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真相
気が付かない4
しおりを挟む( 」゚Д゚)」<大変だばばあがご乱心だー!
( 」゚Д゚)」<連続で上げてるぞー!
(゚σA゚)モン〇ンナウ飽きたんだろ?それとも原〇の方かもな、
(*ºωº)σモ〇ハンナウ4週目はとても楽しいですし(無料の回復薬無くなったら試合終了ですが)〇神も石を貯めまくった結果、水神と裁判長をお迎え出来ました。
_| ̄|○でも流石に4ヶ月は長いごめんなさい、今回の更新分でストックも無くなりました。また不定期に戻ります。
ララ君の過去がとても病んでます、いつもの事なので気にしないでください←Σ\(゚Д゚;)
現実で行うと犯罪になります真似しないで下さい、
 ̄ ̄ ̄\_(・ω・`)ココ重要!
◆
ギュッとライラが抱きしめながら可愛い娘を見る、とろんと半目のアルゲティは暖かくなって眠そうな顔をしていた。目を擦るわが子を見て抱き上げソファへ連れていくと優しく下ろし頭を撫でる、
「抱っこされて眠くなったのね、アルゲティの小さな頃を思い出すわ、さぁトントンしてあげるアルゲティ寝なさい、子守唄も必要かな?」
「むぅー眠くないよ、母様が温かったから眠かったんだ、母様いい香りで温かいだもん、私も大きくなったら作れる?」
「はいはい、そうよ母様は心も身体も温かいのよ、アルゲティが大きくなったらこの香水の作り方も教えてあげる、今はおばあちゃんの話しもう少し聞いて、アルゲティは教会嫌だって言うけど母様は教会好きよ、アルゲティはシスターや司祭様は嫌いなの?」
「みんな親切でとても優しいよ、けど教会に行くとドキドキするから嫌なの、」
アルゲティが嘘を言ってる雰囲気はない、もしかしたら好きな子が出来たのかもしれない、少し大人になった娘を愛おしく思うのと同時に、娘命のタブエルには教えない方が良いだろう、あの人は娘が生まれた時嫁に行くかもしれないと泣き出した。初恋なんて言ったら相手を鬼の形相で見るかもしれない、否絶対に見るだろう、
「ドキドキ?もしかして恋でもしたの?相手は誰?でも理由が分かって良かった。母様も父様もアルゲティの事が心配なのよ、もし虐められてるなんて聞いたら父様と母様はその子を問い詰めてしまう、アルゲティが祈りの乙女だからではないわ、私たちのとても大切で可愛いアルゲティ、何かあったら必ず母様達に教えて約束よ、」
涙が浮かぶ悲しい顔を見せないようアルゲティを抱きしめた。祈りの乙女だったおばあちゃんは願いの力を極力使わなかった。その代わり街の結界の維持に魔力を注いだ。おばあちゃんは知っていたのだろう、街の人々から祈りの乙女は偽善者だと言われてることを、地の人族に見つからぬ様街を守ってるのは、代々祈りの乙女が祈りと魔力を捧げてきたことなのに、だが誰も知らない訳では無い、おばあちゃんがしている事は大切なこと、だからそれを知る司祭様達やシスター、それを知る見習いは祈りの乙女が偽善者だと言う人々に祈りの乙女の役割りを根気強く説いてる、代々祈りの乙女が献身的だったからかそこまで多くは無い、しかし皆無でもない、
「昔ね、幼い祈りの乙女が何者かに連れ去られたわ、結局空に帰ってしまったの、」
「見つからなかったの?翼の守り人も探したの?」
翼の守り人は人を探す能力がとても高い、街の人々の困った事や揉め事は守り人の役目だ。クルミちゃんはお巡りさんみたいって言ってた。
「えぇ、翼の守り人はとても優秀な人よ。タブエルも人を探す能力は高いわね、もしアルゲティが迷子になったら真っ先に見つけてくれるわ、」
なぜなら遠い昔幼い祈りの乙女が街から連れ去られ、行方不明になった事件が起きた、もちろん親族や教会関係者や街の人々が必死になり探した。しかしその後しばらくしてすぐ次の祈りの乙女が生まれた。その事態に憂いた長様が使者様を送りその家族の元に行くと、家族と医師に祈りの乙女の存在を成人まで知らさない様に徹底された程、
だがいつまでも隠し通せる訳では無かった。
祈りの乙女に付いていた風の精霊がボロボロになって帰ってきた。心配した司祭様やシスターが保護をし回復した頃、精霊の口から祈りの乙女が空に帰ったと聞き街は大騒ぎになった。
空の人族ならこの意味を知らない者などいない、始まりの乙女同様に祈りの乙女も1人しか存在しない、それはすなわち幼い祈りの乙女は空に帰ってしまったという意味、事態を重く見た当時の空の人族の長は教会に住人を集め宣言をした。いつもなら司祭様を通し宣言をするが特に今回は異例なこと、当時の長は人々の前に来ることが多かった。街の人々は知らないが2代目の長だ。仮に初代なら大精霊王に外に出して貰えなかっただろう、2代目は自由を求め気ままに暮らしていた。
2代目は気ままに街に出ては、何か不満がないか聞いて回り、結界を作った人物、特にすることが無く人々から恐怖の対象になりつつあった祈りの乙女に、教会に入り結界の維持を願った人物でもあり、お茶飲み友達でもあった人、
祈りの乙女が重要なのか当時の人々は知っていたから問題視されなかった。
『祈りの乙女が生まれた家族は子供が成人するまで隠し通す様に、』
こうして話してると気が楽になってきて教会に行こうかな?という気持ちになる。もちろん気持ちだけ、なぜ行きたくないの?と両親に聞かれるが、教会の前に行くと胸が締め付けられドキドキするし、最近黒い猫と変な人に付き纏われる、変な人はまだいいこちらの話が通じるから、問題があるのは黒い猫でずっとアルゲティを観察してる気がする、後ろを振り向けば黒猫が常に居てもちろん変な人もいる、
クルミとの出会いはアルゲティは気がついた時から中に人格がいた。しかし自分の中の子はクルミという名前だと知っていた。
契約精霊ミューにそれとなく聞いてみた。ミューは視線をあちこちとさ迷わせプイっと横を向いて言う「中にもうひとりいる?わ、私は何も知らないのよ、」と話を聞いてくれない、自分の中にもう1人いるなんて奇想天外な私の話は呆れて聞かないのかもしれないけど、
祈りの乙女それが私の役割り、なら私の祈りでクルミちゃんを外に出してあげられるかもしれない、なら私はクルミちゃんの願いを叶えてあげよう、
「私の願いを叶えて欲しい、クルミちゃんの家族が仲良く暮らせますように、空に帰った家族が来世で一緒になって暮らせる様祈りの乙女アルゲティは願う、」
アルゲティは教会がとても苦手だ、あの大きな銅像を見るとドキドキするから、しかしシスター達や見習いや司祭様達は好き、母様達からは無闇に知人を作らない、水場に近づかない様にと言われている、水に濡れると翼が光り輝き祈りの乙女の証となる、年寄りの空の人族は祈りの乙女の大切さは分かっているが、若い人達は願いを叶えてくれる便利な人と勘違いされているらしく、祈りの乙女探しなる遊びが流行ってるらしい、クルミちゃんに言ったら『宝探しに出かけるの?ぜひ仲間に入れてもらって私は海賊王になる!』と言っていた。海賊王ってなに?と思ったが父様が地の人族は王様が民を導いてると話してくれた。だから偉い人なんだろうと思った。そっか応援するよクルミちゃん、立派な王様になってね、アルゲティは応援の気持ちを込めその事を日記に書くことにした。なぜか自分の知らない事が書かれてるが交換日記みたいで楽しい、
「仲間って言われても…でも私水だけはダメ、翼が光っちゃう、仲間の証に街中の噴水に飛び込まないと仲間になれない、」
幼少時代の祈りの乙女は成人するまでは存在を隠される、過去に誘拐された祈りの乙女は戻らなかったからだ。祈りの乙女が空に帰ればすぐ次の祈りの乙女が生まれる、これは空の人族なら皆常識として知っている事であり、常識だからこそ口に出して言う人は少ない、秘密事項といえば子供がいつ生まれたとかだけ、特に女の子の生まれた日はぼかされて伝えるため、正確な日時を知ってる人は少ない、
成人すればある程度自由は効く友人関係は、成人するまで信頼出来る教会関係者だけ付き合いなさいと両親からも言われている、もちろん教会関係者も祈りの乙女が誰であるとは聞かされてない、知っているのは両親と出産に立ち会った医者と助手と教会のシスター数人と司祭様達だけ、しかも知ってる人物の口は非常に固い、
もし幼少時に祈りの乙女だと知られ、知った人がポロリと話した場合、すぐ長の命令が下り使者様が来るらしい、例え祈りの乙女が幼くても言葉を話せれば、祈りの言葉を教えられ記憶を消す、その人物は数日間のあいだに見たことや聞いた事を忘れる、らしいと過去にあった例え話よと祈りの乙女の話をシスターから聞いた。
もちろん祈りの乙女の正体を知るシスターグレイスであり、長の信頼と口の硬さがある人物だ。
幸運な事にまだそういう命令をアルゲティは聞いたことはない、
「願いに代償は付き物です。禁忌の願い類は基本叶わないから安心していいわ、」
「シスター質問いい?長様がとんでもない願いをした時はどう対処をすればいい?」
「ごめんなさい、長様の願いは絶対なの、代償の類は私にも分からないの、先代の祈りの乙女から何も話は聞いてないし、長く生きた先々代のシルク様の記録もあるけど長様の願いの代償等は残ってないわ、長様に呼ばれる事はとても栄誉な事よ、アルゲティ頑張ってね、」
シスターは両手を握りこぶしにして小さく上下に振る、名誉な事?ふと脳裏に誰かの記憶が蘇った。目の前にいる人は愛おしい娘だとなぜか分かる、その娘は酷く怯え顔色は青い、自分ではなく後ろにいる誰かを見て怯えてるようだ。
『残念ですが願いは叶わないようです。申し訳ございません…お母…いえ長様、…ラ…ラグエル様お許し下さい、』
気に病むことは無いと言おうとする前に、後ろで誰かが怒鳴る、記憶の人の耳付近に手が当てられ大きな声は遮断され突然の事に少しビクッとなる、
『役たたずの娘だ!何のためにお前にワシのチカラを与えたと思ってるんだ!』
アルゲティはビックリして自分の耳を確認し首を傾げ後ろをちらりと見るが誰もいない、次にシスターを見るしかしシスターはアルゲティの正面にいて本を読みあげてる所、目線は本に向かっていてアルゲティを全く見ていない、
「あのシスターグレイス何か言いました?」
「何も言ってませんよ、アルゲティどうされましたか?顔色がとても悪いですね、体調が優れないならライラさんをお呼びしましょうか?光さん来てちょうだい、ライラさんに連絡をお願いします。お礼の魔力は外で渡します。」
『わかった。ライラっちに言ってくる、』
頭が痛い、クラクラする、頭の隅で声が聞こえる、アルゲティはそのまま後ろに倒れそうになった。シスターは慌てて手を伸ばしたが間に合わない、アルゲティは手がしびれて手が動かない、頭をぶつけると思いギュッと目を閉じたが衝撃が来なかった。どこからともなく颯爽と黒い塊が現れアルゲティのクッション代わりになった。頭をぶつけると思ってたアルゲティは起き上がろうとしたが先程からの頭痛で起き上がれない、シスターが声を掛ける声が聞こえるが、意識が遠のいていく、中にいたミクが意識を失くしたと同時に本来の体の持ち主であるクルミは目が覚めた、家のベッドに居たはずだよ?と辺りを見るが、頭はふわふわしたものに乗せてるらしい、
「シスターグレイス私なんでここに?寝てたはずなのに、」
「アルゲティさんあなたは祈りの乙女の講義中に突然倒れたのですよ、光さんに頼みましたのですぐにライラさんが来ます。猫さんが助けてくれましたから頭はぶつけてませんがもう少し横になってた方がいいですね、私はライラさんをお迎えに行ってきます。」
(ヌシはもう一度寝てればいいにゃ、肉球から睡眠魔法を掛けてやるお前の出番はない早くミクを出すにゃ、)
「ララ君が?ウフフフありがとうふわふわ、寝てても肉球は触れるんだよ、フニュフニュさせて、そうそうこの感じグフフフ……むにゃ……、」
肉球を触られイカ耳になったララ君はこっそり魔法を使いクルミを眠らせる、教会内には魔法を感知する魔法陣があるがララ君の魔法は感知しない、作ったのがララ君である、緊急時に自分の魔法とミクの魔法は感知しない様にした。
いつも通りになったアルゲティを見たシスターグレイスはホッとした顔をした、クルミとその中にいるミクとでは全く性格が違う、最近のアルゲティは少しおかしいと思っていたらしい、足早で教室に使ってた部屋から出ていく前にララ君に声をかける、
「いつもお手伝いしてくれる猫さん、アルゲティが頭をぶつけなくて良かった。助かりましたありがとうございます。私は少し離れますのでアルゲティの事を守っていてくださいね、外までライラさんをお迎えに行ってきます。」
「ぶにゃ!」(当然にゃ!)
片手を上げて返事をするとシスターはパタパタと急ぎ足で出ていく姿を目で追う、パタンと扉が閉じた事を確認してから風と水の魔法で雲を作り出す、教会内で魔法を禁止する、このルールを作ったのはララ君だ。
雲を柔らかめで固めアルゲティの頭と身体を優しく下ろした。ずっと一緒に寝食を共にしていたから好みの柔らかさや枕の高さも知っている、ミクの身体にするにはまだ魔力不足だが、徐々に染めていく予定、そう最初に出会った頃ミクに精霊になれる様に自分の魔力を与えた時の様に少しつづ。
「さぁ始めようミク復活の儀をにゃ、」
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