USJ「ウォーターワールド」で事故、迅速かつ適確なオペレーションに賛辞

「マニュアルがあっても、いざという時に実行できなければ意味がありません。トレーニングを行い、普段から対応を確認し、新しい方が入ったら一通り学んでもらいます」

 ネット上には「ウォーターワールドのショーを今までに2回見たが、2回とも中断してしまいクライマックスを知らない」という書き込みがある。トラブルで中断するケースは、頻繁に起こっているのだろうか。

「2回見て2回とも中断というお客様には大変申し訳なく思います。2回連続というのは、確率としては非常に珍しいケースだと思いますが、半分屋外のような状況なので、トラブル以外にも、天候などの影響を受けて中止となることもあります。常に100%実施できるという保証はできないのが実際のところです」

 今回、ケガをしたとみられる女性キャストの安否を気遣う声もあるが、具合はどうなのだろうか。

「詳細はお伝えできませんが、養生しております」

 事故の発生確率を最小限に抑えることは当然として、事故が起きた場合に備え、適切なマニュアルと十分なトレーニングを積んでいることが、今回のトラブル発生によって明らかになったといえる。ショーを最後まで見られなかった観客たちには気の毒な限りではあるが、USJの運営に対する賛辞が続出しているのも納得できるところである。

(文=Business Journal編集部)