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第四章 竜騎士編
第141話 王者の片鱗
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アイリーンは俺の横で荒い呼吸を繰り返していた。
かくいう俺も、息が上がり、疲労耐性のログがひっきりなしに流れている。
「……認めますわ。あなたは、今まで私がお相手した殿方の中で、最も床上手で絶倫です」
アイリーンはぐちょぐちょになっていた。
その美しい白髪も、真っ白な素肌も精液まみれとなり、その股間からは白濁液がドロドロとひっきりなしに流れ出している。
「……どうしましょう。穴が全く塞がらないわ。……まだあなたのものが入っているような気さえします。うっ、ああっ!」
そう言って、アイリーンは短く痙攣すると、可愛らしく潮を吹いた。
ふふふ。
あのアイリーンをここまでにしてやった。
爽やかな達成感がある。
……ただ、まだ人語を話しているのが心残りだが。
どうせならアウアウしか言えなくなるくらいにしたかった。
ただもうタイムアップかな。
部屋から覗く窓の外は薄ぼんやりとだが明るくなりつつある。
もう間もなく日が昇るだろう。
ルーナが起きる前には、ホテルに帰らなきゃまずい。
「そろそろ帰るわ」
「……それじゃあ、綺麗にしますね」
そう言って、アイリーンはよろよろと体を起こすと、俺の一物をねっとりと舐め取ってくれる。
さすがプロだ。
というか、アイリーンのフェラヤバイ。
上手すぎる。
さっきまで満足そうにしていた俺の息子がむくむくと頭をもたげてしまう。
「……私のここをこんなにしておいて、まだ固くなりますの?」
そう言って、アイリーンは自分の股間にねちょりと指をつけると、俺の精液が付着したその指をいやらしく舐め取った。
エロい。
たまらない。
「……夜明けまで、もう少しあります。まだ2、3回は出来ますよ?」
アイリーンは俺の顔に乳房を押し付けてくる。
とりあえず、その乳首を舐めながら、しばし考えた。
「あっ……おっぱい舐めるの、本当にお上手」
ぴくぴく震えるアイリーン。
――いや、でも帰らないとルーナにバレるな。
いくらちょろいルーナでも、朝帰りはまずい気がする。
「悪い。やっぱ帰るわ」
「あら、残念」
アイリーンはあっさりと身を起こすと、その股を白い精液がつーっと伝った。
というかこれさ。
風俗嬢に中出ししまくりってやばくない???
遊びじゃ済まなくなる気がしてきた。
アイリーンのは所謂名器というやつなので、中出し以外の選択肢はなかったのだが。
「悪かったな。その、中に出しまくって」
「大丈夫です。ちゃんと避妊薬を飲んでますから」
「避妊薬!?」
この世界にも避妊薬があるのかよ。
初めて知った。
「ええ。私は娼婦ですから。避妊薬くらいは飲みますよ。それとも――」
そして、アイリーンは俺の耳元で囁くように言った。
「――この私を孕ませたいんですか?」
それはゾクッとするほど色っぽい声だった。
子供なんて作りたくはないが、雄の本能として思わず頷いてしまいそうになる。
ただ、ゴクンと生唾を飲み込んでなんとか頷くのは堪えた。
それなのに、耳元から離れたアイリーンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ふふっ、もうちょっと足繁く通って頂けたら、考えてあげてもよろしいですわ」
いやいや、孕ます気なんてねえから。
だが、足繁くは通おうと心に誓った。
王都に来た時は絶対にアイリーンを抱きに来ようと思う。
アイリーンは間違いなく極上の女だ。
「……さて、それではお身体をお拭きいたしますわ。そんなに私の匂いをさせていては、美しいエルフの奥さまに嫉妬されてしまいますもの」
アイリーンが手を叩くと、小さな女の子たちが湯の入った桶を運んでくる。
あんな小さな女の子が娼館で働いていいのだろうか。
いや、今はそんなことよりも。
「……ルーナのこと知っているのか?」
アイリーンは不敵な笑みを浮かべる。
「これでも結構な情報通なのですよ、私。……例えば、先日アサギリ様がフィンデル子爵様のご領地で起きた農民反乱を鎮圧されたのも知っております」
農民反乱バレてるじゃねえか。
あのガマガエル大丈夫だろうか。
確か王国にバレたら家がお取り潰しになるとか。
「……王宮に届くほどの噂にはなっておりませんわ。私としては、農民反乱よりも……反乱鎮圧直後に、アサギリ様のご領地に、大量の住民が移住したことの方が気になります」
アイリーンは目を細める。
「アサギリ様が反乱の鎮圧として皆殺しにした住民と同じ数の住民が、そっくりそのままアサギリ様のご領地に移住されてますよね? 不思議なことに誰にも気づかれないまま」
……色々バレてる。
先日、ガマガエルから使者が来て、近いうちに反乱を鎮圧したお礼を贈ってくれるとか言っていた。
なので、ガマガエルには全く気づかれてないと思っていたのだが。
なぜ王都の娼婦にバレているのか。
「……何を言っているのかさっぱりわかりませんな。ははは」
とりあえず、そんなシラを切ってみると、アイリーンはクスクスと笑う。
多分、全然誤魔化せていない気がする。
「……戦で信じられないような戦果を上げられる傍らで、青さ丸出しの善行もする。アサギリ様とはどんな方なのだろうと、ずっと興味がありましたの」
アイリーンのエメラルドグリーンの瞳が、俺を値踏みするように見つめる。
青さ丸出して。
「……それで、実際に会ってみて、どうだったんだ?」
正直、聞くのが怖かったが、聞かずにはいられなかった。
「とりあえず、エッチがお上手なのはわかりましたわ」
アイリーンはそんな事を言って、艶っぽく笑う。
そう言われると悪い気はしない。
そのまま、アイリーンは抱きついてきた。
そして、再び俺の耳元でそっと囁く。
「……先程の私を孕ませる話に戻りますが、このアイリーンには大望がございます。……私は王者の子を産みたいのです」
王者?
あの王様の子を産みたいということだろうか。
突然、他の男の子供を産みたい宣言とか。
え、なにこれ。
俺、フラれてんの?
「今上陛下の事ではございませんわ。確かに陛下の治世は素晴らしいと思います。平時であれば、きっと名君として名を残されたでしょう。しかし、先日の騒乱で、アサギリ様がいらっしゃらなければこの国は滅んでおりました。……国を守る力のない者を王者とは呼べません。私が望む王者とは……」
アイリーンはそこで言葉を切ると。
「はむ、んんっ」
俺に情熱的な口づけをした。
それは、今までのように劣情を催すものではなく、何か言い知れぬ熱さを感じさせる口づけだった。
「……このまま、もうしばらくアサギリ様の生き様を見せて下さい。そこに王者の片鱗を感じた時、このアイリーンはアサギリ様のものになりますわ」
唇を離したアイリーンは、俺に熱い眼差しを向ける。
うーん。
多分というか、間違いなく俺の生き様に王者の片鱗はない。
ヒモとかクズの片鱗なら今すぐに見せてやるのだが。
「今宵はとても素敵な夜でしたわ。またお会いできる日を楽しみにしております」
そして、最後にアイリーンは正座して、綺麗に頭を下げた。
なんか最後によくわからない事を言われたが、今度も絶対に指名しようと思った。
店の外に出ると、黒尽くめのオッサン達が全員整列していて、馬車を用意してくれていた。
木っ端底辺SEだった俺は、こんなことをされるのに慣れていないので戸惑ってしまう。
「お疲れ様でございました。ハイランダー。是非、今後共、よしなによろしくお願いします」
そう言って、アダルフィンは握手を求めてきた。
男とそんなことしたくはないが、アイリーンは素晴らしかったので大人しく握手をしておいた。
というか、今後もアイリーンのとこに連れてきて欲しい。
「……ええと、今日は楽しかったです。また飲みに連れてって下さい」
「はっ! 是非、またお誘いさせて頂きますぞ」
とりあえず、社交辞令を返すとアダルフィンは嬉しそうに破顔した。
アダルフィン、やっぱいいヤツ。
そのまま、用意された馬車に乗ってホテルに帰る。
皆を起こさないように、こっそりと部屋に戻った。
「……あ、おかえりなさい。随分、遅かったな」
部屋に入るなり、そんな声をかけられて、心臓が飛び出そうなほど驚いた。
既に朝日が昇りつつある。
もう朝だ。
それなのに、目を真赤に腫らせたルーナが俺を出迎えてくれた。
また寝てないのだろうか。
というか、前もあったな、こんなこと。
アイリーンを抱きまくって来たので、かなり胸が痛い。
ルーナは化粧をさっぱり落として部屋着に着替えていた。
「今、お茶入れるからな。……でも、その前に」
そのままルーナが抱きついてくる。
「……すごく寂しかったんだ」
ルーナは俺の首に手を回して、力いっぱい抱きしめてくる。
頬と頬を擦り付けるようにされると、サラッとしたルーナの金髪に顔が埋もれた。
芳しいルーナの香りが鼻腔をくすぐる。
「……悪かったな。寂しい思いをさせて」
気づいた時には、俺もルーナを抱きしめていた。
「ううん。いいんだ。お付き合いは大事だし。……でも、その、昨日はしてないから、そ、その……」
そう言ってルーナは顔を赤らめる。
可愛い。
もう押し倒すしか無いと思った。
ただ今は早朝だ。
ミレイ等、他の皆は寝ているのだろう。
「……他の奴らを起こさないように、声はあまり出すなよ?」
「う、うん! 出来るだけ我慢する!」
そう言ってルーナは自分の口を手で塞ぐ。
そういう事をされると、あえて意地悪で思い切り鳴かせてみたくなってしまうのだが。
とりあえず、服をぺろんとめくり上げて生乳を晒させる。
ぷるんと揺れるルーナの乳はいつ見ても美しい。
そのまま、ルーナを押し倒してその胸に顔を押し付けた。
柔らかい感触を楽しみながら、胸いっぱいにルーナの肌の匂いを嗅ぐ。
なんだろう。
エロい事をしているのに、なぜか物凄く安心する。
さっきまで抱いていたアイリーンの暴力的な色気とは全然違う。
適度に興奮しつつも、心は凪いでいく。
それはとても心地よかった。
「……コウ、愛してるぞ」
ルーナが慈愛に満ちた声で、頭を撫でてくれた。
やばい、なんか頭がボーっとしてきた。
意識を必死に保ちながら、ルーナの乳房に舌を這わす。
そのなめらかな舌触りに心地よさを感じながら。
俺の意識は次第に薄れていった。
かくいう俺も、息が上がり、疲労耐性のログがひっきりなしに流れている。
「……認めますわ。あなたは、今まで私がお相手した殿方の中で、最も床上手で絶倫です」
アイリーンはぐちょぐちょになっていた。
その美しい白髪も、真っ白な素肌も精液まみれとなり、その股間からは白濁液がドロドロとひっきりなしに流れ出している。
「……どうしましょう。穴が全く塞がらないわ。……まだあなたのものが入っているような気さえします。うっ、ああっ!」
そう言って、アイリーンは短く痙攣すると、可愛らしく潮を吹いた。
ふふふ。
あのアイリーンをここまでにしてやった。
爽やかな達成感がある。
……ただ、まだ人語を話しているのが心残りだが。
どうせならアウアウしか言えなくなるくらいにしたかった。
ただもうタイムアップかな。
部屋から覗く窓の外は薄ぼんやりとだが明るくなりつつある。
もう間もなく日が昇るだろう。
ルーナが起きる前には、ホテルに帰らなきゃまずい。
「そろそろ帰るわ」
「……それじゃあ、綺麗にしますね」
そう言って、アイリーンはよろよろと体を起こすと、俺の一物をねっとりと舐め取ってくれる。
さすがプロだ。
というか、アイリーンのフェラヤバイ。
上手すぎる。
さっきまで満足そうにしていた俺の息子がむくむくと頭をもたげてしまう。
「……私のここをこんなにしておいて、まだ固くなりますの?」
そう言って、アイリーンは自分の股間にねちょりと指をつけると、俺の精液が付着したその指をいやらしく舐め取った。
エロい。
たまらない。
「……夜明けまで、もう少しあります。まだ2、3回は出来ますよ?」
アイリーンは俺の顔に乳房を押し付けてくる。
とりあえず、その乳首を舐めながら、しばし考えた。
「あっ……おっぱい舐めるの、本当にお上手」
ぴくぴく震えるアイリーン。
――いや、でも帰らないとルーナにバレるな。
いくらちょろいルーナでも、朝帰りはまずい気がする。
「悪い。やっぱ帰るわ」
「あら、残念」
アイリーンはあっさりと身を起こすと、その股を白い精液がつーっと伝った。
というかこれさ。
風俗嬢に中出ししまくりってやばくない???
遊びじゃ済まなくなる気がしてきた。
アイリーンのは所謂名器というやつなので、中出し以外の選択肢はなかったのだが。
「悪かったな。その、中に出しまくって」
「大丈夫です。ちゃんと避妊薬を飲んでますから」
「避妊薬!?」
この世界にも避妊薬があるのかよ。
初めて知った。
「ええ。私は娼婦ですから。避妊薬くらいは飲みますよ。それとも――」
そして、アイリーンは俺の耳元で囁くように言った。
「――この私を孕ませたいんですか?」
それはゾクッとするほど色っぽい声だった。
子供なんて作りたくはないが、雄の本能として思わず頷いてしまいそうになる。
ただ、ゴクンと生唾を飲み込んでなんとか頷くのは堪えた。
それなのに、耳元から離れたアイリーンは悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「ふふっ、もうちょっと足繁く通って頂けたら、考えてあげてもよろしいですわ」
いやいや、孕ます気なんてねえから。
だが、足繁くは通おうと心に誓った。
王都に来た時は絶対にアイリーンを抱きに来ようと思う。
アイリーンは間違いなく極上の女だ。
「……さて、それではお身体をお拭きいたしますわ。そんなに私の匂いをさせていては、美しいエルフの奥さまに嫉妬されてしまいますもの」
アイリーンが手を叩くと、小さな女の子たちが湯の入った桶を運んでくる。
あんな小さな女の子が娼館で働いていいのだろうか。
いや、今はそんなことよりも。
「……ルーナのこと知っているのか?」
アイリーンは不敵な笑みを浮かべる。
「これでも結構な情報通なのですよ、私。……例えば、先日アサギリ様がフィンデル子爵様のご領地で起きた農民反乱を鎮圧されたのも知っております」
農民反乱バレてるじゃねえか。
あのガマガエル大丈夫だろうか。
確か王国にバレたら家がお取り潰しになるとか。
「……王宮に届くほどの噂にはなっておりませんわ。私としては、農民反乱よりも……反乱鎮圧直後に、アサギリ様のご領地に、大量の住民が移住したことの方が気になります」
アイリーンは目を細める。
「アサギリ様が反乱の鎮圧として皆殺しにした住民と同じ数の住民が、そっくりそのままアサギリ様のご領地に移住されてますよね? 不思議なことに誰にも気づかれないまま」
……色々バレてる。
先日、ガマガエルから使者が来て、近いうちに反乱を鎮圧したお礼を贈ってくれるとか言っていた。
なので、ガマガエルには全く気づかれてないと思っていたのだが。
なぜ王都の娼婦にバレているのか。
「……何を言っているのかさっぱりわかりませんな。ははは」
とりあえず、そんなシラを切ってみると、アイリーンはクスクスと笑う。
多分、全然誤魔化せていない気がする。
「……戦で信じられないような戦果を上げられる傍らで、青さ丸出しの善行もする。アサギリ様とはどんな方なのだろうと、ずっと興味がありましたの」
アイリーンのエメラルドグリーンの瞳が、俺を値踏みするように見つめる。
青さ丸出して。
「……それで、実際に会ってみて、どうだったんだ?」
正直、聞くのが怖かったが、聞かずにはいられなかった。
「とりあえず、エッチがお上手なのはわかりましたわ」
アイリーンはそんな事を言って、艶っぽく笑う。
そう言われると悪い気はしない。
そのまま、アイリーンは抱きついてきた。
そして、再び俺の耳元でそっと囁く。
「……先程の私を孕ませる話に戻りますが、このアイリーンには大望がございます。……私は王者の子を産みたいのです」
王者?
あの王様の子を産みたいということだろうか。
突然、他の男の子供を産みたい宣言とか。
え、なにこれ。
俺、フラれてんの?
「今上陛下の事ではございませんわ。確かに陛下の治世は素晴らしいと思います。平時であれば、きっと名君として名を残されたでしょう。しかし、先日の騒乱で、アサギリ様がいらっしゃらなければこの国は滅んでおりました。……国を守る力のない者を王者とは呼べません。私が望む王者とは……」
アイリーンはそこで言葉を切ると。
「はむ、んんっ」
俺に情熱的な口づけをした。
それは、今までのように劣情を催すものではなく、何か言い知れぬ熱さを感じさせる口づけだった。
「……このまま、もうしばらくアサギリ様の生き様を見せて下さい。そこに王者の片鱗を感じた時、このアイリーンはアサギリ様のものになりますわ」
唇を離したアイリーンは、俺に熱い眼差しを向ける。
うーん。
多分というか、間違いなく俺の生き様に王者の片鱗はない。
ヒモとかクズの片鱗なら今すぐに見せてやるのだが。
「今宵はとても素敵な夜でしたわ。またお会いできる日を楽しみにしております」
そして、最後にアイリーンは正座して、綺麗に頭を下げた。
なんか最後によくわからない事を言われたが、今度も絶対に指名しようと思った。
店の外に出ると、黒尽くめのオッサン達が全員整列していて、馬車を用意してくれていた。
木っ端底辺SEだった俺は、こんなことをされるのに慣れていないので戸惑ってしまう。
「お疲れ様でございました。ハイランダー。是非、今後共、よしなによろしくお願いします」
そう言って、アダルフィンは握手を求めてきた。
男とそんなことしたくはないが、アイリーンは素晴らしかったので大人しく握手をしておいた。
というか、今後もアイリーンのとこに連れてきて欲しい。
「……ええと、今日は楽しかったです。また飲みに連れてって下さい」
「はっ! 是非、またお誘いさせて頂きますぞ」
とりあえず、社交辞令を返すとアダルフィンは嬉しそうに破顔した。
アダルフィン、やっぱいいヤツ。
そのまま、用意された馬車に乗ってホテルに帰る。
皆を起こさないように、こっそりと部屋に戻った。
「……あ、おかえりなさい。随分、遅かったな」
部屋に入るなり、そんな声をかけられて、心臓が飛び出そうなほど驚いた。
既に朝日が昇りつつある。
もう朝だ。
それなのに、目を真赤に腫らせたルーナが俺を出迎えてくれた。
また寝てないのだろうか。
というか、前もあったな、こんなこと。
アイリーンを抱きまくって来たので、かなり胸が痛い。
ルーナは化粧をさっぱり落として部屋着に着替えていた。
「今、お茶入れるからな。……でも、その前に」
そのままルーナが抱きついてくる。
「……すごく寂しかったんだ」
ルーナは俺の首に手を回して、力いっぱい抱きしめてくる。
頬と頬を擦り付けるようにされると、サラッとしたルーナの金髪に顔が埋もれた。
芳しいルーナの香りが鼻腔をくすぐる。
「……悪かったな。寂しい思いをさせて」
気づいた時には、俺もルーナを抱きしめていた。
「ううん。いいんだ。お付き合いは大事だし。……でも、その、昨日はしてないから、そ、その……」
そう言ってルーナは顔を赤らめる。
可愛い。
もう押し倒すしか無いと思った。
ただ今は早朝だ。
ミレイ等、他の皆は寝ているのだろう。
「……他の奴らを起こさないように、声はあまり出すなよ?」
「う、うん! 出来るだけ我慢する!」
そう言ってルーナは自分の口を手で塞ぐ。
そういう事をされると、あえて意地悪で思い切り鳴かせてみたくなってしまうのだが。
とりあえず、服をぺろんとめくり上げて生乳を晒させる。
ぷるんと揺れるルーナの乳はいつ見ても美しい。
そのまま、ルーナを押し倒してその胸に顔を押し付けた。
柔らかい感触を楽しみながら、胸いっぱいにルーナの肌の匂いを嗅ぐ。
なんだろう。
エロい事をしているのに、なぜか物凄く安心する。
さっきまで抱いていたアイリーンの暴力的な色気とは全然違う。
適度に興奮しつつも、心は凪いでいく。
それはとても心地よかった。
「……コウ、愛してるぞ」
ルーナが慈愛に満ちた声で、頭を撫でてくれた。
やばい、なんか頭がボーっとしてきた。
意識を必死に保ちながら、ルーナの乳房に舌を這わす。
そのなめらかな舌触りに心地よさを感じながら。
俺の意識は次第に薄れていった。
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