ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第二章 吸血鬼編

第53話 修羅場

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 家についた頃には、日が暮れていた。
 予定では、昨日の同じ時間くらいに帰ってくるつもりだったので、丸一日遅れたことになる。
 ルーナは大丈夫だろうか。

 家に入ると、ベッドで眠るルーナの姿が目に入る。

 ベッドの枕元には、カンナさんが立っていた。
 あれからもずっとルーナの看病をしてくれていたようだ。

「……コウくん」

 ルーナを起こさないよう何も言わずに、カンナさんに頭を下げる。
 看病のお礼と、帰宅の挨拶を込めてだ。

 ベッドまで歩いて、ルーナの寝顔を覗き込む。
 その寝顔は穏やかで、心なしか肌艶が昨日より良くなっているように見える。

 ルーナの頬を撫でてみた。
 少し熱っぽいが、相変わらずスベスベで肌触りが良い。

 その時、ルーナの目蓋がぴくりと動き、目がゆっくりと開いていく。
 その青い瞳はおぼろげで、ゆらゆらと辺りを彷徨った。
 やがて俺を見つけたのか、その瞳がはっきりとこちらを向く。

 そして、ルーナは蕩けるような笑みを浮かべた。
 頬を撫でる俺の手に縋り付くように、顔を擦り付けてくる。

「……………コウ」

 弱々しいながらも、はっきりとルーナは俺の名前を呼んだ。
 昨日は声を出すのも辛そうだったのに、すごい進歩だ。

「ただいま」

 屈んでルーナの目線の高さに合わせた。
 すぐ目の前に、ルーナの美しい顔がある。
 HPを確認すると、全体の3分の2くらいは回復していた。
 このHPが一桁だった時の事を思い出すとゾッとする。

 ルーナの頭を撫でながら、寝癖のついた髪を梳いた。
 ルーナはくすぐったそうにしていた。

「目覚めるとすぐにコウくんを追おうとするので、その都度、魔法で眠らせていたのですが、驚くほど治療が捗りました。ルーナお嬢様は起きていると、なかなか安静にしてくれないので。もっと早くこうすればよかったですね」

 ルーナが安静にしない原因は俺やカンナさんにある気もするが、治療が進んだのなら文句は言わない。

「もうほとんど回復魔法も必要ないでしょう。後はしっかり休んで体力の回復に努めてください」

 立ち上がって、再びカンナさんに頭を下げる。

「何から何まで、本当に有難うございました」

「……本当ですよ。この私を1週間近くつきっきりで看病させるなんて、初めての経験です。さすがに今ここでは頂きませんが、このお礼は覚悟していてくださいね?」

 カンナさんはそう言いながら、ちろりといやらしく唇を舐める。
 どんな事を覚悟すれば良いのだろうか。
 何にせよ望むところだ、というか楽しみだ。

 その時、くいっとルーナに手を引っ張られた。
 ルーナは頬を膨らませて、不満そうな顔をしている。

「……おい、私をほったらかすな」

「別にほったらかしてないだろう?」

「昨日、帰ってこなかったもん」

 そう言われれば、その通りだ。
 別にやましいことをしていたわけではないが。
 俺は再び屈んで、ルーナに顔を寄せる。

「……すごく寂しかった」

 ルーナの瞳がうるうるしだす。

「悪かったよ」

「じゃあ、ちゅーして」

 そう言いながら、ルーナが唇を突き出す。
 カンナさんがすっごい見てる気がしたが、ルーナが可愛かったので、軽くキスをしてしまった。

「……えへへ」

 ルーナが嬉しそうにはにかむ。
 くっそ、かわいいな。
 思わず、押し倒しそうになってしまう。

「コウくん、一応言っておきますけど絶対にしちゃダメですよ? ルーナお嬢様は怪我人ですからね?」

 カンナさんがそんな事を言うが、わ、わかっている。
 いくら俺でも、今のルーナを押し倒そうなんて思わない。

「……私は、大丈夫だぞ?」

 ルーナは俺の手をギュッと握ると、頬を赤らめてそんな事を言う。
 俺は思わずルーナの肩を掴んで――。
 咄嗟に思いとどまった。
 ルーナは怪我人だ。
 いくらなんでも、今は不味い。
 俺は、ルーナの肩をぽんぽん叩いて、そっと立ち上がった。

「お、おい!」

 ルーナが何かを言っているが、今はルーナの方を見れない。
 ルーナを一瞬でも見たら、理性が吹き飛んでしまいそうで怖い。
 こういう時は、あれだ。
 母親の裸を想像すると良いらしい。
 ……想像して、一瞬で萎えた。
 そして激しく後悔した。

「……そういえば、フィリスは?」

「ああ、あの子なら先程コウくんを探しに行ったきり戻ってこないですね。今朝から何度か探しに行っているんですけど。さすがにそろそろ戻ってくるとは思いますが」

 その時、外から悲鳴が聞こえた。
 あれはミレイの声だ。
 そういえば、外で待たせたままだった。


 嫌な予感がして、外に出る。
 そして、俺は予想通りの光景を目にした。
 お互いに抱き合って、がたがた震えているミレイとメグ。
 邪悪な笑みを浮かべて、赤い目を光らせたフィリスがにじり寄る。

「懲りない退魔師(エクソシスト)が、性懲りもなく……」

 ザ悪役なセリフを言っているフィリスの頭にポンと手を置く。
 瞬間、フィリスの全身からふにゃりと力が抜けた。

「……コウ様?」

 フィリスは先程までの悪役ヅラが信じられないほどの、蕩けきった表情で俺を見た。

「うわあん! 探したんですから! 帰ってくるの遅いですよ」

 ガバッとフィリスが抱きついてくる。
 とりあえず、その小さな身体を抱きとめた。

「私、一日でも、コウ様の匂いを嗅がないと頭がおかしくなっちゃうんですから! くんくん、はあはあ」

 フィリスは俺の首筋に鼻を押し付けてくんくんしている。
 もう十分、頭がおかしくなっている気がする。

「……コウさま、すごいです。あの恐ろしい吸血鬼が、あんなに懐いて……」

 メグが尊敬したようにキラキラした目で俺を見つめる。
 これは懐いているというのだろうか。
 フィリスは、俺の首筋をペロペロ舐め始めたので、さすがにひっぺがした。

「……あは、コウ様の味」

 フィリスはうっとりしながらそんな事を呟いている。
 しばらく血を吸わせていないから、欲求不満になっているのだろうか。
 落ち着いたら、フィリスだけでも血をあげよう。
 フィリスはそんなに催淫効果強くないし。
 カンナさんとかセレナは論外だけど。

「……あ、あのコウさん」

 ミレイが膝をガクガク言わせながら、メグに縋り付いている。
 そういえば、以前フィリスの正体が上位吸血鬼だとわかった時は物凄くビビっていた。
 こんな状態でここで暮らせるのだろうか。
 フィリスは毎日ここに通っているのだ。
 セレナの別荘が完成した後はどうなるかわからないけど。
 いや、セレナの別荘計画にはフィリスの部屋もあった気がする。

「ミレイ、やっぱり今からでも教会に帰ったほうが良いんじゃないか? 俺の傍にはいつもフィリスがいるぞ?」

「はうっ、コウ様、それって、プ、プロポーズですか?」

 フィリスが壮大な勘違いをしているが、面倒くさいので放置する。

「……いえ、一度決めたことです。上位吸血鬼(デイライトウォーカー)の事は、あなたの元に嫁ぐと決めた時から覚悟していましたし」

 真剣な顔でミレイがそんな事を言う。
 ただ膝がガクガク言っているのでいまいち決まらない。
 というか、嫁ぐとか言っているのが気になる。

「……とりあえず、ルーナに紹介するから家に入ろう。メグも」

「はい!」

 メグは元気よく頷き、俺の手を握ってくる。
 ちょっと過度なスキンシップな気もしたが、メグが可愛かったのでそのままにした。
 ルーナもこんな若い子相手に浮気を疑ったりはしないだろう。

「……あ、あのコウさん」

 ミレイは生まれたての子鹿のように膝をプルプルさせながら、俺を見つめている。

「そ、その腰が抜けてしまって……。申し訳ないのですが、抱えていってくれませんか?」

 よっぽど、フィリスが怖かったらしい。

「コウ様、この退魔師(エクソシスト)はなんなんですか? 図々しいです」

 フィリスが追い打ちをかけるように、睨みつける。

「後でちゃんと紹介しますから」

 フィリスの頭をぽんぽんしながら、ミレイに背中を向けた。
 今朝からずっとミレイを背負っていたので、ミレイをおんぶするのは慣れた。

「いえ、その、背中におぶさるのは、腰に悪いので……。あのこちらを向いて頂けますか?」

 ミレイに言われるがまま、ミレイの方を向く。
 すると、ミレイは腕を俺の首に絡めるように回してきた。
 ミレイの顔が物凄く近い。

「このまま、私の腰を支えて下さい」

「あ、ああ」

 そのまま、ミレイの細く引き締まった腰を抱きしめた。
 むにゅっとミレイの身体が押し付けられる。
 なんというか、今にもキスしそうな態勢だ。
 腰を抜かした人間には、こういう支え方が良いのだろうか。
 腰を抜かしたことがないのでわからない。
 ただ、なんて素敵な支え方なんだと思った。

「……じゃあ、奥様に紹介して頂けますか?」

 ミレイの吐息が思いきり顔にかかった。
 結構な色気で、頭がくらくらする。
 そういえば、ここ最近ご無沙汰なので、俺も結構溜まっている。
 早くルーナに良くなってもらわないと保たない。
 そんな事を思いながら、俺はミレイとメグを連れて、家の中に入った。
 後ろからフィリスもついてくる。



「なっ!? なっ!!」

 カンナさんに支えられて、ベッドに身を起こしたルーナが信じられないものを見るような目をしている。
 やっぱりちょっとミレイが近すぎるだろうか。
 でも、腰を抜かしているらしいので仕方ない。

「お久しぶりです、奥様。この度、コウさんに囲って頂く事になりました。ミレイと申します」

 言いながら、ミレイは頭をすりすりと擦り付けてくる。
 さすがにヤバイので、俺はミレイを椅子に座らせる。
 身を離す際に、ミレイは不満そうな顔をした。
 ルーナには内緒にするとか言っていたのに、この女は何を考えているのか。

「いや、囲うとか言っているけど、ただ衣食住の面倒を見るだけだから」

「……酷いです。私にあんな事をしたくせに」

 ミレイは悔しそうに顔を歪めて俯く。
 やめて。
 誤解を招くから。

「……あんな事?」

 ルーナがギロリと俺を睨む。

「い、いや、ちょっと軽くキスしただけだって。そ、その挨拶程度の」

 正直に説明する。
 俺は天に誓ってやましいことはしていない。
 裁判を開かれても勝てる自信はある。

「……キスしたのか?」

 しかし、なぜかルーナは問い詰めるような表情を浮かべている。
 そういえば、前、セレナとキスした時もルーナは怒っていた。
 そうだった。
 ルーナにとってはキスもアウトなのだ。
 カンナさんともフィリスともしてしまった気がするが。
 これが価値観の相違というやつだろうか。

「……ごめんなさい、もうしません」

 とりあえず、謝ってみたが、ルーナは無視してメグに目を向ける。

「そっちの娘は?」

 目を向けられると、メグはいつもどおりニコっと笑った。
 そのまま、素早く床にひれ伏す。

「はじめまして、奥さま。コウさまの奴隷になったメグといいます」

 その言葉に、部屋の空気が凍りつく。

「お、おい、メグ。だから、俺はお前を奴隷にしたつもりはないって言ってるのに」

 咄嗟にフォローした。
 本気でメグを奴隷にしようなんて思ったことはない。
 天地神明にかけてやましいことはしていない。

 床に這いつくばっているメグを立たせようとした。
 メグはそんな俺をいつものキラキラした目で見つめている。

「……そ、そんなの悪いです。ど、奴隷じゃないって、じゃあ、わたしはどんな気持ちでコウさまに抱かれればいいのですか?」

 メグは頬を赤らめながら、そんな事を言う。
 部屋の温度が更に1,2度下がる。
 なぜ抱かれる前提なのか。

「も、もしかして、わたしも、つ、妻の一人にしてくれるのでしょうか?」

 ちらちらと俺を仰ぎ見ながら、メグはそんな事を口走っている。
 ちょっと本気で黙ってほしかった。

「……お、お前、まだ少女と言ってもいい娘を」

 ルーナが顔を引きつらせながら、そんな事を言う。
 これが嫌だったのだ。
 ルーナにロリコンと思われるのだけは、避けたかったのに。

「…………」

 どうしよう、汗がめっちゃ出てくる。
 しかも、胃が痛い。
 これは、いわゆる修羅場という奴だろうか。
 狭い部屋の中に、5人の女がいて、皆俺を見つめている。
 ただ待って欲しい。
 俺はまだ手を出していないのだ。
 ミレイにもメグにも手を出していない。
 それなのに、なんで修羅場を体験しなければいけないのか。
 理不尽にも程がある。
 この部屋にいる女の中で、手を出したのはルーナと、カンナさんだけだ。
 カンナさん。
 そうだ、こういう時は絶対的な年長者のカンナさんに助けてもらおう。
 俺は、縋り付くような目でカンナさんを見つめた。

 カンナさんは俺と目が合うと顔を赤らめた。

「……そ、そんなかわいい顔で見てもダメですよ」

 自分の顔なんて、まったくかわいいとは思えないが、効いているようなのでカンナさんを見つめ続けた。

「はあ、全くしょうがない子ですね。今回はお姉ちゃんが助けて上げましょうか」

 小さくため息を付きながらも、そんな事を言ってくれるカンナさん。
 最強の助っ人を得た。
 おそらく戦闘力だけならこの中で最強だ。

「……なあ、前から気になってたんだが、お姉ちゃんってなんだ?」

 ルーナは相変わらず不機嫌な今にも切れそうな顔で俺に聞く。
 痛いところをつく女だ。
 以前、カンナさんとオネショタプレイをした時の名残だなんて絶対に言えない。

「い、いえ、そのちょっと義姉弟の契りを交わしまして」

 とっさに三国志的なノリでこの場を乗り切ろうとした。
 みんな大好きな三國志だ。
 エロい事実も任侠で乗り切れるはずだ。

「なんで敬語なんだ。そもそも義姉弟になる意味がわからないぞ」

 しかし、三国志のないこの世界では通じるはずもなく。
 ルーナの目線は強まっていくばかりだった。

「まあまあ、ルーナお嬢様。見てみて下さい、コウくんの赤い筋が……」

 その時、カンナさんの言葉を遮るように、ミレイが立ち上がる。
 腰を抜かしていたんじゃなかったのか。
 そして、顔を真っ青にさせて、カンナさんを指差す。

「ヴァ、ヴァ――!」

 ミレイは何を言おうとしているのか。
 ヴァヴァって、カンナさんをBBA呼ばわりするのだけはやめておいた方がいい。
 フィリスみたいに殴られたら、普通の人間であるミレイはひとたまりもない。

「――吸血公(ヴァンパイアロード)イスマンメル!」

 そう叫ぶと、ミレイは今度こそ本当に腰を抜かしたように、ぺたんと床に尻もちをついた。
 そして、ミレイの尻のあたりからじわじわと水たまりが広がっていく。
 ビビるにも程がある。

「あら、私の事を知っているのですか? なかなか勤勉なお嬢さんですね」

 カンナさんがニコっと微笑むと、ミレイは怯えたように悲鳴を上げて俺の足にしがみついてくる。
 今の状況がよくわからない。
 とりあえず、ミレイをなだめながら、フィリスを見てみた。
 フィリスはとことこと近づいてくると、俺の耳元で囁く。

「カンナ姉様は、本名がカンナ・イスマンメルって言うんです。それで、カンナ姉様は、私より更に上位の吸血公(ヴァンパイアロード)っていう種族なんです。ほら、肌とかちょっと人間ぽいじゃないですか」

「ああ、たしかに。でも、なんでミレイはこんなに怯えているんだ?」

「いえ、セレナお嬢様は結構お優しいですし、カレリア姉様も人間が出来ているので、強いとは言っても、むやみやたらに人間を襲ったりしないんですが、カンナ姉様って頭のネジが2、3本飛んでるじゃないですか? ちょっと前は、それはもう無差別に人間を襲いまくって、人間のおとぎ話に語られるくらい伝説的な恐怖の吸血鬼に……ぐへっ」

 フィリスの顔をカンナさんが掴んで持ち上げる。

「まったくこの子は、あることないことぺらぺらと」

 ニコニコしながら、フィリスの顔を掴んだ手にミシミシ音を立てるくらい力を込めるカンナさん。
 たぶん、フィリスの言っていることは本当なんだと思う。

「おい!! 話がズレているぞ!」

 急にルーナが大きな声を上げる。
 たしかに話はズレている。
 さすがに苦しかったのか、ルーナはゲホゲホと咳き込む。
 病み上がりなのだ。
 無理もない。

 咄嗟に、ルーナに駆け寄って背中を撫でてやった。
 背中を撫でてみて分かったが、ルーナは随分痩せた。
 怪我をしたせいだろうか。

 そんなルーナは、俺をキッと見た。
 その目には一杯の涙が浮かんでいる。

「……お前と二人きりで話がしたい」

「わかった」

 とりあえず、頷いた。
 今はとことんルーナと話し合う必要があるだろう。
 ルーナの誤解を解かなくてはいけない。
 カンナさんに目をやると、カンナさんは仕方なさそうに頷いた。

「……わかりました。もうルーナお嬢様の状態はかなり良いので、私がついていなくても大丈夫でしょう。この女の子達は、今夜はうちの城で面倒見ます」

 その言葉に、ミレイがひっと悲鳴を上げる。
 大丈夫、食われはしない。

「コ、コウさん!」

 悲痛な表情で俺を見るミレイは、しかし、ひょいっと子猫のようにカンナさんに片手で持ち上げられていた。
 もう片方の手には、泡を吹いたフィリスが握られている。

「明日にはここに運んであげますよ。安心なさい」

「……すみません、カンナさん」

「本当ですよ。痴情のもつれを姉に押し付けるなんて。悪い弟です。弟は黙ってお姉ちゃんだけ見ていれば良いのですよ?」

 そう言いながら、カンナさんは俺の頬に軽くキスをした。
 ルーナがピクっとする。

「あ、あと本当に今日はしちゃダメですよ? お風呂に入るくらいならいいですけど」

 そう言ってから、カンナさんは家を出ていった。
 その後ろから、メグがビクビクしながらついていく。
 明日になったら、メグにもミレイにも謝ろう。

 そして、俺はルーナに向き直った。
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