【R-18】【重愛注意】拾われバニーガールはヤンデレ社長の最愛の秘書になりました

第六部・社内旅行 編

もっと香澄の中にいたかった ☆

「香澄、この体位って凄く締まるんだって」

　うつ伏せになった香澄を再度背後から穿つと、佑は彼女の脚を閉じさせる。
　そう言われるものの、香澄は深い絶頂を得たあとで返事ができる余裕がない。

　そのまま、佑はグチュグチュと香澄を突き上げ始めた。
　香澄はなけなしの力でシーツを握り締める。

「んあぁ、あぁ、あー……っ、ぁ、あぁ、ん……、ぁ、も……っ、やだぁ……っ」

　荒い呼吸を繰り返す香澄は、シーツに跳ね返った自身の呼気を受け、涙を流して喘ぐ。
　佑は無抵抗の香澄を蹂躙するように突き上げ、ときおり「好きだ」と耳元で囁いては、首筋にきつく吸い付いた。

　出張中に溜めた〝我慢〟のごく一部なのだが、いかんせん香澄の体力がなさすぎる。

「香澄、ごめん。……ごめん、気持ちいい。もう少しで出るから、もう少し……っ、ごめん、ごめん……っ」

　弛緩したまま本能的に蜜壷を締めるしかできない香澄は、真っ白になった意識の中、ぼんやりと彼の謝罪を聞いていた。
　何か文句を言いたいはずなのに、気持ち良すぎて何も言葉が出てこない。

（あ……。私……、バカになっちゃってる……）

　気持ち良くて戻れなくなったまま、香澄はただ体を揺さぶられる。

「あー……っ、ぁ、あぁ……、あ……、んーっんぅーっ、んぁあ……っ」

　もはや「駄目」すら言えなくなっている。

「香澄……っ」

　最後に佑は声を震わせたあと、最奥まで突き上げた。

「ぁ……、た……すく……、さ……」

　ヒクヒクとわななく蜜壷の中で、佑の分身が震える。

　その脈動が分かり、彼が避妊具の中に精液を吐き出している様子を妄想するだけで、さらなる喜悦を得た。





「香澄……」

　佑は香澄の片脚を抱えてグルリと体を反転させると、正面からキスをする。
　ほぼ気絶している彼女にキスをすると、得も言われぬ背徳感を覚えた。

　そのまま、形のいい唇を舐め、歯や舌を舐め回す。
　ひとしきり満足すると、佑は汗で濡れた額や頬に満遍なく口づけていった。

「香澄？　トんだ？」

　軽くぺちぺちと頬を叩くと、彼女が睫毛を震わせる。

「まんぞく…………。した……？」

　かすれた声で尋ねた香澄が、微かに笑う。

「…………。したよ。ありがとう」

　自分がギリギリに追いやられても、こちらの快楽を気遣ってくれる彼女に心底感謝した。
　だからこそ、朝まで抱き続けたい欲をグッと堪え、「香澄は怪我もしているんだし……」と自分に言い聞かせる。

「お互い、いいコンディションになったら気が済むまで愛し合おう」

　そう言って、佑はゆっくりと屹立を引き抜いた。

「ん……ぁ……」

　抜くだけの刺激でも香澄は感じて、ギュウッと蜜壷を締め付ける。

（もっと香澄の中にいたかったな……）

　そう思うものの、淫らに開いた蜜孔から白濁した蜜がドロリと垂れるのを見て、やり過ぎたと感じるのも確かだ。
　だというのに、「これが自分の精液だったら……」なんて考えてしまう自分もいるので、始末に負えない。

（もう少し、香澄に合わせて性欲を抑えられるようにならないと駄目だな）

　自戒しつつ、佑は巨大なベッドの上で胡座をかき息をつく。

「お疲れ様。汗、拭いてあげる」

　そう言って香澄の頭をポンポンと撫でたあと、佑はホットタオルを求めて裸のままベッド裏の洗面所へ向かった。



＊＊



　円形のジェットバスの中で、香澄は佑に抱きかかえられていた。

　勿論、ギプス用の防水カバーをつけているので、濡らす心配もない。
　ジョン・アルクールのバスオイルが垂らされた風呂は香りが良く、後ろから佑に抱かれているのも心地いい。

　寝室裏のバスルームの窓からは前庭が見える。
　御劔邸の前方はしっかりと目隠しがされているので、外からバスルームが見える事はないし、窓ガラスも特殊な素材を使っていた。

　ライトアップされた庭を眺めつつ、香澄はとろりとろりと目を瞬かせ、今にも眠ってしまいそうだ。

「眠い？」

　バスルームにある時計は午前三時過ぎを示していて、眠くて当たり前だ。