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3章 7人の婚約者編
救出
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ケルベロスを討伐した俺は21階層へ足を踏み入れ、ダッシュでメルさんのもとへ向かう。
するとメルさんに向けてミノタウロスが攻撃を仕掛けているところが目に入った。
(メルさんは膝をついて動かない!間に合えっ!)
俺は足の筋肉に無理をさせて全速力でメルさんのもとへ向かう。
(間に合った!)
ギリギリのタイミングだったが、ミノタウロスがメルさんを攻撃する前に討伐できる距離へ近づくことができた。
そのためミノタウロスの首を刎ねようとした刹那。
「カミト……大好きよ……」
との声が聞こえてきた。
(俺のことをそんな風に思ってくれてたんですね)
攻撃途中だというのに嬉しさが込み上げ、笑みをこぼす。
「その言葉は俺の目を見て言ってほしいですね」
そう呟いた後、俺はミノタウロスの首を刎ね、魔石へと変える。
「……カミト?」
「メルさん、助けに来ました。無事で良かったです」
俺はメルさんのもとへ駆け寄り、笑顔を向ける。
「良かっ……た」
“パタっ!”とメルさんが気を失い倒れそうになる。
「おっと……」
そんなメルさんを受け止め、お姫様抱っこする。
「お2人も無事で良かったです」
「カミトさん……」
「助かったぁ……」
俺の登場に2人は力尽きるようにその場へ座り込む。
「まだ安心するのは早いですよ。はやく帰還しましょう」
「そ、そうですね!」
俺の指摘に2人は立ち上がり、残り数十メートルの距離を歩き出す。
そんな2人を守るように俺も歩き、無事ダンジョンから脱出することができた。
「カミトくん!」
「カミトさん!」
帰還したら俺のもとへソラとルーリエさんが駆け寄ってきた。
「メルさんの状態は……?」
「あぁ。気を失ってるだけだ」
「良かったぁ」
俺の言葉にメルさんとルーリエさんが胸を撫で下ろす。
「急いでメルさんを治療するね!2人も私が治療するよ!」
「「あ、ありがとうございます」」
名前の知らない美少女2人にソラが声をかけ、メルさんと一緒に治療する。
「おぉ、一瞬で疲れが吹き飛びました!」
「さすが巷で有名な聖女様です!」
「ありがと~!」
美少女2人からの絶賛に嬉しそうに返事をする。
「メルさんの容態は?」
「魔力の使いすぎだね。時間が経てば目を覚ますと思うよ」
「そうか」
俺は治療をソラに任せてルーリエさんと共に美少女2人へ話しかける。
「えーっと、今回の件でいくつか聞きたいことがあるんだけど……疲れてるなら別の日でもいいよ」
「いえ、メルさんの容態が心配なのでメルさんが目覚めるまで、ここに居ようと思います」
「ウチもメルさんに感謝を伝えたいのでここに居させてほしいです。なので今で問題ありませんよ」
とのことで、俺は2人にいくつか質問をする。
まずは自己紹介を行い、2人のことを知る。
2人は双子の姉妹らしく姉がアルカさんで妹がクルシュさん。
20歳と俺より歳上でB級冒険者とのこと。
アルカさんは紫色の髪をポニーテールに結んでおり、クルシュさんは紫色の髪をツーサイドアップに結んでいる。
双子ということで顔立ちは似ており、2人とも俺の婚約者たちに負けないくらい可愛い。
しかも胸の大きさは2人ともクレア並みの大きさを持っている。
「なるほど。2人は10階層で床にあったトラップに引っかかり、気がついたら25階層にいたのですね」
「はい」
アルカさんたちの話を聞き、仕事モードのルーリエさんがメモを取る。
「また後日、詳しくお聞きさせていただきます。そのトラップに引っかからない対策を取るまではS級ダンジョン『深淵』は攻略禁止としましょう」
「それが良いと思います」
後ほど賢者さんにトラップの発生原因を詳しく聞いてルーリエさんに伝えることにする。
そんな会話をしていると「んん……」との声が聞こえてきた。
「あれ……ここは……?」
「メルさんっ!」
俺たちはソラの太ももで横になっているメルさんのもとへ駆け寄る。
「カミトの姿を見て安心してしまったのね。情けないわ」
「そんなことありませんよ。メルさんのおかげでアルカさんとクルシュさんは無事だったんですから」
そう言ってアルカさんとクルシュさんにバトンタッチする。
「メルさん!ありがとうございました!」
「ウチら、メルさんのおかげで生きて脱出できました!ありがとうございました!」
“ガバっ!”と勢いよく頭を下げる2人。
「2人とも無事で良かったわ」
メルさんも2人に怪我がないことを確認して安堵の表情をする。
「2人が無事だったのはメルさんのおかげです。情けないなんて言わなくていいですよ。俺たちはメルさんの頑張りを知ってますから」
そう言って笑みを見せる。
「っ!そ、そう……なら情けないなんて思わないようにするわ」
メルさんが若干頬を染めつつ素直に受け入れる。
「それと助けに来てくれてありがと。まだ感謝を伝えてなかったから」
「いえいえ。どういたしまして」
そんな会話をした後、メルさんが立ち上がる。
「ソラもありがとう。歩けるくらい回復したわ」
「どういたしまして。あ、魔力が枯渇している状態なので魔力が回復するまではダンジョンに潜らないようにしてくださいね」
「えぇ。安静にしてるわ」
そう言って頷いたメルさんを見て、俺たちは回復したことを確認する。
「ではメルさんも起きたので私はソフィア会長に今の件を話してきます」
「あ、お供するよ!」
「私たちも帰りましょうか」
「だね、家でゆっくり休みたいよ」
とのことで俺たちは帰ることとなる。
「それなら俺も……」
「あ、カミトくんはメルさんと一緒に帰ってきてね!魔力が欠乏してて歩くのもやっとの状態だから!」
「わ、分かった」
俺はメルさんと帰ることとなり、俺たちを置いて皆んなが居なくなる。
その際、「メルさんチャンスです!弱ってるところを上手く利用してください!」とソラさんが言ってたので、意図的にこの環境を作り出したのだろう。
(まぁ、俺もメルさんには伝えたいことがあったから、この状況はありがたい)
そう思い、俺はメルさんの方を向いた。
するとメルさんに向けてミノタウロスが攻撃を仕掛けているところが目に入った。
(メルさんは膝をついて動かない!間に合えっ!)
俺は足の筋肉に無理をさせて全速力でメルさんのもとへ向かう。
(間に合った!)
ギリギリのタイミングだったが、ミノタウロスがメルさんを攻撃する前に討伐できる距離へ近づくことができた。
そのためミノタウロスの首を刎ねようとした刹那。
「カミト……大好きよ……」
との声が聞こえてきた。
(俺のことをそんな風に思ってくれてたんですね)
攻撃途中だというのに嬉しさが込み上げ、笑みをこぼす。
「その言葉は俺の目を見て言ってほしいですね」
そう呟いた後、俺はミノタウロスの首を刎ね、魔石へと変える。
「……カミト?」
「メルさん、助けに来ました。無事で良かったです」
俺はメルさんのもとへ駆け寄り、笑顔を向ける。
「良かっ……た」
“パタっ!”とメルさんが気を失い倒れそうになる。
「おっと……」
そんなメルさんを受け止め、お姫様抱っこする。
「お2人も無事で良かったです」
「カミトさん……」
「助かったぁ……」
俺の登場に2人は力尽きるようにその場へ座り込む。
「まだ安心するのは早いですよ。はやく帰還しましょう」
「そ、そうですね!」
俺の指摘に2人は立ち上がり、残り数十メートルの距離を歩き出す。
そんな2人を守るように俺も歩き、無事ダンジョンから脱出することができた。
「カミトくん!」
「カミトさん!」
帰還したら俺のもとへソラとルーリエさんが駆け寄ってきた。
「メルさんの状態は……?」
「あぁ。気を失ってるだけだ」
「良かったぁ」
俺の言葉にメルさんとルーリエさんが胸を撫で下ろす。
「急いでメルさんを治療するね!2人も私が治療するよ!」
「「あ、ありがとうございます」」
名前の知らない美少女2人にソラが声をかけ、メルさんと一緒に治療する。
「おぉ、一瞬で疲れが吹き飛びました!」
「さすが巷で有名な聖女様です!」
「ありがと~!」
美少女2人からの絶賛に嬉しそうに返事をする。
「メルさんの容態は?」
「魔力の使いすぎだね。時間が経てば目を覚ますと思うよ」
「そうか」
俺は治療をソラに任せてルーリエさんと共に美少女2人へ話しかける。
「えーっと、今回の件でいくつか聞きたいことがあるんだけど……疲れてるなら別の日でもいいよ」
「いえ、メルさんの容態が心配なのでメルさんが目覚めるまで、ここに居ようと思います」
「ウチもメルさんに感謝を伝えたいのでここに居させてほしいです。なので今で問題ありませんよ」
とのことで、俺は2人にいくつか質問をする。
まずは自己紹介を行い、2人のことを知る。
2人は双子の姉妹らしく姉がアルカさんで妹がクルシュさん。
20歳と俺より歳上でB級冒険者とのこと。
アルカさんは紫色の髪をポニーテールに結んでおり、クルシュさんは紫色の髪をツーサイドアップに結んでいる。
双子ということで顔立ちは似ており、2人とも俺の婚約者たちに負けないくらい可愛い。
しかも胸の大きさは2人ともクレア並みの大きさを持っている。
「なるほど。2人は10階層で床にあったトラップに引っかかり、気がついたら25階層にいたのですね」
「はい」
アルカさんたちの話を聞き、仕事モードのルーリエさんがメモを取る。
「また後日、詳しくお聞きさせていただきます。そのトラップに引っかからない対策を取るまではS級ダンジョン『深淵』は攻略禁止としましょう」
「それが良いと思います」
後ほど賢者さんにトラップの発生原因を詳しく聞いてルーリエさんに伝えることにする。
そんな会話をしていると「んん……」との声が聞こえてきた。
「あれ……ここは……?」
「メルさんっ!」
俺たちはソラの太ももで横になっているメルさんのもとへ駆け寄る。
「カミトの姿を見て安心してしまったのね。情けないわ」
「そんなことありませんよ。メルさんのおかげでアルカさんとクルシュさんは無事だったんですから」
そう言ってアルカさんとクルシュさんにバトンタッチする。
「メルさん!ありがとうございました!」
「ウチら、メルさんのおかげで生きて脱出できました!ありがとうございました!」
“ガバっ!”と勢いよく頭を下げる2人。
「2人とも無事で良かったわ」
メルさんも2人に怪我がないことを確認して安堵の表情をする。
「2人が無事だったのはメルさんのおかげです。情けないなんて言わなくていいですよ。俺たちはメルさんの頑張りを知ってますから」
そう言って笑みを見せる。
「っ!そ、そう……なら情けないなんて思わないようにするわ」
メルさんが若干頬を染めつつ素直に受け入れる。
「それと助けに来てくれてありがと。まだ感謝を伝えてなかったから」
「いえいえ。どういたしまして」
そんな会話をした後、メルさんが立ち上がる。
「ソラもありがとう。歩けるくらい回復したわ」
「どういたしまして。あ、魔力が枯渇している状態なので魔力が回復するまではダンジョンに潜らないようにしてくださいね」
「えぇ。安静にしてるわ」
そう言って頷いたメルさんを見て、俺たちは回復したことを確認する。
「ではメルさんも起きたので私はソフィア会長に今の件を話してきます」
「あ、お供するよ!」
「私たちも帰りましょうか」
「だね、家でゆっくり休みたいよ」
とのことで俺たちは帰ることとなる。
「それなら俺も……」
「あ、カミトくんはメルさんと一緒に帰ってきてね!魔力が欠乏してて歩くのもやっとの状態だから!」
「わ、分かった」
俺はメルさんと帰ることとなり、俺たちを置いて皆んなが居なくなる。
その際、「メルさんチャンスです!弱ってるところを上手く利用してください!」とソラさんが言ってたので、意図的にこの環境を作り出したのだろう。
(まぁ、俺もメルさんには伝えたいことがあったから、この状況はありがたい)
そう思い、俺はメルさんの方を向いた。
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