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手に入れた女神 編
やっと抱けた ☆
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生まれて初めて、夢中になってセックスをした。
朱里が啼くたびに興奮と満足感が増し、さらに気持ちよくさせたいという欲が芽生える。
彼女の膣内は腰が溶けそうに熱く、たっぷり濡れていて締め付けが凄い。
こんな体を満足させられないなんて、田村は本当に大馬鹿だ。
――これは俺の女だ。
物凄い支配欲と征服感が俺を襲い、生まれて初めて『満たされている』と感じた。
最初こそ、大人の余裕で包んで、じっくりたっぷり焦らして俺に夢中にさせてやろうと思っていた。
だがバスルームで前戯するまでは良かったが、いざ挿入したあとはあっけなく理性が飛んだ。
俺はガキみたいに必死に腰を振り、『気持ちよくなってほしい』という想いで手を動かし、キスをして、無我夢中で朱里を愛した。
呼吸を荒げ、体液で体を濡らし、快楽の傀儡となって互いを求め合うさまは、まるで二匹の獣だ。
頭の中を真っ白にさせた俺は、何回も射精して、朱里を犯しぬいた。
『…………あぁ…………』
四時近くになって最後の射精を終えた俺は、朱里の体を抱き締めて声を漏らす。
あまりに激しいセックスをしたものだから、全身汗みずくだ。
彼女はすでに気絶していて、ぐったりと体を弛緩させている。
『…………気持ち良かった……』
呟いた俺は、汗で額に張り付いた朱里の前髪を除け、そこにキスをした。
そのあと眠っている彼女の顔を飽きることなく見つめ、唇にもキスをする。
『…………やっと抱けた』
呟き、ポロッと涙を零す。
――嬉しい。
――人を愛せたのが、こんなにも嬉しい。
『ありがとう、朱里』
彼女の頭を撫でて微笑みかけた時、もう自分は彼女に妹を重ねていないと確信した。
これからは朱里を一人の女として見て、愛し、守っていく。
(そのためには怜香を完全に黙らせないと。――これで完全に覚悟が決まった)
暗闇の中、俺は静かに決意し、ゆっくり息を吐く。
『……絶対にお前と幸せになる』
泣きそうな顔で朱里に笑いかけ、俺はもう一度気持ちを込めて彼女にキスをした。
そのあとも朱里と一緒に過ごしていたら、彼女が目を覚ませばまた抱き潰してしまいそうだった。
だから自分に〝終わり〟を示すために、朱里の体を清拭したあと、パジャマを着せて布団を掛けた。
スヤスヤと寝ている彼女の顔を見た俺は、反省して溜め息をつく。
『……悪い。ずるい抱き方だったよな。お前の気持ちを大切にして、ちゃんと告白して正々堂々といくつもりだったのに……』
衝動的な感情に負けてしまった自分が情けなく、俺は深い溜め息をつく。
『一旦頭を冷やす。挽回するから、ちょっと待ってくれ』
このまま朱里の家に留まり、朝チュンする訳にいかない。
帰ろうと思った俺は書き置きでもしようかと思ったが、すぐに『襲うように抱いておきながら、する事じゃねぇだろ』と自分に突っ込んだ。
それにセックス後の書き置きって、恋人同士がするもんじゃないか?
今の俺が何を書く?
【気持ちよかった。また会社でもよろしく】なんて書いたら、最低野郎だ。
【田村の事でもう落ち込むな。俺にしておけ】? 抱き潰してからメモ帳で語る事かよ。
散々悩んだあと、結局何も書かずに家を出た。
それもまた最低なんだが、『沈黙は金』という言葉を信じる事にした。
月曜日になって出社すれば、〝いつも〟に戻ると思っていた。
俺がいつもいる部長室は、透明なパーティションで囲われていてフロアが見渡せる。
朱里より先に出社した俺はモニターに視線を落としつつも、チラチラとフロアを伺っていた。
――来た。
出社した朱里は、いつも通りの様子を見せながらも、まっさきにこちらを見た。
バチッと目が合った瞬間、ドキンッと胸が高鳴って顔が赤くなる。
――やべぇ。
こんな感覚、今まで味わった事がない。
ドッドッドッドッ……と鼓動が速まり、体温が上がっていく。
経験した事はないが、知識では分かる。これは典型的な恋の反応だ。
生まれて初めて女性相手に初心な反応をした俺は、密かに動揺した。
しかし他の社員もいる中、見つめ合っていると知られてはいけないと思い、目が合ったあとはさり気なく視線を逸らした。
だが体勢はそのままなので、視界に彼女の姿は映る。
だから彼女が少しの間、立ったまま俺を見ていたのが分かってしまった。
『…………っ』
それを知った瞬間、額に汗が浮かび、呼吸が乱れ、――――股間が芯を持ってくる。
脳裏に蘇るのは、長年見守り続けた女をようやく抱けたあの悦び。
朱里はただの女じゃない。俺が何よりも大切にし続けた存在だ。
その大切な女を欲棒で貫き、蹂躙した興奮を思いだし、いてもたってもいられなくなる。
――結果、俺は我慢できなくなって会議室で朱里を抱くという暴挙に出てしまったのだったのだ。
朱里が啼くたびに興奮と満足感が増し、さらに気持ちよくさせたいという欲が芽生える。
彼女の膣内は腰が溶けそうに熱く、たっぷり濡れていて締め付けが凄い。
こんな体を満足させられないなんて、田村は本当に大馬鹿だ。
――これは俺の女だ。
物凄い支配欲と征服感が俺を襲い、生まれて初めて『満たされている』と感じた。
最初こそ、大人の余裕で包んで、じっくりたっぷり焦らして俺に夢中にさせてやろうと思っていた。
だがバスルームで前戯するまでは良かったが、いざ挿入したあとはあっけなく理性が飛んだ。
俺はガキみたいに必死に腰を振り、『気持ちよくなってほしい』という想いで手を動かし、キスをして、無我夢中で朱里を愛した。
呼吸を荒げ、体液で体を濡らし、快楽の傀儡となって互いを求め合うさまは、まるで二匹の獣だ。
頭の中を真っ白にさせた俺は、何回も射精して、朱里を犯しぬいた。
『…………あぁ…………』
四時近くになって最後の射精を終えた俺は、朱里の体を抱き締めて声を漏らす。
あまりに激しいセックスをしたものだから、全身汗みずくだ。
彼女はすでに気絶していて、ぐったりと体を弛緩させている。
『…………気持ち良かった……』
呟いた俺は、汗で額に張り付いた朱里の前髪を除け、そこにキスをした。
そのあと眠っている彼女の顔を飽きることなく見つめ、唇にもキスをする。
『…………やっと抱けた』
呟き、ポロッと涙を零す。
――嬉しい。
――人を愛せたのが、こんなにも嬉しい。
『ありがとう、朱里』
彼女の頭を撫でて微笑みかけた時、もう自分は彼女に妹を重ねていないと確信した。
これからは朱里を一人の女として見て、愛し、守っていく。
(そのためには怜香を完全に黙らせないと。――これで完全に覚悟が決まった)
暗闇の中、俺は静かに決意し、ゆっくり息を吐く。
『……絶対にお前と幸せになる』
泣きそうな顔で朱里に笑いかけ、俺はもう一度気持ちを込めて彼女にキスをした。
そのあとも朱里と一緒に過ごしていたら、彼女が目を覚ませばまた抱き潰してしまいそうだった。
だから自分に〝終わり〟を示すために、朱里の体を清拭したあと、パジャマを着せて布団を掛けた。
スヤスヤと寝ている彼女の顔を見た俺は、反省して溜め息をつく。
『……悪い。ずるい抱き方だったよな。お前の気持ちを大切にして、ちゃんと告白して正々堂々といくつもりだったのに……』
衝動的な感情に負けてしまった自分が情けなく、俺は深い溜め息をつく。
『一旦頭を冷やす。挽回するから、ちょっと待ってくれ』
このまま朱里の家に留まり、朝チュンする訳にいかない。
帰ろうと思った俺は書き置きでもしようかと思ったが、すぐに『襲うように抱いておきながら、する事じゃねぇだろ』と自分に突っ込んだ。
それにセックス後の書き置きって、恋人同士がするもんじゃないか?
今の俺が何を書く?
【気持ちよかった。また会社でもよろしく】なんて書いたら、最低野郎だ。
【田村の事でもう落ち込むな。俺にしておけ】? 抱き潰してからメモ帳で語る事かよ。
散々悩んだあと、結局何も書かずに家を出た。
それもまた最低なんだが、『沈黙は金』という言葉を信じる事にした。
月曜日になって出社すれば、〝いつも〟に戻ると思っていた。
俺がいつもいる部長室は、透明なパーティションで囲われていてフロアが見渡せる。
朱里より先に出社した俺はモニターに視線を落としつつも、チラチラとフロアを伺っていた。
――来た。
出社した朱里は、いつも通りの様子を見せながらも、まっさきにこちらを見た。
バチッと目が合った瞬間、ドキンッと胸が高鳴って顔が赤くなる。
――やべぇ。
こんな感覚、今まで味わった事がない。
ドッドッドッドッ……と鼓動が速まり、体温が上がっていく。
経験した事はないが、知識では分かる。これは典型的な恋の反応だ。
生まれて初めて女性相手に初心な反応をした俺は、密かに動揺した。
しかし他の社員もいる中、見つめ合っていると知られてはいけないと思い、目が合ったあとはさり気なく視線を逸らした。
だが体勢はそのままなので、視界に彼女の姿は映る。
だから彼女が少しの間、立ったまま俺を見ていたのが分かってしまった。
『…………っ』
それを知った瞬間、額に汗が浮かび、呼吸が乱れ、――――股間が芯を持ってくる。
脳裏に蘇るのは、長年見守り続けた女をようやく抱けたあの悦び。
朱里はただの女じゃない。俺が何よりも大切にし続けた存在だ。
その大切な女を欲棒で貫き、蹂躙した興奮を思いだし、いてもたってもいられなくなる。
――結果、俺は我慢できなくなって会議室で朱里を抱くという暴挙に出てしまったのだったのだ。
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