JK退魔師の受難 あらかると♡ ~美少女退魔師たちは今日もふたなり化して凌辱される~

吉田定理

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花村和心(ガールズバンドのドラム。穂香の前で恥辱、寸止め。百合あり)

花村和心⑤

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 和心(わこ)の男根から放たれた精液をたっぷり浴びても、穂香(ほのか)は何も言わず、顔もあげなかった。
(穂香、どうして何も言わないの?)
 何か言ってほしいという気持ちと、穂香の言葉を聞くのが怖いという気持ちがせめぎ合う。
 穂香は失望しただろうか。軽蔑しただろうか。
 醜い肉欲にまみれた変態だと思っただろうか。
「不安そうな顔をして、どうしたのかしら?」
「うぅっ……♡」
 不意に妖魔が亀頭を愛撫したので、和心は思わず唸ってしまった。男根はあれほど大量に射精したばかりだというのに、まだ太くたくましい姿を誇っている。しかも妖魔にしごかれると、ガチガチに硬く張って、絶頂を求めるようにビクつく。
(うそでしょ……。最初より、敏感になってる……)
 和心は絶頂前までとは異なる感覚に戸惑う。電気が走るようなビリビリが、体の内側を駆け巡る。それでいて、体全体が火照っていて、頭もぼーっとするのだ。
「また脚が震えているわ。そんなにワタシの手でシコシコされるのが好きなの?」
「ちが、う……!」
(こんなの、全然気持ち良くなんかない)
「こんなふうにしたら、どうかしら?」
 妖魔が男根の先っぽを、手のひらで帽子を被せるようにしてすっぽりと包み、集中的に刺激してきた。すると電気のビリビリするような感覚が激しくなって、頭の中で火花が散った。
「……っ♡!?」
「あらあら、ビクビクしちゃって、可愛いわ♡」
 和心は内股になって、腰を大きく引いて、オーバーニーソックスに包まれた太ももを擦り合わせる。
(これダメっ! 刺激が強すぎる。先っぽ弱い! ダメ!)
「そんなに亀頭、気持ちいいの? じゃあ、もっとグリグリしてあげる」
 妖魔は片手で男根をつかんで固定し、和心が全く刺激から逃げられないようにする。その上で、もう片方の手で亀頭だけをゴシゴシ、グリグリと狙い撃ちした。
「ん゛ぅうっ……♡!?」
 思わず喉の奥から声が漏れた。
(亀頭だけ攻めるのダメ! やめて! 敏感になってるのに! おちんちん、逃げさせてよ! ホントにダメ! 亀頭、弱いからっ!)
「ほらほら、またイッちゃいそう?」
「ん゛っ♡! ダメっ♡! それや゛めて♡!」
(おかしくなる! おちんちん、おかしくなる! こんなの知らない! ダメだから! おかしくなっちゃうからぁ!)
「やめてあげないわ。死ぬまでおちんちん虐めるって言ったでしょう?」
「や゛めて!♡ あ゛っ!♡ それだめっ♡! ん゛っ!♡ う゛ぅ……!♡ あぁ゛ぅん――♡♡♡!!!」
 またイッてしまう。妖魔の手のひらでイカされてしまう。
 そう思ったとき、スッと手が男根から離れ、一切の刺激が途絶えてしまった。
「あ゛っ!? ……あ、ぅ……うぅ……♡」
 もう一度精液を放とうとして、和心の男根はビクンビクンと脈動したが、絶頂に上り詰めることができなかった。高まっていた快楽が宙ぶらりんになって、もどかしさと苦しさに変わって、精液の代わりに、男根の先から、透明な液体が少量、ぴゅるっと吹き出す。
「はぁ……♡ はぁ……♡ ん、はぁ……♡」
(なに、いまの……)
 和心はほとんど放心状態だった。
(イッた? それとも、イケなかった……? 最初とは、違う……)
 わけも分からぬまま解答を求めて、妖魔に疑問の視線を送る。すると、愉快そうな、黄色い瞳がこちらを見ていた。
「どうしたの、退魔師さん?」
「…………」
 和心は自分の過ちに気付いて目を逸らした。妖魔に何かを期待し、求めるなんて、どうかしている。そんなことをしていたら、敵の思う壺だ。
 妖魔はクスクスと笑ったかと思うと、今度は男根ではなく両方の乳首を指先で弄んできた。
「うっ……やめて……」
(うそでしょ、乳首まで敏感に……)
 身をよじって指から逃げようとするが、やはり無駄だった。それでもじっとしていられなくて、和心は体をくねらせてしまう。妖魔は和心が刺激に慣れてしまわないように、リズムや強弱を変えて予測の付かない刺激を与えた。
「さあ、次は乳首でイキましょうね?」
 母親が子供に優しく諭すように語りかけてくる。和心はその囁きを心地よく感じてしまい、ハッと我に返って頭を振り、気持ち良くなんかないと自分に言い聞かせた。何も聞こえない振りをして歯を食いしばったが、そもそも頭が痺れて何も考えられないし、体に力も入らない。
「んっ、あ♡ うぅ……♡」
(体がおかしい。乳首でこんなに感じたこと、なかったのに。乳首、これ以上はダメ。乳首コリコリしないで……)
 和心の思いとは裏腹に、妖魔は執拗に乳首をいじり倒す。指の腹でつまんで引っ張ったり、二本指で挟んでクニュクニュしたり、爪を立ててカリカリしたり。
(それダメ、爪ではじくのダメ、乳首おかしくなる……♡)
「勃起したクリ乳首で、イキましょうねぇ」
「イヤ……乳首だめ……っ♡」
 いきなり妖魔が乳首に吸い付いた。
「あ゛っ!♡ 吸っちゃ……それ、だめッ♡!」
 ねちっこい水音を立てて、妖魔は乳首を口に含み、強く吸ったり、舌で優しく撫でたりしてくる。和心の頭の中では絶えず電撃と火花が散り、目がチカチカして、頭はクラクラした。それでも妖魔に屈してはいけない、と気持ちだけで意識を保ち続ける。
 だがこの濁流のように溢れる快感に身を委ねてしまえば、どんなに楽になれるだろう?
(わたしは、負けない……! 乳首でイッたり、しない……!)
 気力を振り絞って、快楽に抗う。
「あなた、またイキそうなのね」
 妖魔は最後の一押し、とばかりに、固く結ばれた和心の唇に口付けをした。
「……んぅん♡!?」
 柔らかな唇の感触が快感に変換されて脳へと流れ込み、和心の強張った筋肉を一瞬でとろけさせる。妖魔の二股に分かれた長い舌が口の中に入ってきて暴れても、押し返せない。
(気持ぢいい……キスも……乳首も……気持ち良ずぎで……おがじぐなる……)
 快感が泉のように湧き上がってくるのを止めることができない。理性の堤防を越えて、快感が溢れる。
(来る……また来ちゃう……)
「んちゅっ……イキなさい……クリ乳首で、んっ……イケ」
「ん゛ぅううっ!♡ らめぇ♡! ちゅっ、ん゛ぁ♡! イ゛ッぐっ――♡♡♡!!!」
 女型妖魔にキスされながら乳首コリコリされて絶頂してしまう――そのはずだったのに、またしても頂上手前で妖魔は乳首から手を放した。
「あ゛っ♡!? な゛んでッ!? ん゛ぐぅっ♡! ううぅッ♡!?」
 絶頂に似た痙攣が和心の頭から爪先まで襲ってくる。中途半端な浮遊感。胸の内側を掻き毟りたくなるほどの疼き。脳ミソがくるりと一回転したような気持ち悪さと、吐きそうなほどの快感。それらが同時にやってきて、和心の体はひどく痙攣した。
(わたし、いま、イッて……)
 だが精液が出ない。いや、出そうとしても出せない。
 イッているようで、イッていない。
(どうして。おちんちんの半分以上まで、来てるのに。なんで……)
 男根の先から、ぴゅるっと出てきたのは、白い精液ではなく、やはりあの透明な液体だった。和心の足元にびちゃびちゃと垂れて、水たまりができる。
「なに、これ……」
 満たされない。男根はパンパンに膨らんだまま、もがき苦しむように、ビクビクと痙攣を続ける。明らかに刺激を渇望しているが、妖魔は何もしてはくれないし、自分でも触ることができないから、この理解不能な辛さが通り過ぎるのを待つしかなかった。
「はぁ……♡ はぁ……♡ なんで……」
「寸止めされると辛いでしょう?」妖魔は憐れむように言ったが、内心では楽しんでいるのは明らかだ。
「……すん、ど、め?」
「そんなことも知らないの? 退魔師っていうのは、随分と、こういうことには疎いのねぇ」
 妖魔はまだビクついている和心の男根を手で弄びながら、続ける。
「おちんちんの先から出たのは、我慢汁って言うの。あなたには、絶頂の快感を一度だけ教えてあげたけれど、もうイカせてあげないわ」
「な、なんで……?」
(どうして、そんなことを、するの? そんなことをして、なんの、意味があるの?)
 心が折れかけている。おかしくなった体、まとまらない思考、未知の快楽。次第に体も心も支配されていく感覚。状況は何一つ、良くなっていない。
(勝てない。このままじゃ……)
「分からない? ワタシはあなたの気が狂って、泣き叫んで、穂香に助けを求める姿が見たいのよ。その過程を、穂香に全て見せる。見ているだけで助けることはできない。穂香は、狂っていくあなたを、ただただ見ているだけ」

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