新吉原の老舗妓楼・牡丹楼に住む珠吉は、物心ついたときから妖を見ることができた。そんな珠吉は遊女になる予定もなく、下働きをしながら三本の尻尾を持つ化け猫・茶々丸と暮らしている。ある日、新吉原で遊女が死んだ。三人目だった。その前後では元吉原でも遊女ばかりが五人死んでいる。巷では妖か鬼の仕業ではないかと言われているが……。
文字数 6,879
最終更新日 2024.12.25
登録日 2024.12.19
長い間、戦争をしていたぼくの生まれた国と獣人の国。仲直りの証である獣人の王様のお嫁さんに選ばれたのは、つい十日前までおとーさんが王様だったなんて知らなかった、ほとんど平民のぼくだった。※他サイトにも掲載
[獣人の王様 × 人の国の平民王子 / BL / R18]
文字数 114,463
最終更新日 2024.11.21
登録日 2024.10.21
東の国から両親とともに西の土地に流れ着いたシュエシは、両親亡きあと土地の者たちに育てられていた。土地には昔から娘を領主の花嫁として差し出す習わしがあり、シュエシは娘の身代わりとして領主の屋敷へ向かうことになる。これまで差し出された花嫁は誰一人として姿を見せないため、領主は娘を売り払っているのか、はたまた生贄にしている化け物ではないかという噂があるが――。※他サイトにも掲載
[吸血鬼の領主 × 身代わりの異国人花嫁 / BL / R18]
文字数 110,898
最終更新日 2024.11.20
登録日 2024.10.17
高校卒業と同時に家出同然で都会に出てきた拓巳は、SNSで客を探しては体を売る生活をしていた。ある日、いつもと違う雰囲気の客に買われた拓巳は「きみと長期契約を結びたい」と言われ、あり得ない金額を提示される。さらに客は「きみがずっと探していた人かもしれない」と言うが、その客には秘密があり……。※他サイトにも掲載
[年上セレブα × 家出青年Ω(後天性Ω) / BL / R18]
文字数 95,046
最終更新日 2024.11.19
登録日 2024.10.29
大陸一の美姫と名高い小国ウィンガラードの姫が、御神託の花嫁として神聖国メルタバーナを治める神官王に嫁ぐことが決まった。新雪のような白い肌に闇夜のような黒眼黒髪の姫は、美しく艶やかな唇に笑みを浮かべ「ようやく願いが叶った」とつぶやく――。※他サイトにも掲載
[神官王 × 美しき花嫁(小国の王子) / BL / R18]
文字数 78,890
最終更新日 2024.11.16
登録日 2024.10.27
BLで全年齢の短篇集。SF(少し不思議)だったり妖(あやかし)だったり、その他いろいろ。1話完結、お好みのものをつまみ食いのようにお楽しみいただければ幸いです。他サイトからのんびり転載中。
文字数 101,294
最終更新日 2024.09.19
登録日 2023.09.28
成り上がりの華族である僕の家は、本物の華族になるために由緒正しい不動家との縁続きを望んでいる。そのため家族で唯一のΩである僕は不動家の次男と婚約した。でも、あの人の心には別の人がいる。そう思って結婚を何度も延ばしてきたけれど……。※他サイトにも掲載
[華族の次男α×成り上がり家の末息子Ω / BL / R18]
文字数 33,604
最終更新日 2024.08.26
登録日 2024.08.18
古い港町では、海から帰ってくる霊たちを迎えるために花火で迎え火を焚く。その後は誰もが盆踊りに興じた。漁師やおかみさん、それに子どもたちの声が祭り囃子を盛り上げる。そんな盆の入りに現れるのは此岸と彼岸の狭間か死者たちか、それとも――。※他サイトにも掲載
[港町に住む男 × 美しい男 / 怪談風BL]
文字数 10,108
最終更新日 2024.07.16
登録日 2024.07.16
三人兄弟の末っ子・三春は、小さい頃から幼馴染みでもある二番目の兄の親友に恋をしていた。ある日、片思いのその人が美容師として地元に戻って来たと兄から聞かされた三春。しかもその人に髪を切ってもらうことになって……。幼馴染みたちの日常と恋の物語。※他サイトにも掲載
[兄の親友×末っ子 / BL]
文字数 39,605
最終更新日 2024.06.21
登録日 2024.06.14
魔術学院に通うクーノは小さい頃助けてくれた騎士ザイハムに恋をしている。毎年バレンタインの日にチョコを渡しているものの、ザイハムは「いまだにお礼なんて律儀な子だな」としか思っていない。ザイハムの弟で重度のブラコンでもあるファルスの邪魔を躱しながら、今年は別の想いも胸にチョコを渡そうと考えるクーノだが……。
[名家の騎士×魔術師の卵 / BL]
文字数 13,875
最終更新日 2024.06.02
登録日 2024.06.01
後宮の一つ鳳凰宮の下女として働いていた阿繰は、蛇を捕まえたことで鳳凰宮を追い出されることになった。代わりの職場は同じ後宮の応竜宮で、そこの主は竜の化身だと噂される竜妃だ。ところが応竜宮には侍女一人おらず、出てきたのは自分と同じくらいの少女で……。
文字数 105,688
最終更新日 2024.04.17
登録日 2023.12.19
満月の夜、住宅街を一匹の黒猫が慎重に歩いている。そろりそろりと道を抜け小さな公園にたどり着くと、そこには綺麗なブルーグレーの毛並みをした猫がいた。しかし、ブルーグレーの猫と黒猫には決定的な違いがあって……。
文字数 5,663
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.30
勇者は人間のために魔王と戦う――はるか昔からくり返される魔王と勇者の戦いが始まった。勇者は単独で魔王の城へ乗り込み、聖剣をもって魔王を打ち倒そうとする。一方、魔王は書物でしか読んだことのない現象――“恋”というものを確かめるべく、日々勇者を観察していた。※他サイトにも掲載
[勇者 × 魔王 / BL]
文字数 29,048
最終更新日 2024.03.05
登録日 2024.03.01
『垂れ耳兎は蒼狼の腕の中で花開く』https://www.alphapolis.co.jp/novel/572123593/466816856 と世界観を同じくするスピンオフ作品です。
『花のように』…同族の兎族に劣勢種だと蔑まされている垂れ耳アフィーテのクリュス。長く華街で性を売る華として勤めてきたが、三十歳を前に引退を考え始める。ところが十八歳の若い狼族が客として現れ……。[狼族の若者×華街で働く兎族 / BL / R18]
『狼と猫』…獅子族と猫族の混合種(ミックス)のオリヴィは、ある日旅人らしき狼族のアスミと出会う。その後の流れで空き部屋を貸すことになったオリヴィだが、実は体に秘密を抱えていて……。[狼族×獅子族と猫族の混合種 / BL / R18]
文字数 80,936
最終更新日 2024.02.04
登録日 2023.11.29
僕はどうしてもあれがほしかった。だからお賽銭を貯めて人に化けて、できたばかりの百貨店にやって来た。そうしてお目当てのあれを探していたんだけれど、僕を妖狐だと見破った男に捕まってしまい――。僕を捕まえた人間は祓い屋をしていた。僕はいなり寿司を食べさせてくれる代わりに、双子の狛犬や烏と一緒に使い魔をしている。そうして今日も僕は祓い屋の懐に潜り込んでいなり寿司を買いに……もとい、妖を祓いに行くんだ。
文字数 44,585
最終更新日 2024.01.23
登録日 2023.12.10
旧家に生まれた僕はαでもΩでもなかった。いくら美しい容姿だと言われても、βの僕は何の役にも立たない。ところがΩの姉が病死したことで、姉の許嫁だったαの元へ行くことになった。※他サイトにも掲載
[名家次男のα × 落ちぶれた旧家のβ(→Ω) / BL / R18]
文字数 79,068
最終更新日 2023.12.27
登録日 2023.10.21
兎族の中でも珍しい“垂れ耳”として生まれたリトスは、弟が狼族の花嫁候補に選ばれたことで家を出ようと決意する。劣勢種の自分が近くにいては家族に迷惑をかけてしまいかねないからだ。そう思って新天地の酒場で働き始めたものの、そこでも垂れ耳だと知られると兎族を庇護すべき狼族にまで下卑た悪戯をされてしまう。かつて兎族にされていた行為を思い出したリトスは、いっそのことと性を売る華街に行くことを決意した。ところが華街へ行くために訪れた街で自分を助けてくれた狼族と再会する。さらにとある屋敷で働くことになったリトスは……。仲間から蔑まれて生きてきた兎族と、そんな彼に一目惚れした狼族との物語。※他サイトにも掲載
[狼族の名家子息×兎族ののけ者 / BL / R18]
文字数 120,011
最終更新日 2023.11.27
登録日 2023.10.28
“人間の世界”と“魔族や魔獣が住む世界”の境界の地に住んでいる魔術師・ジルネフィは、人間の子であり弟子であるスティアニーと暮らしている。スティアニーは真面目で勤勉な青年だが、最近少し様子がおかしい。そんなある日、ジルネフィはいつもどおり一緒に寝ようとしていたスティアニーの下肢が少し膨らんでいることに気がついた。自ら手ほどきして自慰を教えるが、それが二人の関係を変えることになり……。※他サイトにも掲載
[美しい魔術師 × 養い子の弟子 / BL / R18]
文字数 94,775
最終更新日 2023.11.10
登録日 2023.10.15
不吉だと言われている黒兎に生まれた兎族の第五王子シィグは「死ぬまでこんな生活だなんて、やってられるか」と、ある目的で敵対する狼族の国へ行くことを決意する。ところが手前にある森のど真ん中で、真っ白な狼族の男がコロンと転がっているところに遭遇した。成り行きで助けることになるが……。※他サイトにも掲載
[白狼×黒兎 / BL / R18]
文字数 19,568
最終更新日 2023.09.06
登録日 2023.08.31
「褒美として、戦利品のΩを将軍に下げ渡す」
将軍アルスーンは、自国が滅ぼした彼の国のΩを下賜された。王に疎まれていると察していたアルスーンは、孕まないと告げられた欠陥Ωのシャオティエン王子を大人しく迎え入れる。伴侶という形を取ったものの、相手が望まないのに肌を合わせることはできないと考えていたアルスーン。ところがシャオティエンから「あなたはわたしの運命です」と告げられたことで状況が変わり始める。※他サイトにも掲載
[α将軍 × 亡国のΩ王子 / BL / R18]
文字数 20,650
最終更新日 2023.07.30
登録日 2023.07.23