あらゆるスキマ時間で集中学習! 無駄ゼロ独学術

通勤を「人生を変える勉強時間」に変える、7つのポイント

過去の連載をまとめた石動龍氏のビジネス書『意志の力に頼らないすごい独学術』が、大好評発売中!

「間違いノート」を携帯しよう

また、移動中に限らず、何度テキストを繰り返してもなかなか覚えられない論点については、特別な対応をすることが望ましいです。
私は、何回か繰り返してもわからない論点については、「間違いノート」を作り、苦手な部分をまとめて確認できるようにしていました。

具体的には、A4の白紙とボールペンを常にポケットに入れておきます。そして、覚えにくい部分を見つけたら、なるべく簡潔に書き写します。
たとえば、「会社法上の大会社は、最終年度の貸借対照表において、資本金が5億円以上か、負債が200億円以上の会社」のような感じです。自分さえわかれば問題ないので、テキストを繰り返し読むなかで、間違えがちな論点の穴を少しずつふさぐイメージを持つとよいでしょう。

移動時間を有意義にするポイントとして、「常に勉強道具を持っておく」ということが挙げられます。職種にもよるでしょうが、勉強のチャンスになる時間はいつ訪れるかわかりません。そのため、勉強できる道具は常に持っておくべきです。
私が会社員として働いていた時代は、内勤で移動時間はほぼありませんでした。それでも、会議前の待ち時間やエレベーターに乗っている時間など、ほんの少しの空き時間には、間違いノートに目を通し、少しでも勉強するように心がけていました。
社会人受験生は時間の確保が難しく、専業受験生に比べて絶対的に不利です。細かい時間を積み重ねる努力が、合格に近づくことをぜひ覚えておくとよいでしょう。

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プロフィール

石動龍
石動龍

青森県八戸市在住。公認会計士、税理士、司法書士、行政書士。読売新聞社記者などを経て、働きながら独学で司法書士試験、公認会計士試験に合格。石動総合会計法務事務所代表。ドラゴンラーメン(八戸市)元店長、ワイン専門店vin+共同オーナー、十和田子ども食堂ボランティアとしても活動している。趣味はブラジリアン柔術(黒帯)と煮干しラーメンの研究。

著書

意志の力に頼らないすごい独学術

意志の力に頼らないすごい独学術

石動龍 /
キャリアアップ、資格試験、公務員試験、TOEIC、リスキリングなどにおいて、予備...
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