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人に投資をするのが1番効率がいいよな
スラムの縮小【王視点】
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謁見の間に文官が報告しに来た。
「スラムが縮小しています!」
文官は興奮したような口調で結論だけを言った。
「もう少し詳しく聞かせて欲しい」
「は!失礼しました。ジュン殿の経験値投資の力でスラムに住む住民が冒険者となる流れが加速しているのです」
優秀な文官なので仕切り直して簡潔な説明をする。
「効果が出るのが早すぎるのではないか?」
「私も同じ意見です。長年続いていたスラム問題に解決の光が見えつつあります」
王都の人口は1万で、その1割、約1000人がスラムで生活していた。
盗賊の温床のもなっている。
働きたくない怠け者も居るが多くは職に就けない弱者だ。
長年の問題としてたびたび課題に上がるが、貧困層の教育をする資金が無い為、問題は先送りにされてきた。
「ジュン殿が、解決しつつあるというのか!あの長年の問題を!」
「はい、どうやら初心者ダンジョンでかなり効率的なレベル上げを行っているようで、うわさを聞きつけた一般市民もレベル上げに参加し、大盛況になっているとの事です」
「うむ、ジュン殿のレベル上げの件は報告を受けていたが、それほどの効果があったのか!」
ジュン殿の【経験値投資】の力か。
ウサットに話は聞いていたがジュン殿のスキルは異質だ。
普通の投資家の【投資契約】の場合は約束に特化している。
例えば金を貸し出す代わりに毎月決まった利率を払う契約や、武具と食事、住居を提供する代わりに一定期間護衛をしてもらうなどの約束をお互いの同意の上で契約できる。
破った場合の代償は一定期間ただ働きや1時間の苦痛など設定できる。
多くの場合は投資家と契約を結んだ側が不利な条件の契約を結ぶ。
ジュン殿が他の投資家と最も異質な点は代償の先払いだ。
もちろん投資家の場合でも金を貸し出し、最初に代償を払う場合もある。
だがジュン殿の代償は大きすぎる。
自らの戦闘力を貸し出す事で契約相手の戦闘力を上げる。
ウサットから聞くに、戦闘力の貸し出しは大いなる苦痛をも同時にもたらすという。
そしてジュン殿が得られる代価も決まっている。
経験値の50%を貰う。
それだけだ。
今ジュン殿の戦闘力は100.
レベル100で止まっているのだろう。
つまりジュン殿が得られる対価は無いと言っていいだろう。
レベルの高い魔物を倒せば多くの経験値を得られる為、戦闘力の上昇は簡単にレベルを上げるチャンスをもたらす。
対してジュン殿は苦痛を味わい身を削る代償しか残らない。
相手に代償を払い続けるだけの契約だ。
いや、与えすぎていると言っていい。
契約するだけで、熟練の戦闘ジョブと同じ戦闘力を得られるのだ。
誰でも簡単に強くなれる。
ダンジョンの上の階に上り自分よりレベルの高い魔物を狩るだけで、安全で簡単にレベルが上がるのだから。
王は勘違いしたウサットから歪んだ情報を受け取っていた。
そしてすでに情報は古くなっている。
ジュンは最大10人まで同時に戦闘力10ポイントを貸し出すことが出来、苦痛処か体がだるくなる代償すらない。
ジュンの戦闘力が減少するデメリットも無くなっている。
「更にジュン様の偉業はそれだけではありません」
「聞かせてくれ」
「スラムの治安維持の費用を7割以上削減できそうです」
「7割もか!」
「はい、うまくいけば8割以上の削減が可能です!」
治安維持のために使っていた兵を魔物狩りに投入できるようになる。
中級ダンジョンの魔物を狩りつくす件が、現実味を帯びて来たか。
考えてみれば、働く意思のある者は皆ジュン殿の訓練を受ける。
スラムに残る者は怠け者・犯罪者・真の弱者しか居なくなる。
生まれつきの病を持った真の弱者は見ただけで判断できるしリストも作ってある。
厄介なのは犯罪者だ。
奴らは陰に潜み裏で犯罪を犯す。
目を光らせるスラムの範囲もマークする人物も限られるのだ。
「犯罪者の確保も加速する、か」
「その通りです、更に」
「まだあるのか!」
「はい、ネコ忍者のリースがジュン殿の眷属になりました」
「何度勧誘しても兵士にならなかったが、いや、ジュン殿はリースの求めるものを差し出した。スラムの子供に食を与え、職まで与えつつあると言う事か」
「職の件はご存じでしたか」
「軽く聞き知った程度だ。話して欲しい」
知っていても持って来た情報は受け取る。
それにより文官のやる気を維持できるし新たな要素を発見できる可能性もあるのだ。
「うさぎ族の指導の元、生産ジョブを持つ者に技術を教えているようです。更に戦闘ジョブの者には清掃活動のアルバイトを紹介し、空いた時間には武器の扱いを教えています。戦闘教官は冒険者をジュン殿の領地の財力で冒険者を雇っているようです。王家の負担なしで我々の理想を体現しているのです」
そう、望む者全員への教育。
それは私の理想だった。
ジュン殿は簡単にこなしているようにも見えるが、簡単な事ではない。
ポーションの作成で言うと、技術を教えるだけで赤字になる。
何度も素材を駄目にし、何度も反復して作ってもらい、やっとポーション作成の成功率が上がっていく。
それまでは赤字を垂れ流し続けるだろう。
更にポーション作成を出来る者が増える事はライバルの増加を意味する。
好き好んで出来ない者に技術を教える者は居ない。
うまくいくパターンは親から子へ技術を継承する時くらいか。
「気になったのだが、その方法ではジュン殿の住むうさぎ族の領は資産を失っていくのではないか?」
「はい、失っているようです。ですが、うさぎ族のレベルは皆30に達しています」
「レベル30か。金を失ってもすぐに稼ぐ自信があると言う事か」
「恐らくはそうでしょう」
その為の経験値投資で力を蓄えたか。
急に王都の改革が自動的に進み始めた。
人への投資が一番効果は高いが、人を育てるのに時間がかかり、更に育った者が活躍し始めるとなると、効果を実感できるまでさらに長い時間が必要だ。
ジュン殿は先を見ている。
より面倒で、根本を解決する方法を頑ななまでに実行してきた。
ゾクッと背筋が凍るような感覚を覚える。
私はジュン殿に畏怖の念を感じているのか?
ジュン殿には得体のしれない恐怖に近い感覚を覚えていた。
「ジュン殿の底が見えない」
「同感です。他の文官も同じような感覚を覚えている者が多いのです」
ジュン殿の内政力の高さは無学な者には伝わりにくい。
内政は地味でコツコツした事の繰り返しだからだ。
それより強い魔物を殴って倒す方がはるかに分かりやすい。
ジュン殿の凄さが文官には伝わり始めたか。
内政能力の高さはバレつつある。
ジュン殿の戦闘力の高さを隠していられるのもいつまでとなるか。
「長くは隠して置けないか」
「はい?」
「いや、何でもない。他に報告はあるか?」
「いえ、以上となります」
「ご苦労だった」
文官が下がっていくと、入れ替わりでウサットが入ってきた。
「王よ、ジュン殿の家名が決まりました」
そういえば、ごたごたが続いて先送りになっていた。
ジュン殿に考えてもらうようお願いした後、それっきりだった。
「うむ、聞かせてくれ」
「家名はロングスパン。ジュン・ロングスパンです」
私の背筋は再び凍り付いた。
ロングスパン、長期視点か。
その家名にジュン殿の決意を感じる。
「ウサット、家名を考えたのはジュン殿か?」
「はい、頃合いを見て聞いた所、すぐに答えが返ってきました」
ジュン殿の答え。
しかもすぐ答えが返って来たか。
決意の深さが伺える。
「最近ジュン殿は大活躍のようだな。文官もジュン殿の内政力の高さに気づき始めている」
「いつまで戦う力を隠しておけるか分からない、という事ですな」
ウサットは察しがいい。
私が言いたかったことを汲んでくれたか。
私は軽くうなずいた。
「ですが、ジュン殿は教育の手を緩める気はありません」
「そう、だろうな」
むしろ加速している。
この王都の問題点が解決され、ネックが取り除かれ、回転し、加速し始めた。
「ジュン殿のおかげで厄介な問題が解消しつつある。肩の荷が下りた」
「それは何よりです。所で、中級ダンジョンの魔物狩りですが、スラムの貧民を助けた者が協力したいと申し出てきました。中級ダンジョンの魔物狩りは加速するかと」
「動きが早すぎてこちら側が出遅れている。本当に、ジュン殿は先が見えんな」
「私も同じ思いです」
ジュンの長期視点の動きにより、ジュンの名声を高めていた。
「スラムが縮小しています!」
文官は興奮したような口調で結論だけを言った。
「もう少し詳しく聞かせて欲しい」
「は!失礼しました。ジュン殿の経験値投資の力でスラムに住む住民が冒険者となる流れが加速しているのです」
優秀な文官なので仕切り直して簡潔な説明をする。
「効果が出るのが早すぎるのではないか?」
「私も同じ意見です。長年続いていたスラム問題に解決の光が見えつつあります」
王都の人口は1万で、その1割、約1000人がスラムで生活していた。
盗賊の温床のもなっている。
働きたくない怠け者も居るが多くは職に就けない弱者だ。
長年の問題としてたびたび課題に上がるが、貧困層の教育をする資金が無い為、問題は先送りにされてきた。
「ジュン殿が、解決しつつあるというのか!あの長年の問題を!」
「はい、どうやら初心者ダンジョンでかなり効率的なレベル上げを行っているようで、うわさを聞きつけた一般市民もレベル上げに参加し、大盛況になっているとの事です」
「うむ、ジュン殿のレベル上げの件は報告を受けていたが、それほどの効果があったのか!」
ジュン殿の【経験値投資】の力か。
ウサットに話は聞いていたがジュン殿のスキルは異質だ。
普通の投資家の【投資契約】の場合は約束に特化している。
例えば金を貸し出す代わりに毎月決まった利率を払う契約や、武具と食事、住居を提供する代わりに一定期間護衛をしてもらうなどの約束をお互いの同意の上で契約できる。
破った場合の代償は一定期間ただ働きや1時間の苦痛など設定できる。
多くの場合は投資家と契約を結んだ側が不利な条件の契約を結ぶ。
ジュン殿が他の投資家と最も異質な点は代償の先払いだ。
もちろん投資家の場合でも金を貸し出し、最初に代償を払う場合もある。
だがジュン殿の代償は大きすぎる。
自らの戦闘力を貸し出す事で契約相手の戦闘力を上げる。
ウサットから聞くに、戦闘力の貸し出しは大いなる苦痛をも同時にもたらすという。
そしてジュン殿が得られる代価も決まっている。
経験値の50%を貰う。
それだけだ。
今ジュン殿の戦闘力は100.
レベル100で止まっているのだろう。
つまりジュン殿が得られる対価は無いと言っていいだろう。
レベルの高い魔物を倒せば多くの経験値を得られる為、戦闘力の上昇は簡単にレベルを上げるチャンスをもたらす。
対してジュン殿は苦痛を味わい身を削る代償しか残らない。
相手に代償を払い続けるだけの契約だ。
いや、与えすぎていると言っていい。
契約するだけで、熟練の戦闘ジョブと同じ戦闘力を得られるのだ。
誰でも簡単に強くなれる。
ダンジョンの上の階に上り自分よりレベルの高い魔物を狩るだけで、安全で簡単にレベルが上がるのだから。
王は勘違いしたウサットから歪んだ情報を受け取っていた。
そしてすでに情報は古くなっている。
ジュンは最大10人まで同時に戦闘力10ポイントを貸し出すことが出来、苦痛処か体がだるくなる代償すらない。
ジュンの戦闘力が減少するデメリットも無くなっている。
「更にジュン様の偉業はそれだけではありません」
「聞かせてくれ」
「スラムの治安維持の費用を7割以上削減できそうです」
「7割もか!」
「はい、うまくいけば8割以上の削減が可能です!」
治安維持のために使っていた兵を魔物狩りに投入できるようになる。
中級ダンジョンの魔物を狩りつくす件が、現実味を帯びて来たか。
考えてみれば、働く意思のある者は皆ジュン殿の訓練を受ける。
スラムに残る者は怠け者・犯罪者・真の弱者しか居なくなる。
生まれつきの病を持った真の弱者は見ただけで判断できるしリストも作ってある。
厄介なのは犯罪者だ。
奴らは陰に潜み裏で犯罪を犯す。
目を光らせるスラムの範囲もマークする人物も限られるのだ。
「犯罪者の確保も加速する、か」
「その通りです、更に」
「まだあるのか!」
「はい、ネコ忍者のリースがジュン殿の眷属になりました」
「何度勧誘しても兵士にならなかったが、いや、ジュン殿はリースの求めるものを差し出した。スラムの子供に食を与え、職まで与えつつあると言う事か」
「職の件はご存じでしたか」
「軽く聞き知った程度だ。話して欲しい」
知っていても持って来た情報は受け取る。
それにより文官のやる気を維持できるし新たな要素を発見できる可能性もあるのだ。
「うさぎ族の指導の元、生産ジョブを持つ者に技術を教えているようです。更に戦闘ジョブの者には清掃活動のアルバイトを紹介し、空いた時間には武器の扱いを教えています。戦闘教官は冒険者をジュン殿の領地の財力で冒険者を雇っているようです。王家の負担なしで我々の理想を体現しているのです」
そう、望む者全員への教育。
それは私の理想だった。
ジュン殿は簡単にこなしているようにも見えるが、簡単な事ではない。
ポーションの作成で言うと、技術を教えるだけで赤字になる。
何度も素材を駄目にし、何度も反復して作ってもらい、やっとポーション作成の成功率が上がっていく。
それまでは赤字を垂れ流し続けるだろう。
更にポーション作成を出来る者が増える事はライバルの増加を意味する。
好き好んで出来ない者に技術を教える者は居ない。
うまくいくパターンは親から子へ技術を継承する時くらいか。
「気になったのだが、その方法ではジュン殿の住むうさぎ族の領は資産を失っていくのではないか?」
「はい、失っているようです。ですが、うさぎ族のレベルは皆30に達しています」
「レベル30か。金を失ってもすぐに稼ぐ自信があると言う事か」
「恐らくはそうでしょう」
その為の経験値投資で力を蓄えたか。
急に王都の改革が自動的に進み始めた。
人への投資が一番効果は高いが、人を育てるのに時間がかかり、更に育った者が活躍し始めるとなると、効果を実感できるまでさらに長い時間が必要だ。
ジュン殿は先を見ている。
より面倒で、根本を解決する方法を頑ななまでに実行してきた。
ゾクッと背筋が凍るような感覚を覚える。
私はジュン殿に畏怖の念を感じているのか?
ジュン殿には得体のしれない恐怖に近い感覚を覚えていた。
「ジュン殿の底が見えない」
「同感です。他の文官も同じような感覚を覚えている者が多いのです」
ジュン殿の内政力の高さは無学な者には伝わりにくい。
内政は地味でコツコツした事の繰り返しだからだ。
それより強い魔物を殴って倒す方がはるかに分かりやすい。
ジュン殿の凄さが文官には伝わり始めたか。
内政能力の高さはバレつつある。
ジュン殿の戦闘力の高さを隠していられるのもいつまでとなるか。
「長くは隠して置けないか」
「はい?」
「いや、何でもない。他に報告はあるか?」
「いえ、以上となります」
「ご苦労だった」
文官が下がっていくと、入れ替わりでウサットが入ってきた。
「王よ、ジュン殿の家名が決まりました」
そういえば、ごたごたが続いて先送りになっていた。
ジュン殿に考えてもらうようお願いした後、それっきりだった。
「うむ、聞かせてくれ」
「家名はロングスパン。ジュン・ロングスパンです」
私の背筋は再び凍り付いた。
ロングスパン、長期視点か。
その家名にジュン殿の決意を感じる。
「ウサット、家名を考えたのはジュン殿か?」
「はい、頃合いを見て聞いた所、すぐに答えが返ってきました」
ジュン殿の答え。
しかもすぐ答えが返って来たか。
決意の深さが伺える。
「最近ジュン殿は大活躍のようだな。文官もジュン殿の内政力の高さに気づき始めている」
「いつまで戦う力を隠しておけるか分からない、という事ですな」
ウサットは察しがいい。
私が言いたかったことを汲んでくれたか。
私は軽くうなずいた。
「ですが、ジュン殿は教育の手を緩める気はありません」
「そう、だろうな」
むしろ加速している。
この王都の問題点が解決され、ネックが取り除かれ、回転し、加速し始めた。
「ジュン殿のおかげで厄介な問題が解消しつつある。肩の荷が下りた」
「それは何よりです。所で、中級ダンジョンの魔物狩りですが、スラムの貧民を助けた者が協力したいと申し出てきました。中級ダンジョンの魔物狩りは加速するかと」
「動きが早すぎてこちら側が出遅れている。本当に、ジュン殿は先が見えんな」
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