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家族が増えました
第409話
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夢経由もアイテムボックス経由も僕らの誰か一人がいないと成立しない、つまり他人が介入出来ないという弱点があるんだよね。
かぐやは将来の国母、ルカも一国を守る身だからいつでも手が空いているとは限らない。
「レモン国の事もあるし他の方法にしよう」
『それがいいのよ!』
シャムスを筆頭に子供達も力強く同意している。
君達、本当にアイテムボックスに何が入っているの?
「鳥居応用出来ないかな、アー君どう?」
「そうなると魔法陣が妥当だろうな、春日巻き込もう」
さらっと神様を巻き込む気だ。
対価払いきれるかなぁ。
「ここにトランプゲームが入れてあるんだ、これで交渉しよう」
「え、対価それで大丈夫!?」
アー君の手にはタブレットが一つ、それどうやって手に入れたの!?
「今なら花札ゲームもつける」
「乗った」
「ひゃぁぁぁ!!」
振り向いたらそこに春日さんがいた。
いつからいたのーーー!
心臓止まると思った。
「いやー、ゲーム機占領されて使えなくってさー、助かるわぁ」
「いつから……あの、ゲームは止めませんが学園に子供達が学園に通うためのアイテム出来ましたか?」
「大丈夫、ゲームの合間に研究してるから」
これ何もやってないパターンだ。
「はい、これタブレットって言うらしいぞ、人間の技術の進化は面白いな」
「世界観に合わないから広めない方がいいだろうな、俺がこっそり使おう」
「それなんだよなぁ、他にも世界観に合わなくて使えないもの作ったから春日引き取ってくれ」
「分かった」
アー君が僕の知らない所で知らない技術を開発しているっぽい、けどこの世界では使えない技術らしく表には出せないようだ。
その点、春日さんはあちこちの異世界の技術を持ち込み、自分だけで楽しんでいるから押し付けやすいのだとは思う。
『かしゅがー、まほーじんおねがいなのー』
「魔法陣?」
「特定の国と食料をやり取りしたいんだ、アイテムボックスを使おうと思ったけど色々と支障があって断念した」
「ふぅん、人間の転送はする?」
「荷物だけでいい」
「じゃああれかなー、えーっと待ってなー」
都合の良い魔法陣があるらしい、春日さんの頭の中に入っているのだろうか。
「設置場所とかどうする?」
「俺はそこまで分からない」
「あかーちゃ」
「そうですね、爺どこかある?」
「空き店舗がまだあります、一室を倉庫として使うのはいかがでしょう」
「そうしよう」
「ではご案内します」
「おー、じゃあ行ってくるから、設置する国への通達手配しとけよー」
そう言って春日さんは執事長さんと立ち去った。
頼もしいとは思う、タブレットでゲームをしながらの会話じゃなきゃもっと良かった。
「肉を売りたかっただけなのに国家規模になってない?」
「身内の身分が高いのが原因かな、手紙書かなきゃ」
『鳥さん、鳥さん、お手紙運ぶのよー』
シャムスが魔力を捏ねると思ったら、羽の生えたスライムがアカーシャの手の中に出現した。
「伝言スライムか、新しいな」
アー君の言葉にシャムスがドヤ顔です。
とうとうシャムスのスライムが空を飛びました。
アカーシャも流石に驚いて声が出ない模様。
かぐやは将来の国母、ルカも一国を守る身だからいつでも手が空いているとは限らない。
「レモン国の事もあるし他の方法にしよう」
『それがいいのよ!』
シャムスを筆頭に子供達も力強く同意している。
君達、本当にアイテムボックスに何が入っているの?
「鳥居応用出来ないかな、アー君どう?」
「そうなると魔法陣が妥当だろうな、春日巻き込もう」
さらっと神様を巻き込む気だ。
対価払いきれるかなぁ。
「ここにトランプゲームが入れてあるんだ、これで交渉しよう」
「え、対価それで大丈夫!?」
アー君の手にはタブレットが一つ、それどうやって手に入れたの!?
「今なら花札ゲームもつける」
「乗った」
「ひゃぁぁぁ!!」
振り向いたらそこに春日さんがいた。
いつからいたのーーー!
心臓止まると思った。
「いやー、ゲーム機占領されて使えなくってさー、助かるわぁ」
「いつから……あの、ゲームは止めませんが学園に子供達が学園に通うためのアイテム出来ましたか?」
「大丈夫、ゲームの合間に研究してるから」
これ何もやってないパターンだ。
「はい、これタブレットって言うらしいぞ、人間の技術の進化は面白いな」
「世界観に合わないから広めない方がいいだろうな、俺がこっそり使おう」
「それなんだよなぁ、他にも世界観に合わなくて使えないもの作ったから春日引き取ってくれ」
「分かった」
アー君が僕の知らない所で知らない技術を開発しているっぽい、けどこの世界では使えない技術らしく表には出せないようだ。
その点、春日さんはあちこちの異世界の技術を持ち込み、自分だけで楽しんでいるから押し付けやすいのだとは思う。
『かしゅがー、まほーじんおねがいなのー』
「魔法陣?」
「特定の国と食料をやり取りしたいんだ、アイテムボックスを使おうと思ったけど色々と支障があって断念した」
「ふぅん、人間の転送はする?」
「荷物だけでいい」
「じゃああれかなー、えーっと待ってなー」
都合の良い魔法陣があるらしい、春日さんの頭の中に入っているのだろうか。
「設置場所とかどうする?」
「俺はそこまで分からない」
「あかーちゃ」
「そうですね、爺どこかある?」
「空き店舗がまだあります、一室を倉庫として使うのはいかがでしょう」
「そうしよう」
「ではご案内します」
「おー、じゃあ行ってくるから、設置する国への通達手配しとけよー」
そう言って春日さんは執事長さんと立ち去った。
頼もしいとは思う、タブレットでゲームをしながらの会話じゃなきゃもっと良かった。
「肉を売りたかっただけなのに国家規模になってない?」
「身内の身分が高いのが原因かな、手紙書かなきゃ」
『鳥さん、鳥さん、お手紙運ぶのよー』
シャムスが魔力を捏ねると思ったら、羽の生えたスライムがアカーシャの手の中に出現した。
「伝言スライムか、新しいな」
アー君の言葉にシャムスがドヤ顔です。
とうとうシャムスのスライムが空を飛びました。
アカーシャも流石に驚いて声が出ない模様。
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