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交易都市にて?
黒くてヌルッとしたH?
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ワタシは、動けない状態で、すずめの涙亭の女主人カスティアさんによって、レイプされてる。
それも得体の知れない変なチンPに、秘穴を抉られて嬲られてる。
んああっ、んああっ
声が出ない。
光は感じるけど目が見えない。目の前のカスティアが黒い影にしか見えない。
双眸だけが赤く不気味に光ってる。
相手はカスティアさんだと声ではわかるけど、秘穴に突っ込まれてる物体がわからない
太く大きく、冷たくヌルっとしてる。
コレってチンPなの?
触れてくる手も、体も、吸い付いてくる。
人の肌じゃない。
この感触は経験がある。
そう闇ドロだわ。
オッペケペイ公爵邸で闇ドロに犯された時の感触と酷似してる。
カスティアは闇ドロと同じ?
彼女も操られてるの?
でも、ダメ、キモチイイ、凄い、脳天まで突き抜ける快楽。
ああ、闇ドロとは比べ物にならない。
カスティアは動けないワタシに対してやりたい放題。
うつ伏せにされたかと思うと、背後から乳を揉みしだかれながら、尻の穴を貫かれた。
ひっ、いっ!
お尻は好きじゃない、でも感じてる。
再び仰向けにされると、再び秘穴へ、更に一段と激しく突かれる。
んあっ!、ダメ、あっ、ヒアッ!!
凄い、ああ、凄くいい
でも、なぜかアクメが来ない、絶頂に達しない、なんで?
カスティアの息が荒い
「ハぁハぁ、んぁ、中々にぃ、しぶといわぁ……」
腰を更に激しく突き動かして来るカスティア。
なんで、こんだけされてるのに、キモチイイのに
イケない、ヤダ、コレ、ヤダ!
するとカスティアが震え出した。
「なぁん、こんなぁん、ワタシぃがぁ、んなあっ、あぁん」
チンPが、ワタシの中でビクんビクんと痙攣しだし、膨れ上がった瞬間にいきなり大量の液体が流れ込んできた。
「んふぅっ!!」
なっ、あっ!?
ナニ?、命の液?
でも何か違う。
次の瞬間、ズッと後ろに背中を引っ張られたような感覚。
そのまま落ちた、文字通りの落下。
え?
きゃああああああっ!!
……
ルナリアとケティが『すずめの涙亭』の食堂で休息を取っていると、店舗入り口から勢いよく入って来た者がいる。
それに気づいたルナリア
「スノウ?」
スノウだった、ルナリア達には目もくれず奥の宿建屋へと続く入り口へ、険しい顔をして足早に行ってしまった。
その異様な雰囲気に、ルナとケティは顔を見合わせて、ハッとすると、2人共に席を立ち、スノウを追った。
…
一方で…最上階の個室
王都騎士団、衛士隊、ギルド長、侯爵の面々は会議を終え、出された酒と軽い食事をつつきながら、ざっくばらんに今後のことを話し合っていた。
「俺の小隊は、連絡員を数名残し、明後日にも撤収する」
「急だなマキュロン」
とゲドー隊長
「ああ、西方大陸方面でキナ臭い動きがある、今回の件も関係ねーとはいえねー、とっ捕まえた”大老”とか言う調子こいたクソジジイが、『自分は西方大陸と密な関係だ』とか、『拘束を解かないと国交問題になるぞ』とかほざきやがったからな。ちょっと死なねー程度に締めてやったら、ベラベラ喋りやがった」
その先はロベールが説明する。
「大老の出身は大陸に近い関所村です。西方の商会とは以前から交流がありましたし、現役時代には多額の金銭授受も確認してます」
「それって賄賂じゃねーか、テメェらは、そんな奴を放って置いたのか?」
「ここは貿易都市、そんな事はごく普通ですよ、だからといって大老が何かしら便宜を図るようなこともしていませんでしたよ。そもそも大老は隠居の身でギルドでの発言権はありませんからな、まさか今更あんな事するとは思ってもいませんでしたよ」
ロベールがハハハと軽く笑う。
「ウソつけ、テメェはあのクソジジィをわざと放置しただろう?、それも代理のババアに押しつけてよ」
「どこにそんな証拠が?」
「証拠?、くだらねーな、俺の小隊を舐めんじゃねーぞ」
「……」
「テメェがなに考えてんのか知ったこっちゃねーが、あのクソジジイは、冒険者ギルドを乗っ取ろうと前々から画策していやがった。どこぞの傭兵どもを街に引き入れてな。俺としては放って置いて、時期を見て冒険者ギルドごと潰す方が、都合がよかったんだがな」
ロベールが眉根を寄せた
「それは物騒な物言いですな」
「潰した後は、王都騎士団の息がかかった冒険者ギルドを新たに立ち上げる、どうだ?」
マキュロンがニヤリと笑う
「それは公権濫用です、公民の公平性が失われる」
「だが、制御はしやすい、今回のような問題も起きねーしな」
「汚職が蔓延りそうですな」
ロベールは、嫌味っぽく言った。
「今だって変わんねーだろ?、あのクソジジイがギルドの資金を横領してたのもコッチは掴んでるぞ」
「それは……」
「テメェがコソコソと起こした諜報組織も、裏切りと裏金の温床だったじゃねーか、それで管理出来てたって言えんのか、ああ?」
ロベールは言葉に詰まった。
「ま、テメェは、そんな小難しい事考えねーで、衛士隊審議局の局長をやれ、冒険者ギルドは、優秀な五十路ババアにやらせとけ」
マキュロンは、今度はフィロドロを見た
「僕ですか?……まず衛士隊と冒険者間のわだかまりを解決させて……」
「いらねーだろそんなもん」
マキュロンがバッサリとアッサリと切り捨てる。
「え?」
「まず、衛士隊規約を見直せ、衛士隊で新たに人員募集して、冒険者や民間から優先的に募れ」
「マキュロン殿、それは衛士隊規約に反することで……」
口を挟んだのはドルガーだった。
衛士隊は、基本的に王都で騎士団の訓練を受けた者に限られている。その関門は狭き門、選ばれた者だけが進める道、ドルガーもそれを自負している。
「だから規約を見直せって言ってんだ、テメェの耳はクソでも詰まってんのか?」
「フィ、フィロドロ様」
ドルガーはフィロドロに助けを求めた。
「マキュロン殿、ロベール氏を局長に任命した意味はそれなのですか?」
「ああその通りだ、トンデルダルトトロリアーナは、王都より独立した自治権を与えられている。王都の決め事に離反しない範囲で行政すればいい、衛士隊も然りだ」
「それでは衛士隊の士気に関わりますぞ!」
「そんな事知るか、テメェらでなんとかしろ、そうそう、その衛士隊の新しい規約は明日までに作ってくれや、第三軍で精査して決済してやる。ロベール局長も、フィロドロ侯と草案を作ってくれ」
ロベールが青ざめる
「明日までってそんな無茶苦茶な」
「こんなもんはな、ズルズルやってたってしょうがねーんだよ、熟女抱いてる暇があるんなら馬車馬のように働け」
どこまでそのネタで弄る気なのか、ロベールは口に出さずそう思った。
そんなやりとりの中、フィロドロは考え込んでいる。
「……ロベール殿、マキュロン隊長の意向に従いましょう」
「フィロドロ様!?…」
「ドルガーも手伝ってください。戻り次第早速始めましょう」
「ええ!?」
ドルガーも愕然とする。
「ほら見ろ、フィロドロ侯はヤル気満々じゃねーか、宜しく頼むわ。ちなみに俺の意向じゃねー、王都行政院の施策だ、俺の言葉は勅命だと思え」
ドルガー、そしてロベールはため息をついた。
今まで黙って聞いていたゲドーが口を開いた。
「そういえば、大老と共に捕らえた西方の傭兵団残党はどうする?」
「アイツらからこれ以上の情報は出ねーだろうからな、殺処分だ」
「……慈悲もなしか?」
「先に討伐されて死んだ奴らと何が違う?」
「西方との火種にはならんか?」
「ならねーな」
「その根拠はなんだ?」
「西方の傭兵団じゃねーからさ」
場がざわめく
「なんだと?」
「西方の傭兵団?、誰がそんな事言った?、どいつもこいつも思い込みも甚だしいな、アレは単なる賊だ、訓練はされてるがな」
「しかし大老が…」
「その大老自身が、あの闇の魔物とやらに傭兵団だと思い込まされていたって事だ、西方がキナ臭い話とは別だがな」
「第三騎士団は全てを把握していたと?」
ロベールがそう問うた。
しかし、マキュロンは少し躊躇いがちに口を開いた。
「……いや、闇の魔物の存在は、事が始まるまで認識していなかった。俺たちはフィロドロ侯が侯爵家当主を殺害し、あらゆる権限を掌握して、私利私欲に走ると見越していたからな」
「僕は…そんな事は…」
マキュロンが鋭くフィロドロを睨みつけた。
「そして、オッペケペイ家次期当主だった長兄の不審な病死、次兄の追放と暗殺、そして父君を病気と偽り幽閉し、人知れずに抹殺……状況証拠は充分に揃ってる」
「だけどそれは……」
「だがな、行政院の中で意見が割れたんだよ、割ったのは俺だけどな」
「え?」
「どーにも腑に落ちねー、だから侯の人となりを調べた、過去に遡ってな」
「僕の事を?」
「するとどうだ、ガキの頃から優秀で…まあ武芸はからっきしのようだが、前領主からはその商才に関して一目置かれていた」
「父がですか?」
マキュロンは徐に封書を取り出した。
「…決定的だったのはこいつだ、侯のオヤジさんが7年前に行政院宛に送った書簡だ」
「え?」
「当主の死が確認されるまで、開封が禁じられていたそうだ、いわば遺言状だな」
「!?」
マキュロンは、その書簡をオキシドに渡し、フィロドロの前に置かせた。
「読んでよろしいのですか?」
「侯に読む権利がある」
フィロドロは、恐る恐るそれを開き、読み出した。すると、ポロポロと泣き出してしまった。
ドルガーが隣で狼狽えている。
「内容を簡単にいやぁ、侯は次期当主兼、領主になるよう指定されていた。長兄殿は生まれ持った病で、もって数年、放蕩の次兄殿は廃嫡をする予定だったようだな…最後は候宛に文が綴られてる。お涙頂戴な内容でな」
「マキュロン、お前な…」
マキュロンの物言いに、ゲドーが呆れた。
「だけど、なぜ今これが……」
「行政院も法に準じてる手前、前当主殿の死が確認できるまでは開封できなかったんだよ、俺たち第3軍団の調査報告が上がるまで封印されてた。裏を取るのに苦労したぜ、3年かかった」
「……騎士団はそんな前から」
「だが、そうなるとだ、この貿易都市で暗躍しているフィロドロ候は何者だというわけだ。やってることがずさんで、何もかもまるでバレる事が前提で動いてる、混乱を起こし、争いが起こるように誘導されているってな」
マキュロンはそこで言葉を切り、酒を一気に煽り、盃をテーブルにコンっと置いた
「だがその書簡だけじゃ、行政院の決定を覆す材料がまだ足りねー、だから問答無用で侯爵家を粛清して取り潰し、この街を初期化する方向で動こうとしたんだよ、俺たち騎士団もまんまと罠に嵌められる所だったわけだ」
「なぜそうなさらなかったのですか?」
ニヤリと笑うマキュロン
「そこで冒険者エムの登場だ、あのクソアマとその徒党が暴れたおかげで、何者かの計画に綻びが出始めた。今まで見えていなかったモノが見えるようになった」
「見えていなかったモノ?」
「アンタだ、侯爵様」
「僕?」
「侯爵家を潰されてあんたになんの益がある?」
「は?」
「おかしいだろ?、なんで自分の侯爵家を悪者にして潰す必要がある?」
「それはそうですが…おっしゃる意味がわかりません」
「騎士団は、衛士隊と一戦やり合うのも覚悟してた。そうなるとどうなる?」
「内戦…」
「闇の魔物は騎士団の動きも折込済だった。冒険者エムはそれに気づいて、俺たち騎士団を突き放して侯爵家を潰す大義名分を封じ込めた、そうだろ?、マティ」
マティは部屋の入り口近くで給仕係として、控えていたが、突然ドヤ顔のマキュロンに話しを振られ眉根を寄せた。
『エム姉がそんな事考えてるわけないじゃない』と心の中で彼に突っ込み、どう返したものかと考えた。
「なんだよ、違うのか?」
マティが答えようとした時だった。
ドンドンドンドン
突然扉が叩かれた。
「少々失礼します」
マティは会釈すると扉を開けた、するとノックの相手はケティだった。
「どうしたの?」
ケティはチラリと部屋の面々を一瞥し、マティに耳打ちする。
「…エム姉が?」
マティが口にした言葉に皆が反応する。特に、ルウとフィロドロは席を立ち上がった。
「彼女がどうかしたのか?」
ルウが問う、しかしマティは
「なんでもございません。皆さんは引き続きご歓談を」
マティはそう言って会釈すると、ケティと共に部屋を出て行ってしまった。
ルウは不安に駆られ、ゲドーへ向いた。
「隊長、席を外してもよろしいでしょうか?」
フッと笑うゲドー
「……ああ、構わんよ」
「僕も…」
フィロドロもルウに付いて、席を離れようとするが…
「侯は、ダメだ、座れ」
マキュロンに制止された。
「どうしてですか!?」
「侯は、まだ騎士団の監視下にある。勝手な行動は謹んでくれや」
「……」
そう言われ、フィロドロは黙って座り直した。
「オキシド、お前も行って確認してこい」
「はっ」
オキシドは会釈すると部屋を出て行った。
……
ぐはっ
なんなのいきなり……ここ、精神世界?
どんよりした空、赤く反射する水面のような地面、フィロ君のと全然違う、カスティアさんの世界?
『あらん、あなたのよぉ?』
「わぁっ!!」
背後から、それも耳元です声がして、ワタシは驚いて飛び上がった。
「か、カスティ……アさん?」
黒いモヤが渦巻いてる。その中で赤い2つの光点が煌々と光ってる。
『ウフフ』
「アナタ、闇の魔物?」
『その問いはぁ、正しくないわぁ、私達はぁ、”宵闇人”よぉ』
「トワイライトピープル?」
なんじゃそれ
「お化け?」
もやもやカスティアか、ズルっとずっこけた。
『私達は、肉体を持たないのぉ、いわば幽体なのよぉ』
「魂だけの存在ってこと?」
『魂と幽体は違うわねぇ』
違いが分からん
『魂はぁ、肉体を失えば消滅するでしょぉ?、幽体はそれだけで存在しうるのぉ』
「お化けじゃん」
『そんな事言ったら、アナタモ、お化けよぉ?』
「は?」
『エムちゃんも私達と同じ、幽体だものぉ』
なにを言ってんのこの人?、いや、それより私達って、なんで複数形?
もやもやカスティアが、シュルシュルと凝縮し、人の形になった。
無論全裸です、卑怯な程のボンキュッボンのナイスバディ。
『アナタを初めて見た時からぁ、妙な子だなぁって思ってたのよぉ、まさか私達と同じ、幽体の存在だなんてネェ』
「???」
『言ってる意味わかんないかなぁ』
「ワタシがアナタと同じ?」
『エムちゃんも、別のところから転移してきたんでしょぉ?』
「なんで!?」
『私達、宵闇人も1万年ほど前にこの世界にたどり着いたのよぉ?』
「い、1万年!?」
『その時の記憶はほとんどないけどねぇ』
アハハと笑うカスティア。
「何が目的なの?」
『えぇ?、なにがぁ?』
「ワタシをまた支配しようって腹なんでしょ!」
『うーん、それをしようとしてたのは、私達の分体よぉ?』
「闇ドロはアナタの分身って事でしょ、それはアナタの意思が介在してるって事じゃない!」
『ちょっと違うわぁ、あの子はねぇ、私達、宵闇人のぉ、意識の集合体の一欠片に過ぎないわぁ』
「はぁ?」
『そうねぇ、森の中にいる粘菌みたいな?』
ますますわからん
「……アレは貴方の意志じゃないって事?」
『そうねぇ、私であってぇ、私じゃない、独立した思念体、意志、意識、思考』
「思考……」
ワタシはハッとした
『並列思考』
アレは、幽体だから出来る、そしてワタシは肉体を持たない。じゃあ身体は一体誰のモノなの?
「ワタシも貴方のように、意識の集合体って事?」
『それもちょっと違うわぁ、私達が見る限りぃ、エムちゃんは1人だものぉ、でも存在はぁ、私達に近いわねぇ』
「そんな…まさか」
じゃあワタシは一体なんなの?
『そんな心配しなくてもぉ、大丈夫よぉ?、今まで通り普通にしてれば良いわぁ、そのためにも、その子を回収させてねぇ?』
「その子?」
いつの間にか目の前にいたカスティアが、ワタシの唇を奪った。
んーっ!!、ンプっ
そのまま押し倒される。唇を離して抵抗するも、両手首を、頭の上で片手で押さえつけられた。力が半端なく強い。
「い、痛い!、や、やめてよ!」
『ウフフ』
「い、いやっ!、ンひっ!!」
カスティアのもう一方の手の指がワタシの秘穴を襲った。
クチュぢゅぶっとイヤラシイ音を立ててる
そんな、ワタシ濡れてる!?
人差し指と中指が奥へと入って入って来る
「や、いやん!」
『力を抜いてぇ……ほらぁ』
え?
カスティアが指を引き抜くと、その指の先にヌラヌラとした黒いものが摘まれていた。
それがズルズルズルっと、ワタシの秘穴から引き出されてきた。
「んなぁっ!、ヒアッ!、ヒイっ!!」
全身を沢山の手で弄られる感覚が襲ってくる。
「ひあっ!、いやんっ!、やめへぇ」
気持ち悪さと、気持ち良さがごちゃ混ぜな感じ。
『大丈夫ぅ、大丈夫ぅ』
なにが大丈夫か!、こんなの死んじゃう!!
「ひぃいいっ!!」
ズルルルルルルルルルルルルゥ、ぢゅぽんっ!
「ひぎゃっ!!」
最後の所でワタシは、絶頂に達してイッてしまった、それも変な声を出して。現実世界なら失禁してる。
『はぁい、回収っとぉ』
「ひ、あひ…ひっ」
ビクビクと痙攣が止まらない。穴という穴に、チンPでも打ち込まれたかのような、痺れが身体に残ってる。
『ヤメロ、ヤメロ、ヤメロ……』
ワタシの身体から取り出された油のようにヌラヌラとした黒い物体から、微かに声が聞こえる。
そのまま黒い物体は、カスティアの腕に吸収されて消え失せた。
「今の……闇ドロなの?」
『幽体のアナタにへばりついてぇ、徐々に侵食してたのよぉ?、私達が気づかなかったらぁ、貴方もぉフィロドロ君の様になってたわねぇ』
全てブラックホールに飲まれたと思ってた。でも、あの間際にワタシの体内?に入り込んでいたんだわ。
ワタシはゾッとした。
『これでぇ、もう安心よぉ?』
「できるか!!」
『あれぇ?』
目の前にいるのは宵闇人と名乗る、闇ドロの親玉。
安心材料なんてこれっぽっちもない。
ワタシにはわかる、コイツはめっちゃヤバイ奴だわ。
「アンタも、人の魂を糧にしてるのよね?」
『ええ、そうよぉん』
「だったら、闇ドロと同じ事をしようとしてるって事じゃない!」
『ん?』
カスティアが首を傾げた。
え?、なにその反応。
『……ああ、そっかぁ、そうよねぇ、長いことそういうのも忘れてたわぁ』
「はぁ?」
『うんうん、わかったわぁエムちゃん、とりあえず、もうちょっとHしましょ』
「へ?」
……
それも得体の知れない変なチンPに、秘穴を抉られて嬲られてる。
んああっ、んああっ
声が出ない。
光は感じるけど目が見えない。目の前のカスティアが黒い影にしか見えない。
双眸だけが赤く不気味に光ってる。
相手はカスティアさんだと声ではわかるけど、秘穴に突っ込まれてる物体がわからない
太く大きく、冷たくヌルっとしてる。
コレってチンPなの?
触れてくる手も、体も、吸い付いてくる。
人の肌じゃない。
この感触は経験がある。
そう闇ドロだわ。
オッペケペイ公爵邸で闇ドロに犯された時の感触と酷似してる。
カスティアは闇ドロと同じ?
彼女も操られてるの?
でも、ダメ、キモチイイ、凄い、脳天まで突き抜ける快楽。
ああ、闇ドロとは比べ物にならない。
カスティアは動けないワタシに対してやりたい放題。
うつ伏せにされたかと思うと、背後から乳を揉みしだかれながら、尻の穴を貫かれた。
ひっ、いっ!
お尻は好きじゃない、でも感じてる。
再び仰向けにされると、再び秘穴へ、更に一段と激しく突かれる。
んあっ!、ダメ、あっ、ヒアッ!!
凄い、ああ、凄くいい
でも、なぜかアクメが来ない、絶頂に達しない、なんで?
カスティアの息が荒い
「ハぁハぁ、んぁ、中々にぃ、しぶといわぁ……」
腰を更に激しく突き動かして来るカスティア。
なんで、こんだけされてるのに、キモチイイのに
イケない、ヤダ、コレ、ヤダ!
するとカスティアが震え出した。
「なぁん、こんなぁん、ワタシぃがぁ、んなあっ、あぁん」
チンPが、ワタシの中でビクんビクんと痙攣しだし、膨れ上がった瞬間にいきなり大量の液体が流れ込んできた。
「んふぅっ!!」
なっ、あっ!?
ナニ?、命の液?
でも何か違う。
次の瞬間、ズッと後ろに背中を引っ張られたような感覚。
そのまま落ちた、文字通りの落下。
え?
きゃああああああっ!!
……
ルナリアとケティが『すずめの涙亭』の食堂で休息を取っていると、店舗入り口から勢いよく入って来た者がいる。
それに気づいたルナリア
「スノウ?」
スノウだった、ルナリア達には目もくれず奥の宿建屋へと続く入り口へ、険しい顔をして足早に行ってしまった。
その異様な雰囲気に、ルナとケティは顔を見合わせて、ハッとすると、2人共に席を立ち、スノウを追った。
…
一方で…最上階の個室
王都騎士団、衛士隊、ギルド長、侯爵の面々は会議を終え、出された酒と軽い食事をつつきながら、ざっくばらんに今後のことを話し合っていた。
「俺の小隊は、連絡員を数名残し、明後日にも撤収する」
「急だなマキュロン」
とゲドー隊長
「ああ、西方大陸方面でキナ臭い動きがある、今回の件も関係ねーとはいえねー、とっ捕まえた”大老”とか言う調子こいたクソジジイが、『自分は西方大陸と密な関係だ』とか、『拘束を解かないと国交問題になるぞ』とかほざきやがったからな。ちょっと死なねー程度に締めてやったら、ベラベラ喋りやがった」
その先はロベールが説明する。
「大老の出身は大陸に近い関所村です。西方の商会とは以前から交流がありましたし、現役時代には多額の金銭授受も確認してます」
「それって賄賂じゃねーか、テメェらは、そんな奴を放って置いたのか?」
「ここは貿易都市、そんな事はごく普通ですよ、だからといって大老が何かしら便宜を図るようなこともしていませんでしたよ。そもそも大老は隠居の身でギルドでの発言権はありませんからな、まさか今更あんな事するとは思ってもいませんでしたよ」
ロベールがハハハと軽く笑う。
「ウソつけ、テメェはあのクソジジィをわざと放置しただろう?、それも代理のババアに押しつけてよ」
「どこにそんな証拠が?」
「証拠?、くだらねーな、俺の小隊を舐めんじゃねーぞ」
「……」
「テメェがなに考えてんのか知ったこっちゃねーが、あのクソジジイは、冒険者ギルドを乗っ取ろうと前々から画策していやがった。どこぞの傭兵どもを街に引き入れてな。俺としては放って置いて、時期を見て冒険者ギルドごと潰す方が、都合がよかったんだがな」
ロベールが眉根を寄せた
「それは物騒な物言いですな」
「潰した後は、王都騎士団の息がかかった冒険者ギルドを新たに立ち上げる、どうだ?」
マキュロンがニヤリと笑う
「それは公権濫用です、公民の公平性が失われる」
「だが、制御はしやすい、今回のような問題も起きねーしな」
「汚職が蔓延りそうですな」
ロベールは、嫌味っぽく言った。
「今だって変わんねーだろ?、あのクソジジイがギルドの資金を横領してたのもコッチは掴んでるぞ」
「それは……」
「テメェがコソコソと起こした諜報組織も、裏切りと裏金の温床だったじゃねーか、それで管理出来てたって言えんのか、ああ?」
ロベールは言葉に詰まった。
「ま、テメェは、そんな小難しい事考えねーで、衛士隊審議局の局長をやれ、冒険者ギルドは、優秀な五十路ババアにやらせとけ」
マキュロンは、今度はフィロドロを見た
「僕ですか?……まず衛士隊と冒険者間のわだかまりを解決させて……」
「いらねーだろそんなもん」
マキュロンがバッサリとアッサリと切り捨てる。
「え?」
「まず、衛士隊規約を見直せ、衛士隊で新たに人員募集して、冒険者や民間から優先的に募れ」
「マキュロン殿、それは衛士隊規約に反することで……」
口を挟んだのはドルガーだった。
衛士隊は、基本的に王都で騎士団の訓練を受けた者に限られている。その関門は狭き門、選ばれた者だけが進める道、ドルガーもそれを自負している。
「だから規約を見直せって言ってんだ、テメェの耳はクソでも詰まってんのか?」
「フィ、フィロドロ様」
ドルガーはフィロドロに助けを求めた。
「マキュロン殿、ロベール氏を局長に任命した意味はそれなのですか?」
「ああその通りだ、トンデルダルトトロリアーナは、王都より独立した自治権を与えられている。王都の決め事に離反しない範囲で行政すればいい、衛士隊も然りだ」
「それでは衛士隊の士気に関わりますぞ!」
「そんな事知るか、テメェらでなんとかしろ、そうそう、その衛士隊の新しい規約は明日までに作ってくれや、第三軍で精査して決済してやる。ロベール局長も、フィロドロ侯と草案を作ってくれ」
ロベールが青ざめる
「明日までってそんな無茶苦茶な」
「こんなもんはな、ズルズルやってたってしょうがねーんだよ、熟女抱いてる暇があるんなら馬車馬のように働け」
どこまでそのネタで弄る気なのか、ロベールは口に出さずそう思った。
そんなやりとりの中、フィロドロは考え込んでいる。
「……ロベール殿、マキュロン隊長の意向に従いましょう」
「フィロドロ様!?…」
「ドルガーも手伝ってください。戻り次第早速始めましょう」
「ええ!?」
ドルガーも愕然とする。
「ほら見ろ、フィロドロ侯はヤル気満々じゃねーか、宜しく頼むわ。ちなみに俺の意向じゃねー、王都行政院の施策だ、俺の言葉は勅命だと思え」
ドルガー、そしてロベールはため息をついた。
今まで黙って聞いていたゲドーが口を開いた。
「そういえば、大老と共に捕らえた西方の傭兵団残党はどうする?」
「アイツらからこれ以上の情報は出ねーだろうからな、殺処分だ」
「……慈悲もなしか?」
「先に討伐されて死んだ奴らと何が違う?」
「西方との火種にはならんか?」
「ならねーな」
「その根拠はなんだ?」
「西方の傭兵団じゃねーからさ」
場がざわめく
「なんだと?」
「西方の傭兵団?、誰がそんな事言った?、どいつもこいつも思い込みも甚だしいな、アレは単なる賊だ、訓練はされてるがな」
「しかし大老が…」
「その大老自身が、あの闇の魔物とやらに傭兵団だと思い込まされていたって事だ、西方がキナ臭い話とは別だがな」
「第三騎士団は全てを把握していたと?」
ロベールがそう問うた。
しかし、マキュロンは少し躊躇いがちに口を開いた。
「……いや、闇の魔物の存在は、事が始まるまで認識していなかった。俺たちはフィロドロ侯が侯爵家当主を殺害し、あらゆる権限を掌握して、私利私欲に走ると見越していたからな」
「僕は…そんな事は…」
マキュロンが鋭くフィロドロを睨みつけた。
「そして、オッペケペイ家次期当主だった長兄の不審な病死、次兄の追放と暗殺、そして父君を病気と偽り幽閉し、人知れずに抹殺……状況証拠は充分に揃ってる」
「だけどそれは……」
「だがな、行政院の中で意見が割れたんだよ、割ったのは俺だけどな」
「え?」
「どーにも腑に落ちねー、だから侯の人となりを調べた、過去に遡ってな」
「僕の事を?」
「するとどうだ、ガキの頃から優秀で…まあ武芸はからっきしのようだが、前領主からはその商才に関して一目置かれていた」
「父がですか?」
マキュロンは徐に封書を取り出した。
「…決定的だったのはこいつだ、侯のオヤジさんが7年前に行政院宛に送った書簡だ」
「え?」
「当主の死が確認されるまで、開封が禁じられていたそうだ、いわば遺言状だな」
「!?」
マキュロンは、その書簡をオキシドに渡し、フィロドロの前に置かせた。
「読んでよろしいのですか?」
「侯に読む権利がある」
フィロドロは、恐る恐るそれを開き、読み出した。すると、ポロポロと泣き出してしまった。
ドルガーが隣で狼狽えている。
「内容を簡単にいやぁ、侯は次期当主兼、領主になるよう指定されていた。長兄殿は生まれ持った病で、もって数年、放蕩の次兄殿は廃嫡をする予定だったようだな…最後は候宛に文が綴られてる。お涙頂戴な内容でな」
「マキュロン、お前な…」
マキュロンの物言いに、ゲドーが呆れた。
「だけど、なぜ今これが……」
「行政院も法に準じてる手前、前当主殿の死が確認できるまでは開封できなかったんだよ、俺たち第3軍団の調査報告が上がるまで封印されてた。裏を取るのに苦労したぜ、3年かかった」
「……騎士団はそんな前から」
「だが、そうなるとだ、この貿易都市で暗躍しているフィロドロ候は何者だというわけだ。やってることがずさんで、何もかもまるでバレる事が前提で動いてる、混乱を起こし、争いが起こるように誘導されているってな」
マキュロンはそこで言葉を切り、酒を一気に煽り、盃をテーブルにコンっと置いた
「だがその書簡だけじゃ、行政院の決定を覆す材料がまだ足りねー、だから問答無用で侯爵家を粛清して取り潰し、この街を初期化する方向で動こうとしたんだよ、俺たち騎士団もまんまと罠に嵌められる所だったわけだ」
「なぜそうなさらなかったのですか?」
ニヤリと笑うマキュロン
「そこで冒険者エムの登場だ、あのクソアマとその徒党が暴れたおかげで、何者かの計画に綻びが出始めた。今まで見えていなかったモノが見えるようになった」
「見えていなかったモノ?」
「アンタだ、侯爵様」
「僕?」
「侯爵家を潰されてあんたになんの益がある?」
「は?」
「おかしいだろ?、なんで自分の侯爵家を悪者にして潰す必要がある?」
「それはそうですが…おっしゃる意味がわかりません」
「騎士団は、衛士隊と一戦やり合うのも覚悟してた。そうなるとどうなる?」
「内戦…」
「闇の魔物は騎士団の動きも折込済だった。冒険者エムはそれに気づいて、俺たち騎士団を突き放して侯爵家を潰す大義名分を封じ込めた、そうだろ?、マティ」
マティは部屋の入り口近くで給仕係として、控えていたが、突然ドヤ顔のマキュロンに話しを振られ眉根を寄せた。
『エム姉がそんな事考えてるわけないじゃない』と心の中で彼に突っ込み、どう返したものかと考えた。
「なんだよ、違うのか?」
マティが答えようとした時だった。
ドンドンドンドン
突然扉が叩かれた。
「少々失礼します」
マティは会釈すると扉を開けた、するとノックの相手はケティだった。
「どうしたの?」
ケティはチラリと部屋の面々を一瞥し、マティに耳打ちする。
「…エム姉が?」
マティが口にした言葉に皆が反応する。特に、ルウとフィロドロは席を立ち上がった。
「彼女がどうかしたのか?」
ルウが問う、しかしマティは
「なんでもございません。皆さんは引き続きご歓談を」
マティはそう言って会釈すると、ケティと共に部屋を出て行ってしまった。
ルウは不安に駆られ、ゲドーへ向いた。
「隊長、席を外してもよろしいでしょうか?」
フッと笑うゲドー
「……ああ、構わんよ」
「僕も…」
フィロドロもルウに付いて、席を離れようとするが…
「侯は、ダメだ、座れ」
マキュロンに制止された。
「どうしてですか!?」
「侯は、まだ騎士団の監視下にある。勝手な行動は謹んでくれや」
「……」
そう言われ、フィロドロは黙って座り直した。
「オキシド、お前も行って確認してこい」
「はっ」
オキシドは会釈すると部屋を出て行った。
……
ぐはっ
なんなのいきなり……ここ、精神世界?
どんよりした空、赤く反射する水面のような地面、フィロ君のと全然違う、カスティアさんの世界?
『あらん、あなたのよぉ?』
「わぁっ!!」
背後から、それも耳元です声がして、ワタシは驚いて飛び上がった。
「か、カスティ……アさん?」
黒いモヤが渦巻いてる。その中で赤い2つの光点が煌々と光ってる。
『ウフフ』
「アナタ、闇の魔物?」
『その問いはぁ、正しくないわぁ、私達はぁ、”宵闇人”よぉ』
「トワイライトピープル?」
なんじゃそれ
「お化け?」
もやもやカスティアか、ズルっとずっこけた。
『私達は、肉体を持たないのぉ、いわば幽体なのよぉ』
「魂だけの存在ってこと?」
『魂と幽体は違うわねぇ』
違いが分からん
『魂はぁ、肉体を失えば消滅するでしょぉ?、幽体はそれだけで存在しうるのぉ』
「お化けじゃん」
『そんな事言ったら、アナタモ、お化けよぉ?』
「は?」
『エムちゃんも私達と同じ、幽体だものぉ』
なにを言ってんのこの人?、いや、それより私達って、なんで複数形?
もやもやカスティアが、シュルシュルと凝縮し、人の形になった。
無論全裸です、卑怯な程のボンキュッボンのナイスバディ。
『アナタを初めて見た時からぁ、妙な子だなぁって思ってたのよぉ、まさか私達と同じ、幽体の存在だなんてネェ』
「???」
『言ってる意味わかんないかなぁ』
「ワタシがアナタと同じ?」
『エムちゃんも、別のところから転移してきたんでしょぉ?』
「なんで!?」
『私達、宵闇人も1万年ほど前にこの世界にたどり着いたのよぉ?』
「い、1万年!?」
『その時の記憶はほとんどないけどねぇ』
アハハと笑うカスティア。
「何が目的なの?」
『えぇ?、なにがぁ?』
「ワタシをまた支配しようって腹なんでしょ!」
『うーん、それをしようとしてたのは、私達の分体よぉ?』
「闇ドロはアナタの分身って事でしょ、それはアナタの意思が介在してるって事じゃない!」
『ちょっと違うわぁ、あの子はねぇ、私達、宵闇人のぉ、意識の集合体の一欠片に過ぎないわぁ』
「はぁ?」
『そうねぇ、森の中にいる粘菌みたいな?』
ますますわからん
「……アレは貴方の意志じゃないって事?」
『そうねぇ、私であってぇ、私じゃない、独立した思念体、意志、意識、思考』
「思考……」
ワタシはハッとした
『並列思考』
アレは、幽体だから出来る、そしてワタシは肉体を持たない。じゃあ身体は一体誰のモノなの?
「ワタシも貴方のように、意識の集合体って事?」
『それもちょっと違うわぁ、私達が見る限りぃ、エムちゃんは1人だものぉ、でも存在はぁ、私達に近いわねぇ』
「そんな…まさか」
じゃあワタシは一体なんなの?
『そんな心配しなくてもぉ、大丈夫よぉ?、今まで通り普通にしてれば良いわぁ、そのためにも、その子を回収させてねぇ?』
「その子?」
いつの間にか目の前にいたカスティアが、ワタシの唇を奪った。
んーっ!!、ンプっ
そのまま押し倒される。唇を離して抵抗するも、両手首を、頭の上で片手で押さえつけられた。力が半端なく強い。
「い、痛い!、や、やめてよ!」
『ウフフ』
「い、いやっ!、ンひっ!!」
カスティアのもう一方の手の指がワタシの秘穴を襲った。
クチュぢゅぶっとイヤラシイ音を立ててる
そんな、ワタシ濡れてる!?
人差し指と中指が奥へと入って入って来る
「や、いやん!」
『力を抜いてぇ……ほらぁ』
え?
カスティアが指を引き抜くと、その指の先にヌラヌラとした黒いものが摘まれていた。
それがズルズルズルっと、ワタシの秘穴から引き出されてきた。
「んなぁっ!、ヒアッ!、ヒイっ!!」
全身を沢山の手で弄られる感覚が襲ってくる。
「ひあっ!、いやんっ!、やめへぇ」
気持ち悪さと、気持ち良さがごちゃ混ぜな感じ。
『大丈夫ぅ、大丈夫ぅ』
なにが大丈夫か!、こんなの死んじゃう!!
「ひぃいいっ!!」
ズルルルルルルルルルルルルゥ、ぢゅぽんっ!
「ひぎゃっ!!」
最後の所でワタシは、絶頂に達してイッてしまった、それも変な声を出して。現実世界なら失禁してる。
『はぁい、回収っとぉ』
「ひ、あひ…ひっ」
ビクビクと痙攣が止まらない。穴という穴に、チンPでも打ち込まれたかのような、痺れが身体に残ってる。
『ヤメロ、ヤメロ、ヤメロ……』
ワタシの身体から取り出された油のようにヌラヌラとした黒い物体から、微かに声が聞こえる。
そのまま黒い物体は、カスティアの腕に吸収されて消え失せた。
「今の……闇ドロなの?」
『幽体のアナタにへばりついてぇ、徐々に侵食してたのよぉ?、私達が気づかなかったらぁ、貴方もぉフィロドロ君の様になってたわねぇ』
全てブラックホールに飲まれたと思ってた。でも、あの間際にワタシの体内?に入り込んでいたんだわ。
ワタシはゾッとした。
『これでぇ、もう安心よぉ?』
「できるか!!」
『あれぇ?』
目の前にいるのは宵闇人と名乗る、闇ドロの親玉。
安心材料なんてこれっぽっちもない。
ワタシにはわかる、コイツはめっちゃヤバイ奴だわ。
「アンタも、人の魂を糧にしてるのよね?」
『ええ、そうよぉん』
「だったら、闇ドロと同じ事をしようとしてるって事じゃない!」
『ん?』
カスティアが首を傾げた。
え?、なにその反応。
『……ああ、そっかぁ、そうよねぇ、長いことそういうのも忘れてたわぁ』
「はぁ?」
『うんうん、わかったわぁエムちゃん、とりあえず、もうちょっとHしましょ』
「へ?」
……
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