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《小話詰め合わせ②》※

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アルコールで精神幼児化するアコロ王子と爺医師①

 カポーン
 桶が床にあた立った音が浴場に反響した。

「アコロ王子、痒い所はないですか?」

「ん~だいじょうぶ。シャンプーはきもち~♡」

「アコロ王子さえ良ければこれからも毎日一緒に入浴をします!私が体の隅々まで洗ってあげますぞ!」

 本日、ジュースと間違えてアルコールを飲んでしまったアコロ王子。
 グデングデンになりながらも爺医師の介助を受けて風呂に入らされていた。

「じゃぁ泡を流すから目と耳を閉じてくだされ」

「ん~」

 爺医師の言葉にアコロ王子は耳を手て抑え、目を瞑ると頭を下げた。
 湯がアコロ王子の頭の泡を流していく。
 その後に出てきたのはまだリンスもトリートメントもしていないのにキューティクルがツヤツヤな金糸の髪の毛だだ。
 その髪の水分を手で飛ばして爺医師はトリートメントに手をかける。

「次はトリートメントですぞ」

「ん~」

 耳と目を閉ざしたままアコロ王子がコクコクと頷いた。

🌺以下サービスタイム🌺

「では体を洗いますぞ」

 爺医師が両手を泡泡にした。
 そしてタオルを使わず手でアコロ王子の身体を洗っていく。

「んっ、くすぐっ、たい」

「汗をかいたから綺麗にしないといけませぬな」

「ふぅ、ん くび くすぐったい  みみ、もやだぁ」

 爺医師の手が首筋、耳の後ろ、とアコロ王子の身体を滑る。

「ひゃぁっ!むね やぁー」

「アコロ王子、動くと綺麗に洗えないですぞ」

「あぁ んぅ~ て、じゃくすぐったい から タオル つかっ、てぇ」

「目の粗いタオルなど使ってアコロ王子の綺麗な肌に傷でも付いたらどうするのですか!」

「あぁぁ…そ、こ  やぁ」

「ちゃんと全身綺麗にしないとですな」

・・・アコロ王子の下体はどうやって洗ったかはご想像にお任せします


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アルコールで精神幼児化するアコロ王子と爺医師②


「ん~ねむ、い……」

「駄目だですぞアコロ王子、今日はかなり運動したから筋肉をしっかりほぐさないとですぞ」

 湯上りのアコロ王子は目の毒である。
 正直R-18を付けたいレベルだ。
 健全な男子がっつり見てはいけないような、そんなアコロ王子が医務室のベッドでうつ伏せで寝転がっている。
 腕を枕にしてそこに額を乗せるとトロンとした色気を纏った双眸が空を見る。
 直接見られるよりどこを見ているか分からない視線の方がアレ、な感じで余計見てはいけない気にさせるのだ。
 本当に、本当に外見だけは良いのだこの王子は!
 よって医務室に居た者はアコロ王子から視線を逸らしていた。

「じゃぁアコロ王子、力を抜いておいてくだされ」

 爺医師がアコロ王子の腰に馬乗りになり―――――

「あぁん」

 その手がアコロ王子の背を押すとアコロ王子から甘い嬌声があがった。

((((((((((!?!?!?!?))))))))))

「んん、あっぁ…」

「ここはどうです?」

「んにゃぁぁん、きも、ちぃの…もっと、ふかくぅ」

「ココが良いのですか!?」

「そこ、いぃ」

 爺医師の手が丹念にアコロ王子の身体をほぐす度に、アコロ王子から鼻に掛かった甘い声が漏れる。
 酸素を求めて喘ぐ吐息が艶っぽい。

「も、ねかせ てぇ  」

「下の方もほぐしてからですな」

「ああぁ!そこ、い たい……」

「もうすぐ終わるから我慢してくだされアコロ王子」

「ひゃぁぁぁん」

( ^ω^)・・・

「俺、アコロ王子だったらおっぱいなくてもヌけるわ」

「使用人Ⓐ、同感だけど下品っすよ!皆思ってても口に出してないんっすから!!」

((((((((((それはそうだが使用人Ⓑ、お前も黙れ(#^ω^)ビキビキ))))))))))

 医務室にマッサージに来ていた者。
 マッサージを施していた者の多くが前屈み気味である。

 そしてそそくさと前屈みでトイレに行くもの多数。
 この王宮が広くてトイレの数がそれなりにあったから良かったが、そうでなければ男子トイレに大渋滞が起きていたことだろう。
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