みんな表立っては言わないけれど、実は誰もが心の中で思っていることを、勇気を出して表現してみます。
頭がいい人かどうかは、その人の話し方でわかってしまう。
誰もが、頭が悪いと思われるよりも頭がいいと思われたいはずです。では、頭がいいと思われるような人は、どのような特徴があるのでしょうか。
頭のいい人は、ズバリ、「あるコトバ」を頻繁に使っています。詳しくお話しする前に、まずは次の会話をご覧ください。Bさんの発言に注目です。
Aさん スキルアップのために、何が重要だと思いますか?
Bさん 最近、英語を勉強しているのですが、仕事が忙しくてあまり勉強時間がとれていなくて……。でも英語力向上には「質」が重要だと思うので、できるだけ集中して勉強するようにしています。あと、やっぱり「量」も大事だと思うので、どちらも大事、みたいな、そんな感じです!
どうでしょうか?
言いたいことはなんとなくわかるものの、「Bさんは頭がいい人だ」とは思わなかったのではないでしょうか。むしろ「あまり賢くないな」と感じられたかもしれません。
誰かと話していて、
「なんだか要領を得ない話だな」
「ちょっと何を言っているかわからないな」
「この話、さっきの話とどうつながるんだろう?」
と感じると、これらの印象はすぐに「この人はあまり賢くないな」に変換されてしまいます。
先の会話は、その典型例です。
前述のとおり、誰もが「頭がいい人」と思われたいはず。それは口にすることはなくても、確実に存在する根源的な欲求です。そうであれば、あなたが知りたいことは「頭のいい人がしている話し方」となるでしょう。
ここで重要なのは、ビジネススキルの文脈においては「頭がいい人」と「成果を出す人」は同義であるということです。
頭がいいけれど成果が出ていない。成果が出ているけれど頭は悪い。ごくわずかな例外はあるかもしれませんが、あまり考えられません。
記事冒頭の主張に加えてもう1つ、表立っては言われないけれど、実は誰もが心の中で思っていることを表現してみます。
ビジネスにおいては、成果とは頭のよさである。
ビジネスパーソンなら誰もが「頭がいい人」と思われたい理由は、この1行ですべて説明がつくと思います。
では「頭がいい人」とはどんな話し方をしているのか。私の答えは、「数学コトバ」を使って話している、となります。
「数学コトバ」は私の造語であり、ビジネス数学教育家として活動してきたこの十数年の中核を担う表現でもあります。
簡単に説明しましょう。「数学コトバ」とは、