上 下
10 / 37

第10話 フェスを引いた結果

しおりを挟む
目の前には穴。俺の手には金貨3枚。

 そう金貨3枚。フェス100連!! 
「ウッヒョォォォォォォイ!!」

 テンション上がりすぎて変な声でちゃった。ドキドキしながら穴に金貨3枚を流し込む。

 例の文字が目の前に現れる。昨日みたはずなのにどこか懐かしい。
『銀貨300枚分、銅貨30000枚分の入金がありました。銀ガチャと通常どちらを引きますか?』

「勿論!銀ガチャで!! 100回分!!」
『銀ガチャ10連分排出します』

 10枚分の紙がまとまって穴から出てくきた。その紙を手にとって一番上の紙を見る。

 さて……ファーストペーパーは……ゴクリ……

 ★★★★千里眼

 やった!! ★★★★だ!!! 千里眼これで3枚目だ! どんな強化になるんだろ? 

ま、まあ早く2枚目に行こうセカンドペーパーは……

 ★体力強化(上)

 うわっ(中)しかでないとおもってたら(上)もでるんだ……やっべこれやっべ……

 10枚分の紙全てを地面に並べる。

 ★★★★千里眼
 ★★★重力制御(中)
 ★★火属性付与(中)
 ★★呪い耐性(中)2枚
 ★筋力強化(上)
 ★体力強化(上)
 ★視力強化(上)
 ★猫目(上)
 ★聴力強化(中)

 最初の10連はこういう結果に終わった。どうやら★★は(中)が出る確率が高く、★は(上)が出る確率が高いようだ。

 これ★全部(上)の上に行っちゃうな……さすが通常の100倍のお金が必要なガチャ……

『千里眼を強化できます。紙を穴に入れてください』と表示される。

 その表示に従って俺は千里眼+の紙と千里眼の紙を穴にぶっこむ。すると新しい紙が出てくる、それには千里眼++と書かれており、『星を見渡す目、人や場所を念じると見ることができる』と書かれている。千里眼+が場所だけだったから、人が追加された感じか……

 そして新しい紙が10枚出てくる。そこでついに筋力強化(上)が5枚集まる。

『筋力強化(上)を強化しますか? 筋力強化(上)5枚を穴に入れてください』という表記。

 そのまま筋力強化(上)5枚を穴に入れると、新しい紙が出てくる。その紙には筋力強化(特)と書かれている。

 これで打ち止め?さすがに(特)5枚なんてもう枚数訳がわからん……

 ――10分後

 100枚の紙を全て確認し強化できる紙は強化した結果……


 鑑定眼と念じる。


 ウェブ・ステイ
 Lv30

 HP1050
 MP450
 力S+
 頑丈S
 素早S
 魔力S
 魅力S
 運A

 スキル:★★★★★絶対防御・★★★★悪食++・千里眼++・死者蘇生(仮)+・瞬間移動++・魔法反射・一回限りの復活★★★光属性付与(上)鑑定眼(上)闇属性付与(中)審美眼(中)魔眼(中)重力制御(中)★★火属性付与(上)水属性付与(特)風属性付与(上)土属性付与(上)雷属性付与(上)氷属性付与(上)★猫目(上)

 強化:★★★運強化(上)高速機転(中)★★第6感強化(上)反射神経強化(上)★筋力強化(特)体力強化(特)動体視力強化(特)瞬発力強化(特)魔力強化(特)魅力強化(特)聴力強化(特)視力強化(上)嗅覚強化(上)味覚強化(上)経験値アップ(特)

 耐性:★★毒耐性(上)出血耐性(上)呪い耐性(上)麻痺耐性(上)

 ???:天国への階段

 ★の強化系の殆どが(特)になった。能力も運以外Sになった……これだけあれば暗黒教団だろうがなんだろうが負ける気がしない。

 早速アリステル家に瞬間移動だ! そうそう瞬間移動も++になったから一度行ったことのある場所であれば移動できるようになった。

 俺は念じるアリステル邸のアリシアの部屋に移動と……

 目の前にディアゴさんが現れ、びっくりした様な表情で俺を見る。

「お、おかえりなさい。ウェブ様は不思議な術を使われるのですね……」
「ええ、まあ。それじゃ暗黒教団の教祖をやっつけに行ってきます!」
 俺は腕まくりをしながらやる気アピールをする。

「お、お願いします……」
「で、そいつはどこにいるんですか?」

「それがですね……連中所在を転々としておりまして、把握が難しいのです。情報を集める為の手付金として金貨3枚をお支払いしたと言う事です」

「良かったです。金貨3枚正しく使いました」

 驚いたような表情をみせるディアゴさん。
「え?もう使ったんですか!?」

 俺は余裕の表情で答える。
「はい。これから探しますが、安心して下さい。秒で見つけます。秒で。名前をその教祖の名前を教えて下さい」

 ディアゴさんは困惑しながら答える。
「シスディアス。マスターシスディアスです。名前だけでみつかるんですか?」

 俺は頷いて返事をし、千里眼! 暗黒教団、教祖シスディアスと念じた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです

たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。  応援していただけたら執筆の励みになります。 《俺、貸します!》 これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ) ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非! 「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」 この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。 しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。 レベル35と見せかけているが、本当は350。 水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。 あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。 それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。 リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。 その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。 あえなく、追放されてしまう。 しかし、それにより制限の消えたヨシュア。 一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。 その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。 まさに、ヨシュアにとっての天職であった。 自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。 生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。 目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。 元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。 そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。 一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。 ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。 そのときには、もう遅いのであった。

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~

夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。 しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。 とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。 エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。 スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。 *小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み

【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する

雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。 その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。 代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。 それを見た柊茜は 「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」 【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。 追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん….... 主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します

S級スキル【竜化】持ちの俺、トカゲと間違われて実家を追放されるが、覚醒し竜王に見初められる。今さら戻れと言われてももう遅い

猪木洋平@【コミカライズ連載中】
ファンタジー
 主人公ライルはブリケード王国の第一王子である。  しかし、ある日―― 「ライル。お前を我がブリケード王家から追放する!」  父であるバリオス・ブリケード国王から、そう宣言されてしまう。 「お、俺のスキルが真の力を発揮すれば、きっとこの国の役に立てます」  ライルは必死にそうすがりつく。 「はっ! ライルが本当に授かったスキルは、【トカゲ化】か何かだろ? いくら隠したいからって、【竜化】だなんて嘘をつくなんてよ」  弟である第二王子のガルドから、そう突き放されてしまう。  失意のまま辺境に逃げたライルは、かつて親しくしていた少女ルーシーに匿われる。 「苦労したんだな。とりあえずは、この村でゆっくりしてくれよ」  ライルの辺境での慎ましくも幸せな生活が始まる。  だが、それを脅かす者たちが近づきつつあった……。

無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~

桜井正宗
ファンタジー
 元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。  仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。  気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?

『殺す』スキルを授かったけど使えなかったので追放されました。お願いなので静かに暮らさせてください。

晴行
ファンタジー
 ぼっち高校生、冷泉刹華(れいぜい=せつか)は突然クラスごと異世界への召喚に巻き込まれる。スキル付与の儀式で物騒な名前のスキルを授かるも、試したところ大した能力ではないと判明。いじめをするようなクラスメイトに「ビビらせんな」と邪険にされ、そして聖女に「スキル使えないならいらないからどっか行け」と拷問されわずかな金やアイテムすら与えられずに放り出され、着の身着のままで異世界をさまよう羽目になる。しかし路頭に迷う彼はまだ気がついていなかった。自らのスキルのあまりのチートさゆえ、世界のすべてを『殺す』権利を手に入れてしまったことを。不思議なことに自然と集まってくる可愛い女の子たちを襲う、残酷な運命を『殺し』、理不尽に偉ぶった奴らや強大な敵、クラスメイト達を蚊を払うようにあしらう。おかしいな、俺は独りで静かに暮らしたいだけなんだがと思いながら――。

ハズレスキルがぶっ壊れなんだが? ~俺の才能に気付いて今さら戻って来いと言われてもな~

島風
ファンタジー
とある貴族の次男として生まれたアルベルトは魔法の才能がないと蔑まれ、冷遇されていた。 そして、16歳のときに女神より贈られる天恵、才能魔法 が『出来損ない』だと判明し、家を追放されてしまう。 「この出来損ない! 貴様は追放だ!!」と実家を追放されるのだが……『お前らの方が困ると思うのだが』構わない、実家に戻るくらいなら辺境の地でたくましく生き抜ぬこう。 冷静に生きるアルだった……が、彼のハズレスキルはぶっ壊れだった。。 そして唯一の救いだった幼馴染を救い、大活躍するアルを尻目に没落していく実家……やがて毎日もやしを食べて生活することになる。

処理中です...