1
狂気の王が犯した冒涜の行為により闇に沈んだダファネア王国。 紺碧の王都は闇の王に取り憑かれ漆黒の死都と化した。 それを救わんと立ち上がったのは、運命の旅路をともにする四人。 たった一人残された王の血脈たるミアレ姫。王国の命運は姫の一身にかかっている。 それを守るブルクット族の戦士カラゲル。稲妻の刺青の者。この者には大きな運命が待っている。 過去にとらわれた祭司ユーグは悔恨の道を歩む。神々の沈黙は不可解で残酷なものだ。 そして、空を映して底知れぬ青き瞳を持つ鷲使いの娘クラン。伝説のイーグル・アイ。精霊と渡り合う者。 聖地に身を潜める精霊と龍とは旅の一行に加護を与えるであろうか。これこそ物語の鍵となる。 果てしない草原に木霊するシャーマンの朗唱。それは抗いがたい運命を暗示するいにしえの言葉。 不死の呪いを受けた闇の道化。死霊魔法に侵される宿命の女。これもまた神々の計画なのか。 転がり始めた運命の物語はその円環を閉じるまで、その奔流を押しとどめることはできない。 鷲よ! 鷲よ! 我らの旅を導け! 陽光みなぎる青空の彼方、地の果ての国へと! -------------------------------------------- 本作は、危機に陥った王国を救うため旅の仲間が各地を遍歴するシリアス系長編ハイファンタジーです。(ドラクエ的なストーリー・ただしゲーム小説ではありません) 作中、人名などに、相馬 拓也氏 著「鷲使いの民族誌」を参考にしましたが、鷲使いについて本格的な描写があるわけではありません。 そこのところは期待しないでください。あくまで、エンタメ系の剣と魔法のファンタジーです。 戦闘シーンでは若干、流血描写などあります。そこまで怖い感じではないと思いますが苦手な方はご注意ください。 完結までかなりかかると思われます。気長にお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
24h.ポイント 342pt
小説 3,672 位 / 190,606件 ファンタジー 599 位 / 44,050件
文字数 54,769 最終更新日 2024.09.19 登録日 2024.09.10
1