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帝国編
21
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土の精霊王スワロキンの視点です。
◆
日が沈み月が登った頃トゥカーナはアウラと月を見上げていた。何か話をしていた後ろからこっそり近づくと、ガサッと音がする上をチラリと見る、上に誰かいるらしいが気配を探れば地の人族だ、俺に敵意がない事が分かると気配が消えた。アウラは王家の人間だと言っていた、アウラの護衛だろうと思うと同時に上に興味を無くしあの2人の様子を伺う、トゥカーナは地の人族、なのに空の人族とも違う気配がしていた。何か隠している事は分かるが、それが何なのかまではわからない、
「アウラ様もう月が上に登ったら湖に行ってきます。」
「カーナ・・・空翼の乙女は・・・空の人族なんだよね?」
「はい。呼び出せる確率は半々なのです。なのでもし呼び出せなかったらすいません。今のうちに謝っておきますね。」
トゥカーナは立ち上がり目を伏せると頭を下げ始めた。アウラは慌ててトゥカーナの頭を上げさせる。
「謝らないでくれ、それよりもカーナお守り持った?小腹が空いた時用におやつ持っていく?」
「おやつ・・・え・・・遠足ではないですから大丈夫です。お守りはもちろん持ちました。アウラ様ごめんなさい次から次へと色々・・・」
「大丈夫だよカーナ。きっと落ち着いたら2人して笑って話せる様になる筈だ、それまでは僕がカーナを守る必ず。」
「アウラ様・・・」
これ以上は聞かない方が良いと後ろを振り向くと、ミューとミラが気配を消す魔法を使い2人のすぐ後ろの木にいた。
離れた所から見ると、ミラとミューはどうやらあの2人を物陰から見ているらしいが、しかしどうも様子がおかしい様にも見える、俺はあの2人の後ろに回り込むとミラの後ろにあった岩陰からそっと様子を見る、
「ちょっと水の精霊王様!覗き見なんて趣味が悪いのよ!」
ミューは少し大きなサイズになりミラのドレスを引っている、ミラはいきなり声を上げたミューを抱きしめると、サッと口を押えると、月を見上げなかなかいい雰囲気の2人をミラはいい笑顔で見る、空間ポッケから籠を取り出しボリボリと食べ始めた、お菓子をその口の中に放り込んでいるのは、青き小さな精霊で、ミラは噎せたのか飲み物を取り出し飲み、はぁーと息を吐いた。
「・・・いい雰囲気よねー。そこよー!そのままよー!いけぇー!今よチューよー」
「ムグー!!」
そろそろミューが可哀想なのと、あの2人が気が付く前に退散させようと、俺はミラの足元に素早く魔法陣を作り転移させ、俺もそっとその場を去る、その後ミラからいい雰囲気だったのに酷いわー!と泣き叫びミューには感謝をされた。
トゥカーナは月が真上に登った事を確認すると、見送る皆に見送られ湖へと入り空の人族になった。ミラとフィルムと俺とミクロンで調べる事にした。ルクバトは俺は興味が無いと言うと自分の精霊に何かを話し「行け」と飛ばすが妙に気になった。聞けば眉を寄せ横を向くと、イライラしたように話し出した。
「ルクバト何をした?」
「シィーに、風の精霊王に連絡したんだよ!あいつ自由すぎるだろ!」
「あぁ。ここ300年見てないな手紙出しても返事もないが、風の小さき精霊達は元気だと教えるから、気にもしてなかった。」
だろう?と肩を竦め本当に面倒だと話す。シィーは手紙を送っても読まない為、300年前の精霊王会の挨拶は「時間があればまた会おう」だったと思い出した。
「ミラ、フィルム、ミクロン、・・・頼む持ちこたえてくれ
とミラに願うかが、返事がないシィーがいつ来るかわからん、」
◆
あの後自暴自棄になったアウラも止めたと、はぁーと息を吐いた。先程魔法陣に送り、弾かれ帰ってきた小さき精霊が俺の頭上にいるのを確認し話しを聞く、
「むり・・・」
「無理か・・・中で何があった?」
「わからない・・・なかはくるしいし、わるいものある」
先に魔法陣に送った小さき精霊達に話を聞くが、精霊を手に乗せ見てきたモノを見るがボヤけて見えなかった。俺は再度小さき精霊を送る魔法陣を書こうと最適な場所を探す。
ケーティはボソボソとしか聞こえないらしいが、地の人族にそれが出来る事に驚きと感心をする、地の人族と精霊が話が出来るなど聞いた事がない、精霊と通じる素質もあるのだと思う、
俺達精霊王ははっきりと聞こえると言うより感じるも言った方が正しい、考え事をしていると何か邪悪を感じそちらを見る。
「何かの欠片か?」
足元を見ると砂に埋もれた小さな欠片がある事に気が付いた、俺は小さな欠片を手に乗せると小さき精霊を呼ぶ、俺の所は最初に俺の手に乗った者が行くと決まっている、もちろん多い時は指示を出すと欲しいだけ集まる、
フィルムは小さき精霊のグループを作り順番に参加型で、ミクロンは集まった者は参加で、ルクバトは近くにいる者は参加、シィーは参加したい者は参加する。ミラの回りは小さき精霊が常に側にいる為、魔法を使う時はかなりの数が集まる、ミクロンと同じくいる者全員参加型、
「いちばーん」
決まったらしい、小さき精霊がフワフワと欠片に観察する様に近づくと、パチリと弾かれるように離れるが、直ぐに俺の側に来る、欠片に触る事さえ無理だと横に揺れる。
「いけない、むり」
「うむ。無理か・・・ならこれならどうだろうか?」
小さき精霊を膜に包んだこれで弾かれることは無い、小さき精霊は力を与えた為少し大きく成長した。これで少しは中に入っても耐えられるかどうかだが、無理なら先程の様に弾かれ出るからさほど心配などしていない、大きくなって喜び俺の周りをクルクルと回る、
魔法陣を書きその中心に欠片を置いた。そこに小さき精霊を近づかせると次は行けたらしい、精霊が傷つかない様に集中しなければならない、両手を広げ魔法陣を維持すると、好奇心で赤い目を輝かせたザウラクが横にいて俺に質問する。俺は迷惑だと目で訴えるが聞く気は無さそうに見える、
「土の精霊王様これは?」
「今は答えられぬ、忙しいのだ気が散る話しかけるな、聞きたいならミラの所に行け」
「水の精霊王様は水の上なので行けません、」
湖に入り輝き出した時はミラのイタズラだと思っていた、だが違うらしくミラに全力で違うと言われた。ミューは最後まで疑っていて、トゥカーナか空を飛んだ事で違うと分かり謝っていたが、皆から日頃の行いだと釘を刺されていた。
遠くから地の人族が近づくと俺の側に止まった様だ。顔は見れないが話しかけ方等はアウラの
「おい・・・ザウラクは何をしているんだ?」
「はい!土の精霊王様のお手伝いをしています!」
おい!と突っ込みそうになるのをなんとか堪え、魔法陣を見ながらあっち行けと振る、今はそれどころでは無い、
「お前は邪魔だ!ウロウロされるとこちらも集中出来ん!」
「そんな酷い!私は未来の王国民達の生活をより良くする為の見学なのに!」
先程から紫色の髪がチラチラと見えていたが、直ぐに俺の視界からそれが消えた。ちらりと横目で見ると先程までは居なかった地の人族がそこに居るのだけはわかった。
「精霊王様この者は私が引き受けます」
「頼む!今じゃなければあしらう事が出来るが、今は難しい」
軽く礼を言うと俺はまた魔法陣に魔力を送る、暫くすると欠片の中から小さき精霊が弾かれるように出てきて遠くに飛ばされたが、すぐ俺の元にきて知らせる、
「いっぱいした、チカラたりない、むり」
「そうか・・・。」
どうしたものかと考えたが、俺が行く方法しかない事に思わず面倒だが仕方がない、最近成長した大きな精霊が俺の肩に乗る、土の精霊なので茶色の髪と同じ色の瞳を持つ、俺は肩に乗った精霊を指先で撫でてやると、甘える様に指にしがみついた。俺は甘える精霊を見ながら思う、
精霊は自我が芽生えると1人で自由気ままに生き成長する、こ奴はまだ俺の側から離れる気はないらしい。甘える様に俺の頬に顔を寄せる、
「あたちもいく・・・」
「お前が無理ならすぐに帰すぞ、だがこれもいい機会だろう来たいなら来るがいい、小さき精霊達よ留守を頼む、ん?心配するな直ぐに戻る、もしこちらに何かあればすぐに呼べ、」
「あい。」
返事をしたので連れていく事にした。
小さき精霊達が心配だとユラユラと横に揺れる、俺は安心させる様に微笑むと、安心した様に行ってらっしゃいと上下に揺れ見送る、
欠片の上に強い力が出せる魔法陣を作ると黒く光る、先程は光らなかったのにと足を乗せた。
魔法陣の中は欠片の世界なのか様々な思いが渦巻いていた。これは地の人族の思いなのか、ある者は湖に親の病気等、様々な思いが駆け巡る、その中に灰髪の男が何かを呟きこの湖にキラキラ光る物を投げた。恐らくこの欠片だろう。調べようとも少し欠片を探る、
「これは・・・?!」
俺を包む様に欠片が大きくなり始める、それを指を鳴らし欠片をふきとばすが、また俺を包もうと大きくなた、肩に乗る精霊を手の平に乗せると、不安そうにこちらを見ているのが分かる、心配するなと撫でてやると不安と安心が混ざった様な顔で俺を見上げる、
「少し時間が掛かる我の姿で地上にいてくれ、手紙を書く時間も無い先にフィルムにこの事の連絡を」
「わかった・・・きをつけてね」
精霊を見送り俺はフィルムを待つことも無く、欠片に閉じ込められそうになる、俺はもしもの時の手紙を空に送る、手紙は自分で魔法陣を作り転移した。
「た・・・頼んだそ・・・シィー」
その時俺の頭の上に葉っぱが乗り欠片はスっと消えると同時に、俺は急ぎ葉っぱを手で持ち魔法陣で地上に戻った。
◆
お知らせです。
4月に部署移動する事になりました。今月末から来月まで引き継ぎ作業をする事になりました。
2月は毎週日曜日更新が出来るのですが、3月からはわかりません。(小説はキチンと完結させる予定でいますし、落ち着いたらまた日曜日更新したいと思っています。)
バタバタしますので3月からは不定期更新とさせて頂きます。
◆
日が沈み月が登った頃トゥカーナはアウラと月を見上げていた。何か話をしていた後ろからこっそり近づくと、ガサッと音がする上をチラリと見る、上に誰かいるらしいが気配を探れば地の人族だ、俺に敵意がない事が分かると気配が消えた。アウラは王家の人間だと言っていた、アウラの護衛だろうと思うと同時に上に興味を無くしあの2人の様子を伺う、トゥカーナは地の人族、なのに空の人族とも違う気配がしていた。何か隠している事は分かるが、それが何なのかまではわからない、
「アウラ様もう月が上に登ったら湖に行ってきます。」
「カーナ・・・空翼の乙女は・・・空の人族なんだよね?」
「はい。呼び出せる確率は半々なのです。なのでもし呼び出せなかったらすいません。今のうちに謝っておきますね。」
トゥカーナは立ち上がり目を伏せると頭を下げ始めた。アウラは慌ててトゥカーナの頭を上げさせる。
「謝らないでくれ、それよりもカーナお守り持った?小腹が空いた時用におやつ持っていく?」
「おやつ・・・え・・・遠足ではないですから大丈夫です。お守りはもちろん持ちました。アウラ様ごめんなさい次から次へと色々・・・」
「大丈夫だよカーナ。きっと落ち着いたら2人して笑って話せる様になる筈だ、それまでは僕がカーナを守る必ず。」
「アウラ様・・・」
これ以上は聞かない方が良いと後ろを振り向くと、ミューとミラが気配を消す魔法を使い2人のすぐ後ろの木にいた。
離れた所から見ると、ミラとミューはどうやらあの2人を物陰から見ているらしいが、しかしどうも様子がおかしい様にも見える、俺はあの2人の後ろに回り込むとミラの後ろにあった岩陰からそっと様子を見る、
「ちょっと水の精霊王様!覗き見なんて趣味が悪いのよ!」
ミューは少し大きなサイズになりミラのドレスを引っている、ミラはいきなり声を上げたミューを抱きしめると、サッと口を押えると、月を見上げなかなかいい雰囲気の2人をミラはいい笑顔で見る、空間ポッケから籠を取り出しボリボリと食べ始めた、お菓子をその口の中に放り込んでいるのは、青き小さな精霊で、ミラは噎せたのか飲み物を取り出し飲み、はぁーと息を吐いた。
「・・・いい雰囲気よねー。そこよー!そのままよー!いけぇー!今よチューよー」
「ムグー!!」
そろそろミューが可哀想なのと、あの2人が気が付く前に退散させようと、俺はミラの足元に素早く魔法陣を作り転移させ、俺もそっとその場を去る、その後ミラからいい雰囲気だったのに酷いわー!と泣き叫びミューには感謝をされた。
トゥカーナは月が真上に登った事を確認すると、見送る皆に見送られ湖へと入り空の人族になった。ミラとフィルムと俺とミクロンで調べる事にした。ルクバトは俺は興味が無いと言うと自分の精霊に何かを話し「行け」と飛ばすが妙に気になった。聞けば眉を寄せ横を向くと、イライラしたように話し出した。
「ルクバト何をした?」
「シィーに、風の精霊王に連絡したんだよ!あいつ自由すぎるだろ!」
「あぁ。ここ300年見てないな手紙出しても返事もないが、風の小さき精霊達は元気だと教えるから、気にもしてなかった。」
だろう?と肩を竦め本当に面倒だと話す。シィーは手紙を送っても読まない為、300年前の精霊王会の挨拶は「時間があればまた会おう」だったと思い出した。
「ミラ、フィルム、ミクロン、・・・頼む持ちこたえてくれ
とミラに願うかが、返事がないシィーがいつ来るかわからん、」
◆
あの後自暴自棄になったアウラも止めたと、はぁーと息を吐いた。先程魔法陣に送り、弾かれ帰ってきた小さき精霊が俺の頭上にいるのを確認し話しを聞く、
「むり・・・」
「無理か・・・中で何があった?」
「わからない・・・なかはくるしいし、わるいものある」
先に魔法陣に送った小さき精霊達に話を聞くが、精霊を手に乗せ見てきたモノを見るがボヤけて見えなかった。俺は再度小さき精霊を送る魔法陣を書こうと最適な場所を探す。
ケーティはボソボソとしか聞こえないらしいが、地の人族にそれが出来る事に驚きと感心をする、地の人族と精霊が話が出来るなど聞いた事がない、精霊と通じる素質もあるのだと思う、
俺達精霊王ははっきりと聞こえると言うより感じるも言った方が正しい、考え事をしていると何か邪悪を感じそちらを見る。
「何かの欠片か?」
足元を見ると砂に埋もれた小さな欠片がある事に気が付いた、俺は小さな欠片を手に乗せると小さき精霊を呼ぶ、俺の所は最初に俺の手に乗った者が行くと決まっている、もちろん多い時は指示を出すと欲しいだけ集まる、
フィルムは小さき精霊のグループを作り順番に参加型で、ミクロンは集まった者は参加で、ルクバトは近くにいる者は参加、シィーは参加したい者は参加する。ミラの回りは小さき精霊が常に側にいる為、魔法を使う時はかなりの数が集まる、ミクロンと同じくいる者全員参加型、
「いちばーん」
決まったらしい、小さき精霊がフワフワと欠片に観察する様に近づくと、パチリと弾かれるように離れるが、直ぐに俺の側に来る、欠片に触る事さえ無理だと横に揺れる。
「いけない、むり」
「うむ。無理か・・・ならこれならどうだろうか?」
小さき精霊を膜に包んだこれで弾かれることは無い、小さき精霊は力を与えた為少し大きく成長した。これで少しは中に入っても耐えられるかどうかだが、無理なら先程の様に弾かれ出るからさほど心配などしていない、大きくなって喜び俺の周りをクルクルと回る、
魔法陣を書きその中心に欠片を置いた。そこに小さき精霊を近づかせると次は行けたらしい、精霊が傷つかない様に集中しなければならない、両手を広げ魔法陣を維持すると、好奇心で赤い目を輝かせたザウラクが横にいて俺に質問する。俺は迷惑だと目で訴えるが聞く気は無さそうに見える、
「土の精霊王様これは?」
「今は答えられぬ、忙しいのだ気が散る話しかけるな、聞きたいならミラの所に行け」
「水の精霊王様は水の上なので行けません、」
湖に入り輝き出した時はミラのイタズラだと思っていた、だが違うらしくミラに全力で違うと言われた。ミューは最後まで疑っていて、トゥカーナか空を飛んだ事で違うと分かり謝っていたが、皆から日頃の行いだと釘を刺されていた。
遠くから地の人族が近づくと俺の側に止まった様だ。顔は見れないが話しかけ方等はアウラの
「おい・・・ザウラクは何をしているんだ?」
「はい!土の精霊王様のお手伝いをしています!」
おい!と突っ込みそうになるのをなんとか堪え、魔法陣を見ながらあっち行けと振る、今はそれどころでは無い、
「お前は邪魔だ!ウロウロされるとこちらも集中出来ん!」
「そんな酷い!私は未来の王国民達の生活をより良くする為の見学なのに!」
先程から紫色の髪がチラチラと見えていたが、直ぐに俺の視界からそれが消えた。ちらりと横目で見ると先程までは居なかった地の人族がそこに居るのだけはわかった。
「精霊王様この者は私が引き受けます」
「頼む!今じゃなければあしらう事が出来るが、今は難しい」
軽く礼を言うと俺はまた魔法陣に魔力を送る、暫くすると欠片の中から小さき精霊が弾かれるように出てきて遠くに飛ばされたが、すぐ俺の元にきて知らせる、
「いっぱいした、チカラたりない、むり」
「そうか・・・。」
どうしたものかと考えたが、俺が行く方法しかない事に思わず面倒だが仕方がない、最近成長した大きな精霊が俺の肩に乗る、土の精霊なので茶色の髪と同じ色の瞳を持つ、俺は肩に乗った精霊を指先で撫でてやると、甘える様に指にしがみついた。俺は甘える精霊を見ながら思う、
精霊は自我が芽生えると1人で自由気ままに生き成長する、こ奴はまだ俺の側から離れる気はないらしい。甘える様に俺の頬に顔を寄せる、
「あたちもいく・・・」
「お前が無理ならすぐに帰すぞ、だがこれもいい機会だろう来たいなら来るがいい、小さき精霊達よ留守を頼む、ん?心配するな直ぐに戻る、もしこちらに何かあればすぐに呼べ、」
「あい。」
返事をしたので連れていく事にした。
小さき精霊達が心配だとユラユラと横に揺れる、俺は安心させる様に微笑むと、安心した様に行ってらっしゃいと上下に揺れ見送る、
欠片の上に強い力が出せる魔法陣を作ると黒く光る、先程は光らなかったのにと足を乗せた。
魔法陣の中は欠片の世界なのか様々な思いが渦巻いていた。これは地の人族の思いなのか、ある者は湖に親の病気等、様々な思いが駆け巡る、その中に灰髪の男が何かを呟きこの湖にキラキラ光る物を投げた。恐らくこの欠片だろう。調べようとも少し欠片を探る、
「これは・・・?!」
俺を包む様に欠片が大きくなり始める、それを指を鳴らし欠片をふきとばすが、また俺を包もうと大きくなた、肩に乗る精霊を手の平に乗せると、不安そうにこちらを見ているのが分かる、心配するなと撫でてやると不安と安心が混ざった様な顔で俺を見上げる、
「少し時間が掛かる我の姿で地上にいてくれ、手紙を書く時間も無い先にフィルムにこの事の連絡を」
「わかった・・・きをつけてね」
精霊を見送り俺はフィルムを待つことも無く、欠片に閉じ込められそうになる、俺はもしもの時の手紙を空に送る、手紙は自分で魔法陣を作り転移した。
「た・・・頼んだそ・・・シィー」
その時俺の頭の上に葉っぱが乗り欠片はスっと消えると同時に、俺は急ぎ葉っぱを手で持ち魔法陣で地上に戻った。
◆
お知らせです。
4月に部署移動する事になりました。今月末から来月まで引き継ぎ作業をする事になりました。
2月は毎週日曜日更新が出来るのですが、3月からはわかりません。(小説はキチンと完結させる予定でいますし、落ち着いたらまた日曜日更新したいと思っています。)
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