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「親父! 俺、冒険にでたい!」
「は? 無理だろ常識的に考えて」
冒険者に憧れる少年タクトは冒険に出たかった。しかし世界の常識が邪魔をする。“男は”冒険者になれない……魔法が使えないからだ。女だけが魔法を使える。それが十五年生きて知った常識だった。
ある時、夢を否定され意気消沈するタクトの前に一人の老婆が現れる。老婆は自分の事を“魔女”と言った。
「お前さんに魔法を使わせてやろう」
魔女の言葉にタクトは半信半疑だったが、村に帰った時それは確信に変わった。
「お前はもう息子ではない! 今すぐ村を出て行け!」
村の全員が豹変し両親でさえタクトを憎み、侮蔑する。魔女から与えられた力は普通の魔法ではなかったのだ。『敵視《ヘイト》を自身に向ける魔法』。使えば周りは敵だらけになる。
両親から憎まれ、村を追放されたタクトは一人決意する。「最強の魔術師になって、馬鹿にしてきた奴らを見返してやるッ!」
これは、与えられた特異な魔法を武器に、世界でたった一人の“男の魔術師”を目指した少年の物語。
文字数 163,652
最終更新日 2021.05.05
登録日 2021.04.08
24歳、彼氏なし、一般OLとして社会の歯車として働くミカは、趣味のレンタルビデオ屋で不思議なDVDと出会う。
『神様、レンタルします。』そう書かれたDVDに、心惹かれた私は早速レンタルして見てみると、突如目の前に白髭を携えたおっさん神様が現れた。
『8日間、我の代わりに神様をするのじゃ』
面倒くさがり&超ポジティブなOLが、神の力で迷える子羊の運命を決めていく。
ギャグコメディ神さま代行の物語。
文字数 23,789
最終更新日 2021.02.22
登録日 2021.02.22
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