ですが最近では、チャットならではのメリットに苦しむ人が増えています。
例えば、時間や場所に関係なく、いつでもコミュニケーションが取れるからこそ、どこにいても、何をしていても気が休まりません。
リアルタイムでやり取りできるからこそ、すぐにリアクションしなければいけないと責任を感じることもあります。
気軽に連絡し合えるからこそ、自分も何か反応しなければとプレッシャーを感じることもあります。
厄介なのは、チャットツールが当たり前になっているからこそ、自分が感じている不満を周囲に打ち明けにくいことです。
勇気を出して打ち明けたところで、「それくらい」「みんなやってる」「どこも一緒」「我慢すべき」と否定的な意見が返ってくることも多いです。
そんなことを言われてしまうと、ますます辛くなってしまいますよね。
実際のところ、チャットにおける絶対的なルールというものは存在しません。
即レスすべきだという人もいれば、1時間以内に返信すればいいという人、その日のうちに返せば十分だという人までさまざまです。緊急なら電話すればいいのだから、すぐに返事がなくても気にならないという人もいます。
もしも、会社内でチャットツールのルールが明確化されていないのであれば、マイルールをつくっておくことをおすすめします。
「自分への質問なら1時間以内に返信、それ以外は今日中に返せばOK」「既読しても、即レスしなくてOK」など、マイルールをつくっておくことで、すぐに返事をしなければというプレッシャーが和らぐからです。
会社にいる以上、チャットツールを使わないわけにもいかない……という人がほとんどなのではと思います。
「こうするべき」にとらわれすぎず、自分に無理のない使い方を見つけてみてくださいね。