ペンのひと.

神々は憂えていた。とどまるところを知らぬ異世界転生の乱発は、いつか世界に深刻な事態をもたらす、と。──そして時は現代、ついに、ここ日本で異変が起こる。全国各地で、謎の人種が出現。それは、思春期に「異世界キャラ属性」を覚醒させる少年少女。魔王、はたまたゴブリンなどの異世界風な容姿と、各キャラ属性に応じたスキルを持つ奇妙な異端児──、まるで異世界から転生してきたみたいな中高生たち。ほどなく、女子も男子も彼らはこう呼ばれるのだった。「転生徒」と。 これは、そんな転生徒たちの、日常と異世界をまたにかけた、涙あり笑いありハーレムあり異能バトルありな青春ラブコメ現代ファンタジー。そして、この素晴らしき世界の存亡をかけた、異セカイ系ライトノベル。 なお、主人公は白骨化した長髪に、ドロリと腐った白目をむいた、どこにでもいる高校１年生男子。 骨と皮ばかりの呪われた体を持つハズレ属性──、「亡者」属性の転生徒である。 そんなさえないアンデッドの少年が、進学早々とある聖剣使いの転生徒美少女ヒロインと出会い、いま新たな世界が動きだす。