16 / 95
3
しおりを挟む
では帰りましょう、とナビ頼りに空を走る。空路特有の一直線だ。
ステルスモードだと危険を察知したら迂回してくれたが、代行モードはどうだろう。
「ダイコウは確かに凄いが、このスキルの一番凄い所は、その精巧な地図じゃないかな」
後部座席からナビ画面を見て、ラスタさんがそう言った。
「魔境のマップ…それも全景マップだ。とんでもない価値になる」
「そ、そうか…でも、俺がこれを模写して魔境のマップです、て言っても誰も信じませんよね」
「まあ、そうだな」
そうでしょうとも。
けど、行ったことがない場所の地図が自動で表示されるって、確かに凄い事だ。この世界の地形が全部この中に入ってるんだもんな。落ち着いたら、ゆっくり眺めてみるのも良いかもしれない。
ウンウン、と1人感心していると「よく分かってなさそうだな…」と静かに呟くラスタさん。何でしょうか。
「貴族や悪どい連中の耳に入らないよう、用心しておくべきだ」
「ああ…そうですね。スキルの事は、人に言いふらすつもりは無いです」
「その方がいい」
移動が馬車か船の世界だろ?絶対「よこせ!」てなるに決まっている。ゴタゴタの種だ。
ていうか、貴族いるんだ。関わりたくはないが、ちょっと見てみたい。ドリル髪のお嬢様って本当にいるのかな。
「シマヤは地上へ戻ったら、故郷へ帰るのか」
ナビ画面を眺めながら、ラスタさんがふいに尋ねてくる。
俺は正直に答えた。
「故郷はもう、あのー…戻れないんで…どこかで仕事探して暮らしていこうと思ってます」
自分で言っていて辛くなり、つっかえてしまった。「ドルトナって、暮らしやすいんですかね?あ、せっかくこんなスキルあるから、良さげな街を見つけるのもいいかもですね」と話して紛らわす。
「クルマがあっても戻れないのか…すまない、余計な事を聞いたな」
彼は察してくれたようだ。運転中なので顔を伺えないが、声が気まずそうに沈んでいる。
「ドルトナの街は少し立ち寄っただけでよくは知らないが…僻地だからな。どうせ今から住む所を探すなら、もっと賑やかで大きな街でもいいと思う」
「ほうほう。例えば?」
「そうだな…やはり、キーストリア王国だろうか。王都は職探しに最適だし色々快適だ。食べ物も旨い。食べ物の街といえば、山間の……」
突如、言葉が途切れる。彼はナビ画面から顔を上げ、窓の外を確認している。どうしたんだ。
ナビをちらりと見やると、街壁は既に超えているようだ。最奥のエリアに戻ってきた。
「まずいな。ジズが集まってきてる」
「えっ!?」
「降りて隠れよう。あの数相手は無理だ」
「ええ!??」
途端にパニックになりかけながら、大急ぎでアクセルを踏む。じりじりと下降して朽ちた大通りに着地すると、すかさずナビを鬼タップ。
「ステルス運転モードへ移行します。車外へ出るときは安全を確認しましょう」
「ギュルルルアーッ!」
「ギャァァーッ!?」
暗く曇った上空から、聞き覚えのある鳴き声がする。良かった、まだ少し遠い。大急ぎで移動して撒かないと。
「上空だとジズに気取られるのか。遮蔽物がないもんな」
「ま、まだ追ってきますか?!」
「わからない。見えない」
冷静だなこの人。俺はアクセルを踏みつけて、大通りを走り抜ける。「ルートを変更しました」と知らせるナビの指示に沿って、ゴーストタウンを進んだ。
やがて恐ろしい鳴き声は遠ざかり、ずっと後ろの上空に3体の影が旋回しているのを確認できた。ジズたちはこちらを見失ったようだ。
「ヒィ……マジでよかった…」
「怖かったな」
「全然そうは見えないですけど…」
「いや。久しぶりに、もうおしまいかと思った」
本当かよ。歴戦の人って、情緒こうなるのか?
気を取り直して帰路に着く。さっきは必死のあまり乱暴な運転になったので、ふんわりアクセルの安全運転だ。
ステルスモードだと擦ったりする心配はない。分かっちゃいるけど、怖いもんは怖かった。どうしても「ぶつけたら終わり」という日本での感覚から抜け出せない。
「なあ、シマヤ」
「え?はい」
「実は、頼みがあるんだ」
後ろから改まって声をかけられて、俺は運転から気をそらす。どうしたんだろう。
「シマヤのスキルを見込んで…俺の持っていた剣を翳りの湖という場所へ届けてもらえないか」
剣?なんで湖?
不思議な申し出だ。一体どういう事かと、詳しく聞いてみる。
ラスタさんには、翳りの湖という場所で手に入れた愛剣があった。
そこは人を寄せ付けない深い森に守られた湖で、神々の意思が宿るという聖剣が太古から収められている場所だった。
聖剣は持ち主を選ぶ。魔王を退ける力を持つ者にしか振えず、ラスタさんはそれを手にした事で勇者と呼ばれるようになった。
「だが、俺は勇者ではなかった。こんな場所にあっても、仕方のない物だ。いつか本当に世界の危機が来て、あの剣が必要になる時が……本当の勇者が、現れるかもしれない。その時の為に、あるべき場所へ戻したい」
きっとあれか。ファンタジーによくある、勇者の剣ってやつか。そこは何となくピンときた。
剣に選ばれた勇者が仲間たちと困難を乗り越え、魔王を倒す。ゲームや漫画に良くある展開だけど、きっと色々な事情で上手くいかなかったんだろう。
でも、そりゃそうだよな……ここは物語の世界ではなく、現実なんだから。
「正直言って、俺は勇者の肩書きを投げ出せた事にホッとしている。もうあんな目に会いたくはない。マジでしんどかった」
ああやっぱり。弱冠、素が出ていらっしゃる。
そもそも、今の時代に魔王はいない。かれこれ数百年現れておらず、お伽話の存在となりかけているらしい。
魔王がいないなら、勇者は何をするのかというと、ひたすら王様のお願いを引き受けていたという。あっちに強い魔物が出た。あの貴族の様子がおかしい。怪しい魔族の集会を潰してくれ。…果ては隣国の動きがきな臭い、国を守らなければ、と言い出し始めた所で、ラスタさんは逃げるように魔境へ向かったのだった。
「うわー…」
「投げ出すからには、自分で返しに行くべきだと分かっている。だが…我儘な事だが、もう地上へは戻りたくないんだ」
ラスタさんはいつも通りの無表情だが、声は気まずげに沈んだままだ。けど、俺には何とも言えないし何とも言う気はなかった。
「それに、流石にあいつと一戦した後、ここを出て長旅に出られる自信がない」
「あいつって…あ、ボスさんですか?」
「剣はいま、あいつが持っている。返してくれと言えばきっと戦う事になる」
「なんで!?」
ステルスモードだと危険を察知したら迂回してくれたが、代行モードはどうだろう。
「ダイコウは確かに凄いが、このスキルの一番凄い所は、その精巧な地図じゃないかな」
後部座席からナビ画面を見て、ラスタさんがそう言った。
「魔境のマップ…それも全景マップだ。とんでもない価値になる」
「そ、そうか…でも、俺がこれを模写して魔境のマップです、て言っても誰も信じませんよね」
「まあ、そうだな」
そうでしょうとも。
けど、行ったことがない場所の地図が自動で表示されるって、確かに凄い事だ。この世界の地形が全部この中に入ってるんだもんな。落ち着いたら、ゆっくり眺めてみるのも良いかもしれない。
ウンウン、と1人感心していると「よく分かってなさそうだな…」と静かに呟くラスタさん。何でしょうか。
「貴族や悪どい連中の耳に入らないよう、用心しておくべきだ」
「ああ…そうですね。スキルの事は、人に言いふらすつもりは無いです」
「その方がいい」
移動が馬車か船の世界だろ?絶対「よこせ!」てなるに決まっている。ゴタゴタの種だ。
ていうか、貴族いるんだ。関わりたくはないが、ちょっと見てみたい。ドリル髪のお嬢様って本当にいるのかな。
「シマヤは地上へ戻ったら、故郷へ帰るのか」
ナビ画面を眺めながら、ラスタさんがふいに尋ねてくる。
俺は正直に答えた。
「故郷はもう、あのー…戻れないんで…どこかで仕事探して暮らしていこうと思ってます」
自分で言っていて辛くなり、つっかえてしまった。「ドルトナって、暮らしやすいんですかね?あ、せっかくこんなスキルあるから、良さげな街を見つけるのもいいかもですね」と話して紛らわす。
「クルマがあっても戻れないのか…すまない、余計な事を聞いたな」
彼は察してくれたようだ。運転中なので顔を伺えないが、声が気まずそうに沈んでいる。
「ドルトナの街は少し立ち寄っただけでよくは知らないが…僻地だからな。どうせ今から住む所を探すなら、もっと賑やかで大きな街でもいいと思う」
「ほうほう。例えば?」
「そうだな…やはり、キーストリア王国だろうか。王都は職探しに最適だし色々快適だ。食べ物も旨い。食べ物の街といえば、山間の……」
突如、言葉が途切れる。彼はナビ画面から顔を上げ、窓の外を確認している。どうしたんだ。
ナビをちらりと見やると、街壁は既に超えているようだ。最奥のエリアに戻ってきた。
「まずいな。ジズが集まってきてる」
「えっ!?」
「降りて隠れよう。あの数相手は無理だ」
「ええ!??」
途端にパニックになりかけながら、大急ぎでアクセルを踏む。じりじりと下降して朽ちた大通りに着地すると、すかさずナビを鬼タップ。
「ステルス運転モードへ移行します。車外へ出るときは安全を確認しましょう」
「ギュルルルアーッ!」
「ギャァァーッ!?」
暗く曇った上空から、聞き覚えのある鳴き声がする。良かった、まだ少し遠い。大急ぎで移動して撒かないと。
「上空だとジズに気取られるのか。遮蔽物がないもんな」
「ま、まだ追ってきますか?!」
「わからない。見えない」
冷静だなこの人。俺はアクセルを踏みつけて、大通りを走り抜ける。「ルートを変更しました」と知らせるナビの指示に沿って、ゴーストタウンを進んだ。
やがて恐ろしい鳴き声は遠ざかり、ずっと後ろの上空に3体の影が旋回しているのを確認できた。ジズたちはこちらを見失ったようだ。
「ヒィ……マジでよかった…」
「怖かったな」
「全然そうは見えないですけど…」
「いや。久しぶりに、もうおしまいかと思った」
本当かよ。歴戦の人って、情緒こうなるのか?
気を取り直して帰路に着く。さっきは必死のあまり乱暴な運転になったので、ふんわりアクセルの安全運転だ。
ステルスモードだと擦ったりする心配はない。分かっちゃいるけど、怖いもんは怖かった。どうしても「ぶつけたら終わり」という日本での感覚から抜け出せない。
「なあ、シマヤ」
「え?はい」
「実は、頼みがあるんだ」
後ろから改まって声をかけられて、俺は運転から気をそらす。どうしたんだろう。
「シマヤのスキルを見込んで…俺の持っていた剣を翳りの湖という場所へ届けてもらえないか」
剣?なんで湖?
不思議な申し出だ。一体どういう事かと、詳しく聞いてみる。
ラスタさんには、翳りの湖という場所で手に入れた愛剣があった。
そこは人を寄せ付けない深い森に守られた湖で、神々の意思が宿るという聖剣が太古から収められている場所だった。
聖剣は持ち主を選ぶ。魔王を退ける力を持つ者にしか振えず、ラスタさんはそれを手にした事で勇者と呼ばれるようになった。
「だが、俺は勇者ではなかった。こんな場所にあっても、仕方のない物だ。いつか本当に世界の危機が来て、あの剣が必要になる時が……本当の勇者が、現れるかもしれない。その時の為に、あるべき場所へ戻したい」
きっとあれか。ファンタジーによくある、勇者の剣ってやつか。そこは何となくピンときた。
剣に選ばれた勇者が仲間たちと困難を乗り越え、魔王を倒す。ゲームや漫画に良くある展開だけど、きっと色々な事情で上手くいかなかったんだろう。
でも、そりゃそうだよな……ここは物語の世界ではなく、現実なんだから。
「正直言って、俺は勇者の肩書きを投げ出せた事にホッとしている。もうあんな目に会いたくはない。マジでしんどかった」
ああやっぱり。弱冠、素が出ていらっしゃる。
そもそも、今の時代に魔王はいない。かれこれ数百年現れておらず、お伽話の存在となりかけているらしい。
魔王がいないなら、勇者は何をするのかというと、ひたすら王様のお願いを引き受けていたという。あっちに強い魔物が出た。あの貴族の様子がおかしい。怪しい魔族の集会を潰してくれ。…果ては隣国の動きがきな臭い、国を守らなければ、と言い出し始めた所で、ラスタさんは逃げるように魔境へ向かったのだった。
「うわー…」
「投げ出すからには、自分で返しに行くべきだと分かっている。だが…我儘な事だが、もう地上へは戻りたくないんだ」
ラスタさんはいつも通りの無表情だが、声は気まずげに沈んだままだ。けど、俺には何とも言えないし何とも言う気はなかった。
「それに、流石にあいつと一戦した後、ここを出て長旅に出られる自信がない」
「あいつって…あ、ボスさんですか?」
「剣はいま、あいつが持っている。返してくれと言えばきっと戦う事になる」
「なんで!?」
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
異世界サバイバルセットでダンジョン無双。精霊樹復活に貢献します。
karashima_s
ファンタジー
地球にダンジョンが出来て10年。
その当時は、世界中が混乱したけれど、今ではすでに日常となっていたりする。
ダンジョンに巣くう魔物は、ダンジョン外にでる事はなく、浅い階層であれば、魔物を倒すと、魔石を手に入れる事が出来、その魔石は再生可能エネルギーとして利用できる事が解ると、各国は、こぞってダンジョン探索を行うようになった。
ダンジョンでは魔石だけでなく、傷や病気を癒す貴重なアイテム等をドロップしたり、また、稀に宝箱と呼ばれる箱から、後発的に付与できる様々な魔法やスキルを覚える事が出来る魔法書やスキルオーブと呼ばれる物等も手に入ったりする。
当時は、危険だとして制限されていたダンジョン探索も、今では門戸も広がり、適正があると判断された者は、ある程度の教習を受けた後、試験に合格すると認定を与えられ、探索者(シーカー)として認められるようになっていた。
運転免許のように、学校や教習所ができ、人気の職業の一つになっていたりするのだ。
新田 蓮(あらた れん)もその一人である。
高校を出て、別にやりたい事もなく、他人との関わりが嫌いだった事で会社勤めもきつそうだと判断、高校在学中からシーカー免許教習所に通い、卒業と同時にシーカーデビューをする。そして、浅い階層で、低級モンスターを狩って、安全第一で日々の糧を細々得ては、その収入で気楽に生きる生活を送っていた。
そんなある日、ダンジョン内でスキルオーブをゲットする。手に入れたオーブは『XXXサバイバルセット』。
ほんの0.00001パーセントの確実でユニークスキルがドロップする事がある。今回、それだったら、数億の価値だ。それを売り払えば、悠々自適に生きて行けるんじゃねぇー?と大喜びした蓮だったが、なんと難儀な連中に見られて絡まれてしまった。
必死で逃げる算段を考えていた時、爆音と共に、大きな揺れが襲ってきて、足元が崩れて。
落ちた。
落ちる!と思ったとたん、思わず、持っていたオーブを強く握ってしまったのだ。
落ちながら、蓮の頭の中に声が響く。
「XXXサバイバルセットが使用されました…。」
そして落ちた所が…。
異世界でトラック運送屋を始めました! ◆お手紙ひとつからベヒーモスまで、なんでもどこにでも安全に運びます! 多分!◆
八神 凪
ファンタジー
日野 玖虎(ひの ひさとら)は長距離トラック運転手で生計を立てる26歳。
そんな彼の学生時代は荒れており、父の居ない家庭でテンプレのように母親に苦労ばかりかけていたことがあった。
しかし母親が心労と働きづめで倒れてからは真面目になり、高校に通いながらバイトをして家計を助けると誓う。
高校を卒業後は母に償いをするため、自分に出来ることと言えば族時代にならした運転くらいだと長距離トラック運転手として仕事に励む。
確実かつ時間通りに荷物を届け、ミスをしない奇跡の配達員として異名を馳せるようになり、かつての荒れていた玖虎はもうどこにも居なかった。
だがある日、彼が夜の町を走っていると若者が飛び出してきたのだ。
まずいと思いブレーキを踏むが間に合わず、トラックは若者を跳ね飛ばす。
――はずだったが、気づけば見知らぬ森に囲まれた場所に、居た。
先ほどまで住宅街を走っていたはずなのにと困惑する中、備え付けのカーナビが光り出して画面にはとてつもない美人が映し出される。
そして女性は信じられないことを口にする。
ここはあなたの居た世界ではない、と――
かくして、異世界への扉を叩く羽目になった玖虎は気を取り直して異世界で生きていくことを決意。
そして今日も彼はトラックのアクセルを踏むのだった。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる