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「仕事にメリハリをつけよう」とよく聞きますが、仕事にメリハリをつけられず、いつも疲弊している人とは、どんな人なのでしょうか?
例えば、自称完璧主義の人や責任感が強すぎる人は、本人は完璧に仕事をこなしたいと頑張っているのですが、完璧を目指すあまり自分の限界を超えてしまい、仕事が終わらずにたまっていったり、疲労が蓄積してミスが増えたりしてしまいます。
仕事と休憩のオンオフが曖昧になることで、心身ともに疲弊して、結果として成果を上げることができず、周りからの評価が下がっていきます。
また、自己愛が強い人もメリハリをつけにくいことが多いです。自意識過剰になって自分の実力を高く見積もりすぎて、いつまでたっても抱えている仕事に納得できず、時間ばかりが過ぎてしまいます。自分への周りからの評価が気になって、仕事の目標を見失ってしまうこともあります。自分を冷静に評価して行動に区切りをつけるのは、大事なことなのです。
メリハリやオンオフの区別をつけないと、つねにダラダラと行動する、あるいはつねに頑張り続けて疲労してしまい、それで能率が下がれば、「仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまいます。
重要な仕事も任せてもらえなくなるし、一度そういった状況に陥ると、再びモチベーションを上げて挽回を目指すのは難しいです。時間もかかります。なにより、心身共にしんどいと思います。
与えられた仕事が終らなくて自宅に持ち帰ったり、不要な残業をしたり、仕事とプライベートの境界が曖昧になっていると感じる人は要注意です。
では、どうすればメリハリをつけられるか?
まずは職場の人間関係を見直してみるのはどうでしょうか。いつも一緒にいる人も自分と同じように、メリハリがない人だと感じることはありませんか? 朱に交われば赤くなるといいます。周りもこうだから……と悪い習慣に合わせることが当然になれば、なかなか自分を変えることはできません。プライベートの友人関係ならともかく、仕事ではダラダラとする人との付き合いに、少し線を引いてもいいのではないでしょうか。
誰かをお手本にしてみるのもいいと思います。職場に「この人のようにメリハリをつけた仕事をしたい」と思う理想の人がいたら、行動や考え方を真似してみてください。ダイエットで太った人の食事を参考にするより、痩せている人の食事を参考にしたほうが効果的なのと一緒です。
真似することで今までの自分の食生活との違いや、太る原因がわかるように、自分が仕事にメリハリをつけられない理由がわかるかもしれません。
いきなりすべてを変えようとするのは大変です。できるだけ簡単で、すぐにできることから試して、少しずつでも今の自分の行動を変えていくのがいいと思います。
会社での「人事」とは、組織の人材管理に関する業務のことをいいますが、一般的な関心としてパッと浮かぶのは、昇進や降格、人事異動などでしょうか。ときどき、そういった「社内人事の行方」をやたらとかぎまわる人がいます。辞令が出る日を待てばわかることなのに、我先にと知りたがって行動する人は、なぜそのようなことをしてしまうのでしょうか?