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《184話》
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「どうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょうどうしましょう!!
私、セブンさん、の事、好き…です――――――っ!!!」
「ほうほう漸く自覚したか」
「何で、気付かなかった、んでしょう!?あんなに格好良い、セブンさん、好きなにならない訳、無いで、す!」
「まぁセブン氏は良い男だな」
「これから、毎日どうやって、過ごせばいい、ですか!?」
「普段通りで良いではないか」
「恥ずかしくて、心臓爆発、する、です!」
「青い春だな。良い事だ」
「サイヒ様は他人事だと、思って…サイヒ様!?」
「久しいなサラ」
「サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様お久、ぶり、です!
今日も、素敵、ですっ!!!!」
「まぁ茶でも飲んで落ち着け」
サイヒがそう言うとサラの部屋のテーブルにいつの間にかお茶の準備がされていた。
【全知全能】の能力である。
無から有を作り出す。
サイヒは余りこの能力を好んで使わないが、こういう時には役に立つ。
テーブルの上ではカップからハーブティーの良い匂いがする。
寝る前なのでノンカフェインのハーブティーである。
良い睡眠を考慮してカモミールティーである。
ハーブティーの種類は、ドライハーブティーとフレッシュハーブティーの2種類がある。
ハーブティーが持つ独特の苦みが苦手な場合は、はちみつをプラスするのがおすすめ。
カモミールの持つリンゴのような甘さがより際立ち、飲みやすくなる。
冷え性の人は、新陳代謝を促進し、体を芯から温めてくれるショウガをすりおろして、カモミールティーにプラスしてみると良いだろう。
冷え性や冷えからくる頭痛、下痢、月経異常などの改善が期待できる。
正に今のサラにうってつけのハーブティーである。
この興奮状態ではろくに寝つけないであろうから。
「さて、お話をしようかサラ」
「あうあうあうあうあうあうあうあう………」
「顔がリンゴのように真っ赤だな。ふふ、可愛らしい。そんなところがセブン氏のお気に入りかな?」
「セブンさん、のお気に、あうあうあうあうあう…」
「何だ、セブン氏の気持ちには気付いていないのか?」
「え、え、セブンさん、の、気持ち?」
「あれ程分かりやすい男はおらんと思うのだがなぁ」
「セブンさん、が………?」
「男は好意が無い女に優しくはせんよ」
「はうはうはうはう…セブンさん、が、私、を………?」
「まぁ茶でも飲むが良い」
「頂く、です」
サラが真っ赤な顔のままカモミールティーに口を付ける。
甘党のサラが用意された蜂蜜を入れていない。
それほど混乱状態なのだろう。
(随分と可愛く育ったものだ。セブン氏も育てがいがあっただろうて)
「はぁ~サイヒ様、私、セブンさん、好きみたい、です」
「そうか、恋は良いものだ。恋する女は綺麗だと言うが、お前を見ていると本当だと思うよ。最初にあった時より愛らしく美しく育った。良い恋をしているのだな」
「はうぅぅぅっぅぅぅぅぅぅう……」
「ふふ、落ち着け落ち着け。ゆっくり、話をしようじゃないか」
「はい、です」
ふぅ、吐息をついてサラがぽつりぽつりと心の内をサイヒに語りだすのだった。
私、セブンさん、の事、好き…です――――――っ!!!」
「ほうほう漸く自覚したか」
「何で、気付かなかった、んでしょう!?あんなに格好良い、セブンさん、好きなにならない訳、無いで、す!」
「まぁセブン氏は良い男だな」
「これから、毎日どうやって、過ごせばいい、ですか!?」
「普段通りで良いではないか」
「恥ずかしくて、心臓爆発、する、です!」
「青い春だな。良い事だ」
「サイヒ様は他人事だと、思って…サイヒ様!?」
「久しいなサラ」
「サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様サイヒ様お久、ぶり、です!
今日も、素敵、ですっ!!!!」
「まぁ茶でも飲んで落ち着け」
サイヒがそう言うとサラの部屋のテーブルにいつの間にかお茶の準備がされていた。
【全知全能】の能力である。
無から有を作り出す。
サイヒは余りこの能力を好んで使わないが、こういう時には役に立つ。
テーブルの上ではカップからハーブティーの良い匂いがする。
寝る前なのでノンカフェインのハーブティーである。
良い睡眠を考慮してカモミールティーである。
ハーブティーの種類は、ドライハーブティーとフレッシュハーブティーの2種類がある。
ハーブティーが持つ独特の苦みが苦手な場合は、はちみつをプラスするのがおすすめ。
カモミールの持つリンゴのような甘さがより際立ち、飲みやすくなる。
冷え性の人は、新陳代謝を促進し、体を芯から温めてくれるショウガをすりおろして、カモミールティーにプラスしてみると良いだろう。
冷え性や冷えからくる頭痛、下痢、月経異常などの改善が期待できる。
正に今のサラにうってつけのハーブティーである。
この興奮状態ではろくに寝つけないであろうから。
「さて、お話をしようかサラ」
「あうあうあうあうあうあうあうあう………」
「顔がリンゴのように真っ赤だな。ふふ、可愛らしい。そんなところがセブン氏のお気に入りかな?」
「セブンさん、のお気に、あうあうあうあうあう…」
「何だ、セブン氏の気持ちには気付いていないのか?」
「え、え、セブンさん、の、気持ち?」
「あれ程分かりやすい男はおらんと思うのだがなぁ」
「セブンさん、が………?」
「男は好意が無い女に優しくはせんよ」
「はうはうはうはう…セブンさん、が、私、を………?」
「まぁ茶でも飲むが良い」
「頂く、です」
サラが真っ赤な顔のままカモミールティーに口を付ける。
甘党のサラが用意された蜂蜜を入れていない。
それほど混乱状態なのだろう。
(随分と可愛く育ったものだ。セブン氏も育てがいがあっただろうて)
「はぁ~サイヒ様、私、セブンさん、好きみたい、です」
「そうか、恋は良いものだ。恋する女は綺麗だと言うが、お前を見ていると本当だと思うよ。最初にあった時より愛らしく美しく育った。良い恋をしているのだな」
「はうぅぅぅっぅぅぅぅぅぅう……」
「ふふ、落ち着け落ち着け。ゆっくり、話をしようじゃないか」
「はい、です」
ふぅ、吐息をついてサラがぽつりぽつりと心の内をサイヒに語りだすのだった。
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