「見た目は綺麗なんですよ、でもどうしても持っていたくないんです」
曰く付きの品を扱う古物店『さやま』に持ち込まれたのは、美しい装飾の施された一つの箱だった。傍目には美しいただの箱、だが問題はその中身にあると箱を持ち込んだ山城武は語る。
「さやま」の店主佐山義時、そして彼の相棒である山野廻はその中身の謎を追う。長い時を経て開かれた箱、その中にはおぞましい真実が隠されていた。
文字数 8,521
最終更新日 2024.10.23
登録日 2024.10.08
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金曜の十八時、アポ無しで突然現れた謎の男。
Aと名乗る男の話を聞くと彼は不動産の営業だと言う。
だが彼は私の疑問には一切答えず、トンチキな話を展開しだした。
話されない契約内容、なぜか始まる私への説教。
寒さに凍える玄関先で、無へと帰った一時間半の激闘がここに。
文字数 6,674
最終更新日 2023.12.23
登録日 2023.12.23
高校生の沢田洋平は、叶えたい夢や、目標を持つことも無くただ過ごすだけの日々を送っていた。
ある時洋平の町で連続殺人事件が発生する、猟奇的な手口から犯人は怪物だという噂まで流れ出した。
そんな中、忘れ物を取りに戻った教室で洋平は神を名乗る一人の少女と出会う。
そして告げられる願いを叶えるための戦い、キリング・タイムの存在。
その参加には、己の願いと贄を捧げる必要がある事を。
洋平は何を願い、何を犠牲にするのか。
この戦いの果てに、掴み取るものとは。
文字数 327,529
最終更新日 2023.10.17
登録日 2021.07.12
巨大都市フリッシュ・トラベルタ。
そこで暮らす、だらしない・めんどくさがり・ヘビースモーカーと三拍子揃ったダメオヤジのバグウェット。
礼儀正しい少年、シギ。
二人が住む事務所の前で倒れていた勝気な少女、リウ。彼女との出会いが二人を厄介事の渦に巻き込んでいく。
文字数 311,703
最終更新日 2023.04.20
登録日 2021.08.05
「持ち主は必ず不幸になる」
曰く付きの品を扱う古物商『さやま』に持ち込まれた黒い仏像にはそんな謂れがあった。
店主の佐山義時と助手の山野廻は、仏像の謎を追って安曇野を訪れる。
そして二人は仏像の謎を追う内に、不可解な現象に巻き込まれていく。
黒い仏像、それに隠れた凄惨な過去とは。
文字数 30,879
最終更新日 2023.03.31
登録日 2023.02.19
幼少期に何度か遊んだ事のある山へ出かけた良太は、うっかり足を滑らせて登山道から落ちてしまう。
直後降り出した雪のせいで、元来た道へ戻る事も難しい。
そんな良太の元へ、薄氷のような女が現れ彼を助ける。
山小屋へ逃げ込んだ彼らは、お互いの事についてポツポツと話を始めた。
静寂に包まれた山小屋で、二人は少しずつ理解を深めていく。
文字数 7,219
最終更新日 2023.01.29
登録日 2023.01.23
両親を殺された恵の前に現れた、ガラス玉のような目をした男。
空野道之と名乗る男は、恵の両親を殺した犯人を知っているという。
そして道之は彼女に真実を語り出した。
「犯人は病人」だと。
文字数 5,958
最終更新日 2022.12.21
登録日 2022.12.21
四字熟語を使うチベットスナギツネのちべすな君。
そして彼の会社の同期である黒猫のノワール君。
そしてその他の仲間たち。
彼らの日常を、少しだけ覗いてみよう。
文字数 3,095
最終更新日 2022.12.16
登録日 2022.12.11
『僕』は病気の『君』が助からないと諦めて逃げ出してしまった。
抱いた罪悪感と思い出は、時間と共に薄れていく。
文字数 2,372
最終更新日 2022.12.03
登録日 2022.12.03
娘の真由を殺された長谷部幸一。
だが彼の目からは流れるはずの涙が流れない。
自分は本当に娘を愛していたのか?
本当に父親だったのか?
その答えが出た時、彼の人生は決まった。
文字数 2,897
最終更新日 2022.11.23
登録日 2022.11.23
ありがとうが中々言えないりょうた君。
お母さんと喧嘩して家を飛び出した彼の元に、喋るハートが現れました。
文字数 1,464
最終更新日 2022.11.21
登録日 2022.11.21
一生懸命働くキツネさん。
けれども他のみんなよりも、仕事がちょっぴり遅いです。
キツネさんは、そんな自分が嫌になってしまいした。
けれど友達のタヌキ君は、キツネさんのいいところをちゃんと見ていました。
文字数 1,427
最終更新日 2022.11.20
登録日 2022.11.20
荒廃した世界を旅する少年は、ある時立ち寄った村で一人の藁の少女と出会う。
今までとは違う、生きた目をした藁の少女。
二人が出会った時、世界の時間が動き出した。
文字数 30,744
最終更新日 2022.11.13
登録日 2022.11.13
『私』はある日、昔の友人に呼び出され彼のアパートを訪ねる事になる。
だが私を出迎えたのは、以前の彼とはとても思えない風体の男だった。
そして彼は動揺する私に語り出す。
かつてのクラスメイト、菊池祥子(きくちしょうこ)の死の真相について。
文字数 7,989
最終更新日 2022.10.23
登録日 2022.10.20