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「ふぅ、気持ちよかった。」
そう言いながらリビングの扉を開けると、
「あ!また髪乾かしてないでしょ。」
そう言いながら春兄が近づいてきた。
「だって今日2人も泊まるんでしょ?
早く洗面所から出た方がいいかと思って、、
それにいつか乾くし。」
「だーめ。せっかくの綺麗な髪が傷んじゃうでしょ。
乾かしてあげるから、恭の部屋行こ。」
相変わらず優しい春兄に連れられて洗面所からドライヤーを取り2階にある俺の部屋へと向かう。
達兄も着いてこようとしたが、いらない!とばっさり春兄に断られ、母さんに先にお風呂に入ってらっしゃい。と勧められていた。
俺の部屋で優しく春兄が乾かしてくれる。
そう言えば春兄が泊まりに来た時はいつも乾かしてくれてたな。
やっぱり誰かに乾かしてもらえるの最高!とうっとり満喫した。
「よし、乾いたよ。」
「ありがとう、春兄。」
「いつもちゃんと乾かしてる?
自然乾燥なんて絶対ダメだからね。
せっかくこんなに綺麗な髪なんだから、、」
そう言いながら俺の髪を梳くように触る春兄。
なんだかくすぐったい。
「ふふっ大丈夫だよ。
でも実は同室の友達がいつも乾かしてくれるんだよね。」
「同室の友達、、?」
「ん?そうだよ。
優しい人たちに囲まれて俺は幸せ者だなぁ。」
そう要を思い出し感謝していると、
いつもにこにこな春兄の表情が少し暗くなりながら、
「ふーん。優しい人、ねぇ、、」
小さく呟く春兄、よく聞こえなかったので、
「どうしたの?」と聞くと、
「男はみんなオオカミなんだよ?
無防備にしてるとあっという間に食べられちゃうんだから気をつけないと、、」
そう言いながら俺の髪の毛を触っていた手で耳にかかった髪の毛をそっと耳にかけてくれた春兄。
耳に少し触れた春兄の手がくすぐったい、と少し身動ぎした瞬間
はむっ
春兄の口が俺の耳を食べた。
歯は当ててないので痛くはないが、、
驚きすぎて目を見開き動けずにいると、ぺろっと耳をひと舐めして離れた。
「ほら、食べられちゃった。」
そう言って妖艶に唇をぺろっと舐める春兄。
驚いて見つめた後、ぶわっと赤くなりながら耳を抑え、
「な、何するの!急に!」と投げかけると、
「だって恭が無防備だから。」
悪びれもなく目を丸くしてそう言う春兄。
「もう!
急だったからでしょ!」
そう反論すると、
「ごめんごめん。
恭にはまだ早かったかな?」
と早いも遅いもないが、そう宥めるように頭を撫でられた。
まだなんだか腑に落ちないが、優しく見つめる春兄はいつもの春兄だったのでほっと安心する。
「おい!何もしてねぇだろうな?
春也、先風呂入れって。」
ノックもせずバッとドアを開けながらそう言い放った達兄。
そのままズカズカと俺の隣に来て腰を下ろした。
「はーい。じゃあお言葉に甘えようかな。」
そう言って立ち上がりドアへと向かう春兄。
「一緒に寝るから俺が上がるまで起きててね。」
ドアから出る前に振り返ってそう言ってきた。
「え、ここで?狭いけど、、
2人は客室じゃないの?」
「1階のお座敷で3人で寝るんだよ。
、、本当はここで2人が良かったんだけど。」
最後の言葉は聞こえなかったが、どうやら決定事項のようだ。
「そうなんだ、わかった。
いってらっしゃい。」
「ふふっありがと。いってきます。」
パタンッ
ドアが閉まり急に静かになる。
そう言いながらリビングの扉を開けると、
「あ!また髪乾かしてないでしょ。」
そう言いながら春兄が近づいてきた。
「だって今日2人も泊まるんでしょ?
早く洗面所から出た方がいいかと思って、、
それにいつか乾くし。」
「だーめ。せっかくの綺麗な髪が傷んじゃうでしょ。
乾かしてあげるから、恭の部屋行こ。」
相変わらず優しい春兄に連れられて洗面所からドライヤーを取り2階にある俺の部屋へと向かう。
達兄も着いてこようとしたが、いらない!とばっさり春兄に断られ、母さんに先にお風呂に入ってらっしゃい。と勧められていた。
俺の部屋で優しく春兄が乾かしてくれる。
そう言えば春兄が泊まりに来た時はいつも乾かしてくれてたな。
やっぱり誰かに乾かしてもらえるの最高!とうっとり満喫した。
「よし、乾いたよ。」
「ありがとう、春兄。」
「いつもちゃんと乾かしてる?
自然乾燥なんて絶対ダメだからね。
せっかくこんなに綺麗な髪なんだから、、」
そう言いながら俺の髪を梳くように触る春兄。
なんだかくすぐったい。
「ふふっ大丈夫だよ。
でも実は同室の友達がいつも乾かしてくれるんだよね。」
「同室の友達、、?」
「ん?そうだよ。
優しい人たちに囲まれて俺は幸せ者だなぁ。」
そう要を思い出し感謝していると、
いつもにこにこな春兄の表情が少し暗くなりながら、
「ふーん。優しい人、ねぇ、、」
小さく呟く春兄、よく聞こえなかったので、
「どうしたの?」と聞くと、
「男はみんなオオカミなんだよ?
無防備にしてるとあっという間に食べられちゃうんだから気をつけないと、、」
そう言いながら俺の髪の毛を触っていた手で耳にかかった髪の毛をそっと耳にかけてくれた春兄。
耳に少し触れた春兄の手がくすぐったい、と少し身動ぎした瞬間
はむっ
春兄の口が俺の耳を食べた。
歯は当ててないので痛くはないが、、
驚きすぎて目を見開き動けずにいると、ぺろっと耳をひと舐めして離れた。
「ほら、食べられちゃった。」
そう言って妖艶に唇をぺろっと舐める春兄。
驚いて見つめた後、ぶわっと赤くなりながら耳を抑え、
「な、何するの!急に!」と投げかけると、
「だって恭が無防備だから。」
悪びれもなく目を丸くしてそう言う春兄。
「もう!
急だったからでしょ!」
そう反論すると、
「ごめんごめん。
恭にはまだ早かったかな?」
と早いも遅いもないが、そう宥めるように頭を撫でられた。
まだなんだか腑に落ちないが、優しく見つめる春兄はいつもの春兄だったのでほっと安心する。
「おい!何もしてねぇだろうな?
春也、先風呂入れって。」
ノックもせずバッとドアを開けながらそう言い放った達兄。
そのままズカズカと俺の隣に来て腰を下ろした。
「はーい。じゃあお言葉に甘えようかな。」
そう言って立ち上がりドアへと向かう春兄。
「一緒に寝るから俺が上がるまで起きててね。」
ドアから出る前に振り返ってそう言ってきた。
「え、ここで?狭いけど、、
2人は客室じゃないの?」
「1階のお座敷で3人で寝るんだよ。
、、本当はここで2人が良かったんだけど。」
最後の言葉は聞こえなかったが、どうやら決定事項のようだ。
「そうなんだ、わかった。
いってらっしゃい。」
「ふふっありがと。いってきます。」
パタンッ
ドアが閉まり急に静かになる。
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