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人形師の楚寂柑は、戦続きで荒れた都から落ち延びてきた楽士の雷春応を訪ねる。寂柑の作った人形の歌を子供騙しと切り捨てる春応に、寂柑は悩みながらもある出会いをもとに最高傑作の人形を作り上げる。その歌声は春応のみならず多くの人を驚かせた。
文字数 9,549
最終更新日 2019.11.22
登録日 2019.11.20
聖都市の奥、山の上には物語を食べる竜が住む。即位したばかりの法王は、竜に物語を捧げる儀式を行うために吟遊詩人を探していた。しかし、法王の前に現れた吟遊詩人のルルカは「陛下は、ご自身で物語をおつくりになりたいのではないですか?」と法王自ら竜に物語を捧げることを勧める。この上なく優れた吟遊詩人であるはずのルルカは、何故詩人としては素人同然の法王に物語を勧めるのか?
文字数 9,988
最終更新日 2019.11.18
登録日 2019.11.16
鱗持つ亡国の姫君パティシスは、辺境を治める王子テオドアのもとに戦利品として迎え入れられる。「他の褒美は何一ついらない」とまで断言したテオドアがどんな男かと思えば、「蛇は大丈夫」などととぼけるだけでなく、何のためにパティシスを望んだのかすらなかなか明らかにしない。パティシスはテオドアを知るために視察に同行するが……。
文字数 10,182
最終更新日 2019.11.15
登録日 2019.11.12
大帝国との戦に敗れ、和親の証として公主香詠をめとることになった狼の王ルイグン。
香詠は様々な知恵をもってルイグンに仕え、彼を支えようとするが、彼女には秘密があった。
「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
文字数 39,129
最終更新日 2018.06.11
登録日 2018.05.26
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