このレポートをめぐっては、X社自身がXでバズる法則を公開しているとして、SNS上では以下のように多くの声が寄せられ話題を呼んでいる。
<これ、本当に教科書にしていいレベル>
<Twitter公式がお金貰わずに出していい資料じゃない>
<Twitterでバズりたい人、これだけ読んで実践すれば良さそう>
デジタルマーケティング会社プロデューサーはいう。
「個人的には、フォロワー数とバズりの相関関係はそれほど強くはないという点などは意外だった。マーケティングやSNS活用の担当者などがこれまで『なんとなく、そうなんじゃないか』と感じていたことをデータに基づいてわかりやすく整理してくれたという印象で、非常に参考になるのは事実。ただ、参考にはなるものの、この法則をきちんと守ればバズらせることができるのかといえば、そういうものではない。例えば、『熱量』の16分類は、どんなツイートもこのうちのどれかには該当するだろうし、『熱量伝播』の6分類も、要は『人間の興味を引くもの』と一言でまとめられる。拡散されやすいカテゴリーが『インセンティブ』『漫画』『アニメ』なのも、普段からXのトレンドランキングを見ていればわかること。企業の広報・マーケティング担当者としては、このレポートで書かれている基本を意識した上で、プラスアルファでどれだけ他の投稿に競り勝てる要素を盛り込むことができるかが重要となってくる」
EC企業の運営担当者はいう。
「発表されたのが1年近く前で、レポート内には調査期間が19年1月~20年8月という記述もみられ、かなり前のデータも含まれている。加えて、Xへの変更で仕様やレギュレーションが大きく変わっているともいわれるが、どのようなツイートがバズりやすいのかという観点に限れば、このレポートで書かれた内容の大筋は今も変わっていないと感じる」
(文=Business Journal編集部)