吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~ 【累計9.6万pt】

近衛 愛

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第8章 ダンジョン2階 雪山のテストプレイ

【070】雪山の散策 その3

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「ミリィ、ここなら丁度いい湯加減だよ」

「ご主人ありがとにゃ~。もう雪の上は寒いにゃ~」
 そりゃ、水着に防寒具だと寒いよ。下は裸足だしね。さぁ入った入った。

「いいお湯にゃ~。ご主人も早く入るにゃ~」

「もうちょっと待ってね。あともう少しで全部の温泉が確認できるから」

 僕は残りを一つずつ確かめていった。うん、他はこれと言って極端に高かったり、低かったりはしないな。

「さて僕もいい加減に入らないと。はっくしゅん」

 ミリィに防寒具を渡してたから薄着なんだよね。装備を変更して、水着にタオルとおお~~っ寒い。

『じゃぶん』
「ふぅ~~あったまる~~~。気持ちいい」

「オーナーやっぱり温泉はいいですね。なんと言っても露天というのがまた、最高です。ちょっと出入りするときが寒いのが曲者(くせもの)ですね。」

「本当にそうですね。着替えるときに、水着になった瞬間、足元は素足になってますからね。冷たい雪の上に直はちょっときついです。なにか考えないとならないですね。」

「ウィーンさん、私はこれで全然大丈夫ですわ。ぜひ、このままこの温泉だけでも残しておいてもらえれば。」

「いや、そこに間違えて入ったら流石に不味いですって。風邪ひいちゃいますよ。」

「そうですか?それもまた面白いと思うのですけど。」

「雪那さんは、寒くはないんですか?」

「いいえ程よい冷たさですわ。湯に入るのであればこのぐらいの温度が適温ですわ」

「雪那さんが平然と入っているのを見ると、普通の温泉に見えてしまうから。不思議ですよね。湯気はたってないから、一目でわかることはわかるのですが、所見ではわからないでしょうね。」

「ご主人これも写真とって、ホームページにアップするかにゃ。」

「そうだね。これもアップした方が集客的にはいいだろうね。砂漠で汗かいて冒険した後に熱い温泉で一息ついて、冒険終了だと、ほっこりするからね。」

「いいですね。大阪店もホームページにアップはしてますが、どれもモンスターとの戦闘シーンが多いですね。一番アクセスが多いのは、やはりボスとの戦闘シーンでしょうか。あれが見応えあるのかすごいアクセスになってますよ。」

「はぁ~~、やっぱり普通はモンスターとのバトルなんですね。うちはもう観光やアトラクション関連の写真になっている気がしますよ。おかげで女性も多く入って来てますので。」

「ご主人やっぱり少し衝立(ついたて)が欲しいにゃ~」

「そうですわね。人目が気になってゆっくりできないと思いますわ。」

「ふ~~む。ちょっと考えてみようかな。そろそろ温まったので一旦戻りますね。写真はまた後日スキーと合わせてとることにします。もう少しデザイン設定を詰めてからですね。では、みなさん切のいいとこで引き上げて下さいね。お疲れ様です。」

「「「お疲れ様でした」」」(にゃ~)

僕は『帰還』ボタンを使って、ロビーへ戻った。温泉に入ったままで戻ったので、濡れたままである。しかも海水パンツ一丁である。ソウルデバイスで装備を元に戻した。

「これもちょっと問題だな。営業時間外だから問題ないけど、営業時間中にいきなり、海パンや水着だけの男女が出てきたら、注目を浴びるますね。

 通常の防寒具を装備したまま湯に浸かって、上がるときも装備してから元に戻る?いや、それもぐっしょりして気持ち悪いですね。せっかく温まって気分がよくなったのに、それはちょっと頂けないですね。」

 と考え込んでいたら、ミリィと天魔さんも戻って来た。うん、水着のみの姿で、やっぱりちょっと違和感がありますね。

「おっと、オーナーお見苦しい姿をお見せしました。」
 と言って、水着を解除して、私服の姿に戻った。

「やっぱりちょっと問題がありますね。これは営業時間中には使えそうにないですね」

「そうですね。しかも、学生が大勢ですから、あまり風紀的にも宜しくないでしょうね。いらぬイザコザになる前に対処しておいた方が無難化かと思います。」

「そうですね。インテリアをもう少し眺めて、いいのがないか明日検討してみます。」

「あっ、オーナー。シフト表の件なんですけど、明日何時ごろ伺っても大丈夫ですか?」

「そうですね。6時には起きていますので、7時頃であれば大丈夫ですよ。」

「では明日、7時にお伺いしますね。」

「はい、天魔さんお待ちしております。

さすが天魔さん、きっちり相手の時間を確認して、アポイントを取ってからとはやりますね。
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