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中条紗夜(ビキニのモデルJK、スライムアナル攻め)
中条紗夜③(おわり)
しおりを挟む「え……?」
紗夜はお尻の奥にある感触が変化していくのを感じた。……何? 何が起きてるの?
震えているのは快楽のせいだけでなく、不安と恐怖も感じ始めていたからだ。
怖い。自分が自分でなくなってしまうのが――。
アナルに深く食い込んでいた柔らかなスライムが、だんだんと硬くなってくるのを感じた。そして完全に棒状になると、その棒状のものが前後に動き始めた。
「んっ♡ うぅ♡」
これじゃあ、まるで、男の人に挿入されて、犯されているみたい。奥のほうで背骨の辺りに擦れて、痺れるような感覚が迫ってくる。
さらに男根のほうには、マッサージするような動きも加わる。男根はまったく衰える気配がなく、すでに次の射精に向けて硬くなっていた。
お尻の穴と男の人のモノ、同時だなんて、耐えられるわけがない……。紗夜の喘ぎ声と、スライムのヌチョヌチョという音だけが、静かな倉庫に響く。
なぜかスライムは膣だけは入り口に触れるくらいで、挿入してこない。だけどお尻の穴を通じて膣も子宮も圧迫されて、キュンキュンするのだけど、そっちでイクことはできない。
自分で確かめることはできないけれど、紗夜の淫口からは愛液がダラダラと、したたっている。早く何か挿入してほしい、というように、中がヒクヒクするのを感じる。だけどスライムと妖魔にお願いするわけにはいかない。
つい数分前にイッたばかりなのに、また高まってくる。
「だめっ、もうくる、いや、あっ、ああっ、ああああああ!!!」
射精と潮吹き。力の喪失。だが膣は、イッたような感覚があるけれど完全にイキきれてなくて、本物の快楽を欲するように、より激しく疼く。
このままじゃ、力を吸い尽くされるか、頭と体がおかしくなるか、その両方になってしまう。
「おい、休んでいる暇はないぞ」
妖魔がそう言うと、絶頂の余韻が引かないうちに、スライムが攻めを開始する。
「また……っ!?」
お尻の穴の奥を突かれ、掻き回され、肉棒もしごかれ、マッサージされる。だけど膣には入ってこない。こんなの、おかしい。間違っている。
体は絶え間なく痙攣し、そのたびに黒のビキニに包まれたFカップの形の良い胸がふるふると揺れる。その中心にくっきりと浮き出ている乳首もまた、触ってほしそうに自己主張している。
「いやっ、おかしくなる、やめて、んぅう!!」
今日まで未使用だったお尻の穴はかなりスライムと馴染んで、より感じやすくなってきていた。紗夜の意思を無視して、直接体に教え込まれる快楽。それを逃がすことができず、100%受け止めるしかない。にじみ出る愛液、疼く膣と子宮。スライムの冷たさに包み込まれた、全身の熱さ、火照り。痺れるような快楽。脳が焼き切れるほどの。
「やっ、だめ、ああっ、あっ、んあああああああ!!」
絶頂の瞬間、またもやバチッと火花を飛ばして紗夜は電撃を放ってしまった。自分の能力さえまともに制御できなくなっているのだ。
「ははは、傑作だ!」
妖魔に見られていることなんて、すでに紗夜の頭の中にはない。恥ずかしい気持ちはとっくに通り越して、快楽に塗りつぶされている。
……イッてもイッても、足りない。満たされない。
スライムは紗夜を休ませてはくれない。やはりアナルと肉棒だけを執拗に刺激してくる。
もういっそ、『女の場所』に、そのヌメヌメした柔らかいものを突っ込んでほしい。グジュグジュに熟れて溶けだしそうな女肉の穴の中を、思い切り掻き回してほしい。それなのに、スライムは淫口の入り口を軽く撫でるだけだ。
欲しい。
入れてほしい。
だがそれだけは、口に出して言うことはできない。妖魔は敵だ。人間として、退魔師として、最後まで抗い続けなければ……。
「……っ♡♡! んぅん♡! ……ッッ♡」
紗夜は、せめて敗北の言葉が漏れないようにと、強く唇を噛む。
だがそのとき、スライム全体がいきなり細かく振動し始めた。無数のローターを下半身という下半身、性器という性器に押し当てられているような痺れに飲み込まれ、抗えない快楽に口が開いてしまう。
「なにこれあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッッッ♡♡♡!? イクッ♡! 溶けるっ!! だめもうイクイクイクイク――イ゛ッ――グ――ッッ♡♡♡♡♡!!!!」
ドビュン、ドビュン――プシッッ!! 紗夜が激しく痙攣して達しても、下半身の振動攻めは終わらない。イキながら男根もお尻の穴の奥も震わされ、イクのが止まらない。イッた状態がいつまでも続いて、連続で射精と潮吹きを繰り返しながら、紗夜の下半身はデタラメに跳ねる。
紗夜は泣きながら叫ぶ。
「イッてるからッ! あ゛あ゛あ゛あ゛ッッ♡♡♡!? もう出ないからああッ♡!! 振動止めてぇ!!」
「おい、まだ出るじゃねえか。カラになるまで出せ」
妖魔の言葉に反応して、スライムはむしろ振動を強める。
気持ち良すぎて死ぬ。壊れて死んでしまう。なのに膣と子宮は、まだ足りないと訴えてくる。絶対に満たされることのない絶頂地獄の果てに、紗夜の心は折れてしまった。
「い゛れでぐだざいッ♡!! も゛うやめでッ♡!! ながに欲じい゛ッ♡♡♡!! いやあああッ!! イギたくない!! イギたいッ♡♡♡!!」
制御を失った電撃が、幾度となくバチバチと爆(は)ぜるが、すべてスライムが吸収していく。急速に紗夜の力は失われる。
「おい、ストップだ」
妖魔が笑いをこらえるように顔面を歪めながら、そう言うと、スライムがぴたりと動かなくなった。だが紗夜は振動が止んだあとも痙攣を続けた。
「あ゛……うそ……なんで……っ! ……くる!? あ゛ッ♡♡!? あ゛あ゛あ゛ァァァッ♡♡♡!!!」
勝手に絶頂する。しかも一度ではなく、二度、三度と。
体が一度に受け止め切れなかった快感が、順番待ちをしていて、次々と遅れてやってくるのだ。
「出る゛ぅッッッ♡♡!!!」
濃厚な精子と、退魔師としての力が、吐き出される。
「また出り゛ゅぅッッッ♡♡♡!?」
射精。だが紗夜の肉棒は硬くそり立ったままで。
「なんで!? あ、あ、あああああッッ♡♡♡♡!?」
結局、スライムが停止してから五回も射精が起こった。 その様子を見物して、妖魔は声を上げて笑っていた。
すでに紗夜の瞳からは人間らしい光が失われて、人形のように曇っている。呼吸も不安定で、か細く、いつ止まってしまってもおかしくないように見えた。
「お前、何か言いたいことがあるんじゃないか? 俺は退魔師にも優しいから聞いてやる」
妖魔は紗夜の片方の胸をビキニ越しに鷲掴みにして、堪能するように揉みながら言った。
紗夜は体を小さく震わせただけで、何も答えない。
「…………」
なんとなく妖魔の声は耳に入ってくるが、脳が働かないのですぐには意味が理解できないのだ。
しかし時間をかければ、妖魔の言葉が本当に意味を持った言葉として認識できた。
「なかに……」
「おい、聞こえねえぞ」
わずかにどこかに残っていた退魔師としてのプライドが、屈辱を感じて、紗夜の口を閉じさせる。涙がボトボトと落ちるのは、まだヒトとしての心が生きているからだろうか。
だが膣が疼き、快楽を求めている。これ以上、この苦しさに耐えるくらいなら、あらゆる屈辱を受け入れて、地獄から解放されたいと願ってしまった。
「なかに……ほしい」
「そんなんじゃ、分からねえ」
妖魔が紗夜の胸をぎゅっと握ると、紗夜の頭に火花が飛び、淫口から熱いものが垂れてくる。
「めちゃくちゃに……おかしてください」
「あ? どこを犯されたいんだ? このドヘンタイ退魔師」
ああ、自分は退魔師だった。妖魔を滅ぼすのが仕事なんだ。
紗夜は思い出したが、唇を噛んで、考えないようにした。
「あたしの、おまんこの奥……めちゃくちゃに、おかしてください」
言えた。
ようやく、お願いできた。
これで、やっと、イッてるのにイッてないようなもどかしさを慰めることができる。
膣と子宮の、掻き毟りたいような疼きから解放されるんだ……。
「嫌だね」
へ?
紗夜は耳を疑った。聞き間違いだったのだろうか。いや、そんなはずはない。そんなこと、ありえない。
「何をそんなに驚いてるんだ?」
紗夜はぐったりと垂れていた頭を上げて、妖魔を見た。妖魔はニヤニヤと笑っている。
そうだ、相手は妖魔だ。
なぜ妖魔が、敵対する退魔師の願いを聞き入れる必要がある?
そんな必要は、これっぽっちも、ないではないか……。
紗夜は自分の犯した間違いに気づき、もうどうしようもないことを悟った。やつれてしまっているが、女子高生とは思えぬ、大人びた美しい顔立ち――それが、絶望に染まっていく。
絶望とは、微笑みの形をしていた。この状況に、笑うこと以外、何ができたというのだろうか?
「お前は死ぬまで、ケツとチンコでイッてろ」
ひどい。
ひどい、ひどい、ひどい、ひどい……。
ひどいひどいひどいひどいひどいひどいひどいひどいひどいヒドイヒドイヒドイヒドイヒドイ……!!
紗夜の、ケモノのような悲鳴が、倉庫に響き渡った。
<おわり・中条紗夜 バッドエンド>
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