あの音になりたい！ 北浜高校吹奏楽部へようこそ！

第九楽章 ドタバタの文化祭

どうしよう。

「お、洸。トイレ長かったな。」

「あ、、ああ。」

「、、、。どうしたんだよ黙って。」

「あ、、驚かないで聞いて欲しいんだけど。」

雨宮はさっきのことを全て話した。

「なるほどな！じゃあなんかやるか。」

「、、、はぁ？できるのか？」

「俺やってみたかったんだ。
バンドやろうぜ！洸！！」

「って！どうするんだよ！」

「とりあえずメンバーだよな。」

「俺と雨宮。あとドラムとボーカルだよな。心当たりあるからついてこいよ。」

「いやいや、俺ギター弾けないよ。」

「大丈夫だってなんとかなるだろ。」

「ふざけんな。」

「まぁまぁ。音楽家はハプニングがないとつまらないだろ。NO MUSIC NO LIFE」

「、、、」

「無視すんなよ。梓のお兄さんの頼みなんだろ。雨宮がやるしかないぞ。」

「無理だろ。」

「大丈夫だって。まかせろ。
おれが文化祭でやりたかった曲リストがあるからこんな下から簡単な曲で盛り上がる曲を選べば大丈夫。」

大海はポケットからメモ帳を出して考えてる。

「どうなっても知らないからな。」