おれがこの店で一番可愛いから、とか抜かして、本当にムカつきますよね。別に可愛いのカテゴライズでもないくせに」
思ったよりも散々な物言いだった。
昼間のめいくんを脳裏に浮かべた。色のないコーディネートはきっと彼の本来の好みなのだろう。それなのに、他の人から奪うようにピンクを選んでくれた。俺のことが、好きだから? どういう好きかは分からないけれど、ピンクがなによりも愛おしくなった。
彼の大切にしてくれるものを、もっと俺も知っていきたい。
「教えてくれて、ありがとうございます」
「いえ。でも、あいつは本当にろくでもない人間なので、関わり方は考えるべきですよ」
「……りっちゃん、なにしてるの」
プレートを持っためいくんが、りっちゃんさんを押しのけた。レースの模様に囲われた皿の中心で、ケチャップライスのクマがオムレツの布団に入り眠っている。
「あっち行って。女か癸の相手でもしてなよ」
「あっくん、終わったらその口の聞き方に関してお話があります」
周りから見えないのを良いことに、二人は足下で小競り合いをしている。埒が明かないと判断したのか、覚えててね、と怒りを滲ませて去っていった。
「あの人と何話してたの」
「めいくんが可愛いって話だよ」
そう返せば、不機嫌の中に恥じらいが見えた。
「……おれ、可愛い?」
いつもの自信はどこにもなく、店内の賑わいにかき消されそうなほど小さな声で聞いていた。きっと、俺以外の鼓膜を震わすことがない、愛おしい質問だった。
「今の君の姿も、調理してる横顔も、可愛いよ。今日の髪型も、めいくんに似合ってる」
「ふ~ん」
もっと褒めろ、と言っているのも、この数週間の付き合いで分かっていた。
「俺の健康管理のために、食事も調整してくれているよね。無頓着だった分そういうのに詳しくないけど、めいくんが俺のために作ってくれているのはいつも伝わっているよ。美味しいご飯をいつもありがとう。それに私服のめいくんはいつもと雰囲気が違って素敵だったよ」
言い切ってから、彼の地雷を踏んだのだと気付いた。まばたきが激しくなり、瞳は忙しなく揺れ、可愛く顔を染めていた。
「ご、ごは、ん、あったかいうち、に、たべてね!」
それだけ言い残して、仮眠室の方へ走り去ってしまった。私服の話は嫌だったのだろうか。
近くにいたりっちゃんさんだけはすべてを理解したようで、なるほどな、と一人納得していた。結局今日も、彼がホールに戻ってくることはなかった。
休日は家でのんびりしているし、買い物に行くのも夜が多い。めいくんのおかげで、この週末は食後誘われるように昼寝をしてしまっていた。
買い出しを頼まれて、駅前まで来ていた。飲み屋街はいつもより落ち着いているものの、ランチタイムも営業しているところが多く、人もそれなりにいる。
どうせ昼休憩も兼ねて出てきたのだし、と言い訳して、あの雑居ビルの方へ寄り道をした。もうすぐというところで、見慣れた赤茶色が視界に映る。もしかしてと思った瞬間に目が合い、彼は昨日のように顔を紅潮させながら固まってしまった。
メイドではない、大学生の阿左美めいを、初めて見た。
白いシャツに黒のスキニーデニムと、彼らしいピンク色はどこにもない。接客中はコンタクトを入れているのだろうか、黒縁の眼鏡を掛けているが野暮ったいとは思えなかった。角度によっては涙ほくろが隠れそうなのが残念だが、知的な印象を与えている。
きっと、今の彼は格好良いと呼ぶに相応しいはずなのに、やはり可愛いがしっくりくる。垂れ目の中で忙しなく動く瞳も、何も言えずに開いた唇も、持ち手に力が籠もる指先も、動かなくなった足まで、全部が可愛い。
「なんで、やだ」
やけに拒絶の言葉ははっきりと聞こえた。でも、それが本当に嫌がっているわけではないと分かる。妹弟がぐずるときに反射的に飛び出してしまうものに、彼の音は似ていた。
「めいくん」
側へ歩み寄ろうとすれば、動き方を思い出したようなぎこちなさでビルの中に消えていった。無意識に伸ばした腕が、寂しそうにしている。苦しくなって、業務を放棄しそうになっていた自分を律するように、その腕で頬を叩いた。
珍しく、めいくんからメッセージは来なかった。
行くべきじゃないのかもしれないとも考えたが、身体は勝手にこのメイドカフェへ訪れてしまっていた。
何度か扉前の『おむ♡ふぁた~る』を読み上げたところで、恐る恐る店内に入る。昨日と同じナース衣装の彼がこちらを見て、目をきょろきょろと動かした。赤茶は昨日とは違うアレンジのツインテールとなっており、リボンだけでなくハート型のピンなどの装飾も多い。
「ご、ご主人クン、待ってた、よ~」
話し方も、歩き方も、違和感があった。ある程度近付いたところで停止し、早く来て~、と棒読みで案内される。俺達の距離は詰まることがなく、進む度に一定の距離を保つように後ずさりされてしまった。
めいくんはそのままキッチンへと消え、それでもちらちらとこちらを見ている。視線がかち合うと肩が上がり、パーテーションのようにお~くんさんを自分の横に立たせて、俺を切り離した。
「あっくんに何かしました?」
空いた食器を持ってカウンターに入ったりっちゃんさんが、呆れた表情でキッチンを見ている。ちょうど良い、とキッチン担当の彼に手元のものを預け、こちらに戻ってきた。
「何もしてないつもりなんだけど……」
「昨日今日のあっくん、すごく変なんです。しおらしいし、俺の言うことはきちんと聞くし。俺が来るや否や、とびきり可愛く、って恥ずかしそうにオーダーしてきて」
「あのツインテールのアレンジ、やっぱりりっちゃんさんなんですね。すごく似合ってる」
「そうでしょう、俺にかかればあっくんでもハーフツインが似合うんです」
自信満々に彼が頷いた。先輩後輩だというのが納得できる。二人はこういうところがよく似ていた。
「りっちゃんさんは、衣装を選ぶのも上手ですよね。きっと体型に合わせて手直しもしてるんじゃないですか? それに、色も皆さんに合っているなと思っていて。りっちゃんさんはどの色も似合いそうですけど、特に今日みたいな赤が似合いますね」
彼はめいくんのようにこちらへ衣装の全貌を見せてくれた。赤を基調とする以外作りは同じだが、小物やリボンの大きさはちょっとずつ違う。肩ほどの髪を白いカバーのようなものの中に仕舞っており、ナースらしい清潔感があった。大きめの赤リボンがその頂点にあり、回転に合わせてそよいでいる。
再び向き合うときには、赤く艶のある唇に堂々とした笑みがある。
「やっぱり俺は赤ですよね。こういう服が自分に一番似合うという自負もあります。それでも、人に改めて言われると、……嬉しいです。そういう言葉が自信になって、俺はもっと可愛くて綺麗になれるんです。手直しも俺がやってますし、み~くんが青なのは俺が選んだからです。悔しいですけど、彼は青がよく似合うので」
キッチンの方を一瞥し、ただ、と呆れたような寂しそうな表情を浮かべた。
「あっくんは、ピンクはあげない、って言ってきたんですよ。いつも通り失礼な態度で。その上で、おれがこの店で一番可愛いから、とか抜かして、本当にムカつきますよね。別に可愛いのカテゴライズでもないくせに」
思ったよりも散々な物言いだった。
昼間のめいくんを脳裏に浮かべた。色のないコーディネートはきっと彼の本来の好みなのだろう。それなのに、他の人から奪うようにピンクを選んでくれた。俺のことが、好きだから? どういう好きかは分からないけれど、ピンクがなによりも愛おしくなった。
彼の大切にしてくれるものを、もっと俺も知っていきたい。
「教えてくれて、ありがとうございます」
「いえ。でも、あいつは本当にろくでもない人間なので、関わり方は考えるべきですよ」
「……りっちゃん、なにしてるの」
プレートを持っためいくんが、りっちゃんさんを押しのけた。レースの模様に囲われた皿の中心で、ケチャップライスのクマがオムレツの布団に入り眠っている。
「あっち行って。女か癸の相手でもしてなよ」
「あっくん、終わったらその口の聞き方に関してお話があります」
周りから見えないのを良いことに、二人は足下で小競り合いをしている。埒が明かないと判断したのか、覚えててね、と怒りを滲ませて去っていった。
「あの人と何話してたの」
「めいくんが可愛いって話だよ」
そう返せば、不機嫌の中に恥じらいが見えた。
「……おれ、可愛い?」
いつもの自信はどこにもなく、店内の賑わいにかき消されそうなほど小さな声で聞いていた。きっと、俺以外の鼓膜を震わすことがない、愛おしい質問だった。
「今の君の姿も、調理してる横顔も、可愛いよ。今日の髪型も、めいくんに似合ってる」
「ふ~ん」
もっと褒めろ、と言っているのも、この数週間の付き合いで分かっていた。
「俺の健康管理のために、食事も調整してくれているよね。無頓着だった分そういうのに詳しくないけど、めいくんが俺のために作ってくれているのはいつも伝わっているよ。美味しいご飯をいつもありがとう。それに私服のめいくんはいつもと雰囲気が違って素敵だったよ」
言い切ってから、彼の地雷を踏んだのだと気付いた。まばたきが激しくなり、瞳は忙しなく揺れ、可愛く顔を染めていた。
「ご、ごは、ん、あったかいうち、に、たべてね!」
それだけ言い残して、仮眠室の方へ走り去ってしまった。私服の話は嫌だったのだろうか。
近くにいたりっちゃんさんだけはすべてを理解したようで、なるほどな、と一人納得していた。結局今日も、彼がホールに戻ってくることはなかった。
17
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
その溺愛は伝わりづらい!気弱なスパダリ御曹司にノンケの僕は落とされました
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
人気アイドルが義理の兄になりまして
雨田やよい
BL
柚木(ゆずき)雪都(ゆきと)はごくごく普通の高校一年生。ある日、人気アイドル『Shiny Boys』のリーダー・碧(あおい)と義理の兄弟となり……?
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる