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ここは夜会。
「殿下、もう婚約破棄しませんか?」
《婚約破棄》この4文字を告げるためにここに来ましたもの。
でなければこんなむさ苦しい夜会なんかに来ませんよ?
あらあらわたくしの口から《婚約破棄》という言葉が出てくるのが不思議なようですね。
みなさん口をポカンと開けており会場は水を打ったかのように静まり返りました。
そしてわたくしが婚約破棄を告げた相手……この国の第二王子であるレイモンド・シーランド様はなぜかわかりませんが悲しげにこちらを見てきます。
あれ?涙目になっていません?
後でいつも懇意にされている令嬢たちに慰めて貰えばいいでしょう。
婚約者から婚約破棄を言い渡されてショックなのでしょうがもう知りませんわ。
別れを告げようとする時、殿下は大声で叫びました。
「なぜだ?どうしてこんなことをする?」
自分のしたことを振り返ればすぐわかりますのに。
だって……愛されないのは嫌なのよ……
*王子に恋をするのもやめた令嬢と拗らせ王子の物語です。
恋愛描写が下手っぴなのでお許しください!
文字数 4,272
最終更新日 2021.08.15
登録日 2021.08.11
マクロン家の子爵令嬢であるレリアナ・マクロンは、ある日、婚約者である第二王子から婚約破棄を告げられた。
理由は「真実の愛を見つけたんだああああ!」ということらしい。
私は笑ってしまった。そして言うのだ。
「ヘェ〜。婚約破棄ですか?いいでしょう。なら慰謝料を頂きますが。」
驚いた顔をする元婚約者とその浮気相手。
あらあら、そんな顔されましても。
そちらに非がございますのだから慰謝料を払うのは当たり前でしょう。
それにこれは法においても認められていることですよ!知らなかっただなんて言わせませんからね!
※思いついたままに執筆したので面白いかどうか。読んでいただけたら嬉しいです。
※設定はかなり緩めで色々と辻褄が合っていないかもしれません。ご了承ください。
文字数 3,082
最終更新日 2021.07.31
登録日 2021.07.31
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