『天音院桜杏雅幸命』神の名とその力を持つ、桜琴は自分の力のことも知らずに人間社会で普通に生きてきたが、三年前から自身の周りで起き始めた奇妙な出来事により心を閉ざしていた。ある晩、黒い狼と結界師の長に出会い、一生に一度の大恋愛をして運命が大きく変わり始める。本来の心の強さと神としての力も徐々に取り戻していく。一方でその力を悪用しようとする神も現れて、まだ完全に自分の力をうまく使えない桜琴はどうやって乗り越えていくのか? さらに桜琴の中にはもう一人のさくらこもいて……。
※R18は保険でつけています。
文字数 82,325
最終更新日 2024.11.16
登録日 2024.10.29