81 / 174
80
しおりを挟む
「ごはんできたわよ~!
運ぶの手伝って~!」
春兄、達兄、葵とリビングのソファに座り学園の事などを話していると母さんから手伝いをお願いされた。
料理は全く出来ないので、出来上がってからいつも手伝いをお願いされる。
3人には手伝わなくていいと伝えたが、どうせ座ってても、、と拒否された。
運ぶだけなのですぐに終わる。
ダイニングテーブルに並べ終えたと同時に「ただいま。」と父さんの声が聞こえる。
ベストタイミングすぎる。
母さんがリビングのドアを開けると同時に父さんが現れた。
「おう、恭。
久しぶりだな。」
「ただいま父さん。」
今帰ってきたのは父さんなのに思わずただいまと言ってしまった。
「ふっおかえり。」
形のいい口を崩しながら笑顔でおかえりを返してくれた。
それぞれ席に座り、みんなで夕飯を食べた。
春兄と父さんはお酒も入り楽しそうだ。
食後ものんびりしながらみんなでおしゃべりをしていたが、
「葵くんは時間大丈夫なのか?」
と時計をみた父さんがそう言ったので時計をみるともう22時手前だ。
「もうこんな時間!ごめん葵、全然気づかなかった。」
「僕も楽しくて全然時間見てなかった!
そろそろ帰ろうかな、
ごはん美味しかったです!ありがとうございました!」
「俺送ってく。」
「お前だけで大丈夫か?」
過保護な達兄が立ち上がろうとしたが、隣だから、とさすがに止めた。
「きょうちゃん、また明日も来るから!」
「うん。
宿題も持っておいでね。」
「ええー、宿題かぁ。」
「ほら、分からないことあれば春兄と達兄に聞けるしさ。」
「うん、まあそうだね、、
じゃあおやすみ!
きょうちゃんが玄関の所行くまで僕ここで見てるね!」
「ありがと、おやすみ。」
いつも葵を玄関まで送ると、俺が家の玄関に行くまで見守ってくれる。
そして同時に玄関に入るまでがいつものやり取りだ。
「おかえり!大丈夫だったか??」
「大丈夫も何も隣だよ?」
相変わらず大袈裟な達兄に玄関に入るや否や詰め寄られた。
「葵にも何もされてないだろうな?」
「されるわけないでしょ、、」
と言った後にそう言えば前にキスされたな、、とふと思い出してしまった。
「なんか顔赤くないか!?」
「赤くない!大丈夫だから!
先にお風呂入るね!!」
そう言って達兄を通り過ぎて風呂場へと向かった。
まだリビングでは話し声が聞こえるので先に入っても大丈夫だろう。
後ろでは諦めたようにリビングへ戻る達兄の足音が聞こえた。
運ぶの手伝って~!」
春兄、達兄、葵とリビングのソファに座り学園の事などを話していると母さんから手伝いをお願いされた。
料理は全く出来ないので、出来上がってからいつも手伝いをお願いされる。
3人には手伝わなくていいと伝えたが、どうせ座ってても、、と拒否された。
運ぶだけなのですぐに終わる。
ダイニングテーブルに並べ終えたと同時に「ただいま。」と父さんの声が聞こえる。
ベストタイミングすぎる。
母さんがリビングのドアを開けると同時に父さんが現れた。
「おう、恭。
久しぶりだな。」
「ただいま父さん。」
今帰ってきたのは父さんなのに思わずただいまと言ってしまった。
「ふっおかえり。」
形のいい口を崩しながら笑顔でおかえりを返してくれた。
それぞれ席に座り、みんなで夕飯を食べた。
春兄と父さんはお酒も入り楽しそうだ。
食後ものんびりしながらみんなでおしゃべりをしていたが、
「葵くんは時間大丈夫なのか?」
と時計をみた父さんがそう言ったので時計をみるともう22時手前だ。
「もうこんな時間!ごめん葵、全然気づかなかった。」
「僕も楽しくて全然時間見てなかった!
そろそろ帰ろうかな、
ごはん美味しかったです!ありがとうございました!」
「俺送ってく。」
「お前だけで大丈夫か?」
過保護な達兄が立ち上がろうとしたが、隣だから、とさすがに止めた。
「きょうちゃん、また明日も来るから!」
「うん。
宿題も持っておいでね。」
「ええー、宿題かぁ。」
「ほら、分からないことあれば春兄と達兄に聞けるしさ。」
「うん、まあそうだね、、
じゃあおやすみ!
きょうちゃんが玄関の所行くまで僕ここで見てるね!」
「ありがと、おやすみ。」
いつも葵を玄関まで送ると、俺が家の玄関に行くまで見守ってくれる。
そして同時に玄関に入るまでがいつものやり取りだ。
「おかえり!大丈夫だったか??」
「大丈夫も何も隣だよ?」
相変わらず大袈裟な達兄に玄関に入るや否や詰め寄られた。
「葵にも何もされてないだろうな?」
「されるわけないでしょ、、」
と言った後にそう言えば前にキスされたな、、とふと思い出してしまった。
「なんか顔赤くないか!?」
「赤くない!大丈夫だから!
先にお風呂入るね!!」
そう言って達兄を通り過ぎて風呂場へと向かった。
まだリビングでは話し声が聞こえるので先に入っても大丈夫だろう。
後ろでは諦めたようにリビングへ戻る達兄の足音が聞こえた。
100
お気に入りに追加
526
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
不良高校に転校したら溺愛されて思ってたのと違う
らる
BL
幸せな家庭ですくすくと育ち普通の高校に通い楽しく毎日を過ごしている七瀬透。
唯一普通じゃない所は人たらしなふわふわ天然男子である。
そんな透は本で見た不良に憧れ、勢いで日本一と言われる不良学園に転校。
いったいどうなる!?
[強くて怖い生徒会長]×[天然ふわふわボーイ]固定です。
※更新頻度遅め。一日一話を目標にしてます。
※誤字脱字は見つけ次第時間のある時修正します。それまではご了承ください。
笑わない風紀委員長
馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。
が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。
そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め──
※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。
※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。
※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。
※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。
フリーダム!!!~チャラ男の俺が王道学園の生徒会会計になっちゃった話~
いちき
BL
王道学園で起こるアンチ王道気味のBL作品。 女の子大好きなチャラ男会計受け。 生真面目生徒会長、腐男子幼馴染、クール一匹狼等と絡んでいきます。王道的生徒会役員は、王道転入生に夢中。他サイトからの転載です。
※5章からは偶数日の日付が変わる頃に更新します!
※前アカウントで投稿していた同名作品の焼き直しです。
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる