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――さて、現在は6連戦がずっと続くスケジュールの中、苦戦を強いられています。後半戦が始まる際の全体ミーティングでは「夏場に向けて覚悟はしておけ」と、かなり強いメッセージを伝えていました。改めて、現在考えていることを教えてください。
髙津 僕の気持ちは常に一緒で、「みんなで戦いたい」といつも思っています。コロナ禍から選手たちも戻ってきてはいるけれど、現在、「最高の状態で戦えているか?」と問われれば、決してそうではありません。現時点はもちろん、ペナントレースの最後まで、みんなが最高の状態でいられるように注視すること。それが僕の仕事です。本当にみんなが万全で、他球団とガッツリぶつかり合える状態で、8月を乗り切り、9月を迎えたい。そんな思いが強いです。
――快調に飛ばしてきた7月前半を経て、コロナ禍に揺れて始まった後半戦。まさに、山あり、谷ありといった状態が続いていますが、「最後にハッピーエンドになるのなら、途中はいろいろドラマがあった方が感動も大きくなる」というのは、あまりにも部外者的な楽観的すぎる考えでしょうか(笑)。
髙津 やっている立場からすれば、できれば谷はない方がいいですよね(笑)。ただ、間違いなく、これからひと山、ふた山、ひと谷、ふた谷はあるでしょうね。先ほどのコロナの話ではないけれど、そこはいろいろなことを想定して、僕自身も覚悟を決めて試合に臨んでいきますよ。「夏場に向けて覚悟はしておけ」というのは、そういう意味も含んでいます。
――まさに、前回の言葉にあった「苦しいときでも、何とかしていくスワローズ」の本領発揮ですね。
髙津 これも繰り返しになりますけど、ファンの方にはワクワクドキドキする試合をお見せすることを約束します。その上で、きちんと結果を出す。毎週6連戦が続いて、相手チームからはエース級をぶつけられ、なかなかうまくいかないこともあるかと思います。けれども、その中でも苦しみながらも、何とかしていくスワローズ。その姿を楽しみに応燕してほしいと思います。