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およそ300年続いた星間戦争も佳境を迎え、敵の首都星へ強襲揚陸を試みる。
装甲兵乗りのアルフェインを乗せた惑星揚陸艦も、その内の一隻であった。
降下してくる揚陸艦隊をかいくぐって惑星脱出を図る敵首脳陣。
敵味方が激しく交錯する中、敵艦が無謀にも本来は宇宙空間でしか運用出来ない航宙ドライブ(空間を曲折し超超長距離を短時間で航行する)を決行!
アルフェインを乗せた揚陸艦も無茶なドライブに巻き込まれてしまい、物質界と異次元の狭間で爆散、消失した。
地上および宇宙空間での移動手段であり格闘・射撃戦闘を可能とする装甲兵(エクステンション・アビリティ略してEA)内で待機していたアルフェインは、とある地に流れ着いていた。・・・と、いうよりも埋没していた。
EAは支障なく機能しており、惑星降下作戦より1日経過していた。
奇跡的に敵惑星に降下出来たのか?いささか無様ではあるが。
外の様子をうかがうべくEAを浮上。
辺りの景色には建造物が見当たらず、僚機はおろか敵機の姿も見当たらず。
!
遠くに人影が見られるが、何やらアーカイブには該当しない生物(馬のような頭をしているくせに、思いっきり人型じゃないか。かぶり物をしている人にしては大き過ぎるぞ!)と交戦中。てか刀一本で装甲兵と変わらぬ長身の生物と渡り合うなんて無茶だ。
しかも、あれは女性ではないか。
文字数 522
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.24
世界GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)の、行き過ぎたIPM(Integrated Pest Management:総合的病害虫・雑草管理)によって、人体に有害とされる農薬の製造及び使用が全面禁止された。
かねてより農作物への農薬の使用量は減少傾向にあったものの、こと住宅における害虫被害は殺虫剤ナシでは対処が難しい。
求められたものは、従来の強力な殺虫剤や農薬に代わるもの。
打開策としてアンチ・ペースト(Anti Pest :通称AP)と呼ばれる極小型ロボットによる害虫駆除が開始された。
木本・伶桜は腕の立つドローン芸人であったが、とある不祥事に巻き込まれて今は芸能活動はおろかレーサー復帰の目処も立たずに日々悶々と暮らしていた。
そんな彼の元へAPを使ってのワプスハンターの仕事が舞い込んできた。
伶桜は迷う事なく、AP"ライオンさん”を駆りスズメバチの巣駆除へと挑む。
更生に励む中、社長(引きこもり女子高生)がネットの裏サイトでヤバい情報を入手する。
"首相襲撃計画”と題されたページには、すでに請け負った形跡が見られた。
見て見ぬフリはできないと主張する社長(引きこもり女子高生)に、伶桜は一歩間違えば世間から批難されぬとも知れぬ身で有りながらも協力を約束する。
伶桜たちに首相襲撃計画を阻止する事はできるのか?
文字数 37,105
最終更新日 2021.11.16
登録日 2020.07.26
フリューネイエス…それは『忘れたものを思い出させる女神様』。
しかし、そんな女神様も今では人々から忘れ去られ、毎日祠に祈りを捧げるのはアムリエッタ・ソイル・シルフハイム。シルフハイム辺境伯家の第三王女ただひとり。
金回りの悪さから、実に90年の歳月を掛けて建造された念願の機巧甲冑“アルミュール”に、彼女はフリューネイエスと名付ける。
巨大生物が棲まう“ガルガンチュアの地”の侵食は止まる事を知らず、やってくる一つ目巨人や獣(オオケモノ)たちの脅威にさらされる中、突然隣国のダノイが侵攻を開始した。
時同じくして大獣の山羊が!そしてその後方にはサイクロプスがガルガンチュアの地からアイロンケイヴ(シルフハイム領国)へと侵入してくる。
否応もなく兵力の分散を余技なくされるシルフハイム軍。
国難が続く中、アムリエッタは決意する。
アルミュール”フリューネイエス”を駆り、この窮地を脱しようと。
"動く城”と称されるアルミュールたちが激突する。
文字数 110,382
最終更新日 2021.11.16
登録日 2020.08.02
人探し、迷いペット探しを専門とする探偵、田中・昌樹の元に奇妙な依頼が舞い込む。
「この匣を3ヶ月間守って欲しい」
依頼主の女性は言った。
クライアントのプライベートに踏み込むつもりは無いが、麻薬などの非合法なモノは預かれない事は承知願いたいし、差し支え無ければ匣に何が入っているのか?教えて欲しい。
依頼主の女性はマサキの問いに答えた。
「この中に、未来の私自身が入っている」
前金の1千万円と成功報酬の5千万円に目がくらんだ訳ではない。
誰がこの匣を狙っているのか?それはいずれ分かると。
匣を開けたらどうなるのか?その時点でこの依頼は失敗に終わるとだけ告げ。
あまりにも情報が少ない依頼ではあるが、マサキは他の人間に任せるのはそれこそ危険と感じ、依頼を受けることにした。
女性は“必ず貴方の力になる”とナゾの銀色の錠剤をマサキに飲ませた。
ここに契約は成立し、マサキは人知を超えた者たちから匣を守る戦いへと投げ出された。
文字数 127,351
最終更新日 2020.07.25
登録日 2018.05.06
遠くフランスの地で行われていた人工ブラックホールの生成実験がもたらしたものは。
それは異世界とを繋ぐ”穴”の出現だった。
"穴”は飛び火するかのごとく、世界のあちこちに出現する。
そして、”穴”の向こう側からやって来る異形の者たち。
彼らは人間を捕食しながらも人類が記憶する生物の概念を完全に無視した存在であった。
もはや彼らとは共存できない。
そこで人類が選択したのは彼らとの全面戦争であった。
彼らに対し、かろうじて強力な火器で対抗できるも、その出現場所は様々で、戦車や装甲車が立ち入れない場所から出現されたら被害は甚大なものとなるのは必至。
政府は厳しい選択を迫られ、やむなく名古屋工科大学で研究が進められていた人工筋肉を流用した特殊車両、険しい山岳地帯でも踏破可能な人型戦闘車両の開発に乗り出す。
ロックキャリバーと名付けられたその車両を何としてでも実用化させるべく、研究員の湊・楓と国防陸上隊士の寝住・岳たちの奮闘が始まる。
文字数 50,046
最終更新日 2020.03.03
登録日 2020.02.09
剣聖と謳われた超が付くほどの剣豪が、一人の剣士によって倒されてしまった。
その噂は瞬く間に大陸全土へと広まる。
さらに、大衆を驚かせたのは、剣士が得物としたものが、何と!船を漕ぐ“櫂”。
その噂も漏れることなく大陸全土へと広まり、剣士という剣士たちがこぞって“板の剣”を獲物とし始める。
斬新かついきなり実績を示したものの、その武器の扱いは未だ確立されていなかった。
17歳を迎えたウルは青雲の志を立てて皇都ソレイユを目指す。
未だ使い方すら分からない板の剣を携えて。
果たして、板の剣は使えるのか?使えないのか?
腕を頭をフル活用して、板の剣を極める道を歩む。
板の剣はカタチを変え、使い方をを変えて、さらなる進化を目指す。
文字数 16,603
最終更新日 2020.01.25
登録日 2019.11.10
空色の髪をなびかせる玉虫色の騎士。
それは王位継承戦に持ち出されたチェスゲームの中で、駒が取られると同事に現れたモンスターをモチーフとしたロボット兵”盤上戦騎”またの名を”ディザスター”と呼ばれる者。
彼ら盤上戦騎たちはレーダーにもカメラにも映らない、さらに人の記憶からもすぐさま消え去ってしまう、もはや反則レベル。
チェスの駒のマスターを望まれた“鈴木くれは”だったが、彼女は戦わずにただ傍観するのみ。
だけど、兵士の駒"ベルタ”のマスターとなり戦場へと赴いたのは、彼女の想い人であり幼馴染みの高砂・飛遊午。
異世界から来た連中のために戦えないくれは。
一方、戦う飛遊午。
ふたりの、それぞれの想いは交錯するのか・・・。
*この作品は、「小説家になろう」でも同時連載しております。
文字数 700,279
最終更新日 2019.10.13
登録日 2018.10.02
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