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第二十七章 ちびっ子たちの冒険者デビュー
八百二十三話 久しぶりの書類整理
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そして大体の話が終わったので、サギー伯爵は辺境伯様と共に住民の声を直接聞く為に炊き出しの準備をしているエマさんとオリビアさんのところに向かっていった。
エマさんとオリビアさんも学園の一個下の後輩であるサギー伯爵とは顔見知りみたいで、仲良く話をしていた。
そして、ミカエル達もクマの護衛を受けながら治療を始めていた。
でも回復魔法が使えるのはミカエルとブリッド、それにルカちゃんエドちゃんだけです。
ですので、回復魔法が使えないレイカちゃん達は炊き出しの配膳のお手伝いをしています。
「お兄ちゃん、何も見つからなかったよ。代わりに侍従のお姉さんを治療したよ」
「リズ、ありがとう。お姉さんも喜んでいるはずだよ」
「じゃあ、スラちゃんと一緒に昨日のところに行ってくるよ!」
そして、屋敷の中を調べ終わったらリズ達は、台風のようにあっという間に次の目的地に向かっていった。
リズ達にはジェリルさんとランカーさんもついているし、任せておいて大丈夫そうですね。
ニース侯爵とティナおばあさまが残ってくれるそうなので、僕はプリンと一緒に一旦王城に向かいます。
午前中いっぱいは、王城にいても大丈夫だそうです。
「「「アレク殿下、お帰りなさいませ」」」
宰相執務室に行くとローリーさんとかが僕を出迎えてくれたけど、肝心の宰相の姿がなかった。
シーラさんもグロスター侯爵のおじいさままでいなかったので、会議か何かかな?
「アレク殿下、宰相はグロスター侯爵様と一緒に捕まえた闇ギルドの構成員の尋問に関する打ち合わせに出ております。シーラさんは、尋問のメンバーに加わっております」
「宰相とおじいさまは何となく何をしているのか分かったけど、シーラさんは尋問メンバーに入ったんだ。シーラさんだったら、絶対に闇ギルドの構成員を落とすだろうな」
「シーラさんは既にかなりの成果を挙げているそうです。宰相も、特別ボーナスを出すと言っておりました」
会議に出ている面々はともかくとして、シーラさんは張り切って尋問をしていそうだ。
どんな自供が出たかは待つとして、僕は各種申請書類を書いていきます。
ついでに、僕の机の上に溜まった書類の整理を進めていきます。
カリカリ、ペラペラ。
カリカリ、ペラペラ。
「ローリーさん、書類が溜まっているのは僕の気のせいでしょうか?」
「あの、どうせアレク殿下なら直ぐに事件を解決するだろうと、緊急の書類以外はアレク殿下が帰って来てからにしようと言っておりました。グロスター侯爵様は、普通に作業しておりました」
宰相、僕がいなくて羽を伸ばしていたみたいですね。
おじいさまは真面目だけど、シーラさんもいなくて注意する人がいなかったんだ。
僕は思わず溜息をつきながら、溜まっていた書類を片づけて宰相の机の上に次々と置いていきました。
そんな溜息をつきながら書類整理をする僕の姿に、ローリーさんを始めとする職員さんが思わず苦笑をしていました。
そして、僕が王城について一時間後、ようやく部屋の主が戻ってきました。
ガチャ。
「「「お帰りなさいませ」」」
「いやあ、会議は疲れるのう。おや? アレク君戻っているみたいだな」
「疲れただろう。少し休んでいなさい」
宰相とおじいさまは、いつもの席で仕事をしている僕の姿を直ぐに見つけました。
ニコリと僕の事を労ってくれたけど、次の瞬間思わず絶叫してしまいました。
「えー! 私の机の上に大量の書類の山が出来ているぞ!」
「サギー男爵領への補助金申請書類と併せて、溜まっていた書類を処理しました。午前中は王城にいる事ができますので、まだまだ書類を処理していきますよ」
「そ、そんな……久々にゆっくりできると思ったのに……」
自分の机の上に大量に積まれた書類を見て、宰相は思わずがくりと膝をついてしまった。
でも、このくらいは頑張って欲しいですよね。
因みに昼食を食べる為に執務室に戻ってきたシーラさんは、せっせと書類整理をする宰相を見て自業自得だと笑っていました。
エマさんとオリビアさんも学園の一個下の後輩であるサギー伯爵とは顔見知りみたいで、仲良く話をしていた。
そして、ミカエル達もクマの護衛を受けながら治療を始めていた。
でも回復魔法が使えるのはミカエルとブリッド、それにルカちゃんエドちゃんだけです。
ですので、回復魔法が使えないレイカちゃん達は炊き出しの配膳のお手伝いをしています。
「お兄ちゃん、何も見つからなかったよ。代わりに侍従のお姉さんを治療したよ」
「リズ、ありがとう。お姉さんも喜んでいるはずだよ」
「じゃあ、スラちゃんと一緒に昨日のところに行ってくるよ!」
そして、屋敷の中を調べ終わったらリズ達は、台風のようにあっという間に次の目的地に向かっていった。
リズ達にはジェリルさんとランカーさんもついているし、任せておいて大丈夫そうですね。
ニース侯爵とティナおばあさまが残ってくれるそうなので、僕はプリンと一緒に一旦王城に向かいます。
午前中いっぱいは、王城にいても大丈夫だそうです。
「「「アレク殿下、お帰りなさいませ」」」
宰相執務室に行くとローリーさんとかが僕を出迎えてくれたけど、肝心の宰相の姿がなかった。
シーラさんもグロスター侯爵のおじいさままでいなかったので、会議か何かかな?
「アレク殿下、宰相はグロスター侯爵様と一緒に捕まえた闇ギルドの構成員の尋問に関する打ち合わせに出ております。シーラさんは、尋問のメンバーに加わっております」
「宰相とおじいさまは何となく何をしているのか分かったけど、シーラさんは尋問メンバーに入ったんだ。シーラさんだったら、絶対に闇ギルドの構成員を落とすだろうな」
「シーラさんは既にかなりの成果を挙げているそうです。宰相も、特別ボーナスを出すと言っておりました」
会議に出ている面々はともかくとして、シーラさんは張り切って尋問をしていそうだ。
どんな自供が出たかは待つとして、僕は各種申請書類を書いていきます。
ついでに、僕の机の上に溜まった書類の整理を進めていきます。
カリカリ、ペラペラ。
カリカリ、ペラペラ。
「ローリーさん、書類が溜まっているのは僕の気のせいでしょうか?」
「あの、どうせアレク殿下なら直ぐに事件を解決するだろうと、緊急の書類以外はアレク殿下が帰って来てからにしようと言っておりました。グロスター侯爵様は、普通に作業しておりました」
宰相、僕がいなくて羽を伸ばしていたみたいですね。
おじいさまは真面目だけど、シーラさんもいなくて注意する人がいなかったんだ。
僕は思わず溜息をつきながら、溜まっていた書類を片づけて宰相の机の上に次々と置いていきました。
そんな溜息をつきながら書類整理をする僕の姿に、ローリーさんを始めとする職員さんが思わず苦笑をしていました。
そして、僕が王城について一時間後、ようやく部屋の主が戻ってきました。
ガチャ。
「「「お帰りなさいませ」」」
「いやあ、会議は疲れるのう。おや? アレク君戻っているみたいだな」
「疲れただろう。少し休んでいなさい」
宰相とおじいさまは、いつもの席で仕事をしている僕の姿を直ぐに見つけました。
ニコリと僕の事を労ってくれたけど、次の瞬間思わず絶叫してしまいました。
「えー! 私の机の上に大量の書類の山が出来ているぞ!」
「サギー男爵領への補助金申請書類と併せて、溜まっていた書類を処理しました。午前中は王城にいる事ができますので、まだまだ書類を処理していきますよ」
「そ、そんな……久々にゆっくりできると思ったのに……」
自分の机の上に大量に積まれた書類を見て、宰相は思わずがくりと膝をついてしまった。
でも、このくらいは頑張って欲しいですよね。
因みに昼食を食べる為に執務室に戻ってきたシーラさんは、せっせと書類整理をする宰相を見て自業自得だと笑っていました。
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