再会ロマンス~幼なじみの甘い溺愛~

松本ユミ

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甘い?同居生活

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テツとの同居が始まって二週間が経った。

居酒屋で強制的に私との同居を決めてから、テツの行動は早かった。
今すぐにでも引っ越してこいと言われたけど、さすがに部屋の片付けとかやりたかったので一週間待ってもらった。

GW明けにテツの部屋に住めるように準備した。
引っ越し業者は使わず、自分達だけでやったので大変だったけど。
必要な荷物をスーツケースや段ボールに詰め、この部屋へと運んだ。

アパートの解約も追々していこうという話まで進んでしまった。
解約してしまったら、ストーカーの件が落ち着いてから住む時に困ると言うと、『落ち着くのがいつになるか分からないんだから、解約した方が早い。それに、俺はいつまででも住んでもらって構わない』と言われた。
お世話になり過ぎるのも迷惑だとは思ったけど、今は身を任せることにした。

テツが住んでいるのは高級マンションの八階だ。
間取りは2LDKで余っている部屋があるので好きに使っていいと言われて、お言葉に甘えて一部屋を使わせてもらっている。
元々、そこは荷物置き場だったみたいで段ボールしかなかったので、私が快適に住めるようにテツがいろいろ買い揃えてくれた。
何から何までしてもらって感謝しかない。
モノトーン調で落ち着いたシックなリビングは二十畳ぐらいはあり、目に入るもの全てが高級そうに見える。
三人掛けの革張りのソファは座り心地抜群だ。

同じ年なのにどうしてこんなところに住めるんだ?と疑問がわいた。
聞いてみたら『兄貴が結婚したから俺がこのマンションに住むことになった』と言う。
そういえば、テツには六歳上のお兄ちゃんがいた気がする。
年が離れているので、私の記憶にはあまり残っていないけど。

最初に家賃を半分払うと言ったけど、『今、無職だろ。そんなヤツに払ってもらわなくてもいい』と一刀両断された。
それを言われるとぐうの音も出来ない。

でも、何かしたいということを伝えたら『家のことをしてくれると助かる』と。
だから、私は料理、掃除、洗濯など家事をすることを申し出た。

この部屋で過ごすようになってすぐの頃は、外出するのも周りの目を気にしながら警戒していた。
でも、テツと一緒に住み始めて二週間以上が過ぎても斉藤さんと遭遇することはないので、きっと生活圏内が違うのだろう。
私の勘違い説もあるけど、本当にストーカーとかではなかったら自意識過剰すぎて恥ずかしくなる。

おばさんに連絡したら、斉藤さんは次の日に私のことを聞いてきたけど、仕事を辞めたと伝えたら『そうですか」』と言っただけで別に変わった様子はないらしい。
頻度は前に比べたら減ったらしいけど、今も普通にお弁当を買いに来ているとのことだった。

とりあえず、ひと安心といったところだろうか。
あと、安子さんにも私が辞めたことを伝えたら残念がっていたと言っていた。
ちゃんと挨拶ができなかったのが心残りだったけど、おばさんや梶原さんがフォローしておいたから大丈夫だよと言っていたので、その気遣いに感謝した。

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