皆さんは、甘いものはお好きだろうか? もしくは、炭水化物の類はお好きだろうか?
私は大好きだ。米、麺、うどん等々が好きだ。愛している。私が死んだら炭水化物は棺桶に入れてくれ。ダシも入れてくれ。可能なら、ちょっとおかずもくれ。というかデザートもくれ。
旬のフルーツの果糖こそ、死してなお私が欲するものである。あ、アリにたかられないように棺桶は拭いておいてほしい。
冒頭からなぜこのような炭水化物トークをしているのか。
話が少し逸れるが、この炭水化物に含まれる糖分の量を示す数値が「血糖値」である。この血糖値が、メンタルの保護や安定に役立つ指標であるとご存じの方は、挙手してほしい。私の果糖にまみれたベタベタの手しか上がらない様子が想像できる。
今回は、そんな血糖値とメンタルの結びつきを起点とした、健康ケアのお話をしたい。
これを読んでくれている方々にも、メンタルがズタズタのボロボロになってしまう時があると思う。
今回フォーカスしたいのは、そのズタズタでボロボロな時間における、以下のような原因不明の気持ちに苛(さいな)まれた時である。
・特に嫌なことはないのに、気分が優れない
・何も心配なことはないのに、不安がよぎる
・理由はないがとにかく怖い
さて、ここで落ち着いて考えてみてほしい。
なぜその気持ちに苛まれるのだろう?
まず前提として、人間の頭と体は、理由なしに行動や反応を起こさない。
これは医学や文化人類学などを中心とした、様々な知的観点から証明されつつある事実だ。
この事実を正とするなら、あなたに心配を呼び込み、不安にさせ、恐怖を感じさせる原因が存在することになる。
その原因を無意識に認識しているからこそ、上記のように特に理由はなくともメンタルが落ちてしまうことがあるのだ。
では、その目に見えない原因とは何か。それを考えてみよう。
この時気をつけたいのは、その原因を自身の外部だけに探そうとしないことだ。
分かりやすく言えば、自分のメンタルが荒廃する理由を、環境のせいだけにしないでほしいということ。
嫌いな人、やりたくない仕事、いたくない場所。それらが原因だと勝手に決めつけていないだろうか?
何が言いたいかというと、原因はあなたの内部、さらに言えば肉体にあるかもしれないということだ。