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春、中学1年生の恵梨は登校中、車に轢かれそうになったところを転校生・咲也(さくや)に突き飛ばされて助けられる。
実は咲也は花が絶滅した魔法界に花を甦らせるため、人の心に咲く花を集めに人間界にやってきた、「フラワーキャッチャー」だった。
けれど助けられたときに、咲也の力は恵梨に移ってしまった。
これからは恵梨が咲也の代わりに、人の心の花を集めることが使命だと告げられる。
恵梨は魔法のペンダントを預けられ、戸惑いながらもフラワーキャッチャーとしてがんばりはじめる。
お目付け役のハチドリ・ブルーベルと、ケンカしつつも共に行動しながら。
クラスメートの女子・真希は、恵梨の親友だったものの、なぜか小学4年生のあるときから恵梨に冷たくなった。さらには、咲也と親しげな恵梨をライバル視する。
合唱祭のピアノ伴奏に決まった恵梨の友人・奏子(そうこ)は、飼い猫が死んだ悲しみからピアノが弾けなくなってしまって……。
児童向けのドキワクな現代ファンタジーを、お楽しみいただけたら♪
文字数 65,939
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.07.26
ユーリ、11歳の誕生日の夜。
ミミズクがはこんできた、科学者だった亡き祖母からの手紙には「ミモザの丘のブルースターの、カルシャという星読みをたずねなさい」とある。
翌日、ミモザの丘を目ざしたユーリ。
ブルースターという占いカフェで最初にユーリが出会ったのは、カルシャの妹のサーシャだった。
サーシャはユーリに冷たく応対する。姉のカルシャを取られてしまったような寂しさからだった。
カルシャはユーリを快く迎え、星読みにしか読み解けない『星読みの書』を見せてくれる。
しかし、ユーリにはちゃんと読める。
ユーリは星読みとして、生まれついたのだった。
『星読みの書』をもとに、星を見るときの基本を教わるユーリ。
ある日、サーシャにせがまれ、『星読みの書』を勝手に開いてしまった。
中からは小さな星が現れ、ガーデンへと飛びだしてしまい……。
ひとりの少女と、彼女をとりまく人たちとの、星と愛情のストーリー。
文字数 56,614
最終更新日 2024.07.23
登録日 2024.07.16
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