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真相
気が付かない5
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「ミクずっと一緒にゃ、これがクルミが言ってたズッ友って奴か?
ミクが寝るとクルミが起きるにゃ、意識だけをここに留める魔法を掛けるにゃ、ズッ友いい響きだなミクとずっーと一緒にゃ、」
その言葉はクルミが教えたものの理由まで教えなかった、
まさかララ君もずっと友達という意味だが突っ込む人がいない、ララ君は気分上々に前足を舐め顔を洗う、手足や身体を綺麗に舐め整える、好きな人の前ではキレイでいたい、それは人も動物?も同じ、ヒョイとアルゲティのお腹の上に乗ると、ララ君自慢の肉球で優しくモミモミ解すと、ぼんやりとアルゲティのお腹に魔法陣が現れる、この魔法陣は元々始まりの乙女と言われていた頃のもの、この魔法陣で身体と魂を結びつけていた。魂だけになって魔法陣は消えてしまったとララ君は思っていた、魔力を与えたことで魔法陣が復活した。
大精霊王ラグエルだったララ君が魔力をミクの魂に与える、
ミクの魂が祈りの乙女の身体に入り魔法陣は途切れ途切れで完成してない、
遠い昔ララ君が大精霊王様と自分の子供達に呼ばれていた頃、段々と弱るミクに自分の魔力を与え寿命を伸ばしていた、
最初は涙を水に溶かし飲ませていたが、抵抗が出来てくると効き目が悪くなる、人族には精霊の体液など全て毒薬に近い、しかし少量なら毒は効かない、これに気がついたララ君はミクに会う度に少しつづララ君が毒味だと言って先に飲み魔力を含ませる、もちろん飲み物は人族では珍しい果実を絞ったものでララ君が用意したものだ。飲み物を渡し慣らしていた。今回は魂が入った身体は体力がある為直接魔力を与えると、アルゲティの反応は良くもないが悪くない、
魔法陣は魔力を注いだ量だけ光り輝いてる、消えて見えない部分を見れば、残り4分の3今回の魔法でほんの少し溜まる程度だ。
ララ君はアルゲティにクルミと入れ替わりの魔法を掛ける、まだまだ完成には先は長いがラグエルが愛したミクの魂を肉体に固定させ、また一緒に暮らせるなら苦労などは無い、むしろララ君は嬉々と魔力を貯めアルゲティの中にいるミクに注ぐ、魔力を注がれたアルゲティは眠らない様に意識だけを残し、クルミの魂を奥へと追いやった。
ララ君が魔法を掛ける間、アルゲティはおかしな夢を見る、嫌々ながら教会に来てたはず
『大丈夫、あの子は来ないから安心して、……グもちろんあなたを愛している、あえ…てよ…か…た。』
「あの子って誰?あなたは誰?」
夢の中の誰かに問いかける、しかし返事は無くまるで劇の女優の様に話を続ける、
『私を空に帰してもうこれ以上…憶を失うのは嫌……もう止めて、私の魂を輪廻に返して、あなたは私を忘れて全てを司る精霊の王に戻って、精霊王の……と……が遠い地から来たのに追い返して……、私に精霊王のチカラと魔力を渡すから、』
クルミちゃんの声じゃない、でも懐かしい感じもするだけど心の奥底の記憶が微かながら蘇る、その気持ちが自分には分からない、アルゲティが考えてる間に途切れ途切れに声は聞こえる。
これは君のため、ワシより先に空に帰って欲しくない、と夢の中の自分の細くシワシワの手が誰かを拒む、抵抗も虚しく柔らかい感触が唇にし何かが自分に流れ込んできた。これは魔力だ。自分の魔力よりも力強い魔力だ。
魔力を飲んだ途端自分の身体がふっくらして夢の中の人の欠片(魂)がどこかに飛んでいくのがわかる、なぜそれが分かるのなんてアルゲティには分からない、
『私はまた忘れてしまう、忘れたくない思い出ほど消える、どうしたらいいの?私は全て忘れてしまう、私は自分の……も忘れてしまったみたい、』
『大丈夫だ全て忘れたなら祈りの乙女に祈ってもらえばいい、愛するミクが憂いなく全ての願いを叶えるためだけに作ったミクの為の祈りの乙女、元々祈りのチカラはワシのチカラを与えたもの。
出来るならワシが祈るのだがもしワシが祈ったらチカラが強すぎてでミクらしい可愛らしさがなくなる、ミクの願いでもあった人らしさ、もなくなる、祈りで精霊にしてしまえば永遠に共に暮らせるのにそれも出来ぬ、なら
祈りの乙女は魔力がミクと似る者を選び血に魔法を掛けてある、祈りの乙女が空に帰れば次の祈りの乙女が生まれ続ける、ミクを始まりの乙女と名付け精霊のチカラを与えた。
ワシとミクとの間の子だからチカラの調整もしやすい、
風の精霊王となったミクとの繋がりが薄くなった頃、祈りの乙女にはまたワシのチカラを分け与える、じゃからミクは何も心配せんでいい、ワシは絶対ミクを輪廻転生等させん、ミクはワシのものワシのものはミクのもの、これで不公平はないじゃろ?』
全ては延命の為と顔の見えない誰かに口移しや盃で魔力を飲まされる記憶が蘇る、その時の感情も流れ込んでくる。もう苦しい……お願いこのまま空に返して、自分の欠片が消えていく度少しづつ大切な思い出も無くなっていく、なくなっていくのは愛する人と出会った思い出や、自分たちの子供たちの思い出、もうこれ以上大切な思い出を無くしたくない、大切な記憶を失いたくないという感情、
「これは私なの?もう嫌!これ以上私に近づいて来ないで!私は魔力なんていらない!」
ベッドの中でアルゲティは両目を思いっきり開き両手で喉を押え悶える、自分の記憶か分からないがとても苦痛で嫌な記憶なのは分かる、無理矢理飲まされる魔力を感じたアルゲティはベッドの中で身体をぷるぷる震え涙を流す。光の小さな精霊がどうしたの?と側に来て光魔法で癒したが、アルゲティの身体は震えたまま、
「無理矢理は嫌だよ、でも命令されれば無視できないことは知ってるどうしよう、」
精霊にアルゲティが大変だと聞いた両親がアルゲティの部屋に飛び込んできた、母様は大丈夫?と震える娘をギュッと強く抱きしめた。父様は小さな光の精霊と話をしたが光の精霊も癒しの魔法を掛けたが効かなかった事となぜ震えてるのか分からず小さく横に光を揺らす、ライラとタブエルはどうしたものがと考え、病気なら癒しの魔法で治る、タブエルとライラは癒しの魔法を掛けるしかしアルゲティは唸ったまま、焦る夫タブエルを落ち着かせるためマル先生かシスターグレイスを呼んできてと頼むと慌てて窓から飛び出して行った。
バタバタと騒がしかったからか、寝てたアルゲティは眉を寄せ急に起き上がりライラに痛いくらいに抱きつく、まだなにかに怯えてるらしい、光の精霊に悪い魔法の類いかを聞いたが、光の精霊は否定する様に横に顔を振り、アルゲティを起こす様にライラにジェスチャーする、
「お願いそれ以上は止めて、私が私でなくなるの、あなたも魔力がなくなってしまうお願いラグエル、」「様」
こともあろうことか娘は大精霊王ラグエル様を呼び捨てで呼ぶ、この事に慌てて様を付け辺りを見回す、使者様は至る所で目を光らせる監視者でもある、もし大精霊王様の名を呼び捨てにしたのを見つかれば祈りの乙女だろうと罰をうける、
小さな光の精霊ちゃんと、小さな水の精霊ちゃんが来てクルッと宙を周り小さな〇を作った。これにライラはホッとしお尻を床に付ける、
昔見た使者様の周りに精霊はいなかった。その事を不思議に思ったライラは先代の祈りの乙女に聞いてみると使者様は大精霊王様のお使いの者、使者様の近くにいられるのは各属性の精霊王だけらしい、幸いまだ小さな精霊ちゃん達がライラ達の側にいるが、使者様が来ない証拠でもある。
何度か深呼吸をしてドキドキする胸を落ち着かせなんとかうなされる娘の優しく頭を撫でる、
「ビックリさせないで、」
しかし他の空の人族なら使者がそばに来て罰を受けていた。それが長の願いを叶える為だけに存在する祈りの乙女であっても平等に罰は与えられる。
しかし魂は初代始まりの乙女ミクと転生してきたクルミが同じ身体の中で同居してる感じだ、後から入ったのはミクの魂、クルミが寝てる間はミクの魂が前に出るが、片方がずっと動かしてるから睡眠時身体は休めなくてはならず、不定期で長い時間寝てることがある、
ミクは大精霊王ラグエルに加護と庇護を魂に受け継いでいる、この事によりアルゲティの言葉は使者に聞こえない、聞こえるのは緊急時だけ、これが真相なのだが、直接加護を渡した大精霊王ラグエル位にしか分からないことを、普通の空の人族のライラが分からないのは仕方がないことだろう、
「アルゲティもう呼び捨てにしてはいけませんよ、」
「……怖い!助けて、魔力らもういらない!お願い私は私なの!お願い止めて!」
まだ悪夢の中にいる娘の汗を冷やしたタオルで優しく拭う、汗をかきすぎて寝巻きがビッショリな娘の様子を見て痛い所がないか魔法で確認をする、とりあえず病気ではなさそうだとライラはホッと胸を撫で下ろす。頭を優しく撫で無理やり起こす訳ではなく自然に起きることを促す。
「まだ眠いよ、」
起きるは起きたしかしまだ頭の中はぼんやりとしているらしく、まだ半分夢の中にいるらしい、ライラは娘が落ち着くまでトントンと背中をさすることしか出来ない、変に目覚めさせれば悪夢と現実を間違え魔法を発動させるかもしれない、不測の事態に備える事も大切な事を知っている、過去にライラも現実と分からずやらかしたから、小さな闇の精霊を集め魔法の無効化の準備もして声がけもする、
「アルゲティ母様が側にいるから大丈夫よ、」
悲しい夢を見て涙を流しながら夢から覚めたアルゲティは、かぎ慣れた花の香りと人肌の温かさでやっと震えが止まった。しかしまだ混乱しているらしく頭の中に声が響いてる気がする、顔を上げれば母様が心配顔をしていて、そこでやっと安心してギュッと抱きついた。
「アルゲティ!アルゲティ!どうしたの?!」
起きそうな気配を感じたライラはそっと身体を揺らすといきなり震え抱きつく、プルプルと震える娘をライラは抱き寄せ起きた娘の顔を見てホッと息を吐き胸を撫で下ろした。
「えっ?母様!もしかしてあれは夢だった?」
「起きてくれて良かったもしかして怖い夢を見てたの?
ずいぶんうなされてたわよ?魔力を与えないでってね、後大精霊王ラグエル様の名前を呼んでたわ、
それにね悪い夢は話せば楽になるよ、ゆっくり母様に話してもし怖かったら母様に抱きついてね、いつもみたいにヘンテコな物を作ったら母様にも教えてね、」
ライラにギュッと抱きついてきた娘は顔を上げ、プーっと顔をふくらませた。
「もう母様、私はもう小さな子供じゃないもん、大きくなったんだから、それに…ヘンテコなもの作るの私じゃないよ、多分……クルミちゃんだよね、」
「ウフフフ、アルゲティはこの前100歳になったわよね?でも結婚するまで私達の可愛い娘でいてね、もちろん結婚した後も私達は貴女の親だからなんでも相談して、タブエルは結婚なんて言ったら結婚式まで泣くわね、だけどあなたの幸せを一番に願ってるのは母様も父様も同じよ、役割りも大切だけどアルゲティの幸せが1番だし私達の望みでもある、
でもねこれだけは聞いて、私達にとって100年はとても短いもの、けど種族によっては100歳は立派なおばあちゃんになるの、寿命の長い私達と考え方も生き方も違う、もし遠くで出会ったら姿を隠すし通り過ぎるのを待ちなさい、もし間近で出会ってしまったら笑顔で挨拶しなさい、その時はちゃんと翼は隠さなきゃダメよ、」
母様はそれはアルゲティが小説を出す時に使うペンネーム(偽名)よね?って呟いてたけど、よく分かってないアルゲティはお礼を言う、
「うん…ありがとう母様、今度違う人族を教えて、沢山いるのかな?あそこにいる人形の人カッコイイ!翼がないけどしまってるのかな?」
「あの人形はアルゲティがいつも笑いながら見つめてる人形よね?自分で作ったのに分かってないなんて、自分好みの人形を作るなんてアルゲティのおませさんだったのね、でも初恋は父様には黙っておくのよ、
翼がない地の人族はアルゲティも知ってるわね、あの人形も地の人族がモデルなのかしら?
とても少なくなったけど他にも人族はいるわ、頭の上に耳がありお尻にシッポがある獣人、長命で耳がとても長く、とても頭のいい森の住人エルフね、手先が器用で鍛治が得意なドワーフは地の人族と見た目が分からないから、地の人族の街に住んでるわ、」
頭を優しく撫でられ嬉しくて更にギュウっと抱きついた。母様はアラアラ甘えん坊さんね。と、アルゲティは自分の中にいるもう1人の人格の事は話さず、先程見た夢だけを話す。その夢の中の人が空に帰る間際とてつもない力を持った人の魔力を飲まされたこと、魔力を飲まされた後大切な思い出が無くなったことなどを話した。
母様はゆっくり話を聞いてくれてたが、バサバサと羽音が聞こえる、父様がマル先生を呼びに行ってくれてたらしい、母様がそう言えばって思い出してたんだ。
「稀に産まれる前の記憶がある人がいるのはアルゲティも知ってるわね?
私達空の人族は長命なの、もし自分より早く空に帰ってしまった子供がいた場合だけ、生まれ変わった子供の魂を見つけることが出来るわ、生涯にたった1人だけ側に行き見守ることを許されるの、
私達空の人族を辿れば大精霊王様にたどり着く、始まりの乙女様のお子様が空に帰り憂いた、当時の祈りの乙女に願い願いは叶ったわ、
けど種族を固定できなかったみたい、元々輪廻転生された魂は、空に帰った種族とは別の種族で産まれる事が分かっていたけどね。例外を除いて必ずではないわ、
無いとは思うけどまた空の人族に産まれる確率が無い訳じゃないわ、もし会いに来たらその時は笑顔で話しなさい、アルゲティこれだけは約束して、会いに来てくれた人を必ず私達に紹介してね、子供を失った気持ちは分からないけど話を聞き寄り添うことは出来るから、」
「うん。」
慌てて転移してきた父様がマル先生を連れてきたが、笑って頭を撫でられてるアルゲティを見て二人共ホッとしたらしい、その後マル先生は軽い診察と問診をしてなんともない事を確認して帰っていた。
「アルゲティ大丈夫か?父様心配だったんだぞ、」
父様は私に頬擦りをグリグリされてる、もうキツイと思った頃、母様は助け出してくれた。
「アルゲティはもう少し寝てなさい、それとさっきの話を父様としてもいい?」
私が頷くと父様に余りしつこいと嫌われるわよ、とショックを受ける父様に言ってそのまま引きずるようにして私の部屋から出て行った。
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