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第九楽章 ドタバタの文化祭

体育館で

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クラスメイトからコンサートの喜びの感想もたくさん聞き終わりメイド喫茶は終了。

雨宮と竹下と大海と小野田と山下の5人は
体育館でイベントがやってるみたいなので観に行くことにした。

「ありがとうぉ!!!」

「キャー!」

軽音部が演奏しているみたいで
盛り上がっている。

「こういうの本当にあるんだな。てっきりアニメか漫画の世界だけだと思ってたけど。」

「やっぱり中学は文化祭なんてやらないからね。盛大にやるんだな。」

大海はテンションが上がってるのか興奮しながら雨宮の話を返す。

ん?
すると生徒が雨宮の後ろを急いで走っていくのに気づいた。

あれは確か百瀬のお兄さん?

「ごめん。ちょっと行くわ。」

「ん?どうしたんだよ雨宮。」と竹下は聞く。

「トイレ。」

百瀬さんを追いかけ雨宮は走った。

「あの、百瀬さん。どうしたんですか?」

「ん、、あ!!7大有名人の雨宮くん。実は、、いや、、でも。雨宮くんなら言っていいか。
実は文化祭の表彰式のトロフィーがなくて。」

百瀬さんは焦ってる。

「7大有名人はやめてください。
え?あのー文化祭って競技じゃないですよね?なんでトロフィー?」

「毎年、人気投票で一位になったクラスに渡すことにしてるんだ。」

「しかし、、見つからなくてね。」

「それでいつ表彰式なんですか?」

「実は4時半。」

「え?4時半?」

雨宮は時計を見る。もうすでに3時半。
後1時間。

「そこで頼む。雨宮くんになんとか時間稼ぎをしてもらいたい。」

「はぁ??」

「なんでもいい。演奏でもバンドでもライブでも。」

「え?ちょ、、、ちょっと!」

「任せた!!」

、、、、、、。

やばい、、。どうしよう!



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