気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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帝国編

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 終始にこやかに食事が終わり、執事やメイドがお茶を配り終わった頃、王妃から食後のデザートの話しがあった。

 王妃は終始食事が進まなかった私を心配顔で見る、私はとても申し訳ない気持ちになった。

 ワルドは他の王子と話したり、時折アウラとも話して笑っていた、小さな声で話しをしていて、何の話しなのかはここからでは聞こえないが、だけど2人はとても良い笑顔で話しあっている、王妃が仲良さげなワルド達を見ながら話す。

「陛下やアウラ様や子供達も楽しんでいます、折角ですから私達も楽しみましょう。ルピーは少しはしゃぎ過ぎて疲れが出て寝てしまったのですよトゥカーナ様」

「とても可愛らしいルピー姫に会えなくて少しだけ寂しかったのです、夕食時に会えるとばかり思ってましたので、王妃様お気遣いありがとうございます。」

 夕食時には来ないルピーの事もそうだけど、私は何故転生の話を知っているのか、ワルドが部屋を去ってからずっと気になりずっとモヤモヤしていた。
 もしかしてワルド以外の王族も、それを知っているのかもしれない、少し探ってみようと思った。

 それに私は今エニフ王国にアウラの婚約者として来ている、私の恥はアウラの恥になる為私は気を引き締めなくちゃ!と頭を切り替える、
 私は王妃に心配掛けた事を謝罪する、王妃は謝罪を受け入れ優しく微笑む、

 改めてデザートの事を聞く、王妃と菓子職人達と考え、新しいデザートが完成したので是非お披露目したいと話す、詳しく話しを聞くと自信作と話し、そのお菓子作りの際の苦労話等も話しをして盛り上がった。

 私も家の料理長達とデザートや新しいレシピ等を考えていた事や、家の領地は紅茶の葉っぱから、緑茶やほうじ茶が出来た事等を話した。
(ほうじ茶は緑茶を作る過程で偶然出来た)

 王族は話術も優れていて、私は確かにワルドに転生の事を言われて動揺して豪華な食事さえ味がしなかったのに、私は笑える程になっていた。
 お菓子の話しを楽しそうにする王妃は、キラキラと少女の様に微笑み、私はその姿に思わずポッーと見蕩れてしまった。

「緑茶は知ってましたが、ほうじ茶ですか?是非飲んでみたいですトゥカーナ様、最近出来た新しいデザートをお出しいたします、時間ある時にお茶会しましょ!」

「素敵ですね!新しいデザート楽しみにしてます!私もほうじ茶の新しいレシピを公開しちゃいます!・・・その時にルピー姫も誘って欲しいです。」

 王妃の可愛らしいおねだりを聞いてしまい、私は全力でそれに答える事にした。
 私は小声でルピー姫も甘い物はお好きですよね?と聞くと、王妃はとても嬉しそうに笑いながら頷く、

「ルピーはトゥカーナ様がこちらに来る前から、とても楽しみにしておりました、ルピーもとても喜びます。」

 王妃は母親の顔をして笑う、私はそんな王妃を見て急にお母様達に会いたくなった。
 早く終わらせてお家に帰りたい、あの強過ぎるハグが恋しいと思う程である、この話をお父様にしたら、幼少期のハグよりも、とても激しいハグをされそうで怖くなり身震いする、同時に考えるのを止めた。
 頭の隅で泣いているお父様が想像出来て、思い出して笑ってしまう、

 そんな私達の会話を、キラキラと青紫色の瞳を輝かせて聞いていたのは、
 この国の第3王子メケントは、第3王子で8歳王妃がお茶会に来る?と誘うけど、メケントは小刻みに数回首を横に振る、

「鎮魂祭の日は全てスビオ兄様の手伝いをするのじゃ、良い子にして最終日に沢山のプレゼントを貰うのじゃ!」

 メケントはスビオを上目遣いで見る、
 この国の王太子スビオはオレンジの瞳を柔らかく細めると、苦笑いしながら指摘する、

「メケントお手伝いは嬉しいが、プレゼントは一つだよ?」

「分かっておるのじゃ!最終日まで頑張るのじゃ!」

 メケントの印象は素直で良い子、独特は話し方をする王子で、鎮魂祭のプレゼントの話をしている、なんと私にもプレゼントがあるという、なんだかクリスマスみたいだなぁ。

「・・・プレゼントですか?」

「プレゼントは最終日のお楽しみなのじゃ、トゥカーナ様この国の子供達は、みんなが真剣に祈りを捧げるのじゃ、そして良い子だけがプレゼントを貰えるのじゃ!なんと有難い事に今回はスビオお兄様が下さるのじゃ!嬉しいのじゃ!」

「ですからトゥカーナ嬢、鎮魂祭のプレゼントは最終日のお楽しみです、それと王太子では無くスビオと呼んで下さい、王太子様と呼ばれると背中がムズムズするのです。城にいる時は別ですが、教会に来る子供達や教会の者達も皆そう呼ばせておりますので、」

「ではお言葉に甘えますスビオ様、プレゼント楽しみにしてます。」

 メケントは本当に8歳なのか疑わしい話し方をしていて、青紫の瞳を曲げ凄く嬉しそうに笑う、最後はやはり8歳らしく戻り、ちょっとホッとしたのは内緒、プレゼントかぁ・・・アウラに内緒で送りたいなぁ。許可が出るなら明日少し王都を見て回り、アウラのプレゼント探しとお土産探ししたいなぁ。なんて考えていたら、

「プレゼント交換は、空に帰ってしまった恋人からアルゲティ様に贈られた事に由来してます。そしてアルゲティ様からも贈られたと伝え聞いてますので、空に帰ってしまった人を忘れず、真摯に祈りを捧げ戦争や病気等で空に帰ってしまった人々が、心穏やかに空の国で暮らせる様、教会で日々祈り続けています。それが私達の使命であり役割だと思っています。」

「空に帰った人々も真摯に祈られ、戦争で無くなった人々もとても喜んでいることでしょう。そして・・・アウスト様やアルゲティ様もきっと感謝していますよ、」

 私は思った事を言っただけだが、スビオはビックリしたらしい、
 オレンジの瞳を数回瞬かせ、その瞳を柔らかく曲げると口角をゆるりと上げる、
 そうだといいですね。と答え手を組み合わせ祈っていた。
 ワルドはその様子を見て一瞬眉を寄せるが、またアウラとにこやかに話しを始めた。

 こんなに長い間ずっと祈り続ける、
 それがどんなに難しいか分かる、人は同じ考えを持つ事は無い、祈りを毎日欠かすこと無く続ける難しさ、

 本当にこの国は凄い、
 こんなに祈っているのに何故許されないのか・・・私には分からなかった。

 私はこの国はとても恐い国だと思っていた。
 アルゲティの記憶だけでは無い、刷り込まれた感情・・・なのだろうか?今はまだわからない、夢の中の青髪の王とも違うと感じた。

 スビオは次期国王であり次期教会長でもある、その話になると凄く真剣に話をした。

「知ってますか?トゥカーナ様、アルゲティ様の髪色と瞳の色は、オーキッド色の髪と金色の瞳でトゥカーナ様と同じ色なのです、」

「僕もそう思っていたのじゃ!今年は何か違うのじゃ!」

 まさかアルゲティの生まれ変わりですとも言えず、目を大きく開き口元に手を当て「まぁ!そうなのですか!偶然ですわね?!」と驚いたフリをした。
 これで他の王子達は知らない事が分かった。

 王太子スビオは、茶色い瞳を輝かせ私を見ると、自身の手を胸の前で交差させブツブツと何かを呟く、見ている私としては正直恐い・・・。
 それより髪色と瞳の色迄も伝えられているとは、私アルゲティの瞳の色を知ったの数時間前だよ?

 もしかして教会関係から話しが漏れたのか?とアウラをチラ見するが、速い瞬きが2回あった、アウラも今はわからないらしい、

 ワルドは私に物凄くいい笑顔で、色々と質問してくる、その度にアウラと話しをして、その都度決める事等を話すと、アウラと何やら話をしていた。

 ワルドはアウラと友達になりたい、私はそう結論付け早速アウラに激励の視線を送った、アウラ頑張って!と
 するとアウラから苦い視線が帰ってきた。
 あれ?私見当違いな事したかな?まぁいいか、

 今更だけどエニフ王国の歴史の事を思い出す、
 アルゲティが空に帰った後、エニフ王国の初代王は街を見渡せる所に教会を建てると、すぐに教会長に就任した。

 その後歴代の王達が教会長に就任し、戦争で犠牲になった人々や空に帰ったアルゲティと空の人に日々祈りを捧げ、エニフ王国の王になると同時に教会長にも就任する、エニフ王国の王になる日は朝から忙しく、超過密スケジュールの忙しさとなるらしい、私には想像も出来ないから応援だけしておく、頑張れルビオ王太子、

 アルゲティの(禁忌)魔法によって何も生えない土地になった、この土地を癒すチカラがあると言われているのは、空の人だけと言われている、過去に何度かエニフ王国とアウストラリス王国で協力をして、土魔法や精霊魔法で試したらしいが、無駄に終わったらしい、
 アウストラリス王国から魔術師が派遣されて来る、鎮魂祭の最中に来る事が決定していて、表向きの理由は土壌調査らしい、

 考え事をしたら甘い香りが部屋中に充満した。
 その香りは甘く、それだけで私はコクリと喉を鳴らしてしまう程良い香りで、アウラと目が合うと、アウラは「香りだけでデザート美味しそう、甘さなら僕達も負けないけどね」なんて言うから私は顔が熱くなる、「トゥカーナ様達は甘々ですね」と王妃に言われ、私は顔が赤いまま王妃に微笑んだ、

「こちらが、王妃様考案のデザートになります。」

 ゆっくり目の前に置かれていくお皿を見る、チョコケーキの真ん中には、ちょこんと白い雲の様な物が乗りその横には、ミントっぽい葉っぱが添えられ見た目も可愛らしい仕上がり、

 丸いチョコケーキを先に食べる、しっとりとして濃厚な味わいなのに、そんなに甘くない、
 男の人は甘い物が苦手な人が多いが、これなら食べられる人も多いだろう、
 紅茶を飲み味をリセットする、
 次は小さな雲をフォークに乗せると、白い雲の下に何かある事に気が付く、
 ケーキの一部分だけ飴が薄く引かれ、その雲が溶けない様な工夫がされていた。
 白い雲をよく見るとなんと綿菓子!
 私は綿菓子を久しぶりに見て感動した。
 綿菓子をパクリと食べた、 口の中で優しく溶ける綿菓子の甘さを感じながら、ほんの少し幸せを実感して、残りのケーキを食べ終わった。
 お茶会の時に王妃に、綿菓子の作り方を何かと引き換えに教えて貰おうと思った。

 陛下は終始気分が良いらしく、アウラとの話しが止まらず、更に上機嫌の陛下は私に話を振った。
 話しを振られた私はビックリして陛下を見た、

「トゥカーナ嬢の考案のトランプを妻や子供達と楽しんでおる、本当に良い物を考えた、教会に来る子供達も楽しんで遊んでおってな、儂もたまに混ざるが負けての・・・、」

「陛下も子供達と一緒にトランプを?」

 陛下は頷きオレンジの目を細め、思い出したように笑い話し出す。

「ババ抜きして負けてしまったから、今年もプレゼントを送る、もちろん儂が勝っても良い子にしていたからと送るつもりだったが、子供達は覚えてるのが速くて、トランプが強い子供に毎年負ける」

 私は驚いた、陛下も子供達と混ざってゲームするとは想像も出来なくて、ポカンと見てしまう、すると陛下は柔らかく微笑んだ、子供達の事を考えているのかもしれない、あのルピーに見せていた厳しい目付きとは違う、疑問に思ったが口にしていいのか分からず、本当はダメなんだろうけど今の所は保留にする、この件はワルドを捕まえ聞きたい、

「教会に居る子供達は自宅から遊びに来る子もいるが、親が病気になり空へと帰って行き身寄りの無い子供や、捨てられた子供達が多い、小さくても我が国の民、成人すると教会を出て新たな職を探し、結婚して子供を連れて教会へ来て、この国に生まれた事を感謝し祈りを捧げ、教会の手伝いをしてくれる、」

「アウラ様、とても良い婚約者を見つけなされた、結婚は学園卒業したら直ぐにと?熱いですな!」
  
「カーナの全てを愛してますから、今直ぐにでも結婚したい位ですよ、スビオ様も年内に結婚式でしたね?」

「はい、私も成人して愛し子と結婚です。」

 私はアウラがここでも惚気けるとは思わず、陛下達に温かい眼差しを向けられ、また顔が熱くなる、陛下は「愛し愛する事は良い事だ」と激励をし、アウラに明日行う行事を聞かれ説明を始めた、

 陛下達はまた違う話をしている為、私は王妃にルピーの話をする事にした、
 王妃はルピーの話になると、顔を少し強ばらせると青紫の瞳がピクリと動く、
 王妃は綺麗な顔を曇らせ扇子を少しだけ広げると、弱々しく言葉を漏らす、

「私が青髪に産んでしまったから・・・」

「えっ?」

 私が思わず聞き返してしまう、王妃は首を横に弱々しく振ると、私に優しく微笑んだ、私にはその顔が悲しく見えた、

 失礼だと感じながら髪色を染め直す話をした、
 王妃の話だとルピーの青髪は王国一番の魔術師でも染まらないらしい、それを聞いて私のこの髪色も染まらない事と同じかな?とも思った。
 強くなったと言っていた、ミューでも無理だった事を思い出す。
 ミューは母様に聞いてくれたかな?

 髪色を染める魔法を考え出したのは、若い魔術師らしく、元々は髪色が抜けマダラな髪色になったお年寄りの為の魔法だと聞いた。
 そのお年寄りはとても喜んだと思う、前世で言う所の白髪染めであり、ヘアーカラーだ、私もとってもお世話なった魔法でもある、

 王族も色々とあの手この手を使い、色々している事が分かる、
 何故青髪がダメなのか考えようとして、脳裏にあの青髪の王とあの笑い声が聞こえた様に思え、直ぐに考える事を止めた。

 あの夢の事を考えると手が震えてしまい、私は机の下で両手を強く握ると、恐怖に耐えた、
 この席で失態をしてはいけない、アウラに迷惑が掛かる事が容易に分かる、

 私は余計な事を言ったと思い、改めて王妃に謝罪し、王妃もそれを受け入れてくれた。

 デザートを食べ話しも落ち着いた頃、私達は陛下達に就寝の挨拶を交わし、私達は客室に向い歩き、アウラと就寝の挨拶を交わす、

「カーナ何かあったら直ぐに言って欲しい、本当なら同じ部屋で寝たい・・・」

「アウラ様お戯れを言わないで下さい、私はまだ未婚の身です」

「分かった、カーナ直ぐに結婚しよう!」

「何故そうなるのですか?!ひゃ!」

 私は強引に手を引かれ、アウラの部屋に連れていかれ、私の後ろを慌てたロッテと護衛が追う、

 アウラの客室に入ると、客室の一番目の入る場所に人物画があった、嫌でも分かるその人物画はアルゲティだ、

 私はその人物画の前を通り過ぎて、客室の奥へとアウラに連れていかれる、その奥は寝室しかない、私は足に力を入れ踏ん張る、しかし今履いてる靴では踏ん張りが効かず、自分の足元がふらついた、

 アウラはふらついた私をそのまま横抱きにして、アウラは私を大きなベットに押し倒す形になった、私の両手は頭の上にあり、それはアウラの手により固定され身動きが出来ずにいた、私はもがいたが解けず、固定しているアウラを睨み付けた、しかしアウラには効果は無いようで、私の目を見ながら話す、

「カーナ何警戒してるの?大丈夫何もしないよ、悪いがエニフ王国に居る間は、この部屋で寝て欲しい、この部屋は魔法関連が効かない部屋なんだ、寝てる最中カーナに何かあったら、僕は自分を責めるだろう、カーナを無理に連れてきた事も謝る、」

「なら直ぐに手を離して下さい。何かしたら嫌いになります、」

 アウラは一瞬困った顔をしたが、次見せた顔はとても素敵な笑顔のアウラで、私は恐怖で背筋がブルと震えた。

「それは困るから離すよ、カーナこれだけは覚えておいて、僕は嫉妬で狂ってしまいそうなんだ、余り可愛い顔を僕以外に見せない様に、」

 アウラは私の手をゆっくりと離す、私は手が自由となった事でホッとした、
 アウラは私の顔をじっと見る、私もつられ見てしまう、一瞬アウラのアイスブルーの瞳の色が濃く青みがかった色に見えたが、それは気のせいだろう、お互い見つめたまま時間だけが過ぎた、

 ぼんやり考え事をしていた私に、アウラはキスをする、
 私はビックリしてアウラの胸を押すが、ビクともしない、私はされるままになってしまった、

 アウラは部屋から出て行き、出て直ぐロッテが慌てて私の側に来て、ここで寝る事を言うとロッテはビックリしていたが、
 直ぐに湯浴みに連れていかれ、ピカピカに磨かれ、香油もいつもと香りが違う、今日のは花の香りだが甘い香りがした、

 それにいつ用意したのか可愛らしい夜着を着せられた、紐を解くと直ぐに脱げてしまいそうな夜着であった。この夜着なんだか恥ずかしい・・・。

「お嬢様、本当に宜しいのですか?」

「ロッテ・・・何を勘違いしてるのか知らないけど、アウラ様はここには来ないわよ?」

「えっ?!お嬢様何故ここに?」

 私はアウラに聞いた話しを一部ボカして話す、ロッテは何とか納得したようだ、

「ではお嬢様、天使様が素敵な夢を見せてくれます様に、ゆっくりおやすみなさい、」

「ロッテありがとう、天使様が素敵な夢を運んで下さいます様に、」

 ロッテが部屋から出ていくと、私はいそいそとベットに入る、しかし先程のキスが頭から離れずにいた、ゴロゴロと大きなベットに転がると、やっと眠気がやってくる、眠気に抗う事をせずに私は眠った。

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