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リョーホは冴えない帰宅部の高校生。取柄といえば、全世界で有名なハンティングゲーム『シンビオワールド』をそれなりに極めたことぐらいだった。
平穏な日々を送っていたある日、目が覚めたらリョーホはドラゴンに食われかけていた。謎の女性に助けられた後、リョーホは狩人のエトロと出会い、自分が異世界転移したことに気づく。
そこは『シンビオワールド』と同じく、ドラゴンが闊歩し、毒素に対抗するために菌糸を兼ね備えた人類が生きる異世界だった。
リョーホは過酷な異世界から日本へ帰るべく、狩人となってドラゴンとの戦いに身を投じていく。なんの能力も持たないと思われていたリョーホだったが、実は本人も知らぬうちにとてつもない秘密を抱えていた。
文字数 1,088,636
最終更新日 2024.09.19
登録日 2022.11.26
「貴方は人を殺したことがありますか?」
字良雪花は、目の前の男に対して淡々と問いかけた。その男は彩葉丹空門という名のミステリー作家であると同時に、躊躇いなく人を殺せる犯罪者でもあった。
彩葉丹は絶対に自ら手を汚さず、証拠も残さない。彼の犯罪を示唆するのは、彼がデビュー当初から連載している蛍雪シリーズのみ。
字良は殺された両親の仇を討つために彩葉丹の担当編集者として接近した。本当に彼が犯人なのか、それとも別の黒幕がいるのか。字良は彩葉丹の完全犯罪の真相へ迫る。
しかし、彩葉丹の周囲では殺人事件が絶えず、二人は次第に不可解な事件に巻き込まれていく。
呪われた作家と、その作家に殺意を抱く編集者。
愛憎入り乱れる二人の背後に、巨大な影が迫り来る。
※不定期更新です。
文字数 84,962
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.01
遺構士のルナは、ダンジョン攻略のため地図を作るのが仕事だった。ある時いきなり冒険者パーティーから追い出されてしまい、ルナは一人になってしまう。
だが、ルナの追放には理由があった。
パーティーリーダーであるルシフェンは、ルナを追放したその日に涙ながらに叫ぶ。
「あいつ絶対実力隠してるよ!!!」
大事な仲間であるルナを、こんなパーティーにずっと置いておくわけにはいかない。この追放劇は、そう思ったリーダーの苦肉の策だったのだ。
しかし、ルナ一人で生きていけるのか心配になったルシフェンたちは、その後こっそりと彼女を見守ることにした。そして早速、追放されたルナにちょっかいを出す輩が現れたが、事態は思わぬ方向へ転がっていき──。
追放されたシリアス少女と、泣き虫リーダー率いるパーティーとの仲直りコメディ、開幕。
文字数 29,587
最終更新日 2024.01.10
登録日 2024.01.08
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