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勇者様とはもうHしない?
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石台の上で、両腕を頭の上で組みあおむけに寝そべるトラン、ワタシはその横で彼の胸板に頭を預けていた。
フフ、情事後のこの構図、スキ。
凄く気持ちよかったわ、こういうのって久しぶりの安らぎ…
…そばに血なまぐさいクソエルフの死体が転がって無けりゃね
「エム」
「ん?なぁに、トラ ン」
「よかったよ」
ぶちっ
ワタシはガばっと起き上がると、寝ているトランの顔面に一発拳をぶっこんだ。
下の石台にまでヒビが入る。ん?もろくなってた?
よし、でも催淫効果は、ほぼ抜けた。
トランは鼻を抑え、石台の上を転げまわっている。
「何をふるんだ!フェム!!」
鼻をつぶされて涙目トラン君、どくどくと鼻血を流していた。
ワタシはビッシっと指を差して言ってやる
「嫌いなのよ!、H済ませた後の男のそのセリフ!!」
「ふぁ?」
「あんたとは2度とHしないからね!」
「ほ、ほんなぁ」
ワタシはため息をつき、彼の顔に手を向けた
「我、汝に癒しの…」
ワタシはヒールを唱えようとしてハッとする。アレ?、魔法使えるじゃん。術者が死んだから?、と思った矢先だった。背中がうずき、突然股間の中を何かが突き上げるような衝撃が襲った。
「ひあぁあっ!!」
ワタシは股間を抑えてその場にしゃがみこんでしまった。
「ほうしたへム!?」
ワタシはトランを見上げた
「…やられた」
「へ?」
クソエルフに施されてた。魔法発動抑制術『魔法を封じる術』、ただの抑制じゃなかった。
魔法を発動させると、何かにアソコを押し広げられ、秘穴をヌルんとした太い何かが暴れるのだ。
奴らがあの時ワタシの股間に何か施したんだわ。
「この、クソエルフ!!」
ワタシは、エルフ達の死体に悪態をついた。
「?」
トランは首を傾げた。
…
証拠隠滅のため、私たちはエルフの死体を、ダンジョンの魔物たちの餌にした。
エグイ処置だけど、一番手っ取り早い。それでも時間稼ぎにしかならないでしょうけど。
いずれバンコーに気づかれる。
ちょっと色々試したけど、魔法はほぼ全滅、魔力を使うようなスキルまで作用する。
使ったとたんに催淫効果&股間への謎のバイブ攻撃。ワタシは試す度に悶絶する羽目に。このバイブ攻撃仕組みがわからない。
クソエルフ、なんて卑猥すぎる。
これじゃあ、ワタシ醍醐味の魔法がバンバン使えないじゃん
フザケンナ
…それとヒールって、不思議なことに自分にはかけられない。ゲームの時はそんなことなかったと思うんだけど…
たぶん…
「ごめんトラン、今は回復魔法が使えない」
「いや、僕は大丈夫だよ」
形のいい鼻が潰れて、鼻血が出てますが……やりすぎた、
反省
「僕よりも、エムは大丈夫なのか?、さっきからなにか様子がおかしいが」
「ええ、まぁ…大丈夫、魔力が尽きただけ」
本当は大丈夫じゃない。魔法が使えないこの状況はぶっちゃけまずいわ。
「とにかくここを出ましょう」
…
ワタシ達はダンジョンを出た。
トランはエルフの所業をどうも知らないようで、ワタシにあれこれ聞いてきた。
なんで私が、ヤられる羽目になったのか、先日のダンジョン事件と、今回のダンジョンの件は何かつながりがあるのかとか、ニブチン君のクセに変な所は突いてくる。
でも、まあ、あまり彼を巻き込みたくないのよね。
ん?、この間と彼への対応が違う?
同じよ、主観が変わっただけ。
トラン君はワタシの推測だと、貴族とかそんな感じのいいとこのおぼっちゃまな気がするのよね、一人称は僕だし、要は世間知らず?
かといって、彼の出自を聞く気にもなれない。
どっかの鍛冶屋の息子みたいに、「お嫁さんにする!」とか言ってNTRお父様と殴り合いされても困るし
自意識過剰?
だってコイツ私の事「好きだ」って言っちゃってるしね
それよりも、トランはエルフのクソ条約については知らなさそうね。
どうもあの条約は、冒険者組合上層部しか知らないみたい。
じゃあ、なんでワタシには暴露したんだろう。
うーん、解せぬ。
トランが条約を知っていたらクソエルフ共は殺す事はなかったはず。もし知ってしまったら、トンチンカンな正義感振りかざして組合に乗り込んで暴走しかねない。そうなると必然的にワタシが巻き込まれるのが目に見えている。
で、ワタシはそこの所を抜きにして、トランに話した。
「トランから見て、エルフってどんな種族?」
「人族とは生態も文化も異なり、相容れぬ存在で、近づくなと教わってる」
「近づくな?、そうなの?」
「エルフは危険な種族で、何をするかわからない。人をさらって食うとも聞いてる。魔物の様な連中だよ。子供の頃からそう教わってるが、エムは知らないのか?」
ワタシは肩すくめるにとどめた。知っているようで知らない、どう答えていいのかわからなかった。
「……とは言っても、奴らは人の生活圏には出て来ないからね、僕もよく知らない」
「ちょくちょく街に来てるわよ」
「え?、そうなのか!?」
トランの認識はその程度なのか……
「エルフは卑猥でゲスな種族、オスもメスもね、色欲の権化のような奴らで、女とみれば見境がないのよ。人を攫ったりはしないみたいだけど、気に入った相手を何度も襲って強姦するのよ」
「まさか、エムは狙われてるのか!?」
「今まで3回襲われたわね、それも2回は街中」
「し、信じられない、精鋭の衛士も警護する街中で?」
「アイツら隠蔽と、隠遁が得意なのよ、探知に全く引っかからない」
「じゃあ、ラライラも奴らに?」
「それはどうかしら、彼女たちはワタシみたいにか・弱・く・な・い・わ。ワタシの見立てとしては、あの街に愛想つかせて出て行った。ってとこかしら?」
条約の事は話せない。
「なんで愛想をつかすんだ?」
「ヤラシイ眼つきのゲスい冒険者ばかりいる街なんて、嫌になるわよ。あんたがリーダーを務めた救助隊のヤロー共の下心丸出しの姿を見たでしょ?」
「あ、ああ」
ホントに気付いてたのかしら?、コイツ
「ギルドもさすがに困っていたわよ、だからあの時私に声がかかったのよ、こっそり見てこいってね、そしたらあのざまよ、操られた冒険者共にズッコンバッコン…」
ワタシが左手の人差し指と親指で輪を作り、右手の人差し指でその輪の中を出し入れして見せた。
するとトランはあの時のワタシの痴態を思い出したのか、耳が赤くなったわ。はぁ
「あやつられた?、あれはエルフの仕業なのか!?」
「そうね、ラライラ目当てじゃなくて、たぶんワタシ」
「なんで君なんだ」
「好かれちゃったんでしょうね、この身体が」
「そんな理由で?」
「あいつらに求愛行動なんてないわ、種族的にないのよそんなもの、要するに性欲の捌け口を求めて徘徊する森のケダモノ、それがエルフなのよ」
ワタシの言ってることは間違いじゃないわよね?
その辺りを追加で説明して上げた。
街中で2回襲われ、内1回は3P、薬草採取中に冒険者と同じように操られたオークキングにヤられ、その後にエルフに3度目の3P、ダンジョンは今回含めトランに助けてもらった計2回、どんな手で襲われたのか、どんなヒドイ目に遭ったのか、事細かに情感込めて説明してやった。
トランは、あまりの内容に、顔を赤くしたり青くしたりして黙ってしまった。
さぞワタシに幻滅したでしょうね。
…でもそれで良いわ
「貴方はあまりエルフに関わらない方がいいわトラン、あの立派なイチモツ君を去勢されるよ?」
「き、きょ……」
……
「僕は一旦街に戻る、エムはどうあっても戻らないんだな?」
「ギルドから指名手配されてるワタシが戻れるわけないでしょ?」
「一体なにをしたんだ?」
「コッチが聞きたいわよ、でもラライラ絡みなのは確かよ」
その真意にたどり着くかは、トラン次第ね。
「……」
……ん?、この人はなにを思い詰めた顔してんのかしら?
「…君のことはギルドには言わない」
はぁ、ヤレヤレ
「自分の身を守るなら言うべきね」
「絶対に言わない!」
「なにそれ?、ワタシに対する憐れみ?、そんなんじゃ、いつか野たれ死ぬわよ?」
「違う!、僕は君を護りたいんだ!」
「あー、やめて、そういうのはいらないから、一度身体を重ねたぐらいで、自分の女的なのはやめて」
「んなっ!?、ぼ、僕は!」
「そんなことより、トランはなんでダンジョンに来たのよ、ワタシを追ってきたのかと思ったけど、違うよね?」
「……僕も独自にラライラを捜査するために来たんだ、そうしたら、その…奥から声が聞こえたから…」
トランの耳が真っ赤になって、ワタシから目をそらした、ワタシとHしたばかりなのに、どこまでもウブなやつめ
「ああ、ワタシがクソエルフにヤられてる喘ぎ声ね」
「身もふたもない言い方するなよ!」
「ワタシと性交しといて、何をいまさら」
「さっきの話もそうだけど!、君はどうして、そう節操がないんだ!」
「えーえー、悪かったわね、アバズレで」
「そんなこと言ってないだろ!」
…うん、でもトランが来なかったら、ワタシはどうなってたかわからない。魔法を封じられた状態で、もしアジトにお持ち帰りされていたら。恐らく死ぬまでクソエルフの性奴隷にされていたかもしれない。
結界オーライと思いたい。
……
その後トランは街へ戻った。
ワタシはとにかく手に入れた竜笛について調べることにしよう。
ヨシ、とりあえず、夜遅し。
寝られるところをまず探そっと。
…
ダンジョンを離れたワタシ、あんな所の側で野営なんかできない。
ワタシは森の中へと分け入った。索敵が使えない以上、身を隠すなら森の中
と、考えてみたら一切の魔法関連スキルが使えないことを忘れてた。
ここどこ?
森の中で完全に迷って、不安の極地。
今は夜、暗闇の森、夜行性の魔物なんかも徘徊する。魔法が使えないから火も起こせない
お腹すいた。
お風呂入りたい。
寝たい
魔法頼りのワタシは、使えなくなるとただの無力な小娘に過ぎなかったのね。
誰かタスケテ
トランにはあんなこと言っといて、先に野たれ死ぬのはワタシだわ
ん?明かり?
こんな森の中で?
とりあえず行ってみよう。
…
開けた場所に出た。伐採された木が積み上げられ、加工された木材も並べられている。そして明かりのついた小屋がある。煙突から煙が出ているので、誰かいるようだ。
小屋に近づき、窓からコソっと覗いてみる。
誰もいない…
「誰だ!」
後ろから声、ワタシはビックリして振り返った。
「今時分に何者だ!」
渋い感じの男性の声
男性は、ワタシに手持ちの投光器を向けている、眩しくて目を細め、腕で影を作って相手を見ようとするけど、よく見えない。でも、片手にオノを持っているのが判る。
木こり?…かしら
「すいません、森で迷ってしまって…明かりが見えたもので、勝手に敷地に入ってスミマセン」
「ん?、女か?、冒険者か?」
「あ、はい」
「1人なのか?」
「はい、ちょっと仲間とはぐれてしまって…」
と念のため言っておく
「わかった中に入りなさい」
男性は明かりを消すと、ワタシを小屋の中へと招いてくれた。
……
「こんな時間に、大変だったな、ま、好きに座りなさい」
なんかいい感じの人だわ。
初老の男性、栗毛色のクルッとした髪の毛、なかなかにイカす雰囲気の口髭の強面、ワタシ的に好みなオジ様だわ。なんといってもその身体、体力資本っていう感じで引き締まってる。
「ありがとうございます…」
ん?、あれ?、このオジ様、何処かで会ったような…
「わしは、ここで木こりをしている」
「お1人でですか?」
「いや、日中は街から若い連中が来るが、夜はワシ1人、ここを管理して寝泊まりしとる」
「ご苦労様です」
そのあと、木こりのオジ様は、夕食をご馳走してくれた。
ボア(イノシシ)の肉と、山菜とキノコのスープとパン。
味が濃厚でとても美味しかった。
ステキなオジ様と楽しい会話と食事のひと時を過ごした。
食事が終わると、外にちょっとした風呂があり、それも使わせたくれた。
ありがたやー
森林浴で風呂、最高じゃないの。
満喫満喫
夜空が綺麗、トラン、ちゃんと帰れたかしら?
…
「あ、お風呂とても良かったです」
「おおそうか、ワシの自慢の風呂だ」
屈託なく笑う木こりのオジ様。素敵…
…あ、オジ様の顔を見て、なんとなくわかったかも
「…あのー、つかぬことお伺いしますけど、街にご兄弟とかいらっしゃいませんか?、鍛冶屋とか…」
「ああ、弟が街一番の鍛治屋の工房長をしとる」
ぐわっ、あのエロオヤジのお兄様!?、なんか似てると思った!
ワタシ、思わず後ずさっちゃたわよ
「…なんじゃ嬢ちゃん、アイツの”魅了”にでもヤられた口か?」
「!?」
「図星か!、はっはっはっ!、そうか、嬢ちゃんは可愛いからな、弟が手を出すのも頷ける」
「いえ、そんな事は…」
ヒエェ、この人もまさか魅了スキルとか持ってないわよね?
「愚弟が面倒をかけたようですまなかったな。アイツは昔から手当たり次第に女を口説きよる、ほとほと困った奴なんだ。安心せい、ワシは”魅了”なぞもっとらんよ」
ほっ
「そ、そうですか、あはは」
紳士的なオジ様で良かったわ
「魅了はな」
木こりのオジ様がニヤっと笑った
「え?…あれ?」
ワタシは突然昏倒して倒れた。
…
ワタシのバカ、学習能力ゼロ
そこは小屋の寝室、あまりにも環境に似つかわしくない大きなベッドが一つ
それもフカフカのベッドマットに、シルクのシーツ
とてもH向き
気がつくと、そのベッドに寝かされ、木こりのオジ様は、ワタシの衣類を鼻唄混じりに脱がしていた。
体が動かない
「お、気がついたか?、早いな、わし特性の薬だ、安心せい、常習性はないし、終わるころには毒っ気は消えるからな」
毒っ気!?、終わったらってなにを?
「最近ご無沙汰でな、わしの相手をしてくれ、更にオマケしとくぞ」
おい、フザケンナ、なにその爽やかな笑顔。オマケって意味わからん
木こりのオジ様が服を脱ぎ出した。
え?、なにそのまぶし過ぎる逞しい身体、そしてなに、その立派なモノは!、あんた歳いくつよ!!
「ワシには弟のような魅了はないが、ヤらせてくれる代わりに、タップリと喜ばせてやるからな」
いりませんいりませんいりません
今日はもうお腹一杯なんです!
オジ様は、こちらが同意しなくてもヤル気満々
抵抗できないワタシを、木こりのオジ様は弄ぶ、乳を揉み、乳首をしゃぶり、アソコに指を入れて、嬲り回す。そして、舌を使ってワタシの股間を舐め回した。口ひげがさわさわと当たってこそばゆい
あ、凄っ、な、なんて上手なの…
薬の麻痺は効いてるけど、媚薬とかそんなのは使ってない、全部この人のテクニック。
は、ダメ、ワタシ、もう…
完全に落とされた。
麻痺薬は切れていたけど、ワタシは口端から、涎を垂らし、クッタリとして、動けなかった。
「よしよし、気持ち良かったか?」
「はひ♡、とても…」
並列思考は魔封印のせいで出ていないわ、本心が口から漏れてしまった。ワタシもそれなりに色んな人とHしてきたけど、こんな凄い人が世の中にいるなんて……
「では、頂戴するぞ」
「はい、お願いします…」
なに言ってんのワタシ?
オジ様が、股を割って入って来た。
ギンギンに張った立派なイチモツを握りしめて。ワタシのアソコに突き立てる。
ズヌっと差しこまれ、ワタシ、あっという間に昇天した。
………
フフ、情事後のこの構図、スキ。
凄く気持ちよかったわ、こういうのって久しぶりの安らぎ…
…そばに血なまぐさいクソエルフの死体が転がって無けりゃね
「エム」
「ん?なぁに、トラ ン」
「よかったよ」
ぶちっ
ワタシはガばっと起き上がると、寝ているトランの顔面に一発拳をぶっこんだ。
下の石台にまでヒビが入る。ん?もろくなってた?
よし、でも催淫効果は、ほぼ抜けた。
トランは鼻を抑え、石台の上を転げまわっている。
「何をふるんだ!フェム!!」
鼻をつぶされて涙目トラン君、どくどくと鼻血を流していた。
ワタシはビッシっと指を差して言ってやる
「嫌いなのよ!、H済ませた後の男のそのセリフ!!」
「ふぁ?」
「あんたとは2度とHしないからね!」
「ほ、ほんなぁ」
ワタシはため息をつき、彼の顔に手を向けた
「我、汝に癒しの…」
ワタシはヒールを唱えようとしてハッとする。アレ?、魔法使えるじゃん。術者が死んだから?、と思った矢先だった。背中がうずき、突然股間の中を何かが突き上げるような衝撃が襲った。
「ひあぁあっ!!」
ワタシは股間を抑えてその場にしゃがみこんでしまった。
「ほうしたへム!?」
ワタシはトランを見上げた
「…やられた」
「へ?」
クソエルフに施されてた。魔法発動抑制術『魔法を封じる術』、ただの抑制じゃなかった。
魔法を発動させると、何かにアソコを押し広げられ、秘穴をヌルんとした太い何かが暴れるのだ。
奴らがあの時ワタシの股間に何か施したんだわ。
「この、クソエルフ!!」
ワタシは、エルフ達の死体に悪態をついた。
「?」
トランは首を傾げた。
…
証拠隠滅のため、私たちはエルフの死体を、ダンジョンの魔物たちの餌にした。
エグイ処置だけど、一番手っ取り早い。それでも時間稼ぎにしかならないでしょうけど。
いずれバンコーに気づかれる。
ちょっと色々試したけど、魔法はほぼ全滅、魔力を使うようなスキルまで作用する。
使ったとたんに催淫効果&股間への謎のバイブ攻撃。ワタシは試す度に悶絶する羽目に。このバイブ攻撃仕組みがわからない。
クソエルフ、なんて卑猥すぎる。
これじゃあ、ワタシ醍醐味の魔法がバンバン使えないじゃん
フザケンナ
…それとヒールって、不思議なことに自分にはかけられない。ゲームの時はそんなことなかったと思うんだけど…
たぶん…
「ごめんトラン、今は回復魔法が使えない」
「いや、僕は大丈夫だよ」
形のいい鼻が潰れて、鼻血が出てますが……やりすぎた、
反省
「僕よりも、エムは大丈夫なのか?、さっきからなにか様子がおかしいが」
「ええ、まぁ…大丈夫、魔力が尽きただけ」
本当は大丈夫じゃない。魔法が使えないこの状況はぶっちゃけまずいわ。
「とにかくここを出ましょう」
…
ワタシ達はダンジョンを出た。
トランはエルフの所業をどうも知らないようで、ワタシにあれこれ聞いてきた。
なんで私が、ヤられる羽目になったのか、先日のダンジョン事件と、今回のダンジョンの件は何かつながりがあるのかとか、ニブチン君のクセに変な所は突いてくる。
でも、まあ、あまり彼を巻き込みたくないのよね。
ん?、この間と彼への対応が違う?
同じよ、主観が変わっただけ。
トラン君はワタシの推測だと、貴族とかそんな感じのいいとこのおぼっちゃまな気がするのよね、一人称は僕だし、要は世間知らず?
かといって、彼の出自を聞く気にもなれない。
どっかの鍛冶屋の息子みたいに、「お嫁さんにする!」とか言ってNTRお父様と殴り合いされても困るし
自意識過剰?
だってコイツ私の事「好きだ」って言っちゃってるしね
それよりも、トランはエルフのクソ条約については知らなさそうね。
どうもあの条約は、冒険者組合上層部しか知らないみたい。
じゃあ、なんでワタシには暴露したんだろう。
うーん、解せぬ。
トランが条約を知っていたらクソエルフ共は殺す事はなかったはず。もし知ってしまったら、トンチンカンな正義感振りかざして組合に乗り込んで暴走しかねない。そうなると必然的にワタシが巻き込まれるのが目に見えている。
で、ワタシはそこの所を抜きにして、トランに話した。
「トランから見て、エルフってどんな種族?」
「人族とは生態も文化も異なり、相容れぬ存在で、近づくなと教わってる」
「近づくな?、そうなの?」
「エルフは危険な種族で、何をするかわからない。人をさらって食うとも聞いてる。魔物の様な連中だよ。子供の頃からそう教わってるが、エムは知らないのか?」
ワタシは肩すくめるにとどめた。知っているようで知らない、どう答えていいのかわからなかった。
「……とは言っても、奴らは人の生活圏には出て来ないからね、僕もよく知らない」
「ちょくちょく街に来てるわよ」
「え?、そうなのか!?」
トランの認識はその程度なのか……
「エルフは卑猥でゲスな種族、オスもメスもね、色欲の権化のような奴らで、女とみれば見境がないのよ。人を攫ったりはしないみたいだけど、気に入った相手を何度も襲って強姦するのよ」
「まさか、エムは狙われてるのか!?」
「今まで3回襲われたわね、それも2回は街中」
「し、信じられない、精鋭の衛士も警護する街中で?」
「アイツら隠蔽と、隠遁が得意なのよ、探知に全く引っかからない」
「じゃあ、ラライラも奴らに?」
「それはどうかしら、彼女たちはワタシみたいにか・弱・く・な・い・わ。ワタシの見立てとしては、あの街に愛想つかせて出て行った。ってとこかしら?」
条約の事は話せない。
「なんで愛想をつかすんだ?」
「ヤラシイ眼つきのゲスい冒険者ばかりいる街なんて、嫌になるわよ。あんたがリーダーを務めた救助隊のヤロー共の下心丸出しの姿を見たでしょ?」
「あ、ああ」
ホントに気付いてたのかしら?、コイツ
「ギルドもさすがに困っていたわよ、だからあの時私に声がかかったのよ、こっそり見てこいってね、そしたらあのざまよ、操られた冒険者共にズッコンバッコン…」
ワタシが左手の人差し指と親指で輪を作り、右手の人差し指でその輪の中を出し入れして見せた。
するとトランはあの時のワタシの痴態を思い出したのか、耳が赤くなったわ。はぁ
「あやつられた?、あれはエルフの仕業なのか!?」
「そうね、ラライラ目当てじゃなくて、たぶんワタシ」
「なんで君なんだ」
「好かれちゃったんでしょうね、この身体が」
「そんな理由で?」
「あいつらに求愛行動なんてないわ、種族的にないのよそんなもの、要するに性欲の捌け口を求めて徘徊する森のケダモノ、それがエルフなのよ」
ワタシの言ってることは間違いじゃないわよね?
その辺りを追加で説明して上げた。
街中で2回襲われ、内1回は3P、薬草採取中に冒険者と同じように操られたオークキングにヤられ、その後にエルフに3度目の3P、ダンジョンは今回含めトランに助けてもらった計2回、どんな手で襲われたのか、どんなヒドイ目に遭ったのか、事細かに情感込めて説明してやった。
トランは、あまりの内容に、顔を赤くしたり青くしたりして黙ってしまった。
さぞワタシに幻滅したでしょうね。
…でもそれで良いわ
「貴方はあまりエルフに関わらない方がいいわトラン、あの立派なイチモツ君を去勢されるよ?」
「き、きょ……」
……
「僕は一旦街に戻る、エムはどうあっても戻らないんだな?」
「ギルドから指名手配されてるワタシが戻れるわけないでしょ?」
「一体なにをしたんだ?」
「コッチが聞きたいわよ、でもラライラ絡みなのは確かよ」
その真意にたどり着くかは、トラン次第ね。
「……」
……ん?、この人はなにを思い詰めた顔してんのかしら?
「…君のことはギルドには言わない」
はぁ、ヤレヤレ
「自分の身を守るなら言うべきね」
「絶対に言わない!」
「なにそれ?、ワタシに対する憐れみ?、そんなんじゃ、いつか野たれ死ぬわよ?」
「違う!、僕は君を護りたいんだ!」
「あー、やめて、そういうのはいらないから、一度身体を重ねたぐらいで、自分の女的なのはやめて」
「んなっ!?、ぼ、僕は!」
「そんなことより、トランはなんでダンジョンに来たのよ、ワタシを追ってきたのかと思ったけど、違うよね?」
「……僕も独自にラライラを捜査するために来たんだ、そうしたら、その…奥から声が聞こえたから…」
トランの耳が真っ赤になって、ワタシから目をそらした、ワタシとHしたばかりなのに、どこまでもウブなやつめ
「ああ、ワタシがクソエルフにヤられてる喘ぎ声ね」
「身もふたもない言い方するなよ!」
「ワタシと性交しといて、何をいまさら」
「さっきの話もそうだけど!、君はどうして、そう節操がないんだ!」
「えーえー、悪かったわね、アバズレで」
「そんなこと言ってないだろ!」
…うん、でもトランが来なかったら、ワタシはどうなってたかわからない。魔法を封じられた状態で、もしアジトにお持ち帰りされていたら。恐らく死ぬまでクソエルフの性奴隷にされていたかもしれない。
結界オーライと思いたい。
……
その後トランは街へ戻った。
ワタシはとにかく手に入れた竜笛について調べることにしよう。
ヨシ、とりあえず、夜遅し。
寝られるところをまず探そっと。
…
ダンジョンを離れたワタシ、あんな所の側で野営なんかできない。
ワタシは森の中へと分け入った。索敵が使えない以上、身を隠すなら森の中
と、考えてみたら一切の魔法関連スキルが使えないことを忘れてた。
ここどこ?
森の中で完全に迷って、不安の極地。
今は夜、暗闇の森、夜行性の魔物なんかも徘徊する。魔法が使えないから火も起こせない
お腹すいた。
お風呂入りたい。
寝たい
魔法頼りのワタシは、使えなくなるとただの無力な小娘に過ぎなかったのね。
誰かタスケテ
トランにはあんなこと言っといて、先に野たれ死ぬのはワタシだわ
ん?明かり?
こんな森の中で?
とりあえず行ってみよう。
…
開けた場所に出た。伐採された木が積み上げられ、加工された木材も並べられている。そして明かりのついた小屋がある。煙突から煙が出ているので、誰かいるようだ。
小屋に近づき、窓からコソっと覗いてみる。
誰もいない…
「誰だ!」
後ろから声、ワタシはビックリして振り返った。
「今時分に何者だ!」
渋い感じの男性の声
男性は、ワタシに手持ちの投光器を向けている、眩しくて目を細め、腕で影を作って相手を見ようとするけど、よく見えない。でも、片手にオノを持っているのが判る。
木こり?…かしら
「すいません、森で迷ってしまって…明かりが見えたもので、勝手に敷地に入ってスミマセン」
「ん?、女か?、冒険者か?」
「あ、はい」
「1人なのか?」
「はい、ちょっと仲間とはぐれてしまって…」
と念のため言っておく
「わかった中に入りなさい」
男性は明かりを消すと、ワタシを小屋の中へと招いてくれた。
……
「こんな時間に、大変だったな、ま、好きに座りなさい」
なんかいい感じの人だわ。
初老の男性、栗毛色のクルッとした髪の毛、なかなかにイカす雰囲気の口髭の強面、ワタシ的に好みなオジ様だわ。なんといってもその身体、体力資本っていう感じで引き締まってる。
「ありがとうございます…」
ん?、あれ?、このオジ様、何処かで会ったような…
「わしは、ここで木こりをしている」
「お1人でですか?」
「いや、日中は街から若い連中が来るが、夜はワシ1人、ここを管理して寝泊まりしとる」
「ご苦労様です」
そのあと、木こりのオジ様は、夕食をご馳走してくれた。
ボア(イノシシ)の肉と、山菜とキノコのスープとパン。
味が濃厚でとても美味しかった。
ステキなオジ様と楽しい会話と食事のひと時を過ごした。
食事が終わると、外にちょっとした風呂があり、それも使わせたくれた。
ありがたやー
森林浴で風呂、最高じゃないの。
満喫満喫
夜空が綺麗、トラン、ちゃんと帰れたかしら?
…
「あ、お風呂とても良かったです」
「おおそうか、ワシの自慢の風呂だ」
屈託なく笑う木こりのオジ様。素敵…
…あ、オジ様の顔を見て、なんとなくわかったかも
「…あのー、つかぬことお伺いしますけど、街にご兄弟とかいらっしゃいませんか?、鍛冶屋とか…」
「ああ、弟が街一番の鍛治屋の工房長をしとる」
ぐわっ、あのエロオヤジのお兄様!?、なんか似てると思った!
ワタシ、思わず後ずさっちゃたわよ
「…なんじゃ嬢ちゃん、アイツの”魅了”にでもヤられた口か?」
「!?」
「図星か!、はっはっはっ!、そうか、嬢ちゃんは可愛いからな、弟が手を出すのも頷ける」
「いえ、そんな事は…」
ヒエェ、この人もまさか魅了スキルとか持ってないわよね?
「愚弟が面倒をかけたようですまなかったな。アイツは昔から手当たり次第に女を口説きよる、ほとほと困った奴なんだ。安心せい、ワシは”魅了”なぞもっとらんよ」
ほっ
「そ、そうですか、あはは」
紳士的なオジ様で良かったわ
「魅了はな」
木こりのオジ様がニヤっと笑った
「え?…あれ?」
ワタシは突然昏倒して倒れた。
…
ワタシのバカ、学習能力ゼロ
そこは小屋の寝室、あまりにも環境に似つかわしくない大きなベッドが一つ
それもフカフカのベッドマットに、シルクのシーツ
とてもH向き
気がつくと、そのベッドに寝かされ、木こりのオジ様は、ワタシの衣類を鼻唄混じりに脱がしていた。
体が動かない
「お、気がついたか?、早いな、わし特性の薬だ、安心せい、常習性はないし、終わるころには毒っ気は消えるからな」
毒っ気!?、終わったらってなにを?
「最近ご無沙汰でな、わしの相手をしてくれ、更にオマケしとくぞ」
おい、フザケンナ、なにその爽やかな笑顔。オマケって意味わからん
木こりのオジ様が服を脱ぎ出した。
え?、なにそのまぶし過ぎる逞しい身体、そしてなに、その立派なモノは!、あんた歳いくつよ!!
「ワシには弟のような魅了はないが、ヤらせてくれる代わりに、タップリと喜ばせてやるからな」
いりませんいりませんいりません
今日はもうお腹一杯なんです!
オジ様は、こちらが同意しなくてもヤル気満々
抵抗できないワタシを、木こりのオジ様は弄ぶ、乳を揉み、乳首をしゃぶり、アソコに指を入れて、嬲り回す。そして、舌を使ってワタシの股間を舐め回した。口ひげがさわさわと当たってこそばゆい
あ、凄っ、な、なんて上手なの…
薬の麻痺は効いてるけど、媚薬とかそんなのは使ってない、全部この人のテクニック。
は、ダメ、ワタシ、もう…
完全に落とされた。
麻痺薬は切れていたけど、ワタシは口端から、涎を垂らし、クッタリとして、動けなかった。
「よしよし、気持ち良かったか?」
「はひ♡、とても…」
並列思考は魔封印のせいで出ていないわ、本心が口から漏れてしまった。ワタシもそれなりに色んな人とHしてきたけど、こんな凄い人が世の中にいるなんて……
「では、頂戴するぞ」
「はい、お願いします…」
なに言ってんのワタシ?
オジ様が、股を割って入って来た。
ギンギンに張った立派なイチモツを握りしめて。ワタシのアソコに突き立てる。
ズヌっと差しこまれ、ワタシ、あっという間に昇天した。
………
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