すき家、なぜ店内に従業員いるのに営業休止…ワンオペ禁止の徹底ぶりが話題

「すき家では深夜0時から翌9時までは複数勤務体制を確立しています。上記時間帯において、欠勤などのやむを得ない事情により複数勤務体制がとれない場合は一時閉店としています。それ以外の時間帯(お昼や夜のピーク時間帯などの繁忙時間は除く)においては、入客数の予測に基づき1人勤務体制での営業を行う場合もございます」

 外食チェーン関係者はいう。

「とにかく今は外食業界も人手不足が深刻なので、深夜から早朝の時間帯に毎日2人の店員を確保するというのはかなり大変です。ごく一部のエリアの店舗を除けば、深夜にものすごく多くのお客さんが来るという状況は考えにくく、2人体制で店を運営するというのは、その時間帯だけで見れば採算は合わないと考えられます。将来的には24時間営業の廃止という動きが出てくる可能性もあるでしょうし、防犯という面でもそのほうが望ましいといえるかもしれません。一方で、深夜や早朝に働く人も一定数おり、資金力のある大手チェーンがそういった人々に食事をとれる場を提供するというのも社会的に意義のあることなので、難しい問題です」

(文=Business Journal編集部)