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浅倉依桜(生意気なツインテ後輩クノイチに、お仕置き&わからせ)
浅倉依桜③
しおりを挟む「おい、起きろ」
いつの間にか気を失っていた依桜(いお)は、妖魔に頬をぶたれて目を覚ました。状況は何一つ変わっておらず、洞窟の奥で、クモの糸に両手両足を縛られ、磔(はりつけ)のようにされている。
そして目の前には、上半身は女、下半身はクモの姿をした妖魔。
「死ぬには早いからな? お前はベビーたちの苗床なんだ」
妖魔はそう言って、依桜の顎を持ち、うなだれていた顔を上げさせる。
依桜の幼さの残る顔は、満身創痍でやつれていたが、瞳には光が戻っていた。
「くたばれ、このクモババア」
依桜は妖魔にツバを吐き、反抗的な目で睨みつけた。
妖魔の額が、怒りでピクピクと動く。
「あんだけイキ狂ッても、まだ壊れてねえのか。だったら仕方ねえ……。本当は壊れちまってからのほうが楽なんだが、もう面倒だ」
妖魔はクモのお尻の、膨らんだ部分を曲げて、前に突き出す。その先端を依桜の陰部へ近づけていく。
(あ、ありえない……そんなこと……)
何をされるのか想像できてしまったのだろう。依桜は青ざめて、逃げようと本能的に手足に力を入れたが、糸でしっかりと固定されてしまっている。
クモの尻の先が、依桜の割れ目にぴったりと押し当てられる。そしてクモの尻がもぞもぞと動いたかと思うと、依桜は陰部に強い圧迫を感じた。妖魔の尻から依桜の膣へと、何かが入ってこようとしている。
「う゛ぅ……ぐッ……!」
依桜は痛みにうめく。
「あがッ……やめ……ろ……!」
依桜を苦しめるのは、クモの卵だった。拳ほどの大きさの卵が、依桜の膣に無理やり押し込まれようとしている。依桜の膣肉は充分に濡れて、柔らかくほぐれているとはいえ、そんなに大きなものが年端の行かぬ少女の膣にすんなりと入るわけもなく――ギチギチと体が裂けるような痛みを伴った。
「歯ァ、食いしばれ、クソガキ」
依桜の体は大きすぎる異物の侵入を拒絶し、膣を締めて卵を追い出そうとするが、妖魔が卵を押し込む力のほうが強く、卵は徐々に依桜の膣へと潜り込んでいく。
依桜は歯を食いしばり、涎(よだれ)をだらしなく垂らしながら、白目を剥いている。小柄な体がガクガクと痙攣する。卵と膣肉がこすれ合って、今までとは異なる新しい快楽を生じていた。
一個目の卵が完全に隘路に押し込まれた瞬間、依桜は達し、射精してしまった。
依桜の下腹部はぽっこりと卵の形に膨らんでいる。
「フゥ……フゥ……♡」
依桜は朦朧とした意識の中で、か細い呼吸をしている。うまく呼吸ができないのだろう。と、二個目の卵が妖魔の尻から押し出される。依桜は再びうめき声をあげ、痙攣し、苦しむ。
そうやって二個目がすっかり膣内におさまると、今度は依桜は失禁した。びちゃびちゃと音を立てて、黄金色の液体が妖魔の体に降りかかった。
「さすがにもう壊れたか?」
妖魔が呟いたが、依桜は何も答えないし、視線の焦点もはっきりしない。表情は締まりがなく、頭もふらふらと揺れて、ほとんど人形のようになっている。
「まあ、どっちにしても、まだ入るだろ? なあ?」
三個目――四個目――五個目――。
依桜の下腹部は妊婦のように膨れ上がった。依桜の体は同年代の少女たちと比べても華奢で小さく、まだまだ幼さを強く残しているため、異常に膨らんだ腹はあまりに異常で奇怪な光景と言えた。
依桜の意識はすでになく、口からは涎と泡を吐き、ぐったりとしている。だがしばらくして、ハッと意識を取り戻し、自分の腹が異様に膨らんでいるのを見て、絶望に震えた。大粒の涙が、目尻に玉を作った。
妖魔はそんな依桜の腹を愛おしそうに撫でる。
「やめ……て……」
喉から絞り出す、かすれた声。
「もう……やめて……」
「ア? やめるわけねえだろ」
妖魔の尻から、また新たな卵が依桜の膣に押し込まれてくる。
「いや゛ああああッッ!!」
洞窟に反響する悲痛な叫び。依桜は乱れた髪をさらに振り乱して、もがく。半狂乱の依桜はまるで別人のようだった。
「もう入らないからア゛ッ!! やめてええええッ!!」
「うるせえ苗床だなぁ、おい」
妖魔が依桜の頬を殴ると、依桜は凍り付いたように黙った。そして小さく嗚咽を漏らす。
ギチギチギチギチ……。
子宮と膣が限界まで広がり、骨が軋む。
依桜はまた白目を剥き、痙攣し、泡を吹く。陰部から鮮血がしたたる。意識が遠のいていく――。
ヒュッ、と風が鳴った。
「ア? 今度はなんだ?」
クモ型妖魔は、ゆっくりと洞窟の入り口のほうを振り返った。
と同時に、再度、風が高く鳴った。
妖魔は自分の胸に矢が突き立っていることに気付く。次の瞬間、さらに五本の矢が妖魔の胸に突き刺さり、口端から緑色の血が溢れた。風の音は、ほとんど目に見えないほどの高速の矢が飛来した音だったのだ。
妖魔がその場に崩れ落ち、バタリと地面に倒れた。
依桜の膣に押し込まれかけていた灰色の卵が一つ、にゅるりと飛び出し、苦痛がわずかに和らぐ。それで依桜は正気を取り戻し、目の前に倒れている妖魔の姿と、見覚えのある矢を見て、顔を上げた。
足音もなく、誰かが近づいてくる。
そのすらりとシャープなシルエットが、倒れた妖魔のそばで立ち止まった。
「こいつは100回死んだほうがいい」
濃紺の弓道着に身を包み、自身の身長よりも長い弓を持ち、なんとも言い難い複雑な表情で妖魔を見下ろしているのは、長い黒髪の少女だった。一見冷たく突き放すような目をしているが、依桜に向ける視線はいくらか温かい。
「マ……ヒナ……」
依桜がくたびれた顔を不器用に歪めて微笑むと、目尻から熱い涙が流れ落ちた。
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