修正前の話の溜まり場

お寿司食べたい

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モンスターのスキルを奪って進化する〜神になるつもりはなかったのに〜

30話:蜂蜜が大好きな珍獣

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   ‥‥‥死を覚悟して目を閉じた俺だが、いつまで経っても喰い殺される感触がしなかった。だが、喰い殺される感触とは別に体に風が当たる感触がした。
   恐る恐る、目を開けてみるとバークスが俺を脇に抱えて走っていた。

「ちょっ、おい!   待て!   話を聞けぇぇぇーーー!!」
「今はお前に構っている暇はねぇ!!   いいからお前は黙って動くな!!」

   バークスは俺の言葉を一蹴して鬼気迫る様で指示命令をして来た。俺はその様にビビって一言も喋れず黙り込んだ。
   俺はバークスが何に追いかけられているのかを知っていたが恐る恐る後ろを振り返った。そこには完全に怒りで我を忘れていると思われるドラゴンが追いかけていた。

   バークスは逃げながら腰にある袋の中に片手を入れ何かを探しているようだ。暫く、袋の中を探していたバークスだが、大きな声を出して何かを取り出した。どうやら、探しものを見つけたらしい。
   バークスは暫く取り出したものーー黄色い液体が入った瓶を片手で持っていたが1分くらいだった後、それを地面に置いた。俺はなんだと思いながら、その瓶を見ていた。すると、ゆっくりとだが、瓶が大きくなっていく。それに連れて瓶の中の黄色い液体も大きくなっていく。

   やがて瓶は4メートルほどまで大きくなって止まった。俺はこの大きな瓶であのドラゴンにぶつけるのだと思った。だが実際は、ドラゴンが瓶の上に乗り尖っている爪が付いている手を使って器用に瓶の蓋を開けていく。そして大きな手を黄色い液体の中に突っ込んだ。そして、黄色い液体の中からゆっくりと手を出してそれを
   バークスはちらりと後ろを見るとゆっくりと速度を落としていき、最後には俺を下ろして止まった。

   俺はドラゴンが黄色い液体を舐めている謎の光景を見て唖然としていた。‥‥‥あんなに怒っていたのに黄色い液体を見て舐めただけでもう追いかけないのか⁉︎
   俺が疑問に思っていると隣に居るバークスが答えた。

「あの黄色いものは蜂蜜って言う、すげー甘いもんだ。今度食ってみるか?   特にあのドラゴンーー果実竜フルーツドラゴンは蜂蜜に目がないから蜂蜜を出せば怒りを忘れるんだ。‥‥‥逆に言えば蜂蜜が無いと俺たちは追いつかれて‥‥‥パクッ!!   で終わりだ。あと、果実竜フルーツドラゴンが怒った理由は‥‥‥坊主があいつの縄張りにあるもんを勝手に取ったからだ。アイツはここの森のだからな」

   俺が取ろうとしなければこんなことにはならなかったのか‥‥‥完全に余計なことをしたな‥‥‥。
   ‥‥‥しかしこうして見ると最強の生物ドラゴンと言うより‥‥‥蜂蜜が大好きな珍獣だな。

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