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Hしたまま50年後って何よ!?
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街を歩いていて、不安がますます募って来た。
ワタシの記憶にある風景と全然違う、雰囲気が違う。
ここはゲーム世界の地図上では西方にある小さな街だったはず。
街の中央に遠く見える鐘楼は、確かにゲーム世界にもあった。でも大きくて高さもある
建物、人、地面、空気、空、匂い、そして何より街の規模がかなり大きい、一日歩いて回れるような広さじゃない
それなのに、どこに何があるのか、道順もある程度分かるのが、また気持ち悪い
おかげで迷わず冒険者組合庁舎にたどり着いた。
ドキドキしながら中に入ると、そこは冒険者が集ういつもの喧騒空間で少し安心した。
・・・だけど、ワタシを見る周囲の男たちの目がイヤラシイ
ワタシは、ハーフローブのフードを被り顔を隠すと、視線を無視してカウンターへ歩みを進め、カウンターにいる受付嬢の目の前に無言でギルド証を提示した。
受付嬢は、それを手に取り裏表確認して顔を上げると、ワタシを見て怪我んな顔をする
「なにかしら?」
「……少し、そこでお待ちください」
そう言って、受付嬢は奥にいってしまったわ…
なんなのよ…
「おい、ねーちゃん」
すると下卑た薄笑いを見せながら、男性冒険者が声をかけてきた。冒険者というより、見た目はチンピラ、プレイヤーにはこんな奴いない。
関わりたくないタイプだわ。無視
「見かけないやつだな?、どこから来た?」
「・・・・」
「おい、聞いてんのか?」
うざいなーもう
「・・・どこだっていいでしょ」
「まあ、そうだな、どこだっていいわな。どうだ?、俺とこの後一発ヤらねーか?」
なんじゃそりゃ、ストレートな奴
「嫌よ」
「嫌か!、そうかー、だが俺はこう見えても等級Cの冒険者なんだぜ?」
「だから?」
「俺とすると、キモチいいぜ?」
意味わからん、アホか
「ヤりたいなら色街に行けば?」
「今行ってきた帰りだ」
ぶっ、こ奴マジですか?、すると、仲間らしき男がもう一人がやって来た。
「おい、さっきの依頼を受理したぞ、行くぞ」
「なんだよ、今いいところなのに」
よかねーよ、さっさと去ねい
「じゃあなネーちゃん、帰ってきたら相手してやるからな」
「するか」
それからも、何人かの男性冒険者から声をかけられた、朝方だというのに決まってみな同じセリフ、どんだけ性欲溜まってんのよ。
それも徐々にはけ、冒険者たちは仕事へと向かい、ギルド内が閑散とし始めた
・・・
「先ほどの方、お待たせしました」
やっと受付嬢が戻って来た、ワタシはゲッソリして呼ばれたカウンターへ・・・
そこで驚愕の事実を知らされた。
・・・
「・・・どう言う事?」
「ですから、貴方の持つ冒険者証は50年前に発行されたモノで、既に無効になっています」
「はぁ?」
ワタシの態度に、カウンターの受付嬢の目がさらに不審者を見る目つきに変わった。
「この冒険者証は旧式で、既に登録も抹消されていて記録が残っていません。コレは一体どこで手に入れたのですか?」
「え?、それは…」
って50年前?
何がどうなってるの?
私は気分が悪くなって来た。例のズキズキとする頭痛がして目眩が起きる、認識と記憶がまた混濁する。ワタシは倒れそうになり、カウンターに手をついた。それを見た受付嬢も、さすがに心配して声をかけてきた。
「大丈夫ですか?」
周りの冒険者達は、色んな意味で奇異の目でワタシを見ている。
何度も言うけど、何がどうなってるの?
ワタシは思考を巡らせる。
・・・この場はいったん離れたほうがいいわね
「ごめんなさい、どうも母のを持ってきてしまったみたい。出直します」
「あ、ちょ・・・」
受付嬢は引きとめようとしたけど。ワタシは、冒険者証を取り上げ、逃げるように組合庁舎を出た。
・・・・・・
・・・
「ウソでしょ?」
それよりも受付嬢だわ、あの反応はNPCではなかった。庁舎にいた冒険者たちもプレイヤーのはずだけど違和感がある。ワタシの中の認めたくない事実が確信に変わりつつあった。
ワタシは改めて、別棟にある冒険者組合の書庫へと赴いた。
そこは冒険者登録がされていれば利用出来る施設。冒険者が生きていくための術やあらゆる図鑑、記録が保管されており、冒険者証を提示すれば自由に出入り閲覧できる。
と、この世界のワタシの記憶がそう言っている。
抹消された冒険者証で、ダメ元で入口で提示すると別段チェックもされず、あっさりと入れた。
セキュリティ甘々だわ。
ワタシは冒険者登録リスト棚を探しあて、そこにあった記録簿を片っ端から閲覧した。
あった。
・・・私の所属していたクランは王都で現存している。でも、私のいたパーティーは50年前に抹消されていたわ。
それもあの日だ。私が宿屋で1人、男娼エルフとHしていた日。記録では『悪神龍』討伐に参加し、その過程で全員死亡していた。
違う。
パーティーは、クランのアライアンスに参加していて、シーズンクエストのエリアボス討伐をしていたはず。エリアボスは『天馬』だったわ。
それってゲームの話よね?、・・・リアルの話?
なんでワタシ、その戦いに参加しなかったんだろう?
いやいや、その時は参加を拒否って宿屋で・・・
違う、ワタシは何か理由があって・・・
うう、なにこれ、どっちが本物の記憶なの?
そう考え出すと、頭をギリギリと万力にでも挟まれたような頭痛が走る。
それに、パーティメンバーの名前が微妙に異なる気がする、それに抹消メンバーリストにはワタシの名前がない、それが何を意味するのかわからない
それにしても、『悪神龍』ってなに?・・・・聞いたことがない。その時の戦いで、クランの上位ランクパーティーが5つも消滅している。相当な戦いだったと言うことよね?
ワタシは気を落ち着かせ、一休みすると、書庫を出た。
・・・
「50年前って何よ、・・・ワタシは宿屋で50年間もエルフにレイプされてたとでも言うの?」
ワタシの知る他のクランも幾つか存在することは確認できた。でも現存するパーティーは1つも無かった。
解散か全滅、50年という歳月で、どちらかで登録から抹消されていた。
時間が流れてる。
ワタシだけを取り残して。
わけわかんない。
無くなってしまったログアウトボタン。
消えてしまったシステムコンソール。
意志を持ったNPC
時の流れ
コレはいわゆる異世界転生とか?
まさか悶絶死で転生?……いえ、死んだ覚えはないわ。
転移?
もー、神様何してくれんのよ
ため息が出た。
どうやらここは、ワタシのプレイしていたゲーム世界ではないようね、ゲームと似た世界、それもリアルな世界。私はここに50年前には存在し、今、この刻を生きている。
でもその記憶はモヤっとしている。
どこで生まれ、どのように生きてきたのか、親は?、一体自分の歳は幾つなのか、全く思い出せない。
かと言って、元いた世界の記憶も曖昧、社会人、社畜、妙な単語が脳裏に浮かぶ。恋人?・・・・いた気がする。
所持していた冒険者証が明示する50年前の自分、記憶を失ったのか、タイムリープでもしたのか・・・それとも・・・
「とりあえず、どうしたものかな・・・」
もしこれがゲーム世界からの転移なのだとすれば、ワタシのように来てしまった者が他にもいるかもしれない、だけど存在するクランの所へ行くのも考えものよね。
この世界では、50年も経っている、クランもどんな体制なのかわからない。
そもそも、ワタシの知るクランなのかも怪しい。
それに全滅したパーティリストには、1人だけ生死不明の人物がいる・・・ただし名前の記載がなかった。
ワタシ・・・なのかしら・・・
情報が少ないわ・・・頭痛くなってきた、一旦荷物を預けた宿屋に戻ろう。
宿屋『夜のトバリ』は色街にある、宿屋に荷物を預けたままなので、取りに行こうと思った。
・・・だけど、私はその時点で、宿屋の娘の警告をすっかり忘れていた。
甘かった。
例のエルフが私を付け狙っていた事に気づいていなかったのだ。いつものワタシなら街中とはいえ索敵全開で周囲を窺っている。
なぜなら街中とはいえキケンだから。
でもその時のワタシは自身の混乱のあまり、索敵スキルを発動させていなかった。
・・・
夜のトバリに程近い色街の路地裏、再びあのエルフに捕まってしまい、そこに連れ込まれた。
エルフの催淫魔法。
改めてわかったけど、この呪い的魔法は強烈
ワタシの魔力量に依存する。
何もできない
エルフは人族に化けていた。
背後から麻痺魔法の不意を食らい、意識あるまま動けなくされ、奴らは、介抱するふりをして、ワタシを一目のつかない路地裏に連れて行き、そこにあった積み上げられた木箱の上に寝かした。
股間が疼く、乳首が服に擦れピンと立つ、ビクビクと喘ぐワタシの前に、エルフが二人
彼らは、ワタシの着ていたものを脱がし、身体を撫で回し、性的な場所を舐め回して来た。
乳首も、股間の秘穴も、舌で嬲られる
エルフ達の卑猥な舌技
ワタシの催淫効果が更に増していく
ヤダ、こんなの・・・
もうそれだけでワタシは落とされた
エルフはストッキングみたいなタイツパンツを下ろして
木箱の上のワタシで覆いかぶさると、ワタシの股を開き、腰を入れて来た。
チンPの先っちょが秘穴口に押し付けられ、そして前振りもなく、ズヌっといきなり挿入してきた。
「んあっ!!」
そのまま激しくズンズンと突き上げてくる。
ワタシの魔力が催淫効果に変わっていく
「あ、ああ・・・」
そして、エルフはワタシにチンPを差したまま抱き起し立ち上がると、もう一人のエルフの方にワタシの背中を向ける
すると、今度はもう一人のエルフがワタシの後ろから尻の穴にチンPをあてがってきた。
「あ、いや、あ」
ズヌりっ
「なああっ!!」
エルフは容赦なく尻の穴にもチンPを挿入してきた。
ワタシは、あまりの事に身を仰け反らし悶えてしまった。
2人のエルフに立ったまま前後を挟まれ、両穴を同時に掘られる、肉壁を挟んでエルフの2つのチンPが中でこすれ合い当たってる
嫌悪感しかないのに、気持ちが良すぎる。
クソエルフ、卑怯者!、嫌ぁ、なんなのコレ!?
「あー、あっあっあっひっ!いっ!」
「中々いい玩具を見つけたな」
「人族でここまで、魔力の高い奴はいない、それだけ催淫の効果も高いから実に扱いやすい」
な、何を言ってるのコイツら
「ああ、気持ちが良い、よく締まっている」
だ、ダメ、い、イク、全身が、疼いて・・・抗えないぃ
「おお、で、でるぞ!」
「はは、早いなぁお前は」
「こ、この人間の女の尻具合がいいんだ、ウッおおお」
背後のエルフはそういいながら、一段と激しく腰を突き上げて来た。
んなっ!ああっ!!
ワタシ、凄い感じてしまってる、恥ずかしい
「お、おおおっ」
エルフが腰をびくつかせて、ああ、や、ヤメテぇえ!!
ビュルっ
ああ、生暖かいモノが…わ!ワタシの尻の中に……
泣きたい
「おお、いい、やはり実にいい穴だ、昨晩のこの女の悶え方は最高だったぞ」
クソエルフは、命の液を出したにも関わらず、萎えないチンPを刺したまま、ワタシの尻の穴で余韻を楽しんでる。
い、いやぁん、ぬ、抜いてぇ、気持ち悪い
「いっそ性奴隷にするか?」
性奴隷っ!?
「いや、もはやコレは我らの性奴よ、だがそれでは面白くない、いつ何時、どこで犯されるかわからない、この女もそれを望んでいる筈だ」
な、何を勝手なことを…あ、また絶頂が・・・来て・・・……い、イクっ!
「なるほど」
ふ、ふざけんな!、アヒィっ!!
……
とにかくエルフの2人組は、これでもかと散々私を犯しまくった。
何度も絶頂に達し、何度も中出しされた。前も後ろも、体が動かないのに感じるだけ感じさせられて…
地獄だわ
…
木箱の上に寝転がされたワタシは、ヤラレ過ぎて動けなかった。
「ククク、なかなか良かったぞ?」
「今日の所はここまでだ、次はもっと良くしてやるからな」
散々やりまくったクソエルフ2人は、ワタシをそのまま放置して立ち去って行った
ムカつく
だけどその後も、残った催淫効果のせいで、その場で悶える羽目に…
足腰立たないワタシは声を押し殺し、溢れる命の液が貯まる膣に痺れる指を入れ、たまらずオナニーをする。
なんでこんなとこで、オナらなきゃならんのですか?
ワタシのクリPさんが、催淫効果のせいで男性器の様に腫れあがっていた。
それを指で挟みしこり、膣をなぞり、中に入れる。
あ、いくっ、あ、あ
屈辱だわ・・・
・・・
どのくらいオナニーをしてしまったのかしら?、やっとエルフの催淫魔法が切れたわ。
「あ、あのクソエルフ共、今度会ったらチンPを切り落としてやる…」
とりあえず、ポーション飲んで魔力量をチョイ回復させ、浄化魔法と洗浄魔法で身を清めた。
だけど体には僅かにクソエルフの命の液の匂いが残っている。
「お風呂入りたい…でもお金がない」
・・・持ち金が少ない。
こちらの世界にも冒険者組合の銀行があった。でもワタシの旧冒険者証は失効していたため、口座は消滅してた。
ゲーム世界と同じなのかはわからないけど、口座には、遊んで暮らせるだけのお金があったはずなのに、50年と言う歳月は残酷だわ。
はぁ
とにかくお金を稼がねば、宿代も風呂代も、食事代もないわ。
仕方ない、ギルドで冒険者の再登録できるかやってみよう。
・・・
・・
・
ワタシの記憶にある風景と全然違う、雰囲気が違う。
ここはゲーム世界の地図上では西方にある小さな街だったはず。
街の中央に遠く見える鐘楼は、確かにゲーム世界にもあった。でも大きくて高さもある
建物、人、地面、空気、空、匂い、そして何より街の規模がかなり大きい、一日歩いて回れるような広さじゃない
それなのに、どこに何があるのか、道順もある程度分かるのが、また気持ち悪い
おかげで迷わず冒険者組合庁舎にたどり着いた。
ドキドキしながら中に入ると、そこは冒険者が集ういつもの喧騒空間で少し安心した。
・・・だけど、ワタシを見る周囲の男たちの目がイヤラシイ
ワタシは、ハーフローブのフードを被り顔を隠すと、視線を無視してカウンターへ歩みを進め、カウンターにいる受付嬢の目の前に無言でギルド証を提示した。
受付嬢は、それを手に取り裏表確認して顔を上げると、ワタシを見て怪我んな顔をする
「なにかしら?」
「……少し、そこでお待ちください」
そう言って、受付嬢は奥にいってしまったわ…
なんなのよ…
「おい、ねーちゃん」
すると下卑た薄笑いを見せながら、男性冒険者が声をかけてきた。冒険者というより、見た目はチンピラ、プレイヤーにはこんな奴いない。
関わりたくないタイプだわ。無視
「見かけないやつだな?、どこから来た?」
「・・・・」
「おい、聞いてんのか?」
うざいなーもう
「・・・どこだっていいでしょ」
「まあ、そうだな、どこだっていいわな。どうだ?、俺とこの後一発ヤらねーか?」
なんじゃそりゃ、ストレートな奴
「嫌よ」
「嫌か!、そうかー、だが俺はこう見えても等級Cの冒険者なんだぜ?」
「だから?」
「俺とすると、キモチいいぜ?」
意味わからん、アホか
「ヤりたいなら色街に行けば?」
「今行ってきた帰りだ」
ぶっ、こ奴マジですか?、すると、仲間らしき男がもう一人がやって来た。
「おい、さっきの依頼を受理したぞ、行くぞ」
「なんだよ、今いいところなのに」
よかねーよ、さっさと去ねい
「じゃあなネーちゃん、帰ってきたら相手してやるからな」
「するか」
それからも、何人かの男性冒険者から声をかけられた、朝方だというのに決まってみな同じセリフ、どんだけ性欲溜まってんのよ。
それも徐々にはけ、冒険者たちは仕事へと向かい、ギルド内が閑散とし始めた
・・・
「先ほどの方、お待たせしました」
やっと受付嬢が戻って来た、ワタシはゲッソリして呼ばれたカウンターへ・・・
そこで驚愕の事実を知らされた。
・・・
「・・・どう言う事?」
「ですから、貴方の持つ冒険者証は50年前に発行されたモノで、既に無効になっています」
「はぁ?」
ワタシの態度に、カウンターの受付嬢の目がさらに不審者を見る目つきに変わった。
「この冒険者証は旧式で、既に登録も抹消されていて記録が残っていません。コレは一体どこで手に入れたのですか?」
「え?、それは…」
って50年前?
何がどうなってるの?
私は気分が悪くなって来た。例のズキズキとする頭痛がして目眩が起きる、認識と記憶がまた混濁する。ワタシは倒れそうになり、カウンターに手をついた。それを見た受付嬢も、さすがに心配して声をかけてきた。
「大丈夫ですか?」
周りの冒険者達は、色んな意味で奇異の目でワタシを見ている。
何度も言うけど、何がどうなってるの?
ワタシは思考を巡らせる。
・・・この場はいったん離れたほうがいいわね
「ごめんなさい、どうも母のを持ってきてしまったみたい。出直します」
「あ、ちょ・・・」
受付嬢は引きとめようとしたけど。ワタシは、冒険者証を取り上げ、逃げるように組合庁舎を出た。
・・・・・・
・・・
「ウソでしょ?」
それよりも受付嬢だわ、あの反応はNPCではなかった。庁舎にいた冒険者たちもプレイヤーのはずだけど違和感がある。ワタシの中の認めたくない事実が確信に変わりつつあった。
ワタシは改めて、別棟にある冒険者組合の書庫へと赴いた。
そこは冒険者登録がされていれば利用出来る施設。冒険者が生きていくための術やあらゆる図鑑、記録が保管されており、冒険者証を提示すれば自由に出入り閲覧できる。
と、この世界のワタシの記憶がそう言っている。
抹消された冒険者証で、ダメ元で入口で提示すると別段チェックもされず、あっさりと入れた。
セキュリティ甘々だわ。
ワタシは冒険者登録リスト棚を探しあて、そこにあった記録簿を片っ端から閲覧した。
あった。
・・・私の所属していたクランは王都で現存している。でも、私のいたパーティーは50年前に抹消されていたわ。
それもあの日だ。私が宿屋で1人、男娼エルフとHしていた日。記録では『悪神龍』討伐に参加し、その過程で全員死亡していた。
違う。
パーティーは、クランのアライアンスに参加していて、シーズンクエストのエリアボス討伐をしていたはず。エリアボスは『天馬』だったわ。
それってゲームの話よね?、・・・リアルの話?
なんでワタシ、その戦いに参加しなかったんだろう?
いやいや、その時は参加を拒否って宿屋で・・・
違う、ワタシは何か理由があって・・・
うう、なにこれ、どっちが本物の記憶なの?
そう考え出すと、頭をギリギリと万力にでも挟まれたような頭痛が走る。
それに、パーティメンバーの名前が微妙に異なる気がする、それに抹消メンバーリストにはワタシの名前がない、それが何を意味するのかわからない
それにしても、『悪神龍』ってなに?・・・・聞いたことがない。その時の戦いで、クランの上位ランクパーティーが5つも消滅している。相当な戦いだったと言うことよね?
ワタシは気を落ち着かせ、一休みすると、書庫を出た。
・・・
「50年前って何よ、・・・ワタシは宿屋で50年間もエルフにレイプされてたとでも言うの?」
ワタシの知る他のクランも幾つか存在することは確認できた。でも現存するパーティーは1つも無かった。
解散か全滅、50年という歳月で、どちらかで登録から抹消されていた。
時間が流れてる。
ワタシだけを取り残して。
わけわかんない。
無くなってしまったログアウトボタン。
消えてしまったシステムコンソール。
意志を持ったNPC
時の流れ
コレはいわゆる異世界転生とか?
まさか悶絶死で転生?……いえ、死んだ覚えはないわ。
転移?
もー、神様何してくれんのよ
ため息が出た。
どうやらここは、ワタシのプレイしていたゲーム世界ではないようね、ゲームと似た世界、それもリアルな世界。私はここに50年前には存在し、今、この刻を生きている。
でもその記憶はモヤっとしている。
どこで生まれ、どのように生きてきたのか、親は?、一体自分の歳は幾つなのか、全く思い出せない。
かと言って、元いた世界の記憶も曖昧、社会人、社畜、妙な単語が脳裏に浮かぶ。恋人?・・・・いた気がする。
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「とりあえず、どうしたものかな・・・」
もしこれがゲーム世界からの転移なのだとすれば、ワタシのように来てしまった者が他にもいるかもしれない、だけど存在するクランの所へ行くのも考えものよね。
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そもそも、ワタシの知るクランなのかも怪しい。
それに全滅したパーティリストには、1人だけ生死不明の人物がいる・・・ただし名前の記載がなかった。
ワタシ・・・なのかしら・・・
情報が少ないわ・・・頭痛くなってきた、一旦荷物を預けた宿屋に戻ろう。
宿屋『夜のトバリ』は色街にある、宿屋に荷物を預けたままなので、取りに行こうと思った。
・・・だけど、私はその時点で、宿屋の娘の警告をすっかり忘れていた。
甘かった。
例のエルフが私を付け狙っていた事に気づいていなかったのだ。いつものワタシなら街中とはいえ索敵全開で周囲を窺っている。
なぜなら街中とはいえキケンだから。
でもその時のワタシは自身の混乱のあまり、索敵スキルを発動させていなかった。
・・・
夜のトバリに程近い色街の路地裏、再びあのエルフに捕まってしまい、そこに連れ込まれた。
エルフの催淫魔法。
改めてわかったけど、この呪い的魔法は強烈
ワタシの魔力量に依存する。
何もできない
エルフは人族に化けていた。
背後から麻痺魔法の不意を食らい、意識あるまま動けなくされ、奴らは、介抱するふりをして、ワタシを一目のつかない路地裏に連れて行き、そこにあった積み上げられた木箱の上に寝かした。
股間が疼く、乳首が服に擦れピンと立つ、ビクビクと喘ぐワタシの前に、エルフが二人
彼らは、ワタシの着ていたものを脱がし、身体を撫で回し、性的な場所を舐め回して来た。
乳首も、股間の秘穴も、舌で嬲られる
エルフ達の卑猥な舌技
ワタシの催淫効果が更に増していく
ヤダ、こんなの・・・
もうそれだけでワタシは落とされた
エルフはストッキングみたいなタイツパンツを下ろして
木箱の上のワタシで覆いかぶさると、ワタシの股を開き、腰を入れて来た。
チンPの先っちょが秘穴口に押し付けられ、そして前振りもなく、ズヌっといきなり挿入してきた。
「んあっ!!」
そのまま激しくズンズンと突き上げてくる。
ワタシの魔力が催淫効果に変わっていく
「あ、ああ・・・」
そして、エルフはワタシにチンPを差したまま抱き起し立ち上がると、もう一人のエルフの方にワタシの背中を向ける
すると、今度はもう一人のエルフがワタシの後ろから尻の穴にチンPをあてがってきた。
「あ、いや、あ」
ズヌりっ
「なああっ!!」
エルフは容赦なく尻の穴にもチンPを挿入してきた。
ワタシは、あまりの事に身を仰け反らし悶えてしまった。
2人のエルフに立ったまま前後を挟まれ、両穴を同時に掘られる、肉壁を挟んでエルフの2つのチンPが中でこすれ合い当たってる
嫌悪感しかないのに、気持ちが良すぎる。
クソエルフ、卑怯者!、嫌ぁ、なんなのコレ!?
「あー、あっあっあっひっ!いっ!」
「中々いい玩具を見つけたな」
「人族でここまで、魔力の高い奴はいない、それだけ催淫の効果も高いから実に扱いやすい」
な、何を言ってるのコイツら
「ああ、気持ちが良い、よく締まっている」
だ、ダメ、い、イク、全身が、疼いて・・・抗えないぃ
「おお、で、でるぞ!」
「はは、早いなぁお前は」
「こ、この人間の女の尻具合がいいんだ、ウッおおお」
背後のエルフはそういいながら、一段と激しく腰を突き上げて来た。
んなっ!ああっ!!
ワタシ、凄い感じてしまってる、恥ずかしい
「お、おおおっ」
エルフが腰をびくつかせて、ああ、や、ヤメテぇえ!!
ビュルっ
ああ、生暖かいモノが…わ!ワタシの尻の中に……
泣きたい
「おお、いい、やはり実にいい穴だ、昨晩のこの女の悶え方は最高だったぞ」
クソエルフは、命の液を出したにも関わらず、萎えないチンPを刺したまま、ワタシの尻の穴で余韻を楽しんでる。
い、いやぁん、ぬ、抜いてぇ、気持ち悪い
「いっそ性奴隷にするか?」
性奴隷っ!?
「いや、もはやコレは我らの性奴よ、だがそれでは面白くない、いつ何時、どこで犯されるかわからない、この女もそれを望んでいる筈だ」
な、何を勝手なことを…あ、また絶頂が・・・来て・・・……い、イクっ!
「なるほど」
ふ、ふざけんな!、アヒィっ!!
……
とにかくエルフの2人組は、これでもかと散々私を犯しまくった。
何度も絶頂に達し、何度も中出しされた。前も後ろも、体が動かないのに感じるだけ感じさせられて…
地獄だわ
…
木箱の上に寝転がされたワタシは、ヤラレ過ぎて動けなかった。
「ククク、なかなか良かったぞ?」
「今日の所はここまでだ、次はもっと良くしてやるからな」
散々やりまくったクソエルフ2人は、ワタシをそのまま放置して立ち去って行った
ムカつく
だけどその後も、残った催淫効果のせいで、その場で悶える羽目に…
足腰立たないワタシは声を押し殺し、溢れる命の液が貯まる膣に痺れる指を入れ、たまらずオナニーをする。
なんでこんなとこで、オナらなきゃならんのですか?
ワタシのクリPさんが、催淫効果のせいで男性器の様に腫れあがっていた。
それを指で挟みしこり、膣をなぞり、中に入れる。
あ、いくっ、あ、あ
屈辱だわ・・・
・・・
どのくらいオナニーをしてしまったのかしら?、やっとエルフの催淫魔法が切れたわ。
「あ、あのクソエルフ共、今度会ったらチンPを切り落としてやる…」
とりあえず、ポーション飲んで魔力量をチョイ回復させ、浄化魔法と洗浄魔法で身を清めた。
だけど体には僅かにクソエルフの命の液の匂いが残っている。
「お風呂入りたい…でもお金がない」
・・・持ち金が少ない。
こちらの世界にも冒険者組合の銀行があった。でもワタシの旧冒険者証は失効していたため、口座は消滅してた。
ゲーム世界と同じなのかはわからないけど、口座には、遊んで暮らせるだけのお金があったはずなのに、50年と言う歳月は残酷だわ。
はぁ
とにかくお金を稼がねば、宿代も風呂代も、食事代もないわ。
仕方ない、ギルドで冒険者の再登録できるかやってみよう。
・・・
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感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

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